キャラクター・ガイド / ユージャン・ヴォング

ナス・チョーカ Nas Choka

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ
職業:
艦隊司令官、ウォーマスター
性別:
身長:
不明
愛機:
<ヤムカ>

Nas Choka

ナス・チョーカは既知銀河に侵入したユージャン・ヴォングの戦闘艦隊の最高司令官である。彼は旗艦<ヤムカ>で指揮を執り、ユージャン・ヴォング軍による銀河中心部への攻撃を監督していた。ナスは権力層の一員ではあるが、ユージャン・ヴォングのなかでも一際小柄な人物である。しかし、戦士としての力量は決して見た目を反映していない。彼は常に高貴な振る舞いを心がけており、最高司令官を表す深紅のケープを身に纏っているのだ。

ナスの体はほぼ全身が刺青で覆われているが、最も特徴的なのはその顔である。口髭と一房の顎鬚の跡は彼に賢者のような印象を与えており、下方に曲がった目は抵抗する者に恐怖を呼び起こさせる。また、漆黒に染まった髪は腰の辺りまで伸びており、指と上腕部は生きた珊瑚の指輪で覆い隠されている。

ナスはこの侵略においてノム・アノアに艦隊を率いる2度目の機会が与えられたという事実を嫌悪し、同時に、ジェダイ・ナイト抹殺のためエランの亡命を偽装するという作戦が失敗したことを密かに喜んでいた。エランの死後、チョーカはトラー司令官と司祭ハラーにアウター・リムからの帰還を命じ、侵略の前線から撤退させたのだった。また、彼は銀河系を征服する前にジェダイを滅ぼすべきだという戦略にも疑念を抱いていた。チョーカは、フォースなどというものは単なる思想に過ぎず、何か他のものに置き換えられるはずだと主張したのである。

実際、ナスは天才的戦術家であり、戦わずしてティナを征服している。同じようにフォンドアでも最大の努力を尽くし、センターポイント・ステーションの威力によって多大な犠牲を強いられたが、新共和国の造船施設を完全に破壊したのだった。

その後、チョーカの艦隊はサヴォング・ラの命令によってハット・スペースに配置された。彼はエンブラ・ザ・ハットに雇われたクラトゥイニアンの傭兵部隊を壊滅させるよう部下に命じる。傭兵部隊はイリーシアの周囲を漂流するかつての通商連合の遺棄された戦艦内に陣取っていた。ユージャン・ヴォングの戦士たちは彼らの秘密基地を急襲し、エンブラがナー・シャダーの奥深くに隠れていることを知るのだった。ユージャン・ヴォングは奴隷化したチャズラックの部隊を投入し、エンブラの宮殿を攻撃する。しかし、ハットの傭兵たちが奴隷を制御していたバイオ車両を破壊したことによってチャズラックたちは狂乱状態に陥り、この攻撃は両者に多くの犠牲を強いることになるのだった。

この戦いの詳細は謎のままだが、最終的にナスはハットを支配し、多くの惑星と宇宙航路の制御に着手した。やがてエバックの戦いでウォーマスター・サヴォング・ラが戦死すると、彼はハット・スペースから召還され、最高大君主シムラから新しいウォーマスターに任命されたのである。

チン=カル Chine-kal

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
ヤモスク・クラスターシップ<クレシュ>

Chine-kal

ユージャン・ヴォングの司令官チン=カルは、ヤモスク・クラスターシップ<クレシュ>の指揮官である。この船は新しく生まれたヤモスクの育成を助けるため、ジンディーンから連れてきた囚人たちを乗せていた。長身で細身の彼はその身なりに特徴があり、動物で造られた色鮮やかな衣装を身に纏っている。例えば、ターバンの中には猛禽を隠しており、司令官の階級を表すケープも奇妙な有機体でできているのだ。また、腕は獣のように鍛え上げられ、5本の指からは恐ろしい鉤爪も生えている。

チン=カルは熟練の戦士であり、策略家でもあった。さらに彼は既知銀河に達して以来、ベイシックの習得にも余念がなく、悠長な会話を行うことができるようにもなったのだった。

