キャラクター・ガイド / エンドア

シンデル・トワニ Cindel Towani

種族:
人間
出身:
不明
職業:
ジャーナリスト
性別:
身長:
1.3メートル(幼少時)
愛機:
不明

Cindel Towani

エンドアの戦いの数年前、当時5歳だった幼い少女シンデル・トワニは、父ジェレミット、母カタリーン、兄メイスと共に、一家4人で宇宙旅行へと出発した。だが、トワニ一家を乗せたスター・クルーザーは深宇宙で大破してしまい、彼らは森林衛星エンドアへの不時着を余儀なくされる。これがシンデルの恐怖と冒険に満ちた人生の始まりだった。一家は森に放り出され、大人たちはこの未開の星で文明を探すという無謀な冒険へ出かけることになる。一方、決して宇宙船を離れるなと言われていた子供たちも好奇心には勝てず、2人で森林の探索を開始するのだった。やがて、ジェレミットとカタリーンは諦めて宇宙船へと戻るが、そこは既に無人であり、2人は必死に子供たちの名前を叫び続けた。だが不幸にも、彼らの声はエンドアを徘徊する巨大な怪物ゴラックスの注意をひきつけてしまう。シンデルの両親はゴラックスがペットとして飼っている獰猛な生物ボア=ウルフに捕まってしまい、その後、ゴラックスの住む洞窟へと連れ去られたのだった。

両親と離れ離れになったシンデルとメイスは森で食料を捜し回っていたが、やがてシンデルは疲労のため病気で倒れてしまう。だが、2人はイーウォックのディージに助けられ、彼らの村へと招かれた。その後、シンデルはディージの妻ショードゥがエンドア特有の草で作った薬の力によってなんとか元気を取り戻し、ディージの陽気な末息子ウィケットと仲良くなる。彼女はウィケットと遊びながら簡単なベイシックを覚えさせたりもしたのだった。

そしてある晩、短気なメイスは妹を説得し、イーウォックたちを残して2人でこっそりと両親を捜しに出かけることになる。そして、彼らは危険な夜の森林を何時間にもわたって探索し、ついにはボラ(ボア=ウルフの別名)に捕まってしまうのだった。だが翌朝、兄妹を探していたディージが槍でボア=ウルフを退治してくれたため、2人は再び救助される。このときボア=ウルフの死骸から、メイスとシンデルはジェレミットとカタリーンのライフ・モニタを発見し、ようやく両親がゴラックスに捕らえられていることを突き止めたのだった。彼らはイーウォックたちに助けを求め、ディージたちも一度は絶望的な状況に困惑するが、ついには2人への協力を約束する。その後、子供たちを助けるため、ディージとその息子たちはイーウォックの呪い師ログレイに助言を求めた。そして、ログレイが幻灯機を通して2人の両親がまだ生きていることを確認すると、ディージはゴラックスの住む洞窟へ向けた救助隊を組織する。また、ログレイは救助隊の各メンバーに、探索に必要になるであろう様々な道具を提供し、幼いシンデルは決して燃焼しない魔法のピュア・ライト・キャンドルを与えられたのだった。

イーウォックと人間の混成救助隊がエンドアを横断する冒険へと出発する。シンデルとウィケットもプルガ・ホースに跨ってゴラックスの洞窟を目指すが、やがて馬も恐怖に怯えて森へと逃走してしまう。しかし、イーウォックのきこりであり伝説の戦士でもあるチュカ=トロックがこの臆病な獣たちをうまく手懐けたため、一行はついに洞窟のある山へと到着することができた。ここでウィケットとシンデルは洞窟の入り口付近に留まり、大人たちとメイスが奥へと侵入していく。そして、シンデルは魔法のキャンドルからウィスティの女王イザリナを召還し、この魔法の妖精はゴラックスの注意を逸らしてくれた。このときメイスとイーウォックたちは勇気を奮い立たせ、仲間を失いながらもゴラックスを倒したのである。ジェレミットとカタリーンも無事に解放されたのだった。

その後も数ヶ月の間、トワニ一家はイーウォックたちと平和に暮らしていた。だがその平和も、ある日突然に起こった悲劇によって打ち砕かれてしまう。シンデルとウィケットが森の外からイーウォックたちの村へと戻ると、マローダーと呼ばれる長身のエイリアン(彼らも数年前にエンドアに不時着し、この星を出られなくなった難民たちである)たちによって村が襲撃を受けていたのだ。シンデルは目の前で母と兄を惨殺されるが、そのショックもつかの間、必死にその場を逃れて父を捜しに行く。しかし、ジェレミットを先に見つけたのはマローダーの首領テラクと、邪悪な魔女シャラルだった。ジェレミットは娘に逃げろと叫び、自分も何とかこの惨劇を逃れようとするが、無残にも殺されてしまう。マローダーたちはトワニ一家が宇宙船を動かすのに必要となる、神秘的な魔力のような力を持っていると誤解していたのだ。そしてテラクは、多くのイーウォックたちを奴隷として平原にある古い砦へと連れ去っていったのである。

