キャラクター・ガイド / エンドア

ウィケット・ウィストリ・ウォリック Wicket Wystri Warrick

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
0.8メートル
愛機:
なし

Wicket Wystri Warric

レイア姫を最初に発見し、イーウォックの村に連れてきたのがウィケットである。また、彼女の友人たちが捕らえられたとき、彼らを解放してログレイの野蛮な儀式から救おうと熱弁を振るったのも彼だった。実際に、数年間にわたってログレイの暗黒儀礼を目の当たりにしていたウィケットは部族に古くから伝わる魔術的な儀式に対してかなり懐疑的になっていたのである。彼はルーク・スカイウォーカーたちがレイアと同様にやさしい善人だと感じていたが、彼の叫びもチャーパ酋長や村の他のイーウォックたちには届かず、黄金神への貢ぎ物にされたルークたちは自力でこの状況から脱出しなければならなかった。ログレイはそんな彼を背信者としてチャーパ酋長に訴え、雨と太陽を祝福する祭典を含めたあらゆる儀式からウィケットを追放したのである。彼の親友だったティーボがログレイの新しい弟子となったのもその直後のことだった。

孤独な戦士となったウィケットは生活の大部分を我が家でもある森林の探検に費やすようになり、彼が一番好んでいた場所といえば村の真南に位置する空き地だった。彼はそこに帝国軍基地の残骸を利用した樹上家屋を組み立て、森の動物たちと話したり村の子供たちのためのオモチャを作ったりして暮らしていたのである。

しかし、イーウォックたちの平穏な生活は帝国軍の訪問によって恐怖の日々に転じてしまった。本来から争いごとを嫌うイーウォックたちがAT-STや最新鋭戦闘機などの近代兵器を抱えた帝国軍に対抗できるはずがなかったのである。しかし、エンドアの戦いにおいて、ウィケットは賢明で機知に富む戦士であることを示すことができた。森林で育った彼は丘や小峡谷の特性を熟知しており、このことは村の戦士たちがウォーカーを撃退するための多くの罠を巧みに隠すことにも大きく役立ったのである。イーウォックたちは原始的な武器と罠で次々と帝国軍のウォーカーを粉砕し、同盟軍の歴史的大勝利に大きく貢献することができた。

戦いが終わると、ウィケットは戦士たちの指導者に任命され、その祝賀セレモニーではチャーパ酋長や他のイーウォックたちに頼まれたレイアが司会を務めたのである。この日はウィケットの人生において最も幸せな一日だった。

ウィケットの仲間たちは彼の多大な才能と実績を高く評価している。彼は間違いなくチャーパの次の指導者となり得る最有力候補であり、女性のイーウォックたちも彼の心を引き付けるために食べ物や服、武器などの贈り物を捧げているのである。独身のウィケットはなんとか関心から逃れようと努力しているが、女たちは執拗にまとわり付き、彼の自由な時間は確実に減らされているのである。

チャーパ酋長 Chief Chirpa

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
酋長
性別:
身長:
1.0メートル
愛機:
なし

Chief Chirpa

チャーパ酋長は高齢のため多少もうろくしているが、部族の間では大きな信頼を受けている。彼は42シーズンにわたって酋長の座を守り続けており、イーウォックたちは平穏に繁殖した種族としてだけ知られていたが、それは帝国軍の侵略を迎えるまでのことだった。

反乱同盟軍と帝国軍との戦争において、チャーパは彼自身はもちろんのこと歴代の酋長たちさえも抱えたことのない難しい選択に迫られた。チャーパの部族は狩りの腕が立つことで知られていたが戦いを好んでいたわけではなく、このような戦闘に巻き込まれることは彼らの性格と大きく掛け離れていたのである。しかし、イーウォックの多くは情熱的で正義感が強く、信じられる側について戦う覚悟を決めていた。チャーパもこの決定を認めたのである。

ウィケットが最初にレイア姫を村に招き、次いでその友人たちが連れられてきたとき、呪い師のログレイはチャーパに彼らを黄金神への貢ぎ物にしようと進言した。しかし、神が強力な魔法によって奇跡を起こすと、チャーパは自らの過ちに気付いたのである。また、彼は外界から来た者たちの話を聞くことが部族にとって非常に興味深いことになるとも考えていた。