捕らえた奴隷たちの中にジェダイ・ナイト、ワース・スキダーが含まれていることに気づいたチン=カルは、彼をサヴォング・ラに差し出すことによってユージャン・ヴォングの指導者層から栄誉を与えられることを望んでいた。しかし、<クレシュ>はカラーバでキップス・ダズンの攻撃を受け、チン=カルは撤退を余儀なくされる。彼は主力艦隊と合流し、船内のヤモスクを救助すべくフォンドアへ向かった。キップの小中隊も彼らを追跡してフォンドアへ向かい、<クレシュ>に侵入する。ワースの救出には間に合わなかったが、キップらはヤモスクを殺し、チン=カルを打ち破ったのだった。彼は死に掛けた船の中で生き延びていたが、ハットのランダ・ベサディ・ディオリによる裏切りにも遭遇し、センターポイント・ステーションからの砲撃がフォンドア星系を切り裂いたとき、船と同時に滅びたのである。

ハラー Harrar

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ
職業:
最高位司祭
性別:
身長:
不明
愛機:
シュリップ・シュパ・スポーン・シップ

Harrar

イソアの戦いにおけるシェダオ・シャイの敗北、およびデイン・リアンの艦隊の損失後、ユージャン・ヴォング司令部の上層階級は、この侵略を成功に導くために宗教監督者が必要であるという結論を下した。この地位に就いた最初の司祭ハラーは、ユージャン・ヴォングの神々、特に隠匿と欺瞞を司る女神ユン=ハーラに完全なる忠誠を誓っており、両手にはそれぞれ指が3本しかなく、唇にも刺青があるなど、数多くの献身を行っている。また、彼はジェダイ・ナイトとフォースに代表される真の脅威を認識し、彼らの一掃を提案した数少ないユージャン・ヴォングの1人だった。実際に彼は、もしダークサイドの戦士が生き残っていれば、シスと同盟を結ぶべきだとさえ提案しているのだ。

執行官ノム・アノアと共に、ハラーは娘の女司祭エランをジェダイ・オーダーに偽装亡命させ、最終的にオーダーを銀河系から排除することによって神々を助けるという計画を立案した。エランは肺に恐ろしい生物兵器を仕込んでいたが、最終的にこの武器が仇となって計画は失敗に終わる。ハラーは娘を失い、さらに最高司令官ナス・チョーカによってアウター・リムの任務に左遷された。一方でノム・アノアは叱責を受けただけに留まり、このときからハラーはノム・アノアに対する怒りと不信感をさらに募らせていくのだった。

しかし、後にハラーは親友であり、いまやウォーマスターの地位にあるサヴォング・ラによって戦場から召還され、彼の精神的支えおよび助言者の役目を与えられる。そして、ハラーはコルサントに対する大規模な攻撃の監督を任され、惑星の陥落後は双子のジェイセン・ソロとジェイナ・ソロの捕獲任務にも携わった。だが、この任務で彼は再びノム・アノアとのライバル争いを演じることになる。

次に、ハラーはウォーマスターからボーレイアス奪回計画に幸運をもたらす役を与えられる。しかし、彼はそこで新共和国軍の作戦を予期することができなかった。ハラーはこうした先見性の欠如から共和国の真の計画を見誤り、ユージャン・ヴォング軍はボーレイアスでチュルカン・ラを含む大規模な損失を負うことになる。その後、ハラーはコルサントへ逃亡し、そこで勝利の成果が発見されることを願うのだった。

やがてエバックの戦いでサヴォング・ラが死んだ後も、ハラーは最高大君主シムラの宗教的助言者としてコルサントに滞在していた。だが、シムラの側に仕える多くのユージャン・ヴォングたちと同様に、彼もまた最高大君主と神々との繋がりに疑念を抱くようになる。そこでハラーは密かにネン・イェムと面会し、彼女に予言者ユシャアと同盟を結ぶこと、そして放浪惑星ゾナマ・セコートを探すことを提案した。ハラーの当初の計画はユシャアと接触するための餌としてネン・イェムを利用することだったが、最終的には彼もゾナマ・セコートの捜索を望むようになる。彼は究極の目標を達成するため、2人のジェダイ・ナイト、コラン・ホーンとタヒアリー・ヴェイラと一時的に手を組むことにも同意したのだった。

