キャラクター・ガイド / グンガン

ジャー・ジャー・ビンクス Jar Jar Binks

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
追放者、将軍、元老院議員
性別:
身長:
1.96メートル
愛機:
カドゥ

Jar Jar Binks

グンガンの孤児だったジャー・ジャーは、20歳のころ海底都市オート・グンガから追い出された追放者である。彼はウェイターとして働いていたが、生まれもっての不器用さで都市の下水システムを破壊し、ヘイブリバーを衝突させてボス・ナスの邸宅を水浸しにし、オート・グンガ動物園のバブル・ゲージを半壊させるなど、数々の不祥事を引き起こした。その結果、彼は他のグンガンたちから危険な存在とみなされ、自給自足の生活をさせるために沼地に追いやられてしまう。ジャー・ジャーは貝類や木に棲むガンボルなどを食べながらなんとか生き長らえたが、通商連合によるナブー侵略が始まるまで、孤独な生活を余儀なくされていた。

しかし、ジャー・ジャーの運命は2人のジェダイとの出会いによって大きく変わることになる。彼はクワイ=ガン・ジンによって通商連合軍の攻撃から救出されると、このジェダイ・マスターにグンガンの伝統である命の借りを誓い、付き従うようになった。そして、彼は戻れば罰を受けさせられるということを知りつつも、オビ=ワンとクワイ=ガンを比較的安全なオート・グンガに連れて行く。クワイ=ガンはジャー・ジャーが「永久追放の法」を破ったために処罰されることを知ると、ボス・ナスにフォースを使い、彼を釈放させたのだった。

その後、多くの冒険を経て、ジャー・ジャーはアミダラ女王とその従者たちと共にナブーへ戻ることになる。彼は女王の依頼で彼らをグンガンの聖なる地へと連れて行くが、そこには通商連合によるオート・グンガへの攻撃から逃れたグンガンたちが集まっていた。ボス・ナスとアミダラ女王はジャー・ジャーの仲介によって同盟を結ぶことになり、ボスは両種族の橋渡しとなった褒美としてジャー・ジャーにグンガン軍の将軍の地位を与える。

新将軍となったジャー・ジャーはグンガンの分遣隊を率いてナブーの戦いに参加した。彼はドロイド軍団の圧倒的な戦力に慌てふためくが、怪我をしたり死んだりしないよう必死に頑張った。そして、天性の不器用さが数々のアクシデントを生み出す一方で、こうした不慮の事故が次々と幸いに転じていく。そしてついに彼はバトル・ドロイド軍団に捕らえられそうになるが、アナキン・スカイウォーカーが司令船を破壊した直後にドロイドたちは動きを止め、九死に一生を得たのである。

そして10年後、ジャー・ジャーはアミダラと共にナブーを代表する元老院議員となり、コルサントに滞在していた。しかし、ドゥークー伯爵の先導する分離主義運動が激化していたとき、何者かによるアミダラの暗殺未遂事件が発生する。同じくナブー出身のパルパティーン最高議長は、安全確保のためアミダラにナブーへ戻るようにと薦め、ジャー・ジャーは彼女が不在の間の代理という大役を任されるのだった。

その後、暗殺未遂事件の背景を探っていたジェダイ・ナイト、オビ=ワン・ケノービは、カミーノで共和国のために作られたという謎のクローン軍を発見する。さらに調査を進めていたケノービはジオノーシスで分離主義勢力の捕虜となってしまい、もはや分離主義勢力と共和国との武力衝突は避けられない状態となるのだった。パルパティーンはカミーノで製造されたクローン軍を共和国軍として活用すべきだという結論に達する。だが、そのためには元老院による採決が必要となり、それには時間が掛かりすぎるのだ。事態を打開するには最高議長に非常時特権を与えるしかなく、そうした大胆な動議を行うにはアミダラのように尊敬された議員の持つカリスマが必要だった。

常に人々の役に立ちたいと願うジャー・ジャーは、自らアミダラの代理として議長に非常時特権を与える動議を行うという大役を買って出る。彼は元老院ホールでこの動議の重要性を説き、議会は全会一致でパルパティーンに絶大な権力を与えるのだった。彼は即座に軍隊の設立を宣言し、このときをもって銀河系はクローン大戦へと突入したのである。平和を愛するジャー・ジャーにとって、これは彼自身の持つ善意の表れでしかなかった。だが、彼の行動が結果として銀河系の歴史を大きく変えることになるのだった。