その後、シンデルが生存者として逃走していることを知ったテラクは、部下のシャラルに彼女を捕らえるよう命じる。一方、シンデルはウィケットと共にエンドアの自然の脅威に立ち向かい、ある日、森の中でティークと呼ばれる奇妙な生物と遭遇した。その後、2人は彼の主人であるノアという名の老人の家へ招かれ、彼もまた数年前に乗っていた宇宙船が故障し、エンドアに不時着した人間だったことを聞かされる。こうしてシンデルとウィケットはノアと友人になり、彼に守られて平和な日々を過ごすのだった。だが、ついにはシャラルの変身能力に騙され、シンデルもテラクの砦に捕らえられてしまう。そこでテラクは彼女に、トワニ一家のシャトルから奪ったパワー・クリスタルの使用法を尋問するが、シンデルには何のことか理解できなかった。そのため、彼女はテラクの城の地下牢に拘留されることになるのだった。

その後、ノア、ティーク、ウィケットが、シンデルと他の捕らわれたイーウォックたちを救出するためマローダーの砦へと忍び込む。そして、彼らは囚人たちを解放すると、マローダーの追跡を辛うじて振り切り、森林へと逃走した。そこには何十年も前に不時着したノアの宇宙船が隠されているのだ。ノアはシンデルが取り戻したトワニ家のパワー・クリスタルを使って宇宙船の武器にエネルギーを充填し、テラクとその軍勢を払いのける。こうして両者は激しい戦いを繰り広げるが、テラクはシンデルを捕まえると、彼女の命と引き換えにパワー・クリスタルを渡すよう要求するのだった。だが、最終的にこの危機を救ったのはウィケットである。彼の投げた石がテラクのネックレスに付けられたシャラルの魔法の指輪に命中し、そこから放たれた生命の炎がマローダーたちを焼き焦がしたのだ。こうしてマローダーの脅威は去り、ノアの修理によって、宇宙船もいつでも飛び立つ準備が整っていた。その後、シンデルは涙を流しながら親友ウィケットに再会を約束し、ノアと共にエンドアから文明社会へと旅立ったのである。

そして数年後、立派な女性に成長したシンデルは、首都惑星コルサントで理想主義に燃えるジャーナリストとして活躍し、ライフ・モニターと呼ばれるニュース・サービスの配信を行っていた。そしてイェヴェサ危機の最中、彼女は新共和国情報部のハイラム・ドレイソン提督との接触に成功し、イェヴェサによるポルナイ侵攻から逃れた唯一の生存者、プラット・マラーの肉声を記録したテープを入手する。このテープにはイェヴェサの脅威とクアノッチ星団で起こっている大虐殺に関する衝撃的な証言が収められていたのだ。このテープが公表されたことによって、ポルナイは新共和国市民と元老院の同情を得ることに成功し、やがて事態は新共和国とイェヴェサとの戦争へと発展することになる。だが、これもすべて、ドレイソンの仕組んだシナリオに他ならなかった。

メイス・トワニ Mace Towani

種族:
人間
出身:
不明
職業:
不明
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Mace Towani

シンデルの兄メイス・トワニは、ジェレミットとカタリーンの間に生まれた強い意志を持つ長男である。トワニ一家は家族旅行中に不慮の事故でシャトルが故障し、森林衛星エンドアへの不時着を余儀なくされたのだった。そして助けを求めて付近の捜索へ向かうとき、ジェレミットとカタリーンは子供たちにシャトルに留まっているよう言いつける。だが、反抗癖のある14歳のメイスにとって、見知らぬ森林の探索は我慢できない魅力であり、彼は幼いシンデルを連れて探検に出かけることになる。やがてシャトルに戻った両親は、愛する子供たちが危険な場所へ行ってしまったことに怯えるのだった。さらに、メイスとシンデルを捜し求めるジェレミットとカタリーンの叫び声は、エンドアに原住する巨人、邪悪なゴラックスの注意をひきつけてしまう。ゴラックスは無力な人間を捕まえると、彼らを寝ぐらのある山へと連れて行くのだった。

両親がいなくなっていることに気づいたメイスは、後悔の念に打ち負かされた。彼はもっと素直な子になると自分に言い聞かせ、これまで両親に反抗してきたときのことを悔む。これまでのメイスは気性が荒く、妹を守ろうとする衝動が激しかったが、この見知らぬ森林衛星で熱に犯されたシンデルを守るため、彼はさらに強くなる必要があることを自覚するのだった。すると、3人のイーウォックが森林でトワニ家のスペース・クルーザーを発見し、調査を開始する。彼らが病弱なシンデルと好戦的なメイスを発見すると、メイスはブラスターでイーウォックたちを追い払おうとした。だが、イーウォックたちはメイスを打ち負かし、彼らを村へ連れて行くため、メイスを縛る。やがて村に到着すると、イーウォックのディージとその妻ショードゥが、熱にうなされる少女に薬草で調合した薬を与えてくれた。そして翌日には、シンデルは元通りの元気な姿に戻ったのである。

メイスはイーウォックの助けに感謝していたが、同時に彼らの能力や知性に疑いも抱いていた。彼は両親の捜索を決意し、夜中にシンデルを連れて密かに村を出る。だが、彼らは獰猛なボア=ウルフに襲われ、再びイーウォックたちに助けられるのだった。イーウォックたちはボラ(ボア=ウルフのこと)を仕留め、それらが革袋をつけていることに気づいた。これは、このボラたちが飼いならされたものであること、そしてその主人が明らかにゴラックスであることを意味しており、袋の中にはジェレミットとカタリーンが持っていたライフ・モニタが入っていた。2人の両親がゴラックスに捕らえられていることを知ったイーウォックたちは、一様に絶望する。だが、彼らはトワニ兄妹の両親を救助すべく探索隊を募り、遠い山へと旅立つことを決意するのだった。