ついにゾナマ・セコートに到達したハラーは、この惑星がユージャン・ヴォングと他の生態系との混合体であるという事実に直面する。彼はユージャン・ヴォングがこの銀河系と何らかの繋がりを持っていることに気づいたが、その繋がりが何なのかを知ることはできなかった。すると、予言者ユシャアの正体がノム・アノアであることを知ったネン・イェムが、彼に殺害されるという事件が起こる。タヒアリーからそのことを聞かされたハラーはアノアへの復讐を誓うが、タヒアリーに制止された。だが、アノアはハラーに戦いを挑み、奮闘の末、司祭は崖から転落してしまう。彼を救ったのはゾナマ・セコートに原住するフェローアンたちだった。その後、ハラーはルーク・スカイウォーカーとの話し合いに同意し、この戦争を終わらせる方法の探究を手伝うことを約束したのである。

銀河同盟によるコルサントへの攻撃が開始されたとき、彼らにワールド・ブレインの井戸への接触方法を教えたのもハラーだった。これによってジェイセン・ソロはドゥリアムを説得し、シムラのために働くことを拒否させることに成功する。やがてシムラとオニミが死亡すると、ハラーと残りのユージャン・ヴォングたちは銀河同盟に対して降伏を宣言するのだった。

長い戦いがついに終わり、銀河同盟はルークの助言にしたがってユージャン・ヴォングが彼らの文明を再建するためにゾナマ・セコートへ移住することを許可した。惑星も彼らを心から歓迎し、新しい居住者たちが平和な社会を発展させられるよう、未知領域へと旅立ったのである。

エラン Elan

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ
職業:
司祭
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Elan

イソアでシェダオ・シャイの艦隊が失われた後、最高大君主シムラの寵愛を受けた助言者であるユージャン・ヴォングの司祭ハラーは、侵略計画の監督のため娘のエランを伴って既知銀河を訪れた。かつて女司祭ファーランに養成されたエランはワタリガラスのような漆黒の長い髪を生やした細身の女性であり、他のユージャン・ヴォングとは明らかに異なる美貌の持ち主である。ドメインの伝統的な女性用ドレスを身に纏い、虹色の昆虫がちらちらと光る長いローブを着たエランは、人間から見ても美しい姿をしていた。

エランに与えられた任務は、ジェダイ・ナイトを一掃するための計画の一環として、新共和国への人質となることだった。彼女はこの計画に同意し、自身の体に一塊の生物兵器ボータスを宿す。この兵器は限定された空間に吐き出すことによって、吸い込んだ生物を皆殺しにする力を秘めていた。エランには自分の命が犠牲になり得ることも分かっていたが、この作戦が成功すれば彼女は崇拝する女神ユン=ハーラの祝福を受け、欺瞞のセクトにおける偉大な地位を手にすることが約束されていたのだ。

ユージャン・ヴォングの偽装工作として、エランは仲間から迫害された亡命者を装った。メリディアン・セクターでの戦いの最中、彼女はヴァーゲアを伴って傷を負ったユージャン・ヴォングの船から脱出し、作戦通りジェダイと新共和国に捕らえられる。彼女はジェダイとの会合を要求し、その席で政治亡命を訴えた。そして自らの誠実さの証として、マラ・ジェイド・スカイウォーカーを苦しめていた死の病の解毒剤を提供したのである。

エランはまずウェイランドについて尋問を受けるが、その後も仕込まれた暗殺者によって命を狙われることになる。その後、エランは安全のためショーウォルター少佐によってコルサントへ護送されるが、その途中で彼の護衛船<クイーン・オブ・エンパイア>はピース・ブリゲイドによる攻撃を受けるのだった。エランの真意を知らないピース・ブリゲイドの傭兵たちは、ユージャン・ヴォングに自らの忠誠と価値を示すため、エランの奪回を目指していたのである。この攻撃でショーウォルターは負傷し、ハン・ソロが彼女の護衛を引き継ぐことになった。しかし、ハンはエランとの脱出に失敗し、レック・デッシュ率いるピース・ブリゲイドの部隊に捕らえられてしまう。彼らはエランをユージャン・ヴォングに送り返すため、自分たちの船に護送したのだった。

