クリーチャー・ガイド

アンガリアン・ブロブ Umgullian blob

種別:
不明
原住地:
アンガル
大きさ:
体長1.0〜1.2メートル

Umgullian blob

アンガリアン・ブロブは多芸なゼラチン状生物であり、実に様々な用途にあわせて調教されている。あるものは裕福な家庭でペットとして飼われ、あるものは人間の背中で分泌を起こさせることによって背中を治療するといった医療目的にも使われている。

その中でも特殊な種族に属する競争用ブロブは移動速度と流動性を特に鍛えられており、身体を粘性のある水壁のように自由自在に変形させることによって非常に素早く動くことができる。その上、これらのブロブは専用のコースを猛スピードで動き回るように念入りに調教されているのだ。

ねばねばしたレース用ブロブは様々な色をしており、特に灰色がかった緑色が多いが、朱色から青緑色をへて灰緑色へと鮮やかに変化していく。これらのブロブはレース用として使われる前に年齢、重量、粘性の厳密な審査を通過しなくてはならず、さらに毎回のレースの前後に不正が行われていないことを証明するための分析も行われている。この作業は極めて厳格に行われており、レースにおける何らかの不正が発見された場合、アンガルの法律によって犯人は死刑に処せられることになる。

アンガリアン・ブロブはアンガル特有の霧から栄養分を得ているため、あまり他の惑星に輸出されていない。ブロブの健康な状態を維持することは非常に難しく、事実、ダグールのミスタル王妃のように他の惑星でブロブ・レースを開催しようと考えた人物は多く存在するが、いずれの試みも確実な失敗に終わっている。

イサラミリ ysalamiri

種別:
草食動物
原住地:
マーカー
大きさ:
体長50センチメートル以下

ysalamiri

銀河系で最も不思議な生物の1つであるイサラミリは、フォースを押し戻すという特殊な能力を持っている。通常、フォースはすべての生命体を結び付け、ジェダイ・ナイトのように特別な力を持つものだけがその絆を感じとることができる。しかし理屈は定かでないが、イサラミリはこうした自然の生命の原理に適合していない生物なのである。一説によると、同じ惑星に生息する天敵のヴォーンスカーがフォースを使って狩猟を行うことが知られており、イサラミリは自衛手段として自然にこの能力を発達させたのだと言われている。

イサラミリは小さなトカゲに似た生物であり、通常50センチメートル以上にまで成長することはない。基本的に外観は毛の生えたトカゲに過ぎないが、体の所々にはウロコも付いている。また、性質は極めておとなしく、非攻撃的である。イサラミリは惑星マーカーの木の枝上に群れをなして棲息しており、爪を枝の内部に直接埋め込むことによって栄養分を摂取しているため、特別な知識がなければ生きたまま枝から引き剥がすことは困難である。

1匹のイサラミリは周囲に半径10メートルほどのフォースの存在しない気泡を作ることができ、集団になるとその大きさはますます大きくなる。そのため、マーカーは惑星全体がフォースを失った状態になっているのだ。細かな研究はなされていないが、理論的には水が空気を押し出すのと同様に、彼らも自分の周りからフォースの存在を押し出し、フォースの存在しない泡状の空間を作ることができるのだという。

エンドアの戦いから5年後、未知領域から帰還した帝国軍のスローン大提督はこの生物の存在を発見し、自身の考案した芸術的な作戦にその神秘的能力を利用する。同時に、彼は狂気のダーク・ジェダイ、ジョルース・スボースから身を守るため、栄養素を充填した特殊なフレームにイサラミリを取り付け、常に携帯していた。