C-3POから聞いた話しはチャーパのいままでの人生において、おそらく最も興奮的で悲劇的な物語だった。すべてを聞き終わった彼は村の長老たちにこの外界者たちを名誉部民として迎え入れようと提案したのである。彼らが正義の側にいることは明白であり、彼らを部族に加えることによって反乱軍の力もイーウォックのものとなったのである。

帝国軍は大量の木々を伐採し、巨大基地を建設することによって狩猟環境を崩壊させてしまった。チャーパがイーウォックに反乱軍と共に帝国軍と戦うことを決意させたのは、このことに依るところも大きかったのである。帝国軍は近代兵器を備えていたが、チャーパたちイーウォックは決して恐れなかった。エンドアの戦いも彼らにとっては難しい狩りに過ぎなかったのである。その後、チャーパは長い危険な戦いだったが大勝利を収めることができたと語ったという。

ログレイ Logray

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
呪い師
性別:
身長:
1.0メートル
愛機:
なし

Logray

イーウォックの呪い師ログレイは仲間から恐れられつつも賞賛を浴びていた。彼は古代儀式の守護者とも呼ばれており、彼の仕事の大部分は古からイーウォック族に伝わる儀礼の伝統を守ることなのである。実際にこのような儀礼の多くは姿を変えずに何世代にもわたって代々受け継がれており、中にはすでに野蛮で馬鹿げた慣習だと思われているものもある。例えば、生け贄を必要とする儀式の価値については実に多くの論争が巻き起こっているが、チャーパ酋長を始めとする長老たちの指示を受けたログレイは若者たちの反対意見をよそに古代儀式を続けていたのである。

ログレイに反対していたイーウォックの1人がウィケットだった。しかし、部族における彼の影響力は非常に小さく、常日頃からログレイに非難されていることもあって村に争いが起こるような事態だけは回避されていた。それでも、ウィケットは暗黒儀式に参加することを拒否し続け、雨と太陽を祝福する祭典を含めた村のあらゆる儀式から追放されていたのである。

実際には、ログレイに挑戦する勇気のあるイーウォックはほとんどおらず、仮にいたとしても部族から厳しく非難され、間違いなく村から追放されてしまっていた。チャーパ酋長も帝国軍との戦いが終わるまで、これらの祭典を続けることを許可していたのである。

しかし、戦いの中でログレイは仲間に本当の姿、すなわち弱い者いじめの卑怯者であることを知られてしまい、後に彼は呪い師の座をパプルーに譲ることとなってしまった。それ以来、イーウォックの古代儀礼は軟化するようになり、伝統は守られながらも生臭い部分は排除されていったのである。

このような冒涜に激怒したログレイは村に呪いをかけ、暗黒儀式を侮辱する者たちの滅亡と崩壊を予言した。すると、イーウォックたちは恐怖に脅え、村は大混乱に陥ったが、これもパプルーが輝かしい一撃を放つまでの数日間のことに過ぎなかった。彼が村に招き入れた黄金の神C-3POが奇跡を起こしてログレイの呪いを払拭したのである。イーウォックたちは当惑気味のドロイドを盛大な歌と踊りで祝福し、すべての浄化が終わったとき、パプルーはログレイの力が永遠に敗れ去ったことを告げたのである。

ログレイは村から追放され、彼の名前は村の思い出の歌に残されているに過ぎない。イーウォックたちにとって、彼はもはや過去の存在なのである。

ティーボ Teebo

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Teebo

ティーボはチャーパ酋長に率いられた部族の長老評議会の一員である。罠に掛かったハン・ソロ将軍の一行を発見した戦闘部隊を率いていたのも彼だった。ティーボは他の多くのイーウォックよりも長身で性格も荒々しく、頭にはチュリの羽で飾った三日月形のガーレックの頭蓋を被っている。

彼は若いころにグランダックの力を借り、部族の村からデュロックを追い出したことがある。その武勇を称えられ、ティーボはログレイの弟子として選ばれた。ティーボは師匠から、音楽、詩、そして星の位置から未来の出来事を知る方法を学んでいる。

パプルー Paploo

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士、呪い師
性別:
身長:
0.96メートル
愛機:
なし