エランは自らの手でこの問題を解決すべくボータスの息を吐き、邪魔な傭兵たちを皆殺しにする。これを知ったハンはようやくユージャン・ヴォングの狡猾な作戦に気づいたのだった。エランはハンを同様の方法で殺そうとするが、生物兵器を吐いたまま<ミレニアム・ファルコン>の船倉に閉じ込められてしまう。そして、彼女は自らの武器で瞬時に命を落としたのだった。

ネン・イェム Nen Yim

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ<バヌー・コア>
職業:
シェイパー
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Nen Yim

ネン・イェムは既知銀河系への侵略の最中、メジャン・クワードによって養成されたユージャン・ヴォングの若き女性シェイパーである。彼女がクワードに弟子として選ばれたのは、その異端の信念によるものだった。イェムは、ユージャン・ヴォングがこの銀河系の支配者として選ばれた種族ではなく、より大きな生態系の集合体の一部でしかないという信念を持った、わずかなユージャン・ヴォングの1人だったのだ。イェムはワールドシップ<バヌー・コア>上で修行を積んでおり、一度として真の惑星に降り立ったことがない。

フォースと呼ばれる神秘的な力の源に関する調査を命じられたメジャン・クワードは、ジェダイ・ナイトの神経系を解析する際の助手としてイェムを指名する。2人のシェイパーは捕らえられたジェダイ、タヒアリー・ヴェイラを標本とするが、ジェダイの力の源を調査するにはユージャン・ヴォングに許された厳格なプロトコルを超えた思考が要求されることに気づいたのである。イェムはその異端の信念に反する熟練した技能を見せ、タヒアリーの神経系を素早く解析したのだった。

タヒアリーがアナキン・ソロによって救出され、この戦いでクワードが戦死すると、イェムは自分も処刑されるのではないかという懸念を抱くようになる。しかし、彼女はウォーマスター・サヴォング・ラの前に連れ出され、死に掛けたワールドシップを保護する役目に回されたのだった。その間も、彼女は他の異端のシェイパーの名前を口に出し、命を繋ぎ止めていたのである。

しかし、イェムのこうした努力は最高大君主シムラの関心を引きつけた。シムラは彼女とマスター・シェイパー・ケイ・クワードを<バヌー・ミア>に配属させる。しかし、イェムはケイ・クワードとその狂気の手法に嫌悪を抱くようになり、特に彼がワールドシップへの懸命な看護を邪魔し始めると、怒りが頂点に達するのだった。我慢の限界を迎えたイェムはシムラに面会を求めるが、クワードの正体が大君主のお気に入りの道化師、オニミであることを知り驚愕する。シムラは決して彼女の異端を許さなかったが、クァング・クァーサの既知のプロトコルを超えて働き続けるチャンスを与えたのだった。イェムはクァング・クァーサの第8コーテックスの先にある知識を手に入れるべく、ユン=ユージャンが要求するすべてを犠牲として捧げると誓う。シムラはユージャン・ヴォングによる征服の展望に彼女の力が必要となることを明かすと、彼女をマスター・シェイパーに昇格させ、自らのお抱えシェイパーとするのだった。

その後、彼女は一時的にサヴォング・ラの配下として貸し出され、ウォーマスターの腕に移植されたランダクの鉤爪が彼の肉体から拒絶される理由を解明しようと努めていた。やがてイェムは長い時間を費やし、ランダクの鉤爪がウォーマスターの肉体を蝕みながら成長しつつあることを発見する。さらに、彼女はヴィキ・シェシュにそそのかされたシェイパー・ギスラ・ダルがユン=ユージャンの司祭たちと共謀し、サヴォング・ラの病んだ腕にランダクの鉤爪を成長させる物質を与えていたことを突き止めた。この事実に怒り狂ったウォーマスターは裏切り者全員を飢えたランコアの餌食とし、ネン・イェムとヴィキ・シェシュが価値ある存在であることを認めたのである。

