ジェダイ・マスター、シン・ドローリグは、自身の卓越したライトセイバーの技術に誇りを持ち、ライトセイバーに関して知るテクニックのすべてを若き弟子たちに伝授していた。そのため、彼の弟子であり、ジェダイ・ナイトに昇格したセラ・ケトーも、マスターと同じくライトセイバーの技能によって名声を得ていたのである。ジェダイとしての彼女は、自身の持つライトセイバーの技術に確かな自信を抱いていた。また、ケトーは反抗的な性格でも知られており、それが原因となってジェダイ・オーダーを追放されそうになったことも何度かあった。
シン・ドローリグはライトセイバーによる独自の戦闘スタイルを開発したが、セラもまた、卓越したスピードと、型破りで予測不可能な動きに依存した独自の戦闘スタイルを確立していた。彼女の戦闘スタイルは素早く、ダイナミックかつアクロバティックなものであり、2本の緑の光刃のライトセイバーを振るう独自の戦闘パターンは、予測できない危険なものだった。他の二刀流の熟練者と同様に、セラはニマーンとジャーカイを使用していた。だが、他のジャーカイの熟練者たちが1本のライトセイバーを攻撃に、他方を回避に使っていたのに対し、彼女は両方のライトセイバーをより激しく、より強力な攻撃に使うことが多かった。
アウター・リム包囲作戦の間、セラとその配下のクローン・トルーパー部隊を乗せた船は、機械に化け、それと同化する能力を持つ謎の種族からの攻撃を受けた。この恐ろしい襲撃を生き延びようとしたセラは、アウター・リムで遭難信号を発信し、それはアナキン・スカイウォーカーによってキャッチされる。この「恐れを知らぬ英雄」は勇敢な目的のためオビ=ワン・ケノービを残して出発し、荒れ果てた宇宙船の近くでセラを発見した。彼女はすぐにその場を離れるよう要求するが、アナキンはセラの部隊に何が起こったのかを突き止めるため、それを拒否する。彼の欲求から、アナキンとセラは危険な生物との戦いを強いられ、敵は分離主義勢力のスパイダー・ドロイドに変身して襲い掛かってきた。最終的に2人のジェダイはこの戦いに勝利するが、不運にも船の隔壁が破損し、危機的状況に陥ってしまう。そこで、アナキンは船を少しでも長く持ちこたえさせるべく、機転を利かせて非常用レイ・シールドを起動した。彼とセラは急いでハンガーに駆け込み、アナキンのジェダイ・インターセプターで辛くも脱出することができたのだった。
クローン大戦の最終段階に行われたオーダー66によるダース・ヴェイダーの無慈悲な殺戮の最中、セラとドローリグはジェダイ聖堂の多くの回廊で縦横無尽に戦い、AT-RTで離散するまで、無数のクローン兵を切り倒していった。そしてついに、セラはジェダイの作戦司令室でヴェイダーと対面することになる。
セラは感情をむき出しにして二刀流のライトセイバーを振るったが、ヴェイダーの実力は彼女を上回っていた。戦いの中で、彼女はヴェイダーが苛立ちからミスを誘発し、自分が優位に立てることを願って、彼を愚弄し、挑発する。彼女は回廊を下り、第一の知識の塔の基部にある訓練室に着いた。だが、彼女の努力は徒労に終わり、追跡するヴェイダーによって部屋の隅へと追い詰められてしまう。敗北を予感したセラは、この場を逃れるべく、両者の中間にあった巨大な柱をフォースで投げ飛ばした。そして、彼女はバルコニーに飛びつくが、ヴェイダーもその後を追い、戦いは続いたのだった。やがて、怒り狂う若きシス卿との1対1の戦いが終わり、セラはフォースで操られた石柱で押しつぶされた。セラ・ケトーはシスの復讐に倒れた多くのジェダイの1人となったのだ。
カイル・カターンは反乱同盟軍の歴史に数多く存在する決定的な任務のいくつかを任された反乱軍のエリート工作員だった。帝国軍のデス・スターの技術設計図が厳重に保管されたダヌータの研究施設に1人で潜入したのもカターンである。
かつては帝国軍兵士だったカターンはサラスタンの植民衛星サロンで生まれ、父モーガンと共に素朴な農民として生活していた。しかし、父が反乱軍支持者であることを知らなかったカターンは、カリダの帝国アカデミーへ入学してしまう。彼は鍛えられ、そして帝国軍兵士となって賞賛を浴びたのだった。
アカデミーで学ぶ間、カイルは父親を殺害される。公式記録によると、モーガンは反乱軍に反対する一派に殺害されたことになっていた。しかし、カイルはジャン・オーズと名乗る反乱軍スパイから真実を教えられる。彼の父は反逆罪で帝国軍によって処刑されたのだ。カイルは帝国に嫌気が差し、バッジとそれまでの功績を放棄し、そして帝国軍兵士の装備を投げ捨てた。彼は反乱軍に加わる決意をしたのだった。