イーウォックの呪い師ログレイは、冒険者1人1人に旅の助けとなるであろう特別な品物を手渡した。メイスが受け取ったものは、滑らかな石である。だが、彼は意味不明な贈り物に困惑し、出発する前にそれを捨ててしまうのだった。さらにメイスはブラスターと震動斧を装備し、準備万端だと自覚する。一方、シンデルの親友となったウィケットは、メイスが石を投げ捨てたところを見ており、念のためそれを密かに拾っていたのだった。

捜索隊はエンドアの片田舎を経て遠征を続けていた。だが、メイスの衝動は一行に迷惑を掛け続けることになる。彼は木の中に寄生する小動物から節穴へと誘惑され、危うく犠牲になるところだった。より小さな可愛い生物を偽装するためにカモフラージュされた舌を使う生物が、メイスを節穴に誘い、そこで彼の腕をもぎ取ろうとしたのだ。イーウォックたちは謎の捕食者からメイスを助け、また、彼が不思議な力に捕らえられ、水中に引き込まれて神秘的な湖に閉じ込められたときにも彼を救出している。こうした出来事によって、メイスはイーウォックとの同盟関係を尊重するようになるのだった。

やがて捜索隊はゴラックスの洞窟がある山に到着するが、彼らは中に入る方法を発見できずにいた。入り口を開ける文字通りの鍵は、メイスが捨てた石の中にあったのだ。幸運にもウィケットはまだそれを持っていた。石を割ると、中から矢じり型の天然磁石が現われ、それが磁力で壁面の穴に吸い寄せられるのだった。洞窟内に侵入したイーウォックたちはゴラックスを倒すことに成功するが、それは決して容易なことではなかった。彼らは仲間の1人であり、メイスもその勇敢さを賞賛する木こりのチュカ=トロックを失ってしまったのだ。メイスはゴラックスに致命傷となる打撃を与え、チュカ=トロックの死に報いた。彼は震動斧をゴラックスの首の裏に打ち込み、巨大な怪物を底なしの裂け目へと落下させたのである。メイスとシンデルはついに両親を解放し、イーウォックの村へと戻ることができたのだった。

しかし、悲劇はこれだけで終わらなかった。トワニ一家はその後も数ヶ月の間、宇宙船の修理をしながらイーウォックたちと平和に暮らしていたが、村が突如として現れた恐ろしい戦士団による襲撃を受けたのだ。襲撃者たちの正体は、メイスらと同じようにかつてこの星に不時着して飛び立てなくなった宇宙海賊団、マローダーだった。彼らは宇宙船に燃料を供給するパワー・クリスタルを探していたのである。この攻撃によってシンデルを除くトワニ家の人間たちは皆殺しにされ、メイスも両親と共に無残な最期を遂げたのだった。

ジェレミット・トワニ Jeremitt Towani

種族:
人間
出身:
不明
職業:
不明
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Jeremitt Towani

ジェレミット・トワニは妻カタリーンとの間にメイスとシンデル、2人の子供を持つ良き父親である。平和で幸福だったトワニ一家が突然の不幸に見舞われたのは、家族で出発した宇宙旅行の途中でのことだった。彼らを乗せたシャトルがモッデル・セクター内で損傷を起こし、森林衛星エンドアへの不時着を余儀なくされたのだ。ジェレミットとカタリーンは森の中で巨大なゴラックスに捕らえられ、残された子供たちは両親を救うための冒険をはじめることになる。

その後、2人の子供たちはエンドアに住む勇敢なイーウォックたちの仲間として迎え入れられた。イーウォックは子供たちに助けを求められ、ジェレミットとカタリーンの捜索に協力することを約束する。そして、一行はゴラックスの洞窟を目指す危険な冒険へと旅立つのだった。やがて彼らは仲間を失いながらも凶暴な巨人を倒し、トワニ一家の再会をもたらしたのである。

トワニ一家はその後も数ヶ月の間、イーウォックたちと共に平和に暮らしていた。だが、再び突然の不幸が彼らを襲う。エンドアの岩の荒地帯に住む邪悪なマローダーの一団がイーウォックの村を襲撃し、シンデルを除くトワニ家の人間たちを皆殺しにしたのである。ジェレミットもこの攻撃によって無残にも殺害されたのだった。

ノア・ブライクァロン Noa Briqualon

種族:
人間
出身:
不明
職業:
無職
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Noa Briqualon

かつてのノア・ブライクァロンは、若く無鉄砲なパイロットだった。若いころは中レベルの偵察員として数年間働いていたが、やがて彼は友人のサラク・ウィートと共に仕事を放り出し、夢を求めて宇宙へと飛び立ったのである。

ナブーの戦いのおよそ6年前、彼らはモッデル・セクターの星図を作成するためモンスーラ星雲を航行していたが、このとき最初のトラブルに見舞われ、森林衛星エンドアへの不時着を余儀なくされた。森林で立ち往生した2人は宇宙船を隠し、修理に取り組むことになる。だが、この事故によって大切なクリスタル発振器が壊れてしまい、サラクが代替品を探すべく、森林へと出かけていった。しかし、サラクは何も見つけられず、邪悪なマローダーの一団に捕らえられてしまう。その間、ノアは友人の帰りを延々と待ち続けるが、サラクは二度と姿を現さなかった。有名なクルー・ホーン・ソロプレーヤーとして知られるサラクの父ジミック・ウィートも、行方不明となった息子の捜索のために全財産をつぎ込んだと言われている。