エネルギー・スパイダー energy spider

種別:
地下棲肉食獣
原住地:
ケッセル
大きさ:
体長2.4〜6.8メートル

energy spider

エネルギー・スパイダーとも呼ばれるケッセル原住のエネルギー・スパイダーは、他の多くの生物とは物理的にも全く異なる生態をもった恐ろしい生物である。外見的には長い無数の脚が生えているだけだが、口の周りには何百本もの小さな牙が並んでおり、さらにその悪夢のような巨大な身体には何千個もの眼が散らばっている。さらに、水晶のように細くて固い脚が光の中で輝きながら透き通って見え、休息しているときは小さな点状の光を放って身体が脈打つように震動しているのだ。

しかし、エネルギー・スパイダーは闇の世界に潜み、獲物を待っているため、光の下で見られることは決して有り得ない。洞窟やケッセルの自然の坑道を徘徊し、グリッタースティムでできたクリスタル状の巣を張って主食となるボギーを待ち構えているのである。巣に掛かったボギーはグリッタースティムを光活性にし、エネルギー・スパイダーに餌の存在を伝える閃光を放たせる。エネルギー・スパイダーは坑道や巣で捕らえた獲物からエネルギーを排出させることによって養分を得ているのである。その姿は赤外線スコープにも映らないため、ケッセルを支配するモルース・ドゥールの部下たちにとっては恐怖の存在となっていた。

エネルギー・スパイダーがどのようにしてグリッタースティムを合成しているのかは知られておらず、岩に埋め込まれた形で発見されるスパイスと関係があるのかどうかも不明である。しかし、最も新鮮なスパイスが密集している坑道の下層部で、頻繁にエネルギー・スパイダーが出現しているのも事実なのだ。

かつて帝国軍が行っていたスパイス採掘はそれほど坑道の奥深くにまで進出していなかったため、エネルギー・スパイダーが発見されたのも比較的最近のことである。エネルギー・スパイダーがグリッタースティムの取引きに果たしている役割は推測の域を出ないが、この生物が他の惑星に輸出されるようなことになれば、グリッタースティムの唯一の産出惑星としてのケッセルの立場は確実に陥落することになるだろう。

ガンダーク gundark

種別:
肉食動物
原住地:
不明
大きさ:
体高1.0〜2.5メートル

gundark

ガンダークは銀河系で最も残忍で力強く、攻撃的な種族の1つとして知られている類人猿型生物である。この準知的生命体は身長およそ1から2.5メートルで、強力な4本の腕と、顔とほぼ同じ大きさの巨大な耳を持っている。また、腕と足にはそれぞれ親指が他の指と向かい合った状態で生えている。そして、ガンダークは全身が短い茶色または灰色の毛で覆われている。

ガンダークは銀河系全域にわたる多くの惑星で発見されており、温暖な気候で生活することを好む傾向にあるが、極地や砂漠に生息する個体の情報もないわけではない。大部分のガンダークは、旧共和国のエージェントが彼らを奴隷制度から守るため、他の新しい惑星に移動させたグループや、逃亡した奴隷たちの末裔である。多くの惑星でガンダークの捕獲や狩猟は違法行為とされているが、闇市では捕獲された個体が高値で売買されている。恐れ知らずの戦士としての評判から、ガンダークは闘技場に連れて行かれることが多く、数多くの大きな大会で最終的な餌食とされているのだ。

知覚生物ほどの知能は有していないが、ガンダークは岩や棍棒などの単純な道具を使うことができる(だが、「ガンダーク程度の頭脳」は知能を侮辱する言葉として用いられる)。彼らはえぐった木の内部や、洞窟の中に家族単位で生活しているが、共に生き延びるため、氏族としていくつかの家族が共同生活していることもある。ガンダークの社会は女家長制であり、最も年配で最も狡猾なメスが氏族を支配する。オスは氏族の住居を作り、巣の周辺に近づいたものを見境なく攻撃することで、あらゆる侵入者からそれを獰猛に守っているのだ。通常、氏族が必要とする食料の調達(狩猟)はメスの仕事であり、同様にまだ1人では出歩けないほどの幼い子供たちの訓練もメスが行っている。

