キャラクター・ガイド / コルサントのナイトクラブ

コルサントの暗黒街で大物になることを夢見るアルマキアン・レフィンガイトのマガルーフは、エアスピーダーを盗むことから泥棒としてのキャリアを積み始めた。

ある晩、ギャラクティック・シティの摩天楼で曲乗りを披露したマガルーフは、その後、盗んだスピーダーを地元犯罪組織のボス、ハット・ローへと差し出した。彼はこれによってローの雑多なギャング団の最も新しいメンバーとして迎え入れられる。だが、絶えず積極的なマガルーフは、バス・ブラザーズや、ともすればブラック・サンのような、さらに大きな犯罪組織に加わりたいと考えていた。その直後に、彼はもう1人の悪党、アック・メド＝ベックと共に働き出すことになる。

より経験豊富なメド＝ベックは、自分が暗黒街のさらなる大物への足がかりになってやると約束し、マガルーフを傘下においた。2人は共に数々の盗みを働き、大きな成功を得ることになる。しかし、メド＝ベックがココ・タウンの宝石店への強盗を打診したとき、この角の生えたレフィンガイトは深みに入りすぎてしまった。マガルーフは高価なフレーム・ジェムの宝石箱を店から持ち出したが、彼は証拠を残さず逃走する前に、制服を着た共和国の保安官に捕まってしまったのだ。しかし、ダネル・フェイトニーと名乗るこの保安官は、宝石箱を押収したが、マガルーフを逮捕しようとせず、強い警告だけで釈放したのだった。

マガルーフは強盗の失敗について報告するため、メド＝ベックのところへと向かったが、メド＝ベックは不思議なことに忽然と姿を消していた。その直後、マガルーフは宝石店への強盗容疑で逮捕されてしまう。彼は警察当局に対して、フレーム・ジェムは既に保安官に没収されたと説明するが、彼ら曰く、ダネル・フェイトニーという保安官は存在しないと言うのだ。

ココ刑務所の通常保安区画に3年間投獄されていたマガルーフには、あのとき失敗した宝石強盗について考える時間が十分にあった。やがて彼は、メド＝ベックとダネル・フェイトニーが裏で手を組んでおり、フレーム・ジェムを横取りするために自分を罠にはめたのだということに気づく。騙された自分にうんざりしたマガルーフは、結局自分は犯罪者には向いていないという結論に達し、刑務所から釈放されると、残りの人生を全うするために故郷のアルマックへと帰ったのだった。

セボカは故郷マラステアからコルサントに移住してきたダグの人気ホロドラマ・スターである。彼はアリーナの元老院議員ボグ・ティレルの愛人とされており、アナキン・スカイウォーカーとオビ＝ワン・ケノービが暗殺者のザム・ウェセルを追跡していた夜も、ティレル議員と共にギャラクティック・シティの夜景を楽しんでいた。

オングリーという種族は、物体を複数の方向から見ることのできる柔軟な眼柄を持っている。おそらくこの能力があるからこそ、オングリーは物を見る際に多くの観点であらゆる可能性を調査するようになり、種族として有能な政治家、外交官、そして交渉人を数多く輩出することができたのだ。

しかし、コルサントのアスクルー地区の腐敗した知事、アクロス＝クリックは、このような物の見方が現実問題としてより犯罪的な行為にも同様に役立つことになるという典型的な例だった。

アクロス＝クリック知事は、ブラック・サンの工作員によって仕組まれた選挙で権力を得た。その見返りとして、彼は自分の地位を利用し、この犯罪シンジケートに価値ある情報を提供していたのである。アスクルー地区は円形の元老院議事堂に極めて近いため、アクロス＝クリックは共和国の最上層にもかなりの接触を維持することができた。また、アスクルー地区はコルサントの下層レベルにも伸びており、上層部にギャラクシーズ・オペラ・ハウスのような眩しい娯楽施設が並んでいる一方で、下層レベルには暗黒街が広がっている。当然、共和国の高官たちもこれらの両端から選出されており、彼らは闇と光の両方の場所でより良い待遇を求め、アクロス＝クリック知事へとたどり着いたのだ。