カイルは高名なジャン・オーズに推薦され、極めて有能な反乱軍工作員となった。その結果、彼は反乱軍の指導者であるモン・モスマと同様に、少なからぬ注目を浴びるようになる。カイルはモスマからダヌータへの運命的な任務を与えられ、ヤヴィンの戦い後は帝国軍のダーク・トルーパー計画の脅威を抑えることにも貢献した。
サロンに帰還したカイルは、かつて父が不毛の惑星ルーサンで難民支援に尽力していたことを知る。モーガンは太古の昔にジェダイとシスが戦ったとされる伝説の戦場、ジェダイの谷へと続くルーサンの古代遺跡を発見していたのだ。この谷には巨大なエネルギーが収束しており、調査されることがあれば、光と闇との永続的な戦いの形成を一変させることになる。カイルはこの谷の場所が決して帝国軍の手に渡ってはならないと考えたのだった。
しかし、他の勢力が既にこの谷を発見しつつあった。ダーク・ジェダイのジェレクと、ゴーク、ピック、モー、サリス、ボック、ユンの6人の側近が、この力の集合体を手に入れようと決心していたのだ。だがカイルは彼らを次々と打ち破り、その積極的な攻撃性によってフォースのダークサイドに踏み込む寸前となる。
ジェダイの谷の奥深くで、カイルはついにジェレクとの対面を迎えた。この男こそが父を殺害した張本人だったのだ。2人は対決し、カイルがジェレクを破ったとき、彼は古代の予言を達成する。1,000年にわたって谷に閉じ込められ、長く死の状態にあったジェダイの魂がついに解放されたのである。エネルギーが消失したことによって、この谷の武器としての利用価値は完全に失われたのだった。また数年後、カイル・カターンはヤヴィン4でダーク・ジェダイ、ディサーンとの戦いを繰り広げ、それに打ち勝っている。
1人で行動することに慣れていたカターンは、当初ジェダイ訓練生になってほしいというルーク・スカイウォーカーからの申し出を拒否する。その代わりに、彼は多くの重要な任務を通じて同盟軍、今日の新共和国への貢献を続けていた。しかし、忘れられたシスの惑星ドロマンド・カスでダークサイドの誘惑に悩まされると、カイルはルークの指導が有益になると考え、創立間もないジェダイ・アカデミーに参加したのである。
かつて謎のジェダイ・マスターによって見出された少年ケンは、帝国の目から逃れるため、ヤヴィン4の地下に造られたジェダイの失われし都へと連れて行かれた。ケンの出生の秘密は厳重に守られていたが、彼はかなり強いフォースの資質を持っている。しかし、彼自身が覚えていることといえば、誕生石の付いた銀のチェーンを身に付けていたということだけだった。そして、この石について分かっていることもシルバー・クリスタルの半球状の破片であるという事実だけであり、その起源さえも定かではないのだ。
ケンは人々から隔離されたジェダイの失われし都で、ドロイドの管理人DJ-88らによって育てられるという数奇な人生を歩んでいた。他の友人も宿題添削ドロイドのHC-100、小さなマイクロチップ(チップとも呼ばれる)などのドロイドばかりであり、生身の友人といえば、地上で見つけた愛玩動物ムーカのズィーボだけだった。
ケンは失われし都のジェダイ・ライブラリーでジェダイの歴史を学んでおり、年齢を重ねるにつれてルーク・スカイウォーカーを尊敬するようになっていった。同時に彼は自分のフォースの才能を活かす方法を学び、いつか反乱軍の英雄の1人として帝国軍と戦いたいと考えていた。しかし、ドロイドたちはケンの身を心配しており、彼が1人で生き残るのに十分な経験を積むまで、失われし都の中での制限のある生活を強いていたのだ。しかしエンドアの戦いの1年後、12歳になったケンは短時間だがフォースの力を最高レベルにまで高めることができるようになり、こっそりと地上を探索しに出かけた。彼はそこでルーク・スカイウォーカーと対面するが、すぐにDJ-88に見つかり、再び地下都市に連れ戻されてしまうのだった。
その後、ケンは惑星デュロで本当の父親トライクロップスと対面する。トライクロップスは皇帝の実の息子だったが、精神に異常をきたした危険人物として当局から恐れられ、銀河系各地の精神矯正施設を転々とする幽閉生活を強いられていたのである。しかし、トライクロップスはこのときはまだ自分が父親であるという事実を明かさなかった。彼はルーク・スカイウォーカーに帝国を憎んでいると伝え、反乱軍と行動を共にする道を選ぶのだった。
一方で、ダークサイドの最高預言者カダーンは3つ目のペテン師トライオキュラスをパルパティーン皇帝の後継者として認めていた。だが同時に彼は、トライオキュラスがケンによって滅ぼされるであろうという預言も告げていたのだ。そして、預言はケンがこの奴隷主に関して書かれたDJ-88の持つファイルを読んだときに成し遂げられる。トライオキュラスはゾーバ・ザ・ハットの陰謀やカダーンの策略によって急速にその影響力を失い、ついには同盟軍が作成したヒューマン・レプリカ・ドロイド、レイアIIの凶弾によって倒れたのである。その後、カダーンは自らを皇帝と称し、トライオキュラスの後ろ盾となっていたグランド・モフたちを流刑惑星へと追放すると、ジェダイの失われし都を破壊するためケンの行方を追うのだった。