ガンダークは黒い毛皮に包まれた状態で生まれ、親の子宮から出た直後から戦うことができる。ガンダークの毛皮は年齢と共に薄くなり、一方で耳が巨大化し始める。そして、生まれたときには腕は2本しかないが、思春期の間に2組目の腕が生えてくる。また、ガンダークはときとしてどちらかが死ぬまで、兄弟間で激しく争うことがある。通常、若いガンダークは生後5標準年で氏族から自立し、後に家族と呼ぶことになる新しい氏族の中で戦うようになる。こうした習性は、ガンダークの遺伝子的多様性を保持することに大いに役立っているのだ。

通常、ガンダークは食料がなくなった場合や、巣を守る際に、グループ単位で狩猟を行う。オスは狩猟の際に特に獰猛であり、メスは最も知的な種族こそが自分たちの食料だと考えている。

闘技場において、ガンダークは最も危険で恐ろしい対戦相手の1つである。短気で血に飢えた彼らは、挑発することなく敵に襲い掛かるのだ。また、戦いで傷ついたガンダークと、ランコアやトロンパとの対戦は、多くの闘技場で人気のカードとなっている。また、ガンダークは極めて嗅覚が発達しているため、戦いをより「冒険的」にするべく、彼らを目隠ししたり、目くらましの状態にして出場させることもある。観客はそれほど恐ろしくない生物たちが、どれだけガンダークの殺人的抱擁から逃れていられるかを見ることになるのだ。この予期せぬ動きをする恐ろしい4本腕の野獣には、調教師も扱いに細心の注意を払う必要がある。通常、調教師はフォース・パイクを使ってガンダークを制御し、あるいは特別な選ばれた守衛たちを配置させている。また、ガンダークは輸送の際に鎮静させられていることが多い。このように、ガンダークは抑制施策に多大なコストが掛かるため、調教師たちの間でも、この野獣を闘士用プールに複数確保していることは稀である。

ガンダークは通常、素手で戦い、怪力を誇る4本腕で対戦相手を圧倒するが、棍棒のような単純な武器を使用することもできる。一方で、野生環境では敵を待ち伏せすることも多く、不意を突けるほど獲物が接近するまで物陰に隠れている。武器を持たないガンダークは敵に掴みかかることが多く、そのまま押しつぶして死に至らしめようとする。

「ガンダークの耳を引きちぎれそうなほど強そうだ」という例えは、相手がそれほど健全で力強いことを意味する。

キバック kybuck

種別:
草食動物
原住地:
キャッシーク
大きさ:
不明

kybuck

キバックは、キャッシークの内陸部にある、広大なジャングルの隆起によって隔てられた草原地帯の狭い範囲、すなわちウールウォリッカ大草原に生息する足の速い有蹄動物である。この素早い哺乳類は風に揺れる背の高い草に隠れて捕食動物から身を守り、驚異的なスピードと身の軽さによって、多くのハンターたちを出し抜くことができる。キバックのスピードは時速90キロメートルを超え、しばしば身をねじるような突然のジャンプによって、一瞬にして方向転換することができるのだ。また、雄のキバックは頭頂部に短い角を生やしている。キバックにはいくつかの異なる亜種が存在するが、この角の形状と大きさによって、容易に見分けることが可能である。

キバックは一生にわたって夫婦で生活し、雌は毎年、厚い茂みに守られた子育て床で2、3匹の子供を出産する。一方、単独のキバックはあらゆる脅威から逃げる傾向があるが、侵入者が若いキバックを脅かすと、その両親が足蹴り攻撃や角を活かした頭突きによって、捕食者を追い払うべく、自分たちの縄張りを必死に守ろうとする。

ウールウォリッカの平原に住むウーキーたちは、ウーキーの名誉家族の伝統を反映した家族防衛の本能について、キバックを賞賛している。そのため、ウーキーは決してキバックを狩猟せず、指導者たちの中には地位の象徴としてキバックを飼育している者もいる。