アクロス＝クリックが意のままに使えたより巧妙かつ効果的な道具は、彼が監視したいと思う標的に案内人として提供できる魅力的な3人組の人間女性である。三つ子のネイル姉妹は、自分たちの客が愚かにも暴露してくれた有用な情報をすべて知事へ送り届けてくれるのだ。

アクロス＝クリックがオフィスで過ごした何年もの間に、アスクルー地区の下層レベルは非合法活動によって侵食されていった。アクロス＝クリック自身も、バス・ブラザーズや他の犯罪者たちと緊密な関係を持つようになる。しかし、闇の中で暗躍する他の犯罪者たちとは異なり、アクロス＝クリックは地区の住人たちから何でも可能にする父親のような存在として見られることを好む、乱暴かつ社交的な人物だった。ブラック・サンと共和国政府との両方の関わりから、彼はこのような信頼を与えられていたのだ。だが一方で、ブラック・サンの中にはアクロス＝クリックが不必要な関心を集めていたことに注目している者がいたことも事実である。

コルサントの影に覆われた下層レベルは悪徳に満ちている。歓楽街のナイトクラブやカジノ・バーを頻繁に出入りする不快な麻薬密売人、エラン・スリーズバガノは不法な商品を売り裁いて手っ取り早くクレジットを稼ごうとしている。

若いエランもかつてはコルサントの大学で学ぶ医学生として有望な人生を歩んでいたが、悪い仲間と知り合うことで人生を棒に振ってしまう。彼にはバロサーが狡猾な詐欺師であり悪党であるという固定観念を一掃することができなかった。やがては大学の医療品を盗み出し、地元の犯罪王ハット・ローに売り渡すまでに落ちぶれてしまう。スリーズバガノは中途半端な学歴をスライスモンガー（コルサントの歓楽街で薬物を不法に販売する売人）としての経歴に利用していたのだ。

彼の扱うベストセラー商品はデス・スティックである。この加工されたイクセタール・シロナーは、吸引することで幸福感を引き出すことができるが、それと引き換えに寿命を縮めてしまう。彼はバロサー特有の肉体機能によって薬品による副作用をかなり抑えることができるが、同時に中毒者にもなっている。雑多な種族で溢れるコルサントで彼が人気を得ているのは、この高級なデス・スティックに関してだけだった。事実、クラブの顧客たちは彼を厄介な寄生虫のように見なしている。

聞くところによると、エランはジェダイ・ナイト、オビ＝ワン・ケノービにデス・スティックを売ろうとしたが、帰宅したその夜、自分の人生について完全に考え方を変えたという。

コルサントのナイトスポットにある活気に満ちた社交場には、ありとあらゆる目的のために無数の種族が集まっている。人々の動きに目を光らせている者にとって、これほど理想的な場所はないだろう。一攫千金を夢見る人々は、このようなカジノ・クラブを高原に例えており、ときには一晩で富や愛を獲得して、下層階級から一気に駆け上がる者もいる。また、1つ2つの土産話を得るために社会的抑制を放棄し、自ら進んでこのレベルにまで降りてくる上流社会の者たちもいる。こうした人々はカラフルな衣装を着た地元民と同化し、自らを貶めていることが多い。さらには最高の利益を求めて未踏の闇取引を行うためにこの場を訪れる者たちもいる。

ニラット・アジラはコルサントに住む典型的なクラブ常連客である。彼女は流行のズーシャの布で織った衣装に身を包むしなやかな美女だが、この服は溶けやすいため実用性に乏しい。また、彼女は髪型をソループス・スタイルに整えることを気に入っており、自慢の赤毛を棘状に固め、曲がった状態で立たせている。同世代の多くの女性たちと同様に、アジラもまた将来の配偶者の目を奪う目的で皮膚に装飾を入れているが、それも将来的には染みになって残るだけかもしれない。さらに、彼女は瞳の色も外科手術によって珍しい色に変えてあり、腹部には「スーザンの狂信者」のメンバーであることを示す精巧なタトゥーが彫られているが、これも彼女の信仰に反したものだという。所詮はすべて、さらに多くの流行を追い求めるための努力に過ぎないのだ。

