ドロイド・ガイド / 帝国軍

DD-13

機種:
DD-13医療補助ドロイド
製造元:
ユブリキアン社
種別:
医療補助ドロイド
大きさ:
1.83メートル
愛機:
なし

DD-13

正式にはモデルDD-13として知られているこの医療ドロイドは、医療センサーが取り付けられた円筒形の頭部に3本足という、実質本位の形状をしている。このドロイドは、クローン大戦中の活躍を見た皮肉屋のクローン・コマンダーたちから「ギャラクティック・チョッパー・ドロイド」というあだ名を付けられていた。そして、これは大胆なブラック・ユーモアの元にもなっている。この名前はDD-13の主要な機能が、サイボーグ・パーツ、すなわち代替用の手足や合成器官の移植であることにちなんでいるのだ。さらにこのドロイドの悪評を増加させているのは、精密医療テクノロジーではなく、多目的重車両のメーカーとして知られるユブリキアン社の製品だという事実である。

本来、DD-13はユブリキアン・メドリフター・トランスポート上で使用するため、軍事施設に配置されたプロトタイプだった。だが、これらの車両は動かないことが判明し、代わりとしてこのドロイドは前線を移動する医療部隊へと送られたのだった。DD-13の2本の上腕にはモジュール式のスルーブが付いており、様々なツールに換装することが可能である。

DD-13は、ムスタファーで重傷を負ったダース・ヴェイダーのサイボーグ化手術を担当した、数多くの医療ドロイドの1体だった。

FX-6

機種:
FX-7医療補助ドロイド
製造元:
メドテック工業社
種別:
医療補助ドロイド
身長:
1.83メートル
愛機:
なし

FX-6

FX-6は、「フィクジット」の愛称で知られるメドテック工業社製の医療補助ドロイド・シリーズの一種である。このシリーズは最終的にメドテック社が閉鎖するまでに6機種が発売されたが、FX-6は最も多用途な機種の1つだった。この円筒形のドロイドはモジュール化された医療器具を装備する7本の腕と、12本のスカートを持っており、驚くべき汎用性を実現しているのだ。また、このシリーズのドロイドとしては珍しく、3つのキャスターによって自由に動き回ることも可能である。

FX-6の頭部には精密なセンサー・アレイが並んでおり、患者の健康状態に関する情報を収集することができる。これらのデータは複雑な分析プロセッサを通じて集約、蓄積されるため、FX-6は何百人もの患者の動的な情報を保持したまま動く記憶媒体となることが可能である。こうしたことから、FX-6は混雑した病院や戦場の緊急医療部隊において、極めて重要な役割を担っているのだ。

FX-6は患者の容態を安定化させ、広範囲におよぶ医療行為を施すことができるが、洗練された個性プログラムが欠如しているため、永久に医療助手の役割を果たすだけである。また、このドロイドは会話を行うことができず、その代わりに読み出しスクリーンや、他のドロイドまたはコンピュータとの直接接続によって意思の疎通を行っている。

FX-6は、ムスタファーで重傷を負ったダース・ヴェイダーのサイボーグ化手術を担当した、数多くの医療ドロイドの1体だった。

R2-Q2 Artoo-Kyootoo

機種:
R2アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.96メートル
愛機:
なし

R2-Q2

白と黒に塗られたR2-Q2は、オルデランの外交船<タンティヴィIV>を拿捕する任務のためインペリアル級スター・デストロイヤー<デヴァステーター>に搭乗させられたアストロメク・ドロイドである。このドロイドはかつて未知領域の調査任務のために編成された帝国軍艦隊で、数十年にわたって大いに役立っていた。

R4-M9 Arfour-Emmnine

機種:
R4アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.97メートル
愛機:
なし

R4-M9

アストロメク・ドロイドのR4-M9は、主にコンピュータや車両の制御および修理を行うように設計された多目的ドロイドである。この白と黒の縞模様のドロイドは反乱軍に奪取された初代デス・スターの設計図を捜索するため、ダース・ヴェイダーの率いる部隊によって<タンティヴィIV>のコンピュータ・コアに接続させられた。