その後、1人になったノアは木をくり抜いて作った小屋で数十年にわたって暮らしていた。既に老人の域に差し掛かった彼は、白い顎鬚を延ばし、鋭い目にメガネを掛け、腹も出ている。服装は青色と茶色のシンプルなローブを好み、彫刻のなされた杖も使うようになった。また、森で知り合ったティークと呼ばれる奇妙な生物とも仲良くなり、ノアはエンドアで自由気ままな楽しい人生を送っていたのだ。しかし、彼は孤独からか、次第に頑固で気難しい老人となり、家族を虐殺された人間の少女シンデル・トワニとイーウォックのウィケットが初めて彼の家を訪れたときも、2人に帰れと怒鳴ったのだった。だが、心の中では彼も子供たちを危険な森に放り出すことはできないと考えており、結局は2人を呼び戻す。ノアはシンデルとウィケットに家で休むようにと勧めたのだった。

ノアはいつの間にかシンデルのボディガードのような存在になっていた。彼はシンデルの話を聞き、マローダーの砦からトワニ家のシャトルのクリスタル発振器を奪回する計画を手伝うことに同意する。シンデルはマローダーに捕まってしまうが、ノア、ティーク、ウィケットは彼女が監禁されている古めかしい砦に忍び込み、何とか発振器と共に彼女を救出することができた。その後、彼らは宇宙船まで逃走し、仲間を集結させると、修理した宇宙船の武器を使ってマローダーに最後の戦いを挑むことになる。こうしてエンドアでの壮絶な戦いが開始され、ノアも杖でマローダーの王テラクの剣による激しい攻撃に必死に立ち向かったのだった。やがてイーウォックたちはテラクと闇の魔女シャラルの軍勢に勝利する。そして戦いの後、クリスタル発振器を起動させたノアは宇宙船を修理し、人間社会に戻るべく、シンデルを連れてエンドアを飛び立った。その後、彼はミッド・リムで引退生活を送るようになり、シンデルはコルサントで働くジャーナリストとなったのである。

ディージ・ウォリック Deej Warrick

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
ハング・グライダー

Deej Warrick

ディージ・ウォリックは誇り高きイーウォックの戦士であり、父親であり、そして伝説的なイーウォックの戦士アーファン・ウォリックの孫でもある。彼は広大なブライト・ツリー・ビレッジに隣接する、森林の大地に造られた小さな家で家族と共に暮らしていた。また、彼は何年にもわたってこの集落に献身的な忠誠を捧げており、ついには村を治める長老評議会の一員として選ばれたのだった。ディージとその妻ショードゥには、3人の息子ウィリー、ウィーチー、ウィケットと、赤ん坊の娘ウィンダがいる。

ディージの息子たちは父親を愛しており、彼を絶対的に正しい存在だと考えている。だが、ディージは息子たちの冒険に日々悩まされており、とりわけウィケットの無謀な行動には気が休まるときもない。そのためディージはしばしば怒りに身を任せることもあり、そのつどショードゥが優しくたしなめては、かつては彼も無謀な若者だったことを思い出させるのだった。

ある日、釣りをしていたディージが特に強い獲物に引かれ、転倒してしまったことがある。このとき彼はロクナの木に生えた鋭利な菌糸によって切り傷を負ったが、血液に毒が混入したことから、意識不明の重体になってしまった。そこで村の呪い師であるログレイが病気の原因を調査し、ディージの息子たちに解毒剤を調合するために必要な成分、ランタン・バードの尻尾、フロスクの卵、そしてダンデライオンの戦士から引き剥がした星型の子株を集めるよう指示したのである。ディージの3人の息子たちは手分けしてこれらの素材を集め、父の命を救うことに成功したのだった。

またある日、ウィーチーとウィリーはエンドアの森林で窮地に立たされていた2人の人間の子供を発見した。ディージと息子たちはその2人の子供、メイス・トワニとシンデル・トワニに力を貸し、邪悪なゴラックスに捕らわれた彼らの両親を救出したのだった。

ショードゥ・ウォリック Shodu Warrick

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
薬草医
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Shodu Warrick

親切な愛すべきショードゥは、ウィーチー、ウィリー、ウィケット、ウィンダの母親であり、そしてイーウォックの戦士ディージの妻である。そして、彼女は熟練した薬草医として知られており、エンドアで採集できる様々な植物から一般的な病気を治療するための薬を調合することができるのだ。ジャングルをさまよっていた人間の子供、メイス・トワニとシンデル・トワニが彼女の小屋を訪れたとき、ショードゥは体調を崩していたシンデルのために薬を調合し、この幼い少女の熱を冷ます助けになったのだった。

ウィーチー・ウォリック Weechee Warrick

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Weechee Warrick

たくましい冒険好きのウィーチーは、イーウォックの戦士ディージ・ウォリックの長男である。青年の域に達したウィーチーはよく弟のウィリーと喧嘩をしているが、既に相手にならないほどに成長していた。また、彼は一番下の弟ウィケットを守らなければならないと感じており、極めて危険な冒険にもついて行きたがる好奇心旺盛な弟を諦めさせることにいつも苦労している。ウィケットはウィーチーに対して、自分が一人前であることを懸命にアピールしているのだ。