コルサントの下層にある歓楽街を訪れても、そこにたむろする人々の制服に騙されてはいけない。もちろん、そこには上層からコルサントのナイトクラブを訪れ、常連客に混じって「スラム見物」をしている役人たちもいる。だが、共和国の官僚やセネイト・ガードのように見える客たちの大半は、他人のポケットの中身を狙う詐欺師なのだ。一見するとダネル・フェイトニー中尉もうまく制服を着こなしているが、彼には決して何も与えてはならない。

ダネル・フェイトニーは共和国に奉仕する官僚としての将来を夢見ていたが、2つの主な長所によって堕落した。それは、サバックの変化にも追従できる明快な頭脳と、女性を狂喜乱舞させる熟年の上品な振る舞いである。彼が間違った女性に深入りしてしまったのは後者の才能が原因だった。その陰湿な女は彼を騙し、不法なスパイス採鉱事業に投資させたのである。彼はなんとか逮捕を免れるが、コルセックとエイリアンの敵対者の双方から追われる羽目になった。ダネルは創意に富んだ野心家の友人、アック・メド＝ベックの助けを借り、コレリアを脱出する。彼には立派な制服を着て働くという願望があるが、それも信頼とペテンの織りなす芸術のなかに利益と興奮があることを悟ったからだった。

一連の不運な出来事の末、2人はコルサントにたどり着いた。そこで彼らはココ地区刑務所の準監房区画に短期間だけ投獄されるが、洗濯用スピーダーを騙し盗って脱獄に成功する。そして夜のギャンブル街で一財産を稼いだ後、2人の詐欺師は共和国の制服を手に入れた。こうして「中尉」（少なくとも階級章を信じる限りは）となったフェイトニーとメド＝ベックは獲物と娯楽を求め、アウトランダー・クラブの常連客となったのだ。

ダネル・フェイトニー中尉の既知の友人であるアック・メド＝ベックは、コルサントの歓楽街にある光り輝くカジノ・クラブを訪れる際に、共和国の役人の制服を着込んでいる。彼は2人のジェダイが変身能力を持つ暗殺者を追ってクラブに現れたとき、トゥイレックのルネイ・ミンクスとアイ・ヴィダーを伴って会話に興じていた。

アック・メド＝ベックとダネル・フェイトニー中尉は犯罪仲間だが、おそらくメド＝ベックはフェイトニー以上に創意に富んだ野心家である。スパイス鉱山への投資に失敗したフェイトニーが投獄されかけたときから、2人は暗黒社会に身を投じている。メド＝ベックの助けを得てダネルはコレリアを脱出し、やがてコルサントにたどり着いた。彼らは洗濯用スピーダーで脱出するまで、ココ地区刑務所の準監房区画に短期間だけ投獄されていたこともある。その後、ダネルがギャンブルの才能を駆使して共和国の役人の制服を2着手に入れると、2人はアウトランダー・クラブを訪れる際に毎晩その服を身につけるようになったのだ。

コルサントのナイトクラブには多くの異なるエイリアン文化が混在している。共和国の至るところからやってきた様々な種族の代表や、雑多な職業の集団が、ここで願望や行動を一体化させているのだ。アイ・ヴィダーは歓楽街にたむろする美しいトゥイレック女性の1人に過ぎない。彼女の皮膚に刻まれたまだらなストライプ模様は、トゥイレックのなかでも珍しい彩色に分類される。ヴィダーはアック・メド＝ベックや紫色の肌をしたトゥイレック、ルネイ・ミンクスといったナイトクラブの常連客の友人である。

数多くの不幸な若い女性トゥイレックと同様に、ヴィダーの人生は犯罪の暗黒社会によって汚されている。彼女は長い間、雄大な妄想に駆られた地元の犯罪王ハット・ローの配偶者にされていたのだ。いつでも逃げ出すことはできたが、ハット・ローの用心棒を務めるウィークェイのタス・キーを恐れるあまり、彼女にはそれができなかったのである。

アウトランダー・クラブでのある晩、彼女は小柄で幾分さっぱりした共和国の衛兵に目を奪われる。彼女はこの衛兵に、自分を残酷な人生から救ってくれる英雄の姿を思い描いたのだ。しかし、この男は政府のユニフォームを着用した詐欺師にすぎなかったのである。