R3-O1

機種:
R3アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.96メートル
愛機:
なし

R3-O1

R3-O1は初代デス・スターに配置されたアストロメク・ドロイドである。このドロイドはデス・スターが破壊されたときに運命を共にした。

R3-T6 Arthree-Teesix

機種:
R3アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.96メートル
愛機:
なし

R3-T6

赤と白に塗られたR3-T6は初代デス・スターに配置されたアストロメク・ドロイドである。

R4-I9 Arfour-Eyenine

機種:
R4アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.97メートル
愛機:
なし

R4-I9

アストロメク・ドロイドのR4-I9は、初代デス・スターに配置されていたコンピュータのメンテナンスおよび修理用ドロイドである。帝国軍のドロイドはすべて個性が発達しすぎないよう、メモリ抑制装置が取り付けてあるが、R4-I9もその例外ではなかった。

5D6-RA-7 Fivedesix

機種:
RA-7ドロイド
製造元:
アラキッド工業社
種別:
給仕およびスパイ・ドロイド
身長:
1.7メートル
愛機:
なし

5D6-RA-7

5D6はモッティ提督のスタッフに助手として仕えていた人間型オートマトンである。しかし実際には帝国保安局によって初代デス・スターに送り込まれたスパイであり、その任務は忠誠心に疑いのある帝国軍将校を調査することだったのだ。このドロイドは邪悪で執念深く、デス・スターに配置された他のドロイドからも恐れられていた。

LIN-V8M Elleyein-Veeateemm

機種:
LINデモリッションメク自動機雷施設装置
製造元:
サイボット・ギャラクティカ社
種別:
工業用爆破ドロイド
身長:
0.7メートル
愛機:
なし

LIN-V8M

サイボット・ギャラクティカ社製のLINシリーズは、地雷を爆破させながら移動できるように設計された頑丈な装甲を持つドロイドである。これらは本来、施設やスパイス鉱山の内部に爆弾をセットすることを想定して開発されたドロイドだが、軍事用途に使用されているものも多い。LIN-V8Mも初代デス・スターに配置されていた採鉱および爆破用ドロイドの1つである。

WED15-I7 ”セプトイド” ドロイド "Septoid" droid

機種:
WED15トレッドウェル・ドロイド
製造元:
サイボット・ギャラクティカ社
種別:
トレッドウェル・ドロイド
身長:
不明
愛機:
なし

WED15-I7

WED15-I7は帝国に強い忠誠心を抱くトレッドウェル整備ドロイドである。このドロイドは初代デス・スターに配置され、そこで使用されている各種装置の延命に役立っていた。その容姿からエリアドゥに生息する昆虫の名にちなんで「セプトイド・ドロイド」と呼ばれている。

FX-10 Effex-Ten

機種:
FX-7医療補助ドロイド
製造元:
メドテック工業社
種別:
外科医補助ドロイド
身長:
1.7メートル
愛機:
なし

FX-10

FX-10は帝国軍の野戦部隊で使用されている標準的な医療用ドロイドである。このドロイドは高度なプログラムによって、戦闘時に負った広範囲に及ぶ外傷を治療することができる。

E-3PO Ee-Threepio

機種:
3PO人間=機械間翻訳ドロイド
製造元:
サイボット・ギャラクティカ社
種別:
プロトコル・ドロイド
身長:
1.67メートル
愛機:
なし

E-3PO

どんな家族にも1人は黒いナーフが混じっているという。これは、大量生産のドロイドにとっても同じことである。大抵のプロトコル・ドロイドは丁寧かつ礼儀正しく振舞うように設計されているが、サイボット・ギャラクティカ社製3POシリーズのある特定の機種は、その正反対の特徴を持っているのだ。