ロクナの木に生えた恐ろしい菌糸によってディージが毒に侵されたとき、3人の息子たちはバラバラに別れて解毒剤の調合に必要となる材料を集めることになった。ウィーチーは鋭い歯を持った気性の激しいサラマンダー、フロスクの巣に忍び込み、そこから卵を1つ盗み出すことに成功する。そして、3人の息子たちは必要な材料を呪い師ログレイに渡し、ディージを病から回復させることができたのだった。

その後、ウィーチーは窮地に立たされた2人の人間の子供、メイス・トワニとシンデル・トワニを発見し、父や弟と共に彼らの両親を探すイーウォックの捜索隊に加わった。やがて彼らは邪悪なゴラックスを倒し、2人の両親を助け出したのである。

ウィリー・ウォリック Willy Warrick

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Willy Warrick

イーウォックの間では一般的なニックネーム、ウィリーで呼ばれることが多いウィドルは、ディージ・ウォリックの2番目の息子である。彼はただひたすら食欲を満たすことだけを考えている、ふっくらとしたイーウォックだった。ウィリーは好奇心旺盛だが、機知に乏しいところがあり、そのため他の年少のイーウォックたちからも嘲笑の的にされている。また、彼と兄のウィーチーはしばしば口論を繰り広げ、ときには取っ組み合いの喧嘩になることも多かった。

ウィーチーは競争心旺盛なイーウォックであり、日ごろからよく仲間のイーウォックたちといかだ競争を行っていた。一方で、人の役に立ちたがるウィリーは兄のいかだのパートナーに志願したが、ウィーチーはいかだで渡る曲がりくねった洞窟が弟には恐ろしすぎることを知っていたため、それを拒否したのだった。だが、ウィーチーがレースから帰ってこなかったとき、ウィリーは不思議な宝石の力を借りて兄を探しに出発した。そして彼は暗い洞窟、冷たい水、すべすべした岩に勇敢に立ち向かい、ついに兄を発見したのである。彼は村に戻ったときに宝石が無くなっていることに気づいたが、実はこの宝石こそがウィーチーを救った彼自身の勇気だったのだ。

その後、ウィリーは父や兄弟と共にイーウォックの探索隊に加わり、両親と離れ離れになった2人の人間の子供、メイス・トワニとシンデル・トワニを発見する。後に彼は邪悪なゴラックスを倒す手助けをし、メイスとシンデルの両親を解放することができたのだった。

チュカ=トロック Chukha-Trok

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
戦士、きこり
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Chukha-Trok

チュカ=トロックは森林衛星エンドアで暮らすイーウォックのきこりだが、彼は森に古くから伝わる伝説によって知られた勇敢な戦士でもあった。身長1メートルを超える彼はイーウォックにしては大柄であり、赤茶色の毛皮の下に逞しい筋肉を隠しているのだ。

この屈強のイーウォックは、窮地に立たされたメイス・トワニとシンデル・トワニの両親を捜索するイーウォックの探検隊に加わった。そして出発の前、イーウォックの呪い師ログレイは探検隊の各メンバーに神聖な道具を配ったが、チュカ=トロックが受け取ったものは磨耗した象牙色の牙であり、彼はそれを首の周りに着けた動物の頭蓋骨に繋げたのだった。

残念なことに、チュカ=トロックはトワニ兄妹の両親を捕らえていた怪物ゴラックスとの戦いで勇敢な死を遂げることになる。だが別れ際、石斧の名手だった彼はメイス・トワニに自慢の斧を託したのだった。

カインク Kaink

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
尼僧
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Kaink

カインクは森林衛星エンドアの奥深くで暮らすイーウォックの尼僧である。彼女は魂の木の番人であり、村に伝わる伝説の語り部だった。また、カインクは呪い師ログレイの知人でもあり、森林における神秘的な呪術にも精通している。例えば彼女が常に携帯しているクリスタルの付いた魔法の杖は、必要なときにいつでも神秘的な力のビームを放出し、動物たちを睡眠状態にすることができるのだ。

カインクはゴラックスにさらわれたジェレミット・トワニとカタリーン・トワニを救出するために出発したイーウォックの捜索隊に随行することになる。

ティーク Teek

種族:
ティーク
出身:
エンドア
職業:
無職
性別:
身長:
1.0メートル
愛機:
不明

Teek

ティークは身長1メートルにも満たない、みすぼらしい悪戯好きな生物である。彼は寄り添った黒い目、突き出た前歯、尖った耳、全身を覆う白い毛が特徴的であり、忍び笑いを交えて喋ることが多い。また、ティークは新陳代謝がとても早いため、電光石火の速度で動き回ることができ、走りながらでも難なく他の作業を行うことができる。

彼はただティークと呼ばれているが、実際にはそれは森林衛星エンドアに生息する彼の種族の名称である。彼らは準知的種族として知られており、他の動物の巣やイーウォックの住居から物を盗んで生活している。なかでもティークは光り輝く装飾品を好んで盗み出し、他の種族との間で、それらを同程度の価値のある品物と交換しているのだ。だが、他の多くの生物にとって、ティークが同等と見なす価値観は歪んで見えることが多い。一方、被害にあっているイーウォックたちは彼らを害獣として認識し、嫌っている。なかには彼らを不吉な出来事の前兆であると見なしているイーウォックもおり、彼らはどんな犠牲を払ってでもティークとの遭遇だけは避ようとしているのだ。

