キャラクター・ガイド / モス・アイズリー

ガリンダン Garindan

種族:
クバーズ
出身:
クビンディ
職業:
スパイ
性別:
身長:
1.85メートル
愛機:
不明

Garindan

<ミレニアム・ファルコン>を密告したガリンダンは、モス・アイズリーで最も有名なスパイである。彼は外見からよくロング・スヌートとも呼ばれており、実際に鼻で獲物を嗅ぎつけるのではないかと噂されるほどである。彼はよく物陰で鼻ブラシを使って遊んでいるが、それは正体を隠し、人々に自分を愚か者だと思わせるための演技だという。

ガリンダンの素性を知る者はほとんどいない。彼がクビンディ出身の厚皮種族クバーズの1人であることは間違いないが、他のエイリアンの雑種であると主張する人々もいる。そもそもクビンディに詳しい人間がモス・アイズリーに1人もいないため、彼の長い鼻が種族独特のものなのか、あるいは単なる変装なのかは、いつも物議の対象となっていた。また、ガリンダンはいつも厚いサングラスと黒いフードを身に付けているため、彼の素顔を見た者もほとんどいない。ましてや彼を尾行し、住家を突き止めた者など皆無に等しいのだ。

彼は確実な情報には莫大な金を支払うことでも知られている。そのためか、彼が豪勢な生活をしているという噂は絶えないが、彼が大金を持ち歩いている姿はあまり見られず、ギャンブルで大きな勝負をしているようにも思えない。情報を売るときも、彼は常に最も高額を提示した者に提供しているだけである。

また、ガリンダンは自分以外の何者にも従わない。事実、彼が帝国軍と情報の取引きを行っているのも、それ以上に信用できるパートナーがいないからである。彼の活動に関する報告を受けた帝国軍は彼を危険人物とみなし、情報提供者として利用することになった。そのためガリンダンは帝国当局で使われている秘密の周波数にセットされたコムリンクをいつも持ち歩いている。

ガリンダンに危険を感じているのは、ジャバ・ザ・ハットも同様だった。ガリンダンはジャバの秘密が手に入れば莫大な金になると思い、しばらく彼に従っていたが、ジャバは秘密の仕事があると言ってはいつも彼を騙していたのだ。

ガリンダンはずる賢くて注意深い男だが、決して勇敢とは言えない。彼は長年にわたってジャワたちとも情報交換を行っていたが、それは匂いを我慢し、言葉さえ理解できれば、彼らほど貴重な情報源はないからである。ガリンダンが彼らから学んだことの1つが生き続けることの利益だった。この教訓を確実に実践し続けている彼は、ブラスターを一度も使ったことがないという。

<ミレニアム・ファルコン>の逃走後、ガリンダンがどこへ行ったかは不明のままである。だが、ジャバ・ザ・ハットの死によって引き起こされた混乱の最中に、彼が大人しくタトゥイーンに留まっているとは到底思えない。それほど銀河系は情報に溢れているのだ。

ボエロ Boelo

種族:
人間
出身:
不明
職業:
犯罪者
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Boelo

ボエロはナルーン・キューザスの前任だった、ジャバ・ザ・ハットのかつての右腕である。事実、ジャバはボエロについて、信頼できる唯一の人間であると語っており、ドッキング・ベイ94でのハン・ソロとの交渉の際にも、他のボディ・ガードたちを先導する役を与えられていたのだった。また、彼はワーラと名づけたワンプ・ラットをペットとして飼っていた。

ゲラ・イーンズ Gela Yeens

種族:
人間
出身:
不明
職業:
密輸業者
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Gela Yeens

ゲラ・イーンズはジャバ・ザ・ハットの下で働く気難しい密輸業者である。彼はジャバの古い債権の取立てを手伝い、わずかなクレジットを得ていた。また、彼には戦闘時に相手の先を読む並外れた能力があり、ジャバからも高く評価されていたのである。ヤヴィンの戦いの直前、イーンズはモス・アイズリーでデブノーリを捜索していた。