かつて、病気になったウールウォリッカの王女を癒す役目を与えられたジェダイ・マスター、ヨーダは、偉大なウーキーの長老から感謝の証として去勢されたキバックを授かった。ヨーダはこのキバックをコルサントへ連れて行き、ジェダイ聖堂の奥深くにある拡張動物園で飼育していた。ヨーダにはペットを飼う必要性がまったく無かったため、彼はこのキバックの所有権を一切主張しなかったのだ。それでも、ヨーダはキバックとの絆を互いに深め合い、ある日、この生物が小柄な自分を乗せるのにちょうどいい大きさであることを発見したのだった。

ヨーダのキバックには発音できる名前が付けられていなかった。その代わりに、ヨーダはフォースを通じて彼に呼びかけていたのである。彼は動物の心にあまり大きな影響を及ぼさないように注意していた。また、ヨーダはキバックが自分との間に守りの絆を形成し、自分と共に危険な状況に飛び込んでいくことを知って喜んだ。彼は自分がこのキバックの主人であるとは思っておらず、むしろ友人同士だと思っていたのだ。

クローン大戦の間、ヨーダはときおりキバックに乗って戦いに参加した。特に有名な戦いは、グリーヴァス将軍による大胆な奇襲攻撃からコルサントを防衛するための戦いである。このとき、キバックはレーザー砲火、爆発、バトル・ドロイドなどを前に、著しい勇気を示したが、ヨーダは最も戦闘の激しい場所には、この動物を連れて行かなかった。

しかし、オーダー66が発令された夜、ジェダイ聖堂が炎上してからは、このキバックがどうなったのかも知られていない。

ギャラル garral

種別:
遺伝子生成警備用家畜
原住地:
なし
大きさ:
体長2.0メートル

garral

ギャラルは帝国軍の遺伝子操作によって造られた番犬用動物である。数十年前、帝国地上軍はどれだけ兵員を訓練しようとも、敵の帝国領への進入を完全に防ぐことは不可能であることに気付いた。そこで、帝国軍駐屯部隊司令官の1人、ルーソス・ギャラルはマンテサン・パンサックと大量の似たような飼育動物や野生動物を掛け合わせて、この猛獣を創り上げたのである。

ギャラルの実験結果は彼の栄誉にちなんで名付けられることになった。ギャラルは体長2メートルの灰色の毛に覆われた4足歩行の殺人獣であり、背中には白い斑点が並んでいる。また、短い尻尾の先端には白い毛でできた小さな房が付いている。ギャラルは簡単に調教することもできるため、現在は多くの帝国駐屯部隊で一般的に使用されている。

ギャラルはリパルサーリフト・エンジンの排気に敏感なように育てられているため、敵部隊の動きをいち早く察知することができる。この性質は極めて顕著であり、半径200メートル以内に動いているリパルサーリフト装置があるだけで、彼らはそれを察知し、抑えられないくらいに殺気立ってしまうのだ。

クラカーナ krakana

種別:
深海棲肉食獣
原住地:
カラマリ
大きさ:
体高14.5〜26メートル

krakana

カラマリの海洋に原住するクラカーナは大きいものになると体長20メートルを超える巨大な海獣である。クラカーナはその食欲で有名であり、見つけたものなら何でも食べてしまう。また、長い弾丸のような形の身体と回転可能なひれを持っており、恐ろしい口の周りにはびっしりと牙が生えている。口の両側からは1対の触手が生えており、その先端にある鋭いのこぎり状の歯で獲物を捕らえて引き裂いてしまうのだ。

幸いなことに、クラカーナが日光の届く浅瀬にまで上がってくることはほとんどなく、大抵はカラマリの深海断層にある冷たくて暗い場所を好んで棲息している。クラカーナは視覚よりも音で獲物を捕らえることが多いが、視覚力が劣っているとはいえ、発達した聴力との均衡は十分に保たれている。