ハット・ローは銀河共和国の晩年に、コルサントで暗躍した自称犯罪王である。彼は自分こそがこの惑星で最大の力を持つ犯罪王だと自認しているが、実際には苛立ちを募らせたハットの犯罪王たちの使い走りでしかなかった。

彼は長年にわたってアイ・ヴィダーを配偶者としており、タス・キーをボディガードとして雇っていた。

ルネイ・ミンクスはコルサントの下層にあるアウトランダー・クラブの常連客であり、アイ・ヴィダーとアック＝メド・ベックの友人だった。

コルサント政府やビジネス界の上流階級にいる者たちが、日の当たらない低層地区に投資することは稀である。しかし、そこでは地上とは完全に異なる権力闘争が行われているのだ。法の目の届かない場所で暗躍する犯罪者たちは、きらめく歓楽街だけでなく古風な軽食堂や難民で賑わう宇宙港にも姿を現している。

犯罪界の黒幕を自称するハット・ローは、いくつかの決定的な判断ミスを犯した。この屈曲は、彼こそがコルサントの犯罪社会における最大の大物であるという信念を強めさせたのである。しかし彼の実情は、裕福で権力を持ったハットの使用人同然だったのだ。ハットの犯罪王はローに腹を立てていたが、彼は常に屈強なボディガードを側に待機させている。そうした傭兵の1人がスリルア出身の女性ウィークェイ、タス・キーである。彼女は検出器を避けるように作られた武器を常にいくつか隠し持っているが、暗黒街にはそのような検出装置はほとんど設置されていない。

逞しい筋肉質のギャンウィック・トラグは、旧共和国の晩年でコルサントのアウトランダーでバーテンダーを務めていた。

アウトランダー・クラブでウェイトレスとして働くジーン・セルウィックは、酒を求める常連顧客やチップを弾んでくれる客を求めてフロアをうろついている。

過去を捨て去った無一文の女性、キャリン・ファーミアにとって、忠誠は何よりも重要な概念である。かつてクワッティ警備軍の一員だった彼女は、腐敗したKDY社の幹部たちによって、ニモイディアンのエージェントへ企業秘密を売り渡すという闇取引の濡れ衣を着せられたのだった。そして、ぶっきらぼうに釈放された後、彼女は自分の才能を活かして賞金稼ぎとなり、無法者たちを法廷へと送り続けていた。やがてファーミアは腕利きのスライサー、キアン・シーをパートナーとし、三流の犯罪者や企業泥棒を捜索することで、ある程度の成功を謳歌したのである。

コルサントでのある晩、彼女は情報屋から、スーザンの狂信者と呼ばれるカルト集団の不穏分子たちが、彼女によって殺害された高位司祭スクリ・オスクローの復讐を計画していると聞かされる。オスクローは教会を違法活動の隠れ蓑として使用していた。さらに情報屋によると、キアンもこの計画の一翼を担っており、ファーミアを売り渡すつもりなのだという。キアンは最後の裏切りで自分の役割を果たし、高額の報酬を受け取ることになっていたのだ。

キャリンはこの話に動揺するが、真実をすべて知る必要があった。スーザンの狂信者がコルサントの流行の地区で人気のあるフラッシュを楽しんでいることを知った彼女は、仕事について話すためアウトランダー・クラブで会おうとキアンに告げる。先に到着したのはファーミアだった。そして、クラブ内に居並ぶ人々を入念に見渡していた彼女は、スーザンに特有の陰謀をいくつか見抜いたのである。

彼女はニラット・アジラを脅迫し、容易に尋問することができた。ファーミアは彼女の口から、高位司祭がコルサントにいること、そして彼がキアン・シーと実際に接触していたことを突き止める。彼女は何をするべきかを心得ていた。

キアンが到着すると、キャリンは無知を装い、疑われないよう友好的に振舞っていた。この夜、偶然にもクラブ内でジェダイの正義の裁きを目撃した彼女は、意思をより一層強固なものとする。やがて2人はクラブを後にし、ファーミアはキアンが攻撃を仕掛けてくる前に彼女を押さえつけようとするが、キアンは反射的にファーミアの攻撃を避けると、彼女の手から逃れてしまう。キアンはそのまま闇夜の中へと消えて行ったのだった。