ティークは宇宙船が壊れたためエンドアで立ち往生していた偵察員、ノア・ブライクァロンの大の親友であり、森に建てた小屋で一緒に生活を行っていた。そしてある日、彼らは森をさまよっていた人間の少女、シンデル・トワニと知り合い、彼女が邪悪なマローダーに捕らえられると、それを救出するべくイーウォックのウィケットと手を組んだ。やがてノアはエンドアから旅立つことになるが、ティークはディージやウィケットの部族と共に、この衛星に留まることを選ぶのだった。

イザリナ女王 Queen Izrina

種族:
ウィスティ
出身:
エンドア
職業:
女王
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Queen Izrina

エンドアの月に住むイザリナは、白く輝く妖精の民ウィスティの女王である。彼らはひらめく翼を持った輝くコロナとして出現する。この火花のような姿から、彼らは火の民、あるいは羽ばたく炎とも呼ばれているが、彼らの放つ光は生化学的なものであり、決して炎ではないのだ。

かつてエンドアを厳しい干ばつが襲ったとき、イザリナは邪悪なタルガーの魔女モラーグによって捕らえられ、魔法の力で炎の姿に変えられてしまった。その後、種族の仲間のところへ戻ったイザリナは、その呪いを他のウィスティたちに感染させてしまったのである。そして彼らが空を飛ぶことによって恐ろしい山火事が発生し、イーウォックの聖なる魂の木を脅かしたのだった。だが、イーウォックの1人ウィケットはイザリナを水の中に沈めることを思いつき、彼女の呪いを解くことができた。その後、ウィケットとその仲間たちは他のウィスティたちの呪いを解き、呪い師ログレイの調合した魔法の泡によって火災を消し去ることができたのである。

その後、イザリナはイーウォックの冒険隊に加わり、彼らと共に行方不明のジェレミット・トワニとカタリーン・トワニの捜索を行った。この2人の子供たちメイスとシンデルが両親を探していたのだ。また、このときログレイは捜索を助けるであろう特別な道具を探索隊のメンバーに与えており、幼いシンデルは魔法のピュア・ライト・キャンドルによって、火傷を負うことなく、イザリナ女王を召還することができた。彼女はイーウォックがトワニ夫妻を救助するとき、邪悪なゴラックスの注意をひきつけることに役立ったのである。

テラク Terak

種族:
サニーアーサン
出身:
サニーアーサ
職業:
マローダー首領
性別:
身長:
2.3メートル
愛機:
不明

Terak

醜悪な形相をしたテラクは、かつて悪名高き宇宙海賊として知られた種族、マローダーの首領である。だが、エンドアの戦いの数十年前、彼らを乗せた宇宙船はモッデル・セクターを航行中に大破してしまい、森林衛星エンドアに不時着を余儀なくされたのだった。彼らは宇宙船が修理できるようになるまで、この辺境の星から出られなくなってしまったのである。

テラクはマローダーの他のメンバーよりも背が高く、力も強かった。皮膚は緑灰色をしており、鼻のない顔、白い顎鬚と頭髪を生やしている。また、外装は金の装飾を施した長いローブを着ており、大型のナタで武装している。そして、彼は権力の探求に取り付かれており、権力こそが自分の所有する古代の巻物の謎を解く鍵だと考えている。その巻物には宇宙船の設計図が秘められており、テラクは銀河系の星々に恐怖をもたらすべく、新たなる宇宙船を建造してエンドアから脱出することを強く熱望していたのだ。

あるとき、彼はエンドアの森で遭遇した闇の魔女シャラルと同盟を結び、彼女から権力の探求についての助力を求めた。そして、ナブーの戦いのおよそ6年前、ノア・ブライクァロンとサラク・ウィートを乗せた宇宙船が彼らと同じようにエンドアに墜落すると、テラクはサラクを捕らえ、2人の宇宙船とクリスタル発振器の在り処を求めて拷問したのだった。サラクはマローダーに宇宙船を星間移動させる方法を話し、それには「パワー」が必要だと答える。これは銀河系の随所で日常的に使われている技術に過ぎないが、マローダーは原始的な種族であり、サラクの話を理解することができなかった。そのためテラクはクリスタル発振器こそが自分の考える「パワー」そのものであると考えたのである。

その数十年後、テラクはイーウォックの村にあったシャトルをサラクの宇宙船と勘違いし、彼らの村を襲撃する。このとき、テラクはイーウォックたちと暮らしていたトワニ家の人々を殺害し、ついに権力の象徴を手にするが、彼にはその使い方が分からなかった。そこで彼は、トワニ家の唯一の生存者であるシンデルがパワー・クリスタルを開錠する鍵を持っていると確信し、この少女を捕らえるよう命令する。そして、シャラルが変身能力を駆使してシンデルを罠に誘い込み、少女をテラクの前に連行したのだった。しかし、まだ幼い少女に近代テクノロジーのことが分かるはずもなく、マローダーのエンドアからの脱出は失敗に終わってしまう。彼らはやむなくシンデルを拘留し続けるのだった。