カダーンはトライクロップスに仕掛けられていたスパイ装置を利用し、ケンとルークを捕らえることに成功する。そしてカダーンはケンに誕生石の残り半分を見せ、ケンの出生の秘密を教えることと引き換えに失われし都の入り口を聞き出した。そして都の中で、カダーンとDJ-88は少年にすべてを語る。ケンの母親はジェダイの王女ケンダリーナであり、帝国に逮捕されてケッセルのスパイス鉱山に送られ、看護婦として働かされていたのだ。そこで彼女はパルパティーンの息子であるトライクロップスと出会った。やがて2人は結婚し、ケンダリーナはケンを出産したのである。カダーンの持っていた誕生石の残り半分も、もともとはトライクロップスが持っていたものなのだ。
自分がパルパティーン皇帝の孫であることを知ったケンは、自分の体にダークサイドの血が流れていることを知り恐怖に怯えるが、ルークによってダークサイドの淵から救出される。彼らは反撃を開始し、カダーンを地下都市に閉じ込めることに成功した。そして2人が反乱軍の秘密基地に戻ると、そこにはトライクロップスが息子に宛てた置手紙が残されていたのである。この手紙の中でトライクロップスはケンに許しを乞い、自分への信頼を求めるのだった。
古代惑星オッサスには代々強いフォース感知能力を持ったイザーナと呼ばれる一族が栄えている。その血を受け継ぐ若き女戦士ジェム・イザーナは、シャーマンの長である偉大なオッコの娘だった。黒髪を生やし、細いエキゾチックな体形をしたジェムは、筋骨逞しい女性である。彼女はベイシックを話すことができるが、会話になるとイザーナ独自のなまりを出してしまうことが多い。また、ジェムは後にライトセイバーを振るうようになるが、それ以前からクロスボウのような古代の投てき武器にも精通していた。
スローン大提督による新共和国への反抗が終わってからおよそ1年半後、ジェダイ・マスターとなったルーク・スカイウォーカーがオッサスを訪れた。彼はオーダー再興の際の手助けとなるであろう、失われた古代ジェダイに関する民間伝承を探していたのだ。そこでスカイウォーカーはジェムとその幼い弟レイフが古代の大木に縛り付けられているところを発見する。ルークは彼らを助けるが、それはイザーナの氏族に伝わる通過儀礼の一種だった。結果的に彼は儀式を妨害する者と見なされて氏族の戦士たちに攻撃されるが、誤解はすぐに解け、氏族の同盟者として認められる。この忠誠心は、ルークとその弟子カム・ソルサーが帝国軍のダークサイドの襲撃者からイザーナを守ったことでより強固なものとなった。ジェムはダークサイドの達人、エグゼキューター・セドリスの人質となるが、ルークと古代の眠りから覚めたジェダイ・マスター、ウード・ブナーの活躍によって救助されたのである。
ルークとジェムが互いの視線を硬直させたのはこのオッサスでの戦いの最中のことだった。この短い静寂なやり取りのなかで、2人は深い親近感を感じたのである。十分な時間さえあれば、それは恐らく愛に発展していただろう。しかし、銀河系は戦争の最中にこのような軟弱な行為に必要となる時間を与えてはくれなかった。ルークにはジェムとレイフにフォースの訓練を与えるという、より重要な任務があったのだ。クローンとして蘇ったパルパティーン皇帝がその邪悪な手に更なる力と領域を掴むのを阻止するためには、新たなるジェダイの力が必要なのである。氏族長である彼女の父も、若き2人のイザーナに銀河系へ旅立つ許可を与えたのだった。
新共和国の保護惑星ニュー・オルデランで、ジェムとルークはますます親密になっていった。だが悲しいことに、彼らの静寂はダークサイドの達人たちによる帝国軍の攻撃によって荒々しく妨害されることになる。ダーク・ジェダイのカーディス・モルディとテドリン=シャが毒を持ったスカラベ・ドロイドで寝ているスカイウォーカーを襲撃したのだ。それを察知したジェムは自分のライトセイバーを振り回しながらルークの寝室に押し入った。彼女は怒りの一振りでモルディを2つに切り裂くが、テドリンのブラスター・ピストルから放たれた光弾が彼女の腹部を貫く。より熟練した戦士であれば避けられた攻撃だったが、彼女にはそれができなかった。ジェムの生命力は肉体を離れ、フォースが彼女の体を昇華させる。後に残されたのは着古した外套と、イザーナの氏族衣装だけだった。こうして、ジェムは愛を成就させることなく、23年間の短い生涯を終えたのである。
