キャラクター・ガイド / モス・アイズリーの酒場

シェイダ・デュカル Shada D'ukal

種族:
人間
出身:
エンブレン
職業:
ミストリル・シャドウ・ガード
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Shada D'ukal

シェイダ・デュカルは皇帝による新秩序の全盛期にマンダ・デュリンの一団に参加していたミストリル・シャドウ・ガードである。彼女のチームは秘密裏にハマートン計画の遂行を依頼されたが、計画は頓挫し、マンダは殺害されてしまう。シェイダとキャロリー・デュリンはなんとかハマートンの奪回に成功するが、強奪したストライク級クルーザーでタトゥイーンへ緊急着陸することを余儀なくされるのだった。

素性を隠すため、シェイダはモス・アイズリーの酒場でブレア・トニカの姿を装っていたが、数奇なことにそこには3時間前まで本物のブレアがいた。このことはモス・アイズリー刑務所の看守であるリージュ・ウィンワードの注意を引くことになる。彼はシェイダを野放しにしていたが、彼女からハマートンを奪い取ることを諦めてはいなかった。しかし、彼女はついにこの兵器部品をタトゥイーンから運び出すことに成功し、無事同盟軍の元に届けることができたのである。

その後、彼女は密輸業者マジクのボディガードとなり、彼を守るために研ぎ澄まされた剣の技とナイフのような爪を使っていた。ミストリル社会もマジクの組織の成長がエンブレンに富をもたらすことを期待しており、シェイダが彼に雇われることを認めていたのである。しかし、マジクの組織はミストリル社会の期待を裏切る結果に終わる。ミストリルはシェイダをエンブレンに連れ戻して別の任務を与えようと考え、彼女を捕らえるためにキャロリーを派遣した。だが、シェイダはキャロリーの説得を拒み、奮闘を開始する。ついに彼女はキャロリーを打ち負かし、マジクとミストリルの双方から逃れたのだった。

やがて彼女は自分の戦士としての能力を新共和国に捧げようと考え、レイア・オーガナ・ソロとの接触を試みた。彼女は幾度となく彼女を呼び出したが、すべて転送されるだけだった。シェイダは仕方なくオロウッド・タワーで開かれたレイアとタロン・カードの秘密の会合に忍び込む。しかし彼女に与えられた任務はカードの部下として働き、ジョージ・カーダスの隠れ家を見つけるというものだった。そしてついにエクソクロンでカーダスを見つけたシェイダは、彼からエンブレンの歴史について聞かされる。カーダスは彼女に2枚のデータカードを差し出し、手土産にどちらか一方だけを提供すると申し出た。片方にはエンブレンを滅ぼした傭兵たちの名前が記されており、もう片方には別の貴重な情報が入っているというのだ。シェイダは復讐を放棄し、2枚目のカードを受け取った。そこにはスローン大提督の復活を偽装していたフリム、元ロイヤル・ガードのクローン、グロディン・ティアス少佐、そしてモフ・ディズラに関する経歴が記されていたのである。シェイダとカードはペレオン提督と接触し、3人の陰謀を阻止するためにこの情報を役立てたのだった。

カーマス事変が解決し、新共和国と帝国との間に平和的な関係が築かれると、シェイダはカードが両国間での情報交換のために設立した新しい情報機関のエージェントとして働くことになった。彼女はカードの忠実な部下であり続け、ユージャン・ヴォングによるヤヴィン4への攻撃からジェダイ訓練生たちを救出する作戦でもカードに同行している。

キャロリー・デュリン Karoly D'ulin

種族:
人間
出身:
エンブレン
職業:
ミストリル・シャドウ・ガード
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Karoly D'ulin

キャロリー・デュリンは女性戦士たちからなる神秘的な戦闘集団、ミストリル・シャドウ・ガードの一員である。ヤヴィンの戦いの直前、ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービがハン・ソロと出会ったとき、彼女は友人であり同僚でもあったシェイダ・デュカルと共に、モス・アイズリーの酒場にいた。2人はハマートン・プロトタイプを輸送する任務のなかでタトゥイーンを訪れていたが、ストームトルーパーの待ち伏せに遭遇してしまったのである。

盗み出したハマートン・モジュールを運び出すため、貨物船を雇おうとしていたキャロリーとシェイダは、素性を隠すべくトニカ姉妹に変装する。キャロリーはセニ・トニカに、シェイダはブレア・トニカへと姿を変えたのだった。だが、この変装によって、2人は反乱同盟軍の工作員、リージュ・ウィンワードが解放される前に、パーク大佐によって一時的に逮捕されてしまう。しかし、その後の誰がハマートンの情報を得たのかという口論の間に、ミストリルたちはスーパーレーザーの部品を運ぶための貨物船を盗み出すことができた。一方で、ウィンワードも彼女たちのアストロメク・ドロイド、D4と、この兵器の技術リードアウトを持ち出すことができたのだった。