その後、ノアの助けを得て脱出したシンデルは、マローダーの砦から発振器を奪回すると、捕らえられていたイーウォックたちの解放にも成功する。それに気づいたテラクはシャラルをワタリガラスに変身させ、シンデルの後を追わせるのだった。しかし、このとき彼はシャラルの忠誠を維持させるため、先の計画に失敗した彼女を投獄し、その間、彼女から魔法の指輪を取り上げていたのである。だが、それが彼にとって命取りとなった。テラクはパワー・クリスタルを巡ってノアと対決するが、このときの戦いで、勇敢なイーウォックの戦士ウィケットが投げた石によって魔法の指輪を破壊されたのだ。指輪から放たれた生命の炎によって、テラクとマローダーは滅ぼされたのである。

ヤヴィッド将軍 General Yavid

種族:
サニーアーサン
出身:
サニーアーサIV
職業:
マローダー将軍
性別:
身長:
1.1メートル
愛機:
不明

General Yavid

森林衛星エンドアで立ち往生して以来、ヤヴィッドは人生の大半をこの月で過ごしているが、彼の家族はサニーアーサIVでは貴族階級の出自だった。しかし、先天的に身長が低かったため、若きヤヴィッドは力によって序列が決定されるサニーアーサンの階級社会の中で、初期の苦難を味わっていた。だが、絶えず踏みにじられてきた反動として、彼は文字通りかつ見た目どおりのサディスティックな性格とヒステリックな気性を発現させ、騒々しい仲間たちの間で尊敬される地位を得たのである。

やがて彼は、種族の中でさえ犯罪者や下層民として扱われている野蛮なマローダーの一員となった。そして、彼らは故郷を追放されることになり、スター・クルーザーをハイジャックして逃走する。マローダーは自分たちを海賊に見立てると、最低限のテクノロジーだけを携え、モッデル・セクターを徘徊した。しかし、彼らはほどなくしてエンドアに墜落し、宇宙船を失ってしまったのである。

原始的な衣装と暴力的な振る舞いに反して、ヤヴィッドは若い頃から軍事的な研究を行っており、その頃に学んだ戦略を駆使できる機敏な実戦向きの司令官だった。彼にはテラクに欠けていた戦術上の理解があったのだ。マローダーの領域を、デュロックやフロッグのような敵の敵による侵略から守っていたのは、テラクの無差別的かつ好戦的な戦略ではなく、ヤヴィッド将軍の戦略だったのである。また、彼はタルガーの魔女、モラーグとの表面的な平和を確保していたが、彼女はその気になればマローダーを一掃することもできたのだ。

種族の大半と同様に、ヤヴィッドは熾烈な戦いを好み、日ごろからマローダーの歩兵たちと共に塹壕に下りていた。彼個人はイーウォックに対する急襲部隊を率いており、ブライト・ツリー・ビレッジのイーウォックや、ノア・ブライクァロンとの最終決戦で、マローダー軍を指揮していたのだ。

やがてテラクが倒され、シャラルがカラスの姿に封じ込まれると、ヤヴィッドはマローダーの王位の座を自分の手に掴もうと考えた。しかし、テラクこそがこの蛮族たちに秩序を与えられる唯一の人物だったことが判明する。テラクなくして彼らの凶暴性を抑制することはできず、攻撃性を外側へ向けることもできなかった。マローダーたちの統制は瓦解し、彼らは互いに激しく争い始めたのである。

シャラル Charal

種族:
人間
出身:
ダソミア
職業:
闇の魔女
性別:
身長:
1.77メートル
愛機:
不明

Charal

邪悪なシャラルは、エンドアの戦いのおよそ100年前、この銀河内乱最後の戦いの舞台となる森林衛星で足止めされたダソミアの闇の魔女の1人である。彼女がダソミアから飛び立ったという事実は、他の魔女たちに極めて大きな驚きをもたらし、その結果、シャラルはかつての仲間たちから死の宣告を受けることになった。だが、彼女はその死の宣告を免れるため、銀河系の辺境に位置するモッデル・セクターまで逃亡し、やがてエンドアにたどり着いたのだった。

彼女はジェダイの学者でさえ十分な説明を与えられないであろう奇異な神秘的なパワーを所有しており、ジェダイや他の仲間の魔女からの捜索を回避するために何十年もの歳月を費やした。その後、シャラルは宇宙船の墜落によってこの衛星を出るに出れなくなっていたサニーアーサン・マローダーと呼ばれるエイリアンの海賊団と遭遇し、彼らの首領テラクと同盟関係を結んだ。欲深いシャラルは、テラクが平原に築いた原始的な砦からこの衛星を支配しようと目論んでいることを知り、彼らの仲間になろうと考えたのだ。

シャラルは長い黒髪を生やし、きつく締まった装甲服を身に付けている。また、彼女はフォースのダークサイドの力を高める魔法の指輪をはめており、その魔力で自分や自分の馬の姿を自由自在に変えることができた。通常、彼女は移動の際に巨大な黒馬に乗るが、特にワタリガラスの姿に化け、森林の上空を飛んで偵察することも好んでいたのだ。

帝国軍がエンドアを発見したとき、マローダーは帝国軍の偵察部隊を捕らえていた。このときシャラルはテラクに気づかれないよう、密かにエンドアから自分だけ逃亡することを画策していたのである。だが、その計画もテラクに知られてしまい、彼の逆鱗に触れることになる。シャラルはしばらくの間、拘留されていたが、やがてマローダーはエンドアから脱出するための「パワー」の獲得に取り付かれた状態となり、シャラルも彼らに協力することを条件に釈放されたのである。