Paploo

パプルーはチャーバ酋長の村で暮らすイーウォックの戦士であり、ウィケットとティーボの親友でもある。毅然とした行動と向こう見ずな勇気で知られるパプルーは、エンドアに潜入した反乱軍の奇襲部隊から敵の目をそらすため、帝国軍のスピーダー・バイクを盗んだことで知られている。彼はシナモン色の体毛に覆われ、頭の中央には滑らかに削った石飾りをつけている。

いつも騒がしく無邪気なパプルーは、叔父であるチャーパ酋長は言うまでもなく、口うるさい母親のボージーをも困らせてばかりいた。彼は子供のころから、友人のウィケットやティーボ、ラターラ、従妹のニーサらと共に、ありとあらゆる災難を経験してきたのである。

歳をとるにつれて次第に落ち着きを見せはじめたパプルーは、イーウォックの呪い師の妖術を学びながら、洞察力を増していった。そして、暗黒魔術に手を染めたログレイがチャーパ酋長によって村を追放されると、彼の後継の呪い師として名乗りをあげることになる。彼の最初の仕事の1つは、ログレイによって掛けられた村への呪いを払い退けることだった。この儀式には黄金の神、C-3POも協力したのである。

リークター Leektar

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
ハング・グライダー

Leektar

リークターは兄カウルキーチと共にレッド・ブッシュ・グローヴでウォックリングの時代を過ごした若きイーウォックである。彼らは後にエンドアの戦いで有名になるブライト・ツリー・ビレッジの南部へ数日間の旅行をしたが、そのとき以来、リークターは兄から教えられた規範に従って生きようと努力することになる。兄のカウルキーチは、何度も森を救った医療と動物たちに精通しており、リークターに欠けている自然環境との親和性を示していた。リークターの魂の木(すべてのイーウォックが誕生と同時に植えられる儀式的な木。イーウォックは死後、この木の枝に生前愛用していたフードを結ばれる)さえも、兄の魂の木の陰で成長していたのである。

リークターは自分の価値を示そうと奮闘していたが、むしろ彼が証明したのは、兄が勝っている分野でも必死に競おうと努力する継続の力だった。彼が自分を示そうとする無鉄砲な試みは、ときとして命の危険を招くことさえもあったのだ。結局、彼がこの破滅の道のりから離れたのは、愛するチェシーと出会ったときのことである。彼女はリークターに、生きていてこそ重要なことがたくさんあると説得したのだった。しかし、彼は愛される夫となり、3人のウォックリングに恵まれた後も、氏族の偉大な一員となることを密かに夢見ていたのである。

1人で利己的になっていたとき、彼は言い伝えにある草の前で、自分の願望について静かな祈りを捧げていた。この草にはイーウォックにとって神聖なリーフ・クイーンが住み着いており、クイーンが祈りを捧げる者に、願いを叶えるための力を与えてくれるというのだ。そして、残酷な運命のひずみによって、この願望は現実のものとなる。雷によって炸裂した恐ろしい炎が、レッド・ブッシュ・グローヴを消滅させたのだ。リークターは恐らく唯一の生存者となった。焼け焦げたカウルキーチの小屋の残骸を見つけたリークターは、死んだイーウォックたちへの最後の儀式を行い、焼け落ちた魂の木の灰を捧げるため、シャーマンのマントを身に着ける。彼はこの大火災に責任を感じており、知らず知らずのうちに解き放ってしまった破壊についての償いを試みたのだった。

その後、孤独なイーウォックは別の村を探す旅に出発する。彼はヤーラブ川に沿って歩き、小さな獲物を捕らえたり、夜行性の猛獣から身を守るため木の中で睡眠をとったりしながら、見知らぬ森の奥深くへと入っていった。

旅の間、リークターは近代的な装甲服を着込み、これまでに見たことがないような武器を装備した外界人たちの存在を発見する。彼は銀河内乱のことなど知る由もなかったが、帝国の脅威はこれだけで十分に認識することができた。彼は帝国軍を注意深く観察し、その数、力、そして奇妙な物体や乗り物など、彼らがエンドアに持ち込んだ道具の威力を記していったのだった。

また、彼は偵察中のイーウォックたちが外界人たちとすれ違うところを目撃した。すると、ストームトルーパーは発砲し、森の中へとイーウォックたちを追跡していった。リークターは弓矢を何本か命中させることで、仲間のイーウォックたちを救出することに成功する。偵察中のイーウォックたちが逃走できたのは、紛れもなくリークターの努力の結果だった。そして、彼らの集落に戻って安心したリークターは、ブライト・ツリー・ビレッジの偵察員になったのだ。