グラナイト・スラッグ granite slug

種別:
陸上棲軟体動物
原住地:
不明
大きさ:
体長1.2〜2.3メートル

granite slug

グラナイト・スラッグがコルサントに棲み着くようになったのは、ヤヴィンの戦いから335年前のことである。このように正確な年代が分っているのは、グラナイト・スラッグをこの惑星の地下都市に連れて来たのが、この生物を何世紀にも渡って蓄積された瓦礫や廃棄物の清掃に利用しようとしたコルサント政府だからである。

そのとき以来、グラナイト・スラッグの個体数は確実に増加し続けているが、実験結果は非常に疑わしい。舗装地域の美化に大きく役立ったのは事実だが、それ以前からコルサントに棲息していた猛獣たちに新しい食糧源を与えてしまう結果にもなり、結局は新たな汚染の拡大を引き起こしてしまったのである。

グラナイト・スラッグは灰緑色をした軟体動物であり、2つの眼は突き出たゼラチン質の角の先に付いている。唇のない口は粘着質の下腹部にあり、コルサントの見捨てられた暗黒街に緑色のヘドロを残して這いずり回っている。グラナイト・スラッグの姿は見たものをぞっとさせるが、人間ほどの生物にとっては全くの無害である。

クレイシャン・サンパー Cracian thumper

種別:
軽運搬用家畜
原住地:
クレイシ
大きさ:
体高1.0〜1.8メートル

Cracian thumper

クレイシャン・サンパーは企業セクターのちょうど境界上にあるクレイシ星系の5つの惑星に原住する2足歩行の哺乳動物であるが、クレイシャンによって乗用および荷運び用動物として銀河系市場に放出されたため、現在は銀河系全域の人間社会に数百万頭が存在している。

ジョマークの最初の入植者たちも数頭のサンパーを連れてきていた。現在では主大陸と他の数箇所の島に野生のサンパーも棲息しており、多くの入植者たちの手によって様々な目的に飼育されている。

サンパーの名前の由来はそれが走るときに出す音ではなく、むしろ出しているはずの音である。主として乗用に使われるサンパーは非常に機敏な動物であり、人間を乗せていてもほとんど足音を立てることなく、軽快に地面を疾走することができる。走っているときにドシンドシンと音がするはずなのだが、実際にはしていないのである。

従順でおとなしいサンパーは飼い慣らされたペットと同等の知能をもっており、訓練によって命令に従わせることも可能である。特にストームトルーパーと遭遇したときなどは仲間と敵を区別することもでき、さらには、命令によって相手を攻撃することも可能である。

防衛本能の強いサンパーは戦闘中には恐ろしい生物と化す。前脚の鋭い爪と力強く振り回せる尻尾はストームトルーパーの首を簡単に跳ね飛ばしてしまい、後脚にも爪があるため、全力疾走していても後ろ向きで敵に襲いかかることができるのだ。

クロウバード clawbird

種別:
肉食鳥類
原住地:
ウェイランド
大きさ:
体長10センチメートル、両翼15センチメートル

clawbird

ミネイルシたちがスタナと呼ぶウェイランド原住のクロウバードは、小さいが獰猛で危険な鳥類である。クロウバードは10センチメートル以上に成長することはほとんどなく、両方の翼には獲物を仕留めるための遅効性の毒を含んだ細い刺がついている。通常は5、6羽から100羽程度の群れで行動しており、1羽づつは小さいが、特に集団で狩りをするときは巨大な1匹の動物のように見えることもあり、猛獣なみの恐ろしさを発揮する。

クロウバードは群れをなして攻撃してくるが、獲物を襲うときは連続した波状攻撃を仕掛け、他のクロウバードが攻撃している仲間を隠れた猛獣から守っている。攻撃は単純に毒針で行い、その後、獲物が絶命するまで上空を1時間ほど旋回する。しかし、獲物が弱まると食欲本能によって急速に狂乱し始め、仲間を殺してしまうこともある。

