ドロイド・ガイド / 反乱同盟軍

C-3PO See-Threepio

機種:
3PO人間=機械間翻訳ドロイド
製造元:
サイボット・ギャラクティカ社、アナキン・スカイウォーカー
種別:
プロトコル・ドロイド
身長:
1.67メートル
愛機:
なし

C-3PO

C-3POは他の同型のドロイドたちと同じように、口うるさく、おせっかいで臆病なプロトコル・ドロイドである。彼はこのモデルに共通の特徴として、AA-1ヴァーボ=ブレインを搭載しており、そのため600万を超す宇宙言語や暗号などの通信手段に精通している。これは銀河系のほとんどの種族間で、言語だけでなく、礼儀作法や文化的交流を含めた通訳を行うことができることを意味しているのだ。しかし、3POの生い立ちには他のドロイドとの決定的な違いがある。それは、組み立てられた場所が本来の製造元であるサイボット・ギャラクティカ社の工場ではなく、タトゥイーンのモス・エスパであるということだった。

3POは当時わずか9歳だった奴隷少年アナキン・スカイウォーカーによって組み立てられたドロイドである。アナキンはモス・エスパにあるワトーのジャンク・ショップで働いていたが、日ごろから同