その後、マローダーがトワニ一家の墜落した宇宙船を発見したとき、シャラルは森の中をさまよう少女、シンデル・トワニを発見した。そして、彼女は指輪の魔力を使って美しい金髪の少女へと変身し、シンデルを捕らえたのである。シャラルはシンデルが森に住む老人ノアに向けた歌を歌っているところを耳にしていたが、それは彼女の母がよく聴かせてくれた歌だった。シャラルはこの歌を利用してシンデルを誘拐し、マローダーの宇宙船を修理するために必要なクリスタル発振器の秘密を得るべく、少女をテラクに引き渡したのだった。

その後、シンデルがマローダーの手からクリスタル発振器を盗み出したことが判明すると、テラクは部下たちに装置の奪回を指示し、シャラルにもワタリガラスの姿となって彼女を追跡するよう命じる。だがこのとき、彼はシャラルから魔法の指輪を取り上げていた。テラクはこの闇の魔女が再び自分の支配下から逃れ、やがて裏切ることを危惧しており、彼女が二度と人間の姿に戻れないよう策を講じていたのである。さらに不幸なことに、イーウォックとマローダーとの戦いの中で、指輪はウィケットの投石によって破壊され、テラクと共に滅ぼされてしまう。そしてシャラルもまた、ワタリガラスの姿のまま戦いに敗れ、息絶えたのだった。

ニーサ Kneesaa

種族:
イーウォック
出身:
エンドア
職業:
なし
性別:
身長:
0.75メートル
愛機:
ハング・グライダー

Kneesaa

未開の森林衛星エンドアでの暮らしは、数々の冒険に満ちている。若きイーウォックのプリンセス、ニーサにとっても、冒険は既に人生の一部だった。彼女は親友の1人、ウィケット・W・ウォリックと共に、常に冒険を共有しているのだ。

ニーサの暮らすブライト・ツリー・ビレッジは、この森林衛星の地上から50メートルの高さに生えた、300メートルもの長さの大枝の上に築かれている。彼女はこの村を治めるチャーパ酋長の娘だった。一方で、彼女の実の母親ラ=リーは既に亡くなっており、姉のアーシャも長い間にわたって行方不明となっている。だが、チャーパは人生の晩年に再婚し、ニーサの新しい継母は2人のウォックリング(イーウォックの赤ん坊)、ニペットとウィリーを出産した。そのため、ニーサもよく子守役を頼まれている。

ニーサは他の多くのイーウォックと比べて物事を信じやすい性格だったが、森林にはびこる数多くの危険には常に用心を怠らなかった。事実、彼女は好戦的なデュロックとの小競り合いから、タルガーの魔女である邪悪なモラーグや彼女の翼竜のような巨大なマンティグルーとの戦いまで、数々の危機に遭遇しているのだ。ウィケットや、同じく彼女の男の友人であるティーボやパプルー、女の友人であるラターラやマラーニも、これらの戦いを彼女と共に経験している。

シムーンと呼ばれる大陸からやってきた巨大な緑色のフロッグから森林の古代の木を救う手助けをしたとき、ニーサとウィケットは村の英雄となった。フロッグたちは彼らの支配者の新しい居城を立てるため、古代の木を切り倒そうとしていたのだ。助けを得たニーサとウィケットは、彼らを追い払うことができた。その英雄的行為への褒美として、村の長老評議会は2人の子供を名誉評議員として招き入れたのだった。この肩書きには何の権限もなかったが、それでも2人は十分幸せだったのだ。

ある冬の日、ウィケットはレッド・ゴーストと呼ばれる野蛮な女性イーウォックと遭遇した。彼がニーサにその深紅の毛に覆われた女性について説明すると、彼女はその女性こそが長く行方不明になっている実の姉ではないかと推測する。ニーサがウォックリングの時期を若干過ぎたとき、アーシャは恐ろしいハナダックに捕まってしまったのだ。彼女の母ラ=リーは娘を必死に助けようとし、その間にニーサはなんとか村に逃げ帰り、助けをつれて引き返すことができた。だが、そのとき既にラ=リーは殺されており、アーシャの姿はなかったのである。

ニーサとウィケットは赤毛の女性イーウォックを探す冒険へと出発し、雪の降る夜、ついに彼女を発見する。ニーサの推測通り、その野蛮な女性は彼女の姉アーシャだった。赤毛のイーウォックは、あの後コーリナという虎に似た生物によって拾われ、子供として育てられたのだと説明する。そして、アーシャはデュロックの狩猟隊を排除することができれば、村に戻ってもいいと語った。その後、彼女はそれをやり遂げ、村に戻ると、大喜びの父の腕に抱きしめられたのだった。

ニーサとその兄弟たちの思春期以降の生活については何も知られていない。彼女の父チャーパはその後も42シーズンにわたって酋長を続けたが、既に高齢によりもうろくしていた。おそらくニーサは、その後、生涯の友人であるウィケットと恋に落ち、結ばれることになるだろう。ウィケットは独身時代の大半を彼女と共に過ごしてきたのだ。だが、ニーサには新しい冒険を探すため、エンドア中を旅するという可能性もある。

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