ハマートン奪還の任務の間、シェイダはキャロリーについて、有能ではあるがいくぶん経験不足だと考えていた。しかし、そのおよそ20年後、キャロリーはベテラン戦士へと成長しており、エンブランのイレヴン・エルダーズはミストリルとマジクとの関係を絶つきっかけを作るべくシェイダを連れ戻そうと考え、彼女をボルコラッシュへと派遣したのだった。だが、シェイダは逃走し、キャロリーは彼女を追って残存帝国軍の首都バスティオンへとたどり着く。彼女はそこで旧敵であるキャヴリルフ海賊団のゾシップ船長と敵対するため、帝国軍のグロディン・ティアス少佐と手を組んだのである。

その後、キャロリーはミストリルと残存帝国軍との同盟関係について議論するため、イレヴン・エルダーズのリーダー、パロマ・ダシマを伴って、ヤガ・マイナーを訪れた。しかし、モフ・ディズラの陰謀が暴かれ、偽のスローン大提督の正体がペテン師のフリムであることが明らかになると、彼女はリーダーと共にエンブレンへと帰還したのである。

カル・ヌカイ Kal Nkai

種族:
アルコーナ
出身:
コーナ
職業:
水分農夫
性別:
身長:
1.65メートル
愛機:
不明

Kal Nkai

アルコーナの本来の出身惑星であるコーナで生まれたカル・ヌカイは、気がつくとモス・アイズリーの酒場に入り浸り、他の放浪者たちと自分の不幸を共有していた。常連客たちから「ゴールドアイ」と呼ばれる彼は、人間の標準でいうと16歳という、彼の種族としても若い世代の一員だが、既に一生分の苦痛を経験しているのだ。

彼のグランド・ネストと隣接するもう1つのネストとの間で争われた、長期にわたる血なまぐさい水分戦争のさなか、カル・ヌカイの家族は我が家を捨てて放浪の旅に出ることを余儀なくされた。命を支える水さやを求めて、彼らはより安全な土地を探さなければならなかったのだ。ヌカイの父カル・ムポンは、同族間の戦争は種族にとっての共通の敵である干ばつとの戦いに割く時間を浪費するだけであり、無意味な努力でしかないと確信していた。だが、現実には道を誤った努力の結果に戦争の疲労が加わり、更なる渇きを招いただけだった。そのため、彼らは長年暮らしたネストを捨て、戦いに見舞われない安住の地を求めて旅立ったのである。

当時、まだ幼い子供だったカル・ヌカイは、無害な植物と有毒な植物との違いを理解しておらず、すべてを両親の判断に頼っていた。植物の防衛本能を試す役割は主として父が担当していたが、彼の幅広い経験をもってさえ、荒野で発見した未知の生態系には謎が多かった。この惑星には遊離水が極めて少なく、植物でさえ、それを守るために創造的かつ、ときには致命的な方法で戦っている。ある種は、刺激を受けると無臭性の神経ガスを発散させるのだ。ヌカイがその恐ろしい植物の傍らで父の死体を発見したのは、彼が行方不明になってから1週間以上経った後のことだった。

水の蓄えもなく、新しい環境で生活する経験にも乏しいヌカイとその母は、ムポンを失ったことに絶望した。だが、ヌカイは近くに外界人たちによる鉱山植民地があることを聞き及び、輸入された水と引き換えに彼らのために働こうと決意する。彼らも荷物運びとしてヌカイを雇うことに同意し、その直後から、彼は一日中配達の仕事に取り込んだのだった。

彼が運んでいる荷物が、コーナで違法な麻薬とされている食塩を満載したものだったことが判明したのは、そのすぐ後のことだった。しかし、ヌカイは母の生活も背負っていたため、何も知らない振りを続けていた。だがすぐに、荷箱や植民地のオフィスで見つかった残留物が皮膚を通じて彼の体内へと浸透し、ヌカイを食塩の誘惑へと駆り立てる。こうして彼は自らすすんで食塩を求めるようになったのだ。

実物を目の前にした彼は、さらに多くの食塩を摂取し続け、同時に常用を否定し続けた。実際に、それが仕事や収入の妨げにならない限りは、特に問題にはならなかったのだ。しかし、ついに採鉱船がこれまでに蓄えた鉱物を持って帰還し、通貨と交換しなければならないときがきた。採鉱者たちは塩水に覆われた驚くべき故郷の話でヌカイを惑わせ、彼の心を駆り立てる。彼は母と短い議論を交わすが、その内容はすべて、自分が故郷を離れることによる利益を捏造し、強調したものでしかなかった。最終的に母はヌカイとの別れを望むことになる。