カリスタ・ミングはチャドIII出身の美しい女性ジェダイ・ナイトである。彼女は家族と共に故郷の海洋牧場で幼年期を過ごし、後にシールクの群れを連れてアルジック・カレントへ移住した。カリスタは既に大人の女性だったが、そのとき一匹狼のジェダイ・マスター、ジン・アルティスによって強いフォースを見出され、完成して間もない彼の個人的なジェダイ訓練船<チューンソア>に乗って修行を行うことに同意するのだった。
カリスタがゲイスという名の仲間のジェダイと出会ったのも<チューンソア>でのことだった。やがて2人は愛し合うようになり、共に帝国軍の実験兵器である巨大戦艦<アイ・オブ・パルパティーン>を拿捕して無力化させるという任務を与えられる。だが、彼らはこの任務に失敗し、船の脅威を完全に除去することができなかった。そのためカリスタは船内に留まることを決意し、ゲイスが増援を連れて戻ったとき、再び船を無力化しようと考えたのだった。しかし、ゲイスは<アイ・オブ・パルパティーン>から脱出する際に殺されてしまう。そのときカリスタは自らの肉体を犠牲にし、フォースの霊体となってザ・ウィルと呼ばれる船の全自動型攻撃コンピュータに取り付いたのである。
ルーク・スカイウォーカーと、彼のアカデミーで学ぶ訓練生クレイ・ミングラ、ニコス・マーが再び<アイ・オブ・パルパティーン>を発見したのは、それから約30年後のことだった。カリスタは彼らをこの船の奪回にやってきた帝国軍のトルーパーと勘違いし、攻撃してしまう。そして、若きダーク・ジェダイ、イリク・イズマレンもこの船の遠隔制御装置を起動し、当初の目的を遂行させるため惑星ベルサヴィスへと呼び寄せた。カリスタは何が起こっているのか理解できなかったが、ルークが船に乗り込むと、彼の強いフォースの存在を感じ取る。彼女はルークに力を貸してクレイとニコスを救出し、<アイ・オブ・パルパティーン>を破壊しようとするルークらに協力するのだった。しかし、誰かが残って船を破壊しなければならない状況となり、ルークは幽閉されたカリスタの意識をコンピュータに保存しようとする。だが、彼女はその申し出を拒否し、代わりにニコスがその場に残ることを志願した。そしてクレイも彼無しでは生きていけないと主張し、結果的に2人が自らを犠牲にして船に留まることになる。そして最後の瞬間に、クレイは自らのフォースを駆使してカリスタに自分の肉体を与えたのだった。実体となったカリスタはルークと共に脱出ポッドでバトル・ムーンを逃れ、ジェダイ・アカデミーへと向かったのである。
カリスタとルークはすぐに恋に落ちた。しかし、カリスタは<アイ・オブ・パルパティーン>を逃れた際に、ジェダイとしての力を失うという大きな犠牲を払っていたのだ。ルークは彼女の失われた力を取り戻すべく様々な試みを行うが、カリスタが見つけたのはダークサイドの力だけだった。彼女はダークサイドしか得られないのであれば、もはやフォースを使えるようになる必要はないと宣言する。この考えは結果的にルークとの関係に亀裂を生じさせ、次第に2人の心は遠ざかっていくのだった。
やがて銀河系は再び不穏な情勢に襲われる。犯罪王ダーガ・ザ・ハットが超兵器ダークセイバーを建造し、同時に再起を図る帝国軍のダーラ提督が、残存艦隊を結集してジェダイ・アカデミーへの総攻撃を開始したのである。フォース能力を失っているにも関わらず、この事件を重視したカリスタは独自に帝国軍との戦いを開始した。彼女は戦闘の最中にTIEボマーを奪取し、それを操縦してダーラ提督の旗艦<ナイト・ハンマー>に乗り込んだ。そしてTIEボマーに搭載された爆弾で迅速に破壊工作を行い、このスーパー級スター・デストロイヤーのエンジンを引き裂いたのである。<ナイト・ハンマー>は完全に制御を失い、巨大ガス状惑星ヤヴィンのコアへと引き寄せられていく。その間にカリスタは艦橋へと向かい、ダーラと対峙した。2人の女性戦士は激しい戦いを繰り広げるが、フォースを失っていても、ジェダイとしての訓練を積んだクレイの肉体を持つカリスタが優勢となる。しかし、ダークサイドへの拒絶から、彼女にはダーラを殺すことはできず、逆に気絶させられてしまう。ダーラは脱出ポッドで<ナイト・ハンマー>を逃れ、同様に間一髪で意識を取り戻したカリスタも司令官用ポッドで艦から脱出するのだった。その後、彼女は力を取り戻すためにはダークサイドの障壁を乗り越える必要があると考え、新共和国とルークから離れることを決意する。カリスタはこれが自分の選んだ道であるとルークにメッセージを残し、理解を求めたが、彼は愛するカリスタの突然の失踪にただ悲しむのだった。