E-3POシリーズは銀河内乱の間に製造された特別仕様のプロトコル・ドロイドである。内部コンポーネントに収容された礼儀作法モジュールのテクスパンIは、帝国のネットワークに接続でき、さらに重要なことには、極めて珍しい、帝国の下請け業者による未実証の技術情報にもアクセスできるのだ。限られた生産量と高価な価格によって、E-3POは自分たちが特別な存在であるという認識を発達させた。これはしばしばプログラム状態の欠陥を引き起こし、彼らを傲慢で横暴な性格へと導いたのだった。事実、大抵のE-3POは仲間のドロイド、特に廃盤防止のため流通市場に追加されたことが明らかな一般市民向けモデルを見下している。

誇大妄想狂のドロイド、IG-88が帝国全体を監視するために、遠隔光受像機としてE-3POを使っていたのは、こうした個性の欠陥に起因するものだった。巨大工場惑星メキスIIIの工場レベルで挿入されたIG-88のスリーパー・プログラムは、しばしばドロイドの個性に異常事態を引き起こしていた。E-3POの既に伝説的なほどに貧しい気質も手伝って、IG-88はほとんど気づかれることなく、帝国軍の多数のプロトコル・ドロイドを汚染することができたのだ。

E-3POは帝国軍ドロイド・プールの限られた部署にのみ配置されており、そこにはわざわざ彼らの個体名やシリアル番号表示器を確認する者などほとんどいなかった。彼らは単に「E-3PO」とだけ呼ばれていたのである。帝国軍の死の小艦隊に配置されていた特別なE-3POの1体はクラウド・シティへと送られ、現地のアグノートの技術者、特にアグロステとの間の通訳として役立ったのだった。

E-3POはあらゆる任務において、自分が惨めな存在であると思い込んでいた。このパラノイド気質のドロイドは、ともすれば救助可能なドロイドを分解や溶解処理している生物たちと働くよう強いることで、帝国軍の主人が自分を破壊しようとしていると信じていたのだ。

E-3POがカーボン冷凍室の薬品混合比率の変換や、人間の被験者を冬眠状態に維持するための設定について、アグノートの指示を通訳していたとき、帝国軍の兵士たちは彼を「最悪の奴(E-Gregious)」というニックネームで呼んでいた。あまりにひどい侮辱に、E-3POは怒って部屋を飛び出してしまう。そして出る途中、たまたま黄金色のプロトコル・ドロイドが通りかかると、不機嫌だったE-3POはこの無実のドロイドに対して、痛烈な罵声を浴びせたのだった。

クラウド・シティが帝国軍に占領された後も、E-3POはこの都市での恒久的な任務のために残され、アグノートとの連絡役としてトリース大尉に仕えていた。だが、彼は無愛想な口調から、絶えずクラウド・シティ中の部署をたらい回しにされることになる。やがて帝国の駐屯軍がベスピンから逃亡すると、E-3POは新共和国によって接収された。情報部の工作員は価値ある情報が得られることを願って、嬉々としてE-3POのシステムを解析する。しかし、得られた情報は帝国軍の夕食のメニューと普段着の好みに関するものだけだった。テクスパン・モジュールは激怒した技術者によって、このドロイドの不機嫌な性格を永久に軽減させるため、何年も前に即座に取り外されていたのである。

R2-Q5 Artoo-Kyoofive

機種:
R2アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.96メートル
愛機:
なし

R2-Q5

通常、R2ユニットは宇宙船の診断および修理を専門としている。しかし、帝国軍の設計者たちは短距離機であるTIEファイターにとって、アストロメクは不必要な荷重でしかないと考えており、これらの機体にはドロイド・ソケットを組み込んでいなかった。第2デス・スターにおいて、R2-Q5はこのステーションの精巧な武器および保安システムの整備補助や、TIEファイターやTIEボマーの整備も担当していた。また、R2-Q5は拡張領域における帝国軍の多くの偵察任務にも従事しており、それ以前には<タンティヴィIV>を拿捕する<デヴァステーター>に搭乗していたこともあった。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/