銀河系を横断する旅は長く、取引きのための一時停止や途中下車も多かった。ヌカイが母の死の知らせを受けたのは、タトゥイーンで停泊中のことである。最愛の母を失った悲しみから無気力状態となった彼は、船からモス・アイズリーの酒場へと突き動かされ、4日間ほぼ連続で通い詰めていた。植民船の乗員たちは、次の停泊地もあると主張し、力づくでヌカイを船に連れ戻そうとするが、彼はもはや動ける状態ではなかった。彼はその場から動くこともできず、コーナに帰るつもりもまったくなかったのだ。こうして、船は仕方なく2週間分の食料だけを残し、彼をタトゥイーンに置き去りにして出発したのである。

それ以後、ヌカイは本能的に得意とする労働、すなわち水分農業に従事することを強いられた。アルコーナ特有の熱感知器官と多波長視力によって、彼は多くの農夫たちよりも容易に地下水源を探し出すことができる。だが、彼の目的は成功することではなく、生き残ることだった。彼が手にしたわずかな余剰金は、加工岩塩へと消えていくのである。

ブリンジ&プロボス Bring & Probos

種族:
デュロス
出身:
デュロ
職業:
チャーター
性別:
男 / 女
身長:
1.90メートル / 1.75メートル
愛機:
不明

Bring & Probos

ブリンジとプロボスはデュロ星系を同郷とする仲間であり、仕事の合間にしばしばモス・アイズリーを訪れている。この辺境のみすぼらしい宇宙港は、チャーターを終えた2人が一息つく格好の場所となっているのだ。帝国に仕える2人は、アウター・リムに属する新しい星系のチャートを作成し、帝国軍の採掘基地とコア・ワールドを結ぶ新航路の開設に従事しているのだった。

デュロ深宇宙探査アカデミー校で特訓を受けたブリンジとプロボスは、限られた星間座標からでも優れたナビゲーション能力を発揮することができる。2人とも、3回のジャンプでワイルド・スペースまで到達できることを誇りに思っているが、これもただ自慢する為だけの芸当でしかない。最近の辺境越えの冒険で、2人は3つの死滅した惑星を発見した。これらの惑星には、デュロスたちが使用するハイパードライブ燃料の主資源、ヘリクセルが豊富に埋蔵されていたのだ。遠隔地質探査の結果を見た彼らは、数時間の間、沈黙を保っていた。2人ともこの結果を帝国に報告すべきか、それともこの土地をデュロスのものとして主張するべきか、考えていたのである。デュロスは銀河内乱において政治的に中立の立場にあり、こうした動きは政府をより厳しい立場に追い込むことになるだろう。帝国の監視機構と取引きを行ったり、または帝国を出し抜いたりすることで、うまく立ち回る必要が生じることになる。こうした動きは反乱や、同盟軍傾倒の前兆と見なされる可能性があるのだ。

通常、ブリンジとプロボスは雇い主に対して比類なき忠誠心を示している。事実、モス・アイズリーの酒場でルーク・スカイウォーカーとお尋ね者のドロイドたちを発見したときも、彼らを帝国軍のデザート・サンド部隊へ引き渡そうと考えたほどである。これによって、2人は自らの帝国への献身ぶりを再び示すことができ、ヘリクセルに対する所有権を秘密裏に主張できると考えたのだった。しかし結局のところ、2人がどのような行動に出たかは知る由もない。

ニアド・デューガッド Niad Duegad

種族:
不明
出身:
ヴォドラン
職業:
傭兵
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Niad Duegad

単眼の巨大なナメクジに似たニアド・デューガッドは、惑星ヴォドラン出身の傭兵である。デューガッドの育った文明は、工場における居住惑星化活動によって環境を制御するというものだった。また、彼の種族の生化学的特徴の1つには、大量のアドレナリンを分泌する大きな副腎があり、これによって彼らは短時間限定で、信じられない怪力を出すことができるのだ。

ブランガス・グリー Brangus Glee

種族:
不明
出身:
ドア・ネイムス
職業:
ギャンブラー
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Brangus Glee

ブランガス・グリーは辺境の惑星ドア・ネイムス出身の長身のエイリアンである。彼の種族は手先の器用なことで知られており、同様に高名な旅行者である。グリー自身も名の知れたギャンブラーであり、行く先々の惑星で、カジノやバー、宇宙港に出没している。

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