彼は自分の経験した悲劇をチャーパ酋長、ログレイ、その他のブライト・ツリーの長老たちに話した。すると、リークターの無私無欲な行動と外界人たちと戦った経験から、チャーパは彼に極めて稀な名誉長老の称号を授けたのだった。彼の助言はチャーパによって評価され、その洞察力がエンドアの戦いでイーウォックたちの役に立ったのだ。

帝国軍が敗れると、森林は友好的な外界からの訪問者たちに解放され、分散していたイーウォックの集落も併合されていった。そして、リークターは兄のカウルキーチが元気に生きていたことを知る。カウルキーチは大火災と帝国軍による占領を生き延びており、邪悪な存在によって汚された森林を癒すことに専念していたのである。

ウータ Wuta

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
偵察員
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Wuta

イーウォックの探検家であり偵察員でもあるウータはエンドアの森林に潜む凶暴な肉食獣を追跡し、チャーパ酋長の部族を守っている。また、武器や道具の材料となる木の枝を捜すことも彼の重要な日課だった。エンドアで第2デス・スター用のシールド発生装置を建造していた帝国軍の存在を最初に察知したのもウータである。

カザック Kazak

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
偵察員
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Kazak

年老いたカザックはチャーパ酋長の相談役の1人であり、彼によって召集されたイーウォックの長老評議会の一員でもある。また、彼は優れた偵察員としても知られ、第2デス・スター建造の間、エンドアに駐留していた帝国軍守備隊の動きを研究していた。事実、彼の努力はハン・ソロ将軍らによる奇襲作戦に大いに役立ったのだった。

ルーマット Lumat

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
武器職人
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Lumat

年老いたルーマットは彫刻師であり、木を使って様々な武器を作っている。同時に彼自身も熟練した弓矢の使い手だった。また、チャーパ酋長とも親交が深く、長年にわたって彼の良き助言者となっている。

グラック Graak

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Graak

グラックはチャーパ酋長が率いる軍団の狡猾な戦士である。彼は獲物を円陣で包囲し、退路を断つ作戦を常套手段としている。

ロンバ Romba

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Romba

ロンバは部族を守るため、エンドアの戦いで帝国軍のAT-STやストームトルーパーを相手に勇敢に戦ったイーウォックの誇り高き戦士である。

ラビン Rabin

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士、盗賊
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Rabin

チャーパ酋長の部族の一員であるラビンは一匹狼として知られている。彼はエンドアの野生動物を飼いならす術に精通しており、同時に優れたハンターであり、盗賊でもあった。

ウォロック Warok

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
ハング・グライダー

Warok

ウォロックは妻のバッチーラ、息子のティーボ、娘のマラーニと共に森林衛星エンドアで暮らすイーウォックの勇猛な戦士である。彼はブライト・ツリー・ビレッジに住むイーウォックの中でも、最高のハング・グライダー・パイロットの1人だった。

2人の子供たちがまだ幼かったころ、デュロックのヴァルガーの指揮する一隊が巨大な怪物を使ってマラーニを誘拐するという事件が起こった。ウォロクはイーウォックの一隊を率いて娘を救出に向かうことになる。やがて、彼らはアルゴという名のデュロックと遭遇し、ウォロックはアルゴが食べようとしていたランタン・バードを助けるが、このとき彼は偶発的にアルゴを殺害してしまった。その後、彼らはついにヴァルガーの一味を発見し、彼らが不在の間にヴァルガーがブライト・ツリー・ビレッジの子供たちを誘拐したことを知るのだった。ウォロックはデュロックへの攻撃を指揮し、彼らを撃退すると、子供たちを救助したのである。

そして数年後、ウォロックは他の多くのイーウォックたちと共に反乱軍を支援し、エンドアの戦いで帝国軍を打ち破ることになる。

ニペット Nippett

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
なし
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Nippett

ニペットは森林衛星エンドアに暮らすイーウォックの赤ん坊(ウォックリング)である。彼女はルーマットとゼフィーの子供であり、ラターラとウィリーの妹だった。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/