本来、CZ-3はジャバ・ザ・ハットの抱えるビジネスの会計を行うために作られたドロイドだったが、ジャバはこのドロイドを、窃盗を試みる商売敵の摘発用に改造したのだった。ジャバはCZ-3が最重要機密を保持しているという事実を故意に漏らし、このドロイドを無防備な状態で放り出した。すると、偶然訪れた腕利きの密輸業者、オーパン ”ブラック・ホール” マクグールが餌に飛びつき、CZ-3を盗んでしまう。オーパンはCZ-3に監視装置とそのためのソフトウェアが組み込まれていることなど知る由もなく、結果としてこのドロイドは情緒不安定で、気まぐれだった。CZ-3はマクグールの窃盗行為に関する証拠を記録し、送信すると、再び新しい主人を求めて放心状態でモス・アイズリーの街路地を彷徨いはじめた。ドロイドは幾度となく盗まれ、解放され、また盗まれて、ついに賞金稼ぎの兄弟、タキールとザットンの手に落ちた。ザットンはこのドロイドを破壊し、お尋ね者のマクグールの存在を知る。一方でCZ-3の残骸は悪質な2人組のドロイド・ディーラーによって迅速に盗まれたのだった。
白と緑に塗られたR2-A5は帝国軍によって戦闘時における通信用途にプログラムされたアストロメク・ドロイドである。主な役割は標的の照準データを収集し、それを戦闘機や兵装システムに中継することによって攻撃方向を調整することだった。このドロイドはR2-D2とC-3POの捜索を行うため、タトゥイーンのモス・アイズリーに配置されていた。
R3-T2はタトゥイーンのモス・アイズリーに拠点を置く海賊団から逃走し、彼らから逃げ切るために宇宙港を彷徨っているアストロメク・ドロイドである。このドロイドは多くの標準的なR3ユニットから記憶容量を増強されており、ハイパードライブ・システムにも改良と改悪の両方がなされている。また、他のR3ユニットと異なり、頭部のドームが透明でないことも特徴の1つである。
ボシェックの相棒を務めるR4-E1は粗暴で強い独立心を持ったアストロメク・ドロイドである。
通常、R5ユニットが宇宙船のナビゲーション用途に使用されることは稀であり、むしろ船体の整備やイオン化によって受けたダメージの修理に関する能力で知られている。このことは筐体のほぼすべてをオレンジ色に塗られたR5-A2についても同様だった。このドロイドはモス・アイズリーの街頭を歩いている姿をよく目撃されているが、それ以上のことは何も知られていない。
モス・アイズリーの郊外で働くASP-707は、極めて一般的な汎用型労働ドロイドであり、反乱同盟軍によって様々な作業に用いられている。最も多い使われ方は、重い荷物をある場所から別の場所へと運ぶ作業である。
帝国軍のマークIV・パトロール・ドロイドの1つであるIM4-099は、モス・アイズリー宇宙港における犯罪活動を捜索しており、入手した情報を地元当局に送信している。この種類のドロイドは常にランダムな通信シグナルを監視することで、違法行為を捜索しているのだ。
のろまで頑固な性格から「バンサ・ドロイド」の異名をとるWED-9-M1は、本来は警備および整備用ドロイドとして販売されていたものである。モス・アイズリーに数多くのドッキング・ベイを所有するデュロスのデマル夫妻はジャワから改造されたWED-9-M1を購入し、ドッキング・ベイ94をパトロールさせていた。