彼女は再びシムラの秘密のダミュテクで第8コーテックスの解析に取り掛かるが、放浪の惑星ゾナマ・セコートが発見されたことで事態が動き出す。イェムは修復されたセコータン・スターシップへの接触を許可された後、シムラに欺瞞の疑いを抱くようになったのだ。最高大君主がゾナマ・セコートの存在を恐れているという事実も彼女の疑念をますます強めることになり、彼女は自らこの生きる惑星の探索に向かう決意をする。イェムは奇しくもタヒアリー・ヴェイラとコラン・ホーンの力を借りてコルサントからの脱出に成功し、さらに隠匿の司祭ハラーと予言者ユシャア(その正体がノム・アノアであることを彼女はまだ知らない)を伴ってゾナマ・セコートへと向かうのだった。

ゾナマ・セコートに到着したイェムは、かつてタヒアリーの心にリイナ・クワードの人格を植え付けた際に自分の記憶が削られていたことに気づいた。惑星の存在から力を得た彼女は、セコートの生態系から得たある種の細胞を変化させることで惑星の生物層と接触しようと試みる。そして彼女の計画はうまくいき、接続の中で意識を失いかけてしまうほどの膨大な知識を手に入れた。しかし、イェムにはここで得た知識を役立てることができなかった。彼女は、ゾナマ・セコートを破壊することによって再びシムラに取り入ろうとするノム・アノアによって追跡され、殺害されてしまったのである。死の直前にイェムは最後の力を振り絞り、自分が学んだ知識をタヒアリーに伝えようと奮闘する。だが、彼女はその使命を全うする前に事切れてしまうのだった。

ヴア・ラプーング Vua Rapuung

種族:
ユージャン・ヴォング
出身:
ワールドシップ
職業:
戦士
性別:
身長:
不明
愛機:
なし

Vua Rapuung

ユージャン・ヴォングの戦士ヴア・ラプーングは、かつてシェイパー・メジャン・クワードと恋に落ちていた。2人は階級の違う者同士の恋が禁じられていることを知っていたが、偉大なる愛の神々ユン=トキシンとユン=クァーは彼らに憐れみをかけ、2人の感情的な接触を許してくれるだろうと考えていた。しかし、神々は2人の恋を許さなかった。それどころか、ラプーングは戦士としての地位を断念し、メジャンのシェイパーとしての地位を脅かすことになったのだ。ラプーングは神々の意思に反することは間違っているとクワードに告げるが、異端者の彼女は神々など存在しないと断言する。ラプーングは彼女の告白を他のユージャン・ヴォングに明かしたりはしなかったが、彼女は彼を信用しなかった。ラプーングは誰にも気づかれる前に、密かに互いの関係を解消したのである。

メジャンはそれを軽蔑として受け止め、ラプーングの体に戦士としての儀式的な傷跡を拒絶する疾患を与えた。そのため彼は戦士としての地位を放棄することを強いられ、シェイムド・ワン(恥ずべき者)に身を落としたのだった。しかし、彼はそれがメジャンの企てであり、神々の意思ではないことに気づいていた。ラプーングは彼女に対する復讐を誓い、新共和国が侵入したヤヴィン4に2人が居合わせたとき、そのチャンスを手に入れたのである。

ラプーングは復讐計画のなかで自らの死を偽装し、シェイパーのダミュテクに向かう途中でアナキン・ソロと遭遇した。2人は哲学的な差異によって衝突したが、ラプーングはアナキンと行動を共にすることが自分の計画のために必要となると判断する。彼はアナキンが捕虜となったタヒアリー・ヴェイラを救出するために手を貸すことに同意し、結果的にメジャンと接近することに成功したのだった。しかし、彼女は異端の罪で逮捕される直前だったのである。

2人はラプーングの兄ハルの助けを得てダミュテクに侵入し、メイン・ハンガーでメジャンと対峙した。そして、ラプーングが自身の苦悩を訴えると、彼女は自分を逮捕しにきた司令官を殺害し、戦士たちの前でラプーングをシェイムド・ワンに貶めたのが自分に間違いないことを告白する。ラプーングはアナキンたちの逃走を助けるために多くのユージャン・ヴォングを殺害し、タヒアリーがメジャンの首をはねたとき、ついに彼は戦士としての償還を遂げたのだった。彼の勇敢な行為によってアナキンとタヒアリーはダミュテクの複合体から脱出することに成功し、ジェダイの元へ戻ることができたのである。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/