ボス・ルーゴア・ナス Boss Rugor Nass

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
支配者
性別:
身長:
2.06メートル
愛機:
ヘイブリバー、ファランパセット

Boss Nass

グンガンの偉大なる指導者、ルーゴア・ナスは響き渡る重厚な声と威厳を兼ね備え、ナブーの美しい海底都市オート・グンガからすべてのグンガンを支配している。他の多くのグンガンたちと明らかに身体的特徴が異なる彼は、グンガンのなかでも比較的少数派であるアンクラ族の1人である。このずんぐりしたグンガンの支配者は気が短く怒りっぽいが、勇敢かつ謙虚な者には常に大きな感銘を受けている。

ボス・ナスは若いころから3年に一度開催されるグンガンの戦士祭で優勝し、名声を得ていた。このイベントはグンガンの祭りのなかでも最も体力を消費させる過酷なものとして知られている。

何世代もの昔、ナブーの原住種族だったグンガンと入植者である人間との文化的相違は数々の誤解を生み、両者の間の亀裂となって現在に至っている。ボス・ナスは歴代の支配者がそうだったように、人間たちと隔離された海底都市で孤立主義を貫いていた。人間たちもグンガンを下等な生物と見なしており、両者のお互いに対する無知がこの疎遠な関係を永続させていたのである。

しかし、通商連合によるナブー侵略が現実のものとなると、グンガンの力を必要としたアミダラ女王は彼の前に膝を付き、同盟関係の締結を懇願する。これに感動したナスはアミダラ女王と共に種族間の長い反目を克服し、グンガンとナブーの間に親睦を築き上げたのだった。この協力関係によって、彼らは通商連合の侵略軍を打ち負かすことになる。そしてこの戦いの祝賀パレードで、両者は永遠の平和と協力関係を誓い合ったのである。

ナブーの戦い後、ボス・ナスはオート・グンガを外界人たちに解放することを決定する。さらに、パオンガ湖や周辺野生地帯の生態系を保護するため、ナブーの衛星の1つであるオマー=ダンの植民地化を推進した。これはグンガンの記念すべき最初の宇宙進出計画となり、銀河社会との文化的交流へ向けた大きな一歩となったのである。

ルース・ターパルス隊長 Captain Roos Tarpals

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
オート・グンガ警備隊隊長
性別:
身長:
不明
愛機:
カドゥ

Captain Tarpals

ルース・ターパルスはグンガン軍の最高指揮官にして、オート・グンガ警備隊の隊長である。彼は責任感のある有能でよく訓練された戦士であり、忠実なカドゥに跨っての戦闘を好む。他の多くのグンガン戦士たちと同様に、ターパルスもセスタやアトラートルなど、数多くのグンガン特有の武器に熟達している。彼は平和なときにもオート・グンガ全体をパトロールし、侵入者や盗賊、海のモンスターや他の危険物の警戒を怠らない。

不器用なトラブル・メーカーであるジャー・ジャー・ビンクスの存在は、ターパルスにとって頭痛の種だった。事実、彼が警備隊長に就任した際の最初の任務の1つは、ジャー・ジャーをオート・グンガから追放することだったのだ。その後も彼はジャー・ジャーの監視を続けるが、彼にとってジャー・ジャーは大切な友人でもあった。彼は戻ってきたジャー・ジャーを永久追放の法に基づいて何度も逮捕したが、その度に救済の手を差し伸べていたのもターパルスだったのである。

しかし、皮肉にも通商連合軍との戦いにおいてジャー・ジャーは将軍に任命され、ターパルスにとっては上官になってしまう。それでも彼はジャー・ジャーの招くトラブルによく耐え、必死に戦っていた。

タブラー・シール将軍 General Tobler Ceel

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
グンガンの偉大なる軍隊将軍
性別:
身長:
2.24メートル
愛機:
カドゥ