ブリンディ・トルーチョン Brindy Truchong

種族:
人間
出身:
コレリア
職業:
密輸業者、反乱同盟軍連絡員
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Brindy Truchong

コレリアンのブリンディ・トルーチョンはヤヴィンの戦いの直前にタトゥイーンにいた若い女性密輸業者である。彼女は反乱同盟軍のために働いており、反乱軍に物資を提供してくれる人物や、簡単に手に入る軍需品を探していた。彼女はモス・アイズリーにあったジャバの倉庫から武器を盗み出そうとしたが、捕らえられてしまい、ハットによって処刑されたのだった。

イアサ Iasa

種族:
ジャワ
出身:
タトゥイーン
職業:
廃品回収業者
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Iasa

ジャワのイアサはドロイドを入手し、後に転売するためにそれを修理する技術で知られている。彼はジャワの氏族長カリトの信頼すべき同盟者であり、後にカリトからクレジットと部下、そしてサンドクローラーのすべてを一任された。ところが、ある日イアサは金をすべて使い込み、サンドクローラーを売り払い、仲間をすべて見失ってしまう。手ぶらでキャンプに戻った彼は何も説明しようとせず、氏族から追放されてしまった。

イアサのその後の人生はモス・アイズリーで通行人に悪態を吐くだけに終わっている。偶然見つけたルーク・スカイウォーカーのランドスピーダーを盗もうとしたが、もはやその技術もなかったのだ。

ゼディット Thedit

種族:
ジャワ
出身:
タトゥイーン
職業:
廃品回収業者
性別:
身長:
不明
愛機:
サンドクローラー

Thedit

ゼディットはジャワの氏族長カリトが守る縄張りの警備を任されている。彼自身も仲間から大きな信頼を得ている指導者であり、クレイト・ドラゴン、サンド・ピープル、他のジャワ氏族の接近を察知する術に熟達している。

ダロエ Daroe

種族:
ジャワ
出身:
タトゥイーン
職業:
廃品回収業者、情報ブローカー
性別:
身長:
不明
愛機:
サンドクローラー

Daroe

ダロエは帝国軍に雇われている情報ブローカーである。彼はモス・アイズリーの通りをこそこそと歩き回り、アウター・リムでの反乱軍の活動に関する情報を探している。

ワイオスリー Wioslea

種族:
ヴーヴリアン
出身:
ヴァードン・カー
職業:
スペースポート・スピーダーズ店員
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Wioslea

醜悪なヴーヴリアンのワイオスリーは、多くの謎に包まれた過去を持つ女性である。すべてのヴーヴリアンと同様に、彼女の大きな顔には多数の目が複雑に配置されており、頭部からは長い触覚が2本垂れている。また、彼女はいつもジェダイ・ナイトに酷似したシンプルなローブを着用していたため、過去にジェダイであるという嫌疑をかけられ、帝国当局に告発されたこともあった。

かつて職を求めて銀河を放浪していた彼女は、やがてタトゥイーンのモス・アイズリーにたどり着いた。数ヵ月後、そこでアルコーナのウヌット・ポルと出会った彼女は、ボッチ語や、ジャワ、タルズの言葉など、多数のエイリアン言語に精通していることを重宝され、彼の所有するスペースポート・スピーダーズで店員として働くことになる。また、彼女は商売における交渉術にも定評があり、ルーク・スカイウォーカーの中古のランドスピーダーを2,000クレジットで買い取ったのもワイオスリーだった。それ以後、彼女はことあるごとに、自分が払った金で宇宙へ旅立った若者が、やがて銀河系の英雄となったことを他の客に自慢するようになったのである。

また、ギャンブラーとしても知られていたワイオスリーは、ジャバ・ザ・ハットから1,000クレジットの借金を抱えていた。彼女はその返済の一環として、ハットのスパイとしても暗躍していたのである。