ファーミアが攻撃を予期していたことに気づいたキアンは、オスクローとの取引を打ち切った。そして数年後、キャリンは帝国を軽蔑し、反乱軍のみを援助していたが、その一方でキアンは帝国から請け負いを再開していた。やがて、キアン・シーはキャリンを帝国へ引き渡す仕事を請け負い、ナー・シャダーでかつての相棒と対峙することになる。だが、このときばかりはキャリンも過ちを犯さなかった。彼女はキアンに死をもって裏切りの代償を払わせたのである。

黒髪の美しい女性フィンパー・セイヴは、コルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

ゼイ・ネップはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

美しいブロンド髪のアイミ・ダノーは、コルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

美しい黒髪のロシャ・ヴェスは、コルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

ウィルスト・モランはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

セル・マはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。上流階級出身の彼女は個室でみすぼらしいダーロ・ウィリッツを弄んでいた。

ダーロ・ウィリッツはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。彼は身分不相応なセル・マに弄ばれていることに気づいていない。

ヘイド・ゴファイはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。唇を青く彩った彼女は、クラブの人ごみに侵入してきたアナキン・スカイウォーカーに気づき、彼に不気味な視線を向けていた。

キアン・シーはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。彼女はクラブの暗がりに潜んでいるところをよく見られるが、彼女がそこで何をしていたかを知る者は誰もいない。

ケル・ボリアンはコルサントのアウトランダー・クラブに通う常連女性客である。彼女はゲーム・テーブルを特に好んでいた。

ディ・マンティッドはコルサントのアウトランダー・クラブに通う常連女性客である。

リレラ・ブリングビットはコルサントのアウトランダー・クラブに通う常連女性客である。彼女はクラブの外で、ザム・ウェセルのスピーダーからアナキン・スカイウォーカーが転落する瞬間を目撃した。

人間女性のパリー・ルーダは、コルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。

レイナ・マーチはコルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。彼女はフィンパー・セイヴやダネル・フェイトニーと共に談笑していることが多かった。

また、彼女はエッジ9と呼ばれる無政府主義組織のリーダーでもあった。エッジ9はコルサント政府の壊滅と貴族階級の廃止を主張しており、その政治的要求を暴力的な手段で訴えることで知られていた。もちろん、メンバーのすべてが暴力を積極的に支持していたわけではないが、エッジ9の行動には、警察などの多目的施設に対する爆破テロも含まれている。エッジ9の無政府主義者は、過去に元老院ビルの爆破を計画したこともあり、極地点から伸びるパイプラインに沿って密かに爆弾を仕掛けたが、この計画は失敗に終わったのだった。

マーチは組織内でも特に過激な実行派であり、数々の暴力行為の立案、実行に関与していた。新秩序が施行された後も、組織は存続していたが、メンバーは次第に少なくなり、一方でさらに狂信的な集団へと変わっていくことになる。

マイア・ネイルとイマ・ネイルは、アクロス＝クリック知事から彼が監視対象としている人物への案内役を依頼された、三姉妹のうちの2人である。三つ子のネイル姉妹は、客人が迂闊に漏らした有益な情報を知事に報告していた。彼女らはしばしばアウトランダー・クラブに出入りしているところを目撃されている。

なお、三つ子のもう1人についてはすべてが謎のままである。

エイム・ロムはコルサントのアウトランダー・クラブに通うエイリアン女性の常連客である。

オニース・キャナヴァーはコルサントのアウトランダー・クラブに通うターナブの常連客である。

オーキー・ドークスはコルサントのアウトランダー・クラブに良く通っているスウォークス・スウォークスの女性客である。彼女は自分の特殊な感性によると、美女であるという。

ニック・フーマはコルサントのアウトランダー・クラブに通うグランのギャンブラーである。

ニモイディアンのイー・モーは、コルサントのアウトランダー・クラブの常連客である。彼女はいつも同種族の2人の仲間を伴って、このクラブに通っていた。