General Tobler Ceel

タブラー・シール将軍はグンガンの偉大なる軍隊の全軍を指揮し、戦況をボス・ナスに直接報告している。ナブーの戦いのとき、彼はジャー・ジャー・ビンクスを自分と同じ将軍に任命するというボス・ナスの希望に従うことを強いられた。だが、優秀なシールは無能なビンクスに決して真の任務をまわさず、軍隊の士気高揚に努めたのである。

シールとその部下たちは、通商連合のドロイド軍を誘い出し、足止めさせるための攻撃計画を立案した。その間にアミダラ女王率いる小規模な部隊がシードに侵入し、ヌート・ガンレイとルーン・ハーコを捕らえることになっていたのだ。

当初、戦いは膠着状態を保っていたが、ドロイド軍がグンガン軍の強力なシールドの破壊に成功したことで戦況が一変する。この時点でシールは全軍に撤退を命じ、軍の再編成と次の攻撃に希望を託したのだった。ところが、ドロイド軍は掃討作戦を開始し、全面撤退は阻止される。だが、アナキン・スカイウォーカーとブラボー中隊によってニモイディアンのドロイド司令船が破壊されると、ドロイド軍は動作不能に陥り、グンガン軍は救われたのだった。

レプ・ビーン Rep Been

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
グンガン最高評議会員
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Rep Been

グンガンの中でも多数派を占めるオートラ族のレプ・ビーンは、ボス・ナスに仕えるグンガン最高評議会の一員である。彼は古代記録の公式記録員でもあり、グンガンがその歴史全体で使用している秘密の隠れ家に関する詳細な知識を有している。通商連合のバトル・ドロイド部隊がオート・グンガに攻め込んできたとき、彼は秘密の隠れ家への撤退を決定したボス・ナスを強く支持した。

レプ・ティアーズ Rep Teers

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
グンガン最高評議会員
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Rep Teers

レプ・ティアーズはボス・ナスによって任命されたグンガン最高評議会の一員である。彼女はオート・グンガの動力管理責任者であり、自然発生したプラズマを水中都市の生命維持エネルギーに変換する技術者たちと密接な連絡を取りあっている。ボス・ナスが都市の拡張を検討したときも、彼女はそれが可能であることを確認していた。

オーガーラ ”オージー” ジョウィル Augara "Augie" Jowil

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
偉大なる都市楽団団員
性別:
身長:
1.85メートル
愛機:
不明

Augara "Augie" Jowil

銀河系の人々はしばしば忘れがちだが、一般にグンガンは豊富な文化遺産を有する誇り高き種族である。さらに、グンガンには偉大なる軍隊に加え、もう1つの大きな誇りの源、偉大なる都市楽団がある。これはナブー全土の多くの植民地からオート・グンガに集まった、最も優秀な音楽家たちのグループだった。偉大なる都市楽団は、すべてのグンガンにとって重要な意味を持つイベントで演奏を行うが、得てしてその演奏自体がイベント本来の意味よりも深い価値を持ってしまうのだ。

リーダーによる指揮のもと、都市楽団は過去の歴史を未来の世代へと伝えるべく作曲された交響曲形式の叙述的ミュージカル曲を演奏する、グンガンの偉大な歴史の守護者であり、語り手でもある。このような交響曲は、グンガンの口述歴史の重要なパートを形成しているのだ。

ナブーの戦い当時の偉大なる都市楽団のリーダーは、オーガーラ ”オージー” ジョウィルである。リアノーム・スワンプの奇才として知られるオージーは、日ごろから偉大な音楽的才能を見せていた。そして、彼女はビーザー・パートのもとで学ぶべく、両親によってオート・グンガへと送られたのである。ビーザーは年老いたバンドリーダーであり、初代偉大なる軍隊の創設を歴史的に描いた、シンポニカ・クランケン=グランドを作曲したことで有名だった。やがて、ビーザーが引退すると、若輩者にも関わらず、オージーは都市楽団のメンバーから満場一致で新リーダーに選出されたのだった。

彼女は前任者以上に重要な意味のある出来事を歴史に綴りたいと夢見ていたわけではない。しかし、ギャロ山脈の近くにあるグンガンの聖地で、アミダラ女王がボス・ナスの前に現れたとき、すべてが一変することになる。バンドリーダーとしてこの出来事に立ち会ったオージーは、人間がグンガンの前にひれ伏し、謙虚に尊敬の念を表したことに衝撃を受けたのだった。その後、彼女は自分がナブー社会に前例のない文化的変化を目撃したことに気づき、すぐさま頭の中で作曲を開始した。それが後にシンポニカ・ナブーアラとして知られるようになる、全ナブーに向けた叙事詩となったのだ。