その後、カリスタは旅の途中で惑星ナム・コリオスにたどり着き、2人の元ジェダイ・ナイト、タセルダとベルドリオン・ザ・ハットに遭遇する。彼女は2人の先人からフォースについて学ぼうとするが、失われた力を取り戻すことはできなかった。タセルダは力を回復させることを約束してカリスタを奴隷にするが、それはベルドリオンを倒すために彼女を利用する際の口実に過ぎなかったのである。彼女はこの老婆のもとを逃れた後、自分がフォース感知力を取り戻そうとあまりにも躍起になりすぎていることに気づいた。この恐怖、すなわち完全にダークサイドに染まってしまうことへの懸念こそが、カリスタにルークとの再会を躊躇させている理由だったのだ。
ナム・コリオスで過ごすうちに、カリスタはスプーク・クリスタルのフォースとセランとの間にある奇妙な関係を理解するようになり、デス・シード病を引き起こすドロックをこの惑星から出さないように維持するための組織に加わった。また、彼女は外交目的でこの惑星を訪問しようとするレイア・オーガナ・ソロにメッセージを送り、セティ・アシュガッドとの会談を中止するよう警告する。だがレイアは予定通りナム・コリオスを訪れ、セランの寄宿舎ではカリスタからライトセイバーの訓練を受けている。やがてルークらの活躍によってセティ・アシュガッドとディズムが打破されると、カリスタは再びルークの前から姿を消し、フォースの道を取り戻すまで、クリスタル採集家のユモリー・ダームと行動を共にするのだった。
コレリアはハン・ソロ、クリックス・メイディーン、ガーム・ベル・イブリス、そしてコラン・ホーンのような反乱軍の英雄たちを数多く輩出している。ルーク・スカイウォーカーの新生オーダーにおける最も有望なジェダイとなったホーンは、自分の本当の素性を知らずに成長した。彼はコルセックの偉大な行政官として知られるハル・ホーンの息子だったのだ。若きホーンは父の後を継ぎ、警察官となって記録的な功績を残すことになる。
彼の能力はその血筋に流れるフォースとの結びつきによって支えられていた。しかし、コランは自分がコレリアンの最も偉大なジェダイの1人、ケイラン・ハルシオンの末裔であることを知らなかった。彼の祖父ネジャ・ハルシオンはクローン大戦で戦死したが、その息子ヴァリンは生き延びることができた。やがて帝国が実権を握ると、ジェダイ・オーダーは新政府の密使によって壊滅させられ、ヴァリンは隠遁生活を余儀なくされる。ネジャの未亡人は家族ぐるみの友人だったロズテック・ホーンと再婚し、夫妻はヴァリンをハル・ホーンと改名して幼子の素性を隠し通したのである。
コルセックに在籍中のころ、コランは父のパートナーとして任務に当たっていた。2人は帝国軍の連絡将校だったカータン・ルーアとしばしば対立する。そしてある任務の最中、ハル・ホーンは賞金稼ぎのボスクに殺害されてしまった。だが、ルーアはその事件を無視し、ボスクを無罪として釈放してしまう。コランはこれを強く嫌悪し、ルーアがこの事件に何らかの関与をしていると疑ったが、それを裏付ける証拠は一切見つからなかった。
エンドアの戦いによって帝国が崩壊すると、コランはますますコレリアにおける帝国軍の存在に幻滅するようになる。彼はルーアの背信による犠牲となることを望まず、同僚のアイエラ・ウェジリ、ギル・バストラと共にコレリアから密かに逃亡した。彼は緑色に塗装されたコルセックのXウィングと忠実なアストロメク・ドロイド、ホイッスラーを引き連れて失踪する。彼らは創設間もない新共和国との接触を行う前には、ガーキに潜伏していた。
やがてコランは反乱軍の高名なパイロットであり、伝説的なローグ中隊の指揮官でもあるウェッジ・アンティリーズの注意を引くほどの有能なパイロットとなる。彼がコルサントの帝国軍支配からの解放のような重要な任務にローグの一員として参加するようになったのはその直後のことだった。
こうした出来事を通じて、コランは共和国とのつながりを持つ密輸業者ミラックス・テリックとの接触を持つようになる。やがて2人は恋に落ち、結婚した。だが、その直後にミラックスは誘拐されてしまう。最愛の妻を救出することを切望するコランは、成長過程にあるフォースの能力を鍛えるため、ルーク・スカイウォーカーのジェダイ・アカデミーに入門した。そして誘拐犯の正体が判明すると、彼は猛烈な衝動でアカデミーを後にし、海賊に転じたかつての帝国軍モフから妻を救出することに成功したのだった。
コランはジェダイ、そしてパイロットとしての才能をバランスよく発揮し続けた。やがて新共和国と帝国の残党との間で和平への歴史的な調印が行われ、銀河内乱が正式に終結すると、彼はついに退役を果たす。彼はフォースに敏感な2人の子供、ヴァリンとジゼラを授かり、一家の主となったのだ。
しかし、この平和はつかの間の出来事に過ぎなかった。突如としてユージャン・ヴォングの侵略が開始されたのである。この危機の早期にコランと仲間のジェダイ・ガナー・リソーディは、ユージャン・ヴォングの侵攻が報告された辺境の惑星ビミエルに派遣される。そこでコランは大昔に死亡したヴォングの戦士の亡骸を冒涜し、その戦士の子孫であるシェダオ・シャイの逆鱗に触れてしまった。
シャイとコランとの間の憎悪はますます増大し、1対1での決闘へと発展する。この決闘には惑星全体の運命が賭けられた。シェダオ・シャイはコランが勝てばイソアを滅ぼす計画を取り下げると約束したのだ。戦いは加熱し、フォースのダークサイドがコランに手招きする。コランはついにシャイを殺害するが、彼を裏切った副官は無慈悲にもイソアの破壊を続行させたのだった。
平和な緑の惑星が滅びたという知らせは、銀河系全域に衝撃波として広がった。ユージャン・ヴォングの脅威はますます現実のものとなり、多くの人々はイソーリアンの故郷の壊滅に対してジェダイ・オーダー、特にコラン・ホーンを強く非難した。反感を抑えるため、コランは隠遁生活を決意する。彼はユージャン・ヴォングと、彼らに扇動された銀河市民に対して奮闘するジェダイ・オーダーを静かに支援し続けているのだ。
エンパトジェイオス・ブランドは、旧共和国の衰退期にジェダイ・マスター、ヤドルの下でフォースの道を学んだジェダイ・ナイトである。彼は分離主義者たちによる暴動が銀河系を混乱の時代へと導き、内乱や星系内紛争の再燃を促したとき、ジェダイとして様々な任務に当たっていた。このような紛争の1つに、惑星ディモックとリポブラスの間で争われた10年にもおよぶ長い戦いがある。ブランドは両者の争いに話し合いによる平和をもたらすべく派遣された代表団の1人であり、この戦争の原因となった潜在的な問題を解決する助けとなったのだった。
だが、ブランドが仲間のジェダイ・ナイト、バルター・スワンやチェレミ・チュオウィックと共にディモックとリポブラスに派遣されたのは、この問題に対する3回目の調停のときのことだった。彼らは確かにこの戦いを終わらせ、一時的な平和をもたらしたが、ブランドらがコルサントへ戻ると再び戦争が開始され、ジェダイたちはこれらの惑星に対する4度目の任務に向かうことになったのだ。それでも戦争の際には、ブランドは銀河系の平和と正義を守るため、数々の難局にうまく対処してきたのだった。
しかし、クローン大戦が終結し、パルパティーン皇帝とダース・ヴェイダーによるジェダイ狩りとその殲滅計画が開始されると、ブランドはすぐにヴェイダーに発見されてしまう。ヴェイダーはハット・スペースの端までブランドを追跡し、彼の船を破壊した。ヴェイダーはそのときブランドも船と同じ運命を辿ったと考えたが、彼はこの攻撃を生き延びていたのである。
フォースはブランドに味方し、彼はガナスと呼ばれる未開の惑星に辿り着いた。ガナスは密輸業者の月ナー・シャダーの近郊にある巨大な放射性のガス雲によってその存在が隠されており、そのため銀河系の他の部分からうまく隔離された状態を保っていたのだ。ガナサンたちはこの惑星で望まざる訪問者を避けながら、独自の単純な社会を築いていたのである。だが、ガナサンたちは重症を負って死に瀕していたブランドを発見すると、彼を時代遅れのテクノロジーで治療し、機械の体を使うことで彼の命を救ってくれた。ヴェイダーとの遭遇後に残った彼の肉体は上半身と頭だけであり、ガナサンたちによって救われた後は、リパルサーリフトによって移動可能な金属製の球形ボディで生きていくことになったのだった。
ブランドは献身的な治療で命を救ってくれたガナサンに対して義務感を抱き、彼らに恩返しをしなければならないと考えた。そして、ガナサンが力強い支配者を求めていることを知ったブランドは、その地位に就くことに同意する。彼はエンパトジェイオス・ブランド王としてこの放射性のガス雲に隠された惑星に留まり、ガナサンたちとともに数十年にわたって暮らしていたのである。ガナサンの文化は銀河系の中枢から遠く離れており、誰にも知られていなかったため、ブランドはジェダイの粛清や帝国の台頭による虐殺を逃れることができた。やがて彼が再び銀河系に復帰し、ジェダイ・ナイトとしての役割を取り戻すのは、エンドアで皇帝が敗れてから何年も経ったときのことである。
帝国は敗れ、皇帝とダース・ヴェイダーは死亡した。しかし、パルパティーンは不測の事態に備えた計画をいくつも用意しており、彼の敗北を受けたダークサイドの達人たちが、そうした計画の1つを実行に移していたのである。皇帝の死後も彼の個人的な格納施設にはいくつものクローンが保存されており、パルパティーンはその中の1体に精神を転送することで、新しい肉体と共に復活することができたのだ。皇帝はダークサイドの達人たちを使って帝国の残存勢力を再編成し、新共和国に戦いを挑んだのだった。
そのころ、粛清を逃れたもう1人のジェダイ、ヴィマ=ダ=ボーダを連れてナー・シャダーを発ったハン・ソロとレイア・オーガナ・ソロが、帝国軍や賞金稼ぎのボバ・フェットから逃れるため、ブランドとガナサンたちを隠している放射性のガス雲に逃げ込んでいた。<ミレニアム・ファルコン>に致命的な損傷を受けた彼らは、運命的にブランドの王国に迷い込み、銀河系を覆う邪悪な力との戦いに対して、彼に助力を求めるのだった。ブランドはソロたちを救助し、このとき初めて自分が不在の間に銀河系で何が起こっていたのかを知ることになる。そして船を修理しながら、ブランドは蘇った皇帝と戦い、ジェダイ・オーダーを再建することに同意したのだった。
秘密の惑星ニュー・オルデランへ旅立ったブランドは、ルーク・スカイウォーカーに紹介される。皮肉なことにルークこそは、かつて彼を殺そうとしたダース・ヴェイダー、すなわちアナキン・スカイウォーカーの息子だったのだ。そして、ルークは他にもジェダイ・ナイトのカム・ソルサーと、ジェダイ訓練生のジェム・イザーナ、レイフ・イザーナを従えていた。彼らは後に再建されるであろうオーダーで、ジェダイとして訓練される最初の希望だった。ブランドはニュー・オルデランでイザーナ姉弟にフォースとジェダイ・ナイトの道を教えることになる。
しかし、ニュー・オルデランの位置はすぐに皇帝の知るところとなる。皇帝はジェダイの資質を持ったハンとレイアの子供たち、ジェイセンとジェイナを捕えるべく、この惑星に部下たちを送り込むのだった。カム・ソルサーとイザーナ姉弟が加わったことにより、ブランドたちはダークサイドの達人たちの攻撃を撃退することができたが、不幸なことにその代償としてジェムが戦いで命を落とす。ブランドの部隊はすぐに撤退し、辺境の惑星ネスピスVIIIでの同盟軍の再結集を強いられるのだった。
ネスピスVIIIで、ハン、レイア、そしてジェダイ・オーダーは、いつの日か偉大なジェダイ・ナイトとなるであろうアナキン・ソロの誕生という大きな祝福を受ける。しかし、それも皇帝に気付かれずにはいられなかった。このとき皇帝のクローンの肉体は急速に不安定な状態へと移行しており、彼はクローンを使用することによる肉体的な弊害のない、アナキンの幼い体に自分の精神を転送させようと思いつく。一方でブランド、ルーク、カム、レイフらは皇帝に対する闘志を燃やし、惑星ヴジャンにあるダース・ヴェイダーのかつての居城、バスト城へと侵入した。そこはダークサイドの達人たちが本拠地として使用していたのである。
その後、ソロたちと再度合流したブランドとジェダイの一団は、宇宙の荒野に隠れていた古代の惑星オンダロンに到着し、そこで皇帝がレイアと幼いアナキンを発見したことを知る。パルパティーンはアナキンの肉体を奪い取る準備をすすめていたのだ。そして、このときの皇帝との戦いでレイフ・イザーナが死亡し、復興したジェダイ・オーダーにおける2人目の犠牲者となるのだった。同時にパルパティーンもブラスターで撃たれ、致命傷を受けるが、彼の精神はまさに肉体を離れ、アナキンへと乗り移ろうとしているところだった。しかし、ブランドは皇帝の精神がアナキンの肉体に達する直前にそれを妨害し、邪悪な魂を自らの肉体に引き込む。だが、皇帝の精神に宿るダークサイドのエネルギーは、ブランドの肉体に収容するにはあまりにも大きすぎた。皇帝の精神は内側からブランドの肉体を蝕み、やがて死を覚悟した彼はルークらに別れを告げると、パルパティーンを道連れにこの世を去るのだった。暗黒の時代に一際明るく輝いていたジェダイ・ナイト、エンパトジェイオス・ブランドは、皇帝と共にフォースと1つとなった。そしてパルパティーン皇帝も、銀河系から永遠に滅んだのである。
かつて、カム・ソルサーは二度にわたってその可能性を摘まれている。一度目は元ジェダイとして帝国による粛清から逃れたとき、そして次は、元ダーク・ジェダイとしてパルパティーン皇帝の呪縛から逃れ、自由を得るために戦ったときである。
偉大なジェダイ・マスターだったラニク・ソルサーは、結婚し、息子を得た際に、旧共和国のジェダイ評議会から多大な叱責を受けた。そしてクローン大戦後、ラニクはダース・ヴェイダーの手にかかり、命を奪われたのだった。彼の息子カムはある程度のフォース能力を父親から学んでいたが、正式な訓練を積んだわけではなかった。そして彼は、他のジェダイと共に死んだり、あるいは仲間を裏切り、死刑執行者に加わるよりも、銀河系のスパイラル・アームの果てに位置する最辺境の星系に逃れることを選んだのである。
その後30年近くにわたって、カム・ソルサーは未知の人々の中で暮らしており、その間、帝国やそれに取って代わった新共和国からも完全に隔離されていた。そしてついに、ソルサーは自分の生まれた世界に戻るが、そこに待ち構えていたものは、かつてジェダイを絶滅させた覇者の亡霊でしかなかったのだ。クローンとして蘇ったパルパティーン皇帝は、勢力を拡大するべく、自らの意志で動く屈強のダークサイドの戦士たちを徴集していた。これらのダーク・ジェダイのリーダーであるエグゼキューター・セドリスは、強いフォースを持つソルサーを服従するまで拷問したのだった。こうして精神を閉ざされたソルサーは、パルパティーン配下の7人のダークサイドの達人たちの1人となったのである。
パルパティーンが敗北し、新共和国のピナクル基地で死亡した後、ソルサーは見捨てられた宇宙都市ネスピスVIIIでルーク・スカイウォーカーと遭遇する。このときルークは、カムの内に皇帝によって消されたはずの良心を感じ、古代のライトサイドのジェダイたちが行っていたとされる格闘試合で彼を打ち負かした。すると、ソルサーはダークサイドを放棄し、ルークと共に新共和国に復帰したのである。
やがてパルパティーンは再び若いクローンの肉体を得て死から復活したが、今度はカム・ソルサーもかつてのダークサイドの盟友たちに対して戦いを挑む立場にあった。オッサスで彼はヴィル・ゴアーを一刀両断し、ニュー・オルデランでもさらに多くのダークサイドの達人たちと戦っている。モン・モスマはソルサーを一時的に将軍に任命し、彼は皇帝の旗艦<エクリプスII>に侵入する襲撃チームを率いた。その後、カム・ソルサーはルーク・スカイウォーカーの主催するジェダイ・アカデミーにも参加し、12人の第一期生の1人となっている。そして、コレリアの暴動の後、彼はアカデミーの後輩に当たる卒業生ティオンヌと結婚し、その1年後にはルーク・スカイウォーカーとマラ・ジェイドの結婚式で司会を務めることになるのだった。
マスター・スカイウォーカーが1対1の師弟による修行プログラムの導入を決定すると、ソルサーはオクタ・ラミスを弟子に取った。そして彼女がジェダイ・ナイトとして卒業を果たすと、ジェダイ・マスター、ソルサーは妻と共にアカデミーに戻り、子供たちの最初のクラスの監督を行うことになる。
やがてユージャン・ヴォングによる既知銀河系への侵略が開始されると、カム・ソルサーはアカデミーのあるジャングル衛星をフォースの幻影で敵の目から隠蔽する任務に尽力していた。だがすぐにソルサーは新共和国に協力する密輸業者、タロン・カードと共に戦うことを強いられる。彼らはヤヴィン4に迫るユージャン・ヴォング艦隊による攻撃の前に、ジェダイの子供たちを衛星から脱出させなければならなかったのだ。
ルーク・スカイウォーカーがヤヴィン4に設立したジェダイ・アカデミーに、最初に入門した弟子たちの1人、ティオンヌは人間の吟遊詩人であり、歴史家でもある。惑星リンダオで生まれた彼女は祖母からフォースの使い方を学んだが、彼女の祖母はティオンヌに古代ジェダイの伝説に対する情熱をも植えつけたのだった。しかし、それは異常なことだった。なぜなら、リンダオではジェダイに関するあらゆる知識が、排除されるべき物とみなされていたのだ。ティオンヌの祖母はジェダイの歴史を流布した罪で、帝国軍のストームトルーパーによって公共の広場で処刑されることになる。残されたティオンヌは祖母の形見の楽器を手に取り、ジェダイに関する情報の痕跡を求めて故郷から逃亡したのだった。
やがて、ティオンヌはヤヴィン4に設立されたジェダイ・アカデミーにたどり着き、ルーク・スカイウォーカーと出会う。彼女のフォース感知能力は極めて乏しいものだったが、スカイウォーカーは彼女に十分な可能性を見出し、古代ジェダイの教義の探求を手伝ってほしいと依頼した。その後、ティオンヌはついに一人前のジェダイ・ナイトとなるが、その能力はいくらか制限されたものだった。それでも彼女は自分なりの才能を発揮し、ヤヴィン4のジェダイ・プラキシウムの管理人および歴史家として働いたのである。
やがて、ティオンヌはカム・ソルサーと恋に落ち、2人のジェダイはユージャン・ヴォングによる銀河系侵略が開始される直前に結婚した。そして侵略の間、ティオンヌとカムは幼いジェダイ訓練生たちを<エラント・ヴェンチャー>に集め、彼らを守る役目を担っていた。その後、彼らはモー研究所の跡地に設立された新しい基地に移動し、この凄惨な戦争が終わるまで子供たちを守り通したのである。最終的にティオンヌとソルサーは、ユージャン・ヴォングとの戦いを生き延びた一握りのジェダイの一部となったのだった。