クロウバードはウェイランドの原住種族たちによって様々な宗教的儀式や習慣に使用されており、例えば漂白された剥製は人間、ミネイルシ、サダーンの休戦のシンボルとして用いられている。猛獣の死骸は種族間の敵対心による争いの一時的な沈黙を意味しているのだ。

コーリナ korrina

種別:
肉食動物
原住地:
エンドア
大きさ:
不明

korrina

コーリナは森林衛星エンドアを徘徊する獰猛な捕食動物である。彼らは冬になると活発になり、群れをなして行動する。

幼い頃にハナダックに連れ去られたイーウォックのアーシャは、コーリナによって育てられていた。その後、仲間たちによって発見された彼女は、コーリナの群れを制御する能力を身に付けていたのだった。

コンドル・ドラゴン condor dragon

種別:
肉食動物
原住地:
エンドア
大きさ:
両翼3メートル

condor dragon

コンドル・ドラゴンの異名を持つマンティグルーは、森林衛星エンドアの岩の多い断崖に生息する空飛ぶ巨大な爬虫類である。この恐ろしいドラゴンに似た翼竜は、背骨に沿って骨が隆起しており、皮のような翼、鋭い爪、鋭い眼光を放つ黄色い目、尖った長い嘴を持っている。彼らは特に視覚が優れており、昼夜を問わず活動して、大好物の生きた獲物を狩猟する。そして、それらを高所に作られた巣へと持ち帰ると、厚い皮に覆われた獲物も鋭い牙で簡単に引き裂き、肉を貪り食うのだ。しかし、彼らは体が大きいため浮遊力が弱く、あまり大きな獲物を運ぶことができない。そのため、餌食となるものはほとんどが小動物であり、稀に腐肉を漁っている姿が目撃されることもある。

この漆黒の翼竜はエンドアの冷たい闇夜を支配する邪悪な力、ナイト・スピリットの従者だと言われており、イーウォックたちからも非常に恐れられている。また、彼らは知能も高いため調教することができ、タルガーの魔女モラーグもマンティグルーをペットとして1頭だけ飼育していた。

スーバター suubatar

種別:
雑食動物
原住地:
アンシオン
大きさ:
体高6メートル

suubatar

緩やかに起伏したアンシオンの草原に生息する巨大な乗用獣、スーバターは、旅に慣れた旅行者でさえ畏敬の念を抱いてしまうほど優雅で力強い生物である。体高6メートルにもおよぶこの巨獣は、ラベンダー色の目で常に地平線を注意深く眺めている。滑らかで先細りした頭蓋からも、彼らが印象的なスピードで走る動物であることが容易に連想されるだろう。スーバターは全力で走る際に6本の筋肉質の足を上下させ、長い広がった指で草を掴みながら、大草原の上を素早くかつ滑らかに移動することができるのだ。

スーバターの体は長細く、その先端には足の長さほどの細い尻尾を生やしている。彼らは全身を特徴的な緑色の縞模様が刻まれたブロンズ色の柔毛で覆われており、アンシオンの草原の風景に見事に溶け込んでいる。また、スーバターは雑食性であり、蝶番状の顎で大きな果実から小さな獲物まで、丸ごと飲み込んでしまう。さらに、この顎からは上下に4本の犬歯が突き出ており、見る人に恐ろしい印象を与えている。

スーバターは長年にわたって飼いならされており、アルワリの古豪族によって利用されることが多い。

スワンプ・スラッグ swamp slug

種別:
不明
原住地:
ダゴバ
大きさ:
不明

swamp slug

スワンプ・スラッグはダゴバに生息する巨大なナメクジのような生物である。彼らは何千本もの牙を生やし、24対の脚を持っている。また、そのオレンジ色の目によって、薄暗い曇った水の中をはっきりと見極めることができ、さらに頭部から生やした2本のアンテナのような触角によって、現在位置や物体の存在を正確に突き止めることができるのだ。彼らはしばしばドラゴンスネークとの戦いを繰り広げ、その遭遇は、少なくとも片方にとって致命的な結果をもたらすことになる。

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