この曲の最初の楽章は、ナブーの戦いにおける通商連合の敗北後、大勢の人間とグンガンによる拍手の中で披露された。この功績によって、オージーの名は偉大なる都市楽団の最も著名なリーダーの1人として歴史に刻まれることになったのだった。

ボス・ギャロ Boss Gallo

種族:
グンガン
出身:
ナブー
職業:
支配者
性別:
身長:
2.06メートル
愛機:
不明

Boss Gallo

ナブーの戦いよりおよそ3,000年前、グンガンは氏族間で絶えず戦争を繰り返していた。その中でただ一人、争いを拒絶していた指導者が、大柄なアンクラ・グンガンのボス・ギャロである。彼にとって争いは道徳の外にあり、グンガン同士の戦いは何の利益も生み出さないと考えていたのだ。だが、他のグンガンたちは、もしも彼が戦いに加わることがあるならば、誰の側につくのだろうかと心配していたのだった。

ある日、ギャロは大規模な宴を催すため、彼の支配する村、オート・サンクチャーに食料となる動物たちを集めなければならなかった。しかし、彼が出発した直後に、バーサと呼ばれる半野生の4足歩行獣がオート・サンクチャーを襲い、村は完全に破壊されてしまう。治めるべき村を失ったギャロは1人での放浪を余儀なくされ、やがて空威張り傾向のあるマースン隊長によって指揮されたキャンプへとたどり着いた。そこで、マースンはギャロとの取引をまとめ、ギャロが5頭のナーフを差し出せば、オート・サンクチャーの再建に必要なグンガンの労働力を提供すると申し出たのである。

その後、適切な再建場所を探していたギャロは、数人のグンガンがバーサと一緒にいるところを目撃し、グンガンの大将軍ボス・ロゴーの陰謀を知ることになる。バーサを送り込んだのはロゴーであり、その目的はギャロが戦いを決断する前に彼を殺害することだったのだ。激怒したギャロは、自分が逆襲するであろうことを各指導者たちに伝えるよう、兵士たちに告げる。そして、ギャロとその労働者たちは小さな居住地を作り上げると、即座に小規模な軍隊を組織し、バーサをオート・サンクチャーの跡地から追い払ったのだった。バーサが敗れると、マースンが姿を現し、彼もロゴーを憎んでいると告げる。そして、彼もギャロと共にロゴーの敗北する姿を見たいと宣言したのである。

ギャロはマースン隊長とその配下の兵士たちを引き連れて、グンガンの重要な都市を次々と回っていった。各都市はそれぞれが大きな問題を抱えていたが、ギャロがそれらを解決すると、指導者たちはこぞってロゴーを討伐するという彼の支援に同意してくれたのだった。

オート・ジャハイのボス・ナス(ナブーの戦いの英雄となるナスの祖先)は杖を失くしており、近隣の小都市オート・ラングアの者が盗んだのだと推測していた。一方、オート・ラングアはそれを否定するが、彼らも独自の問題を抱えていた。彼らは度重なる戦いで資金を枯渇させており、財政を立て直すためにさらなる戦いと盗みを繰り返す必要があるというのだ。ギャロは荒野でオート・ジャハイの王位の杖を見つけると、ロゴーが他のグンガンから盗んだ金を蓄えていたキャンプを襲撃する。そして、オート・ジャハイとオート・ラングアの戦士たちによって強化されたギャロとマースンの軍は、バーサの一族からオート・アーズを救い、ロゴーの捕虜収容所からオート・ラバンのボスを救助したのだった。

多くの主要都市と連合を組んだギャロは、ついに警戒厳重なロゴーの巨大要塞、スピアヘッドへと侵入する。やがてギャロ軍はスピアヘッドの水中構造を破壊し、ついにロゴーを殺害したのである。邪悪なボス・ロゴーを倒したギャロは、全グンガンの統一を果たした。こうして、彼はすべてのグンガンのための都市、オート・グンガを築いたのである。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/