スーク Thuku

種族:
ローディアン
出身:
ローディア
職業:
賞金稼ぎ
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Thuku

スークはナヴィック・ザ・レッドに仕える凶暴なチャッツァ族のローディアンである。彼はモス・アイズリーにあるジャバ・ザ・ハットのタウンハウスでグリードを目撃し、彼がテツァス氏族の生き残りであることに気づいていた。スークはグリードと一緒にいたスパーチ ”ウォーホグ” ゴアを買収し、グリードの殺害を依頼するのだった。

そして、グリードはジャバの命令を受け、仲間の賞金稼ぎスパーチ・ゴアとディズ・ナタズと共にハン・ソロを捜索する。やがてチャルマンの酒場でハンを見つけると、ゴアとナタズはグリードに手柄を取らせるため、彼に1人でソロとの勝負を挑ませるのだった。だが、実力の差は歴然としており、グリードはハンの放ったブラスターに倒れることになる。これは当初から想定されていた結果であり、すべてはゴアの計画通りだったのだ。スークとその相棒のニーシュ、そして仕事を請け負ったゴアさえも、まったく手を汚すことなく、仕事を片付けたのである。

ニーシュ Neesh

種族:
ローディアン
出身:
ローディア
職業:
賞金稼ぎ
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Neesh

ニーシュはナヴィック・ザ・レッドに仕える凶暴なチャッツァ族のローディアンである。彼は相棒のスークと共にモス・アイズリーでスパーチ ”ウォーホグ” ゴアを雇い、テツァス氏族の生き残りであるグリードの殺害を依頼した。すると、ゴアは弟子のグリードを実力者のハン・ソロに1人で挑ませるという方法をとり、自分の手を汚さずにこの仕事を片付けたのだった。

ネヴァー・ヤルナル Nevar Yalnal

種族:
ラナット
出身:
アラリア
職業:
労働者
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Nevar Yalnal

ネヴァー・ヤルナルはラナットにしては珍しいほどの長身だったために故郷を追放された過去を持つ。彼はドロイド商人のハーチェク・カル・ファスの下で肉体労働をしているが、この仕事に失敗したときは言い値で払ってくれる相手のためにスパイを行うつもりでいる。

モゼップ・ビンニード Mosep Binneed

種族:
ニンバネル
出身:
ニンバン
職業:
会計士
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Mosep

ニンバネルのモゼップ・ビンニードは、ジャバ・ザ・ハットの専属会計士である。彼は他の犯罪組織の内情にも精通しており、ジャバのライバルの金の流れを妨害することが可能だった。

トース・カー Tawss Khaa

種族:
ニンバネル
出身:
ニンバン
職業:
占い師
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Tawss Khaa

トース・カーは向こう見ずな性格で知られた女性占い師であり、かつては長期にわたってタトゥイーンの砂漠を放浪していた。サキヤンのハンターの下で訓練を受けたこともあるが、後に彼らを捕らえ、偵察員として反乱軍に加わっている。

カルファルニル・シンドロス Kal'Falnl C'ndros

種族:
クオサヴ
出身:
ウァウァ
職業:
パイロット
性別:
身長:
不明
愛機:
<シェルトゥース>

Kal'Falnl C'ndros

カルファルニルはモス・アイズリーの街頭でランドスピーダーを売却中のルーク・スカイウォーカーとすれ違ったクオサヴの女性である。彼女はフリーランスのパイロットであり、過保護な母親でもあった。ホスの戦い後、彼女はクレジットと家族を養う食糧を手に入れるため、サイザー・ランで活動する密輸業者のグループに加わる。彼女は仕事中でも自分の船<シェルトゥース>の改造した倉庫に1塊の卵を隠していた。驚いたことに、ライカー・ライジャードと恋に落ち始めたのもちょうどその頃である。

レディ・ヴァラリアン Lady Valarian

種族:
ウィフィッド
出身:
トゥーラ
職業:
密輸業者
性別:
身長:
2.5メートル
愛機:
不明

Lady Valarian

長身ででっぷりと太った女性ウィフィッド、レディ・ヴァラリアンは24歳のとき、ジャバ・ザ・ハットへの挑戦という彼女の人生で最大の賭けにでた。

大悪党の娘として生まれた彼女は犯罪の人生以外に何も知らなかった。彼女の犯罪の記録は若い頃から始まり、両親が重大犯罪によって投獄されたときも、それを引き継いだほどである。

数年後、ヴァラリアンは自らの組織を旗揚げし、タトゥイーンに進出することを決定する。彼女の最初のビジネスは、墜落した貨物船<ラッキー・デスポット>の購入だった。この船はモス・アイズリー宇宙港の砂の中に埋もれており、一度は豪華ホテルに改造されたものの、既に放棄されていたのだった。レディ・ヴァラリアンと名乗るようになった彼女は官僚を買収し、その船を破格の値段で手に入れたのである。

タトゥイーンで最大の力を持っているジャバ・ザ・ハットは、ヴァラリアンの進出を快く思っていなかった。官僚たちは直ちに彼女に重税を課すようになり、ジャバの手下たちは彼女の得意先に嫌がらせを開始する。困惑したヴァラリアンはついに取引きを申し入れ、ジャバに金を納めて、自分の商売が大きくなり過ぎないようにすることを誓った。それでも、彼女が賭博の許可証を手に入れようとしたとき、ジャバはそれを妨害している。彼はヴァラリアンが違法なギャンブルを行おうとしていたことを知り、帝国の介入について注意したのだが、それも金目当てのことだった。

ヴァラリアンの下で働く部下たちは他の悪党の手下と比べて幸せなことが多かった。彼女は恐ろしい風貌に反して、部下や住人から非常に尊敬されていたのである。長年に渡って彼女に仕えている密輸業者たちが失敗を演じても、その仕事を取り上げられるだけであり、すぐにランコアの餌食にしてしまうジャバとは対照的だった。

ある日、ついにヴァラリアンは故郷トゥーラからウィフィッドの男性を迎え、彼女のラッキー・デスポット・ホテルで結婚式を挙げることになった。新郎ドゥウォップは卓越したハンターだった。レセプションの席でフィグリン・ダンのバンドが演奏していたとき、ジャバの手下のデュロスが1人彼に近づいて来る。デュロスはドゥウォップのハンターとしての才能に賛辞を贈り、ジャバがハン・ソロの首に掛けている莫大な賞金のことを語りだしたのだ。

ドゥウォップはソロの捜索のためにレセプションを抜け出そうとしたが、ヴァラリアンと大喧嘩となる。結局、彼は賞金を1人占めにしようとしたヴァラリアンに食べられてしまい、さらに、式場は不法賭博の現場を抑えようとするストームトルーパーの襲撃を受け、大混乱となった。数日後、ドゥウォップはバラバラになって屋敷に帰って来た。破片の一部がなくなっていたが、その行方を知っているのはヴァラリアンと彼女の料理人だけである。

4年後、ルーク・スカイウォーカーたちによってジャバの組織が壊滅させられ、その仕事を受け継ぐ形でレディ・ヴァラリアンは勢力を広げていくことになる。

コール・ビーカン Chall Bekan

種族:
モアシーリアン
出身:
不明
職業:
スパイ
性別:
身長:
不明
愛機:
不明

Chall Bekan

コール・ビーカンはタトゥイーンの帝国政府と強い関わりを持つモアシーリアンである。彼はジャバ・ザ・ハットの活動を見張るよう命じられており、同時に同盟軍の疑わしい行動についても帝国軍に警告を行っている。ビーカンはエイリアンによって構成された独自の諜報組織の指導者でもあり、そこから適切な情報を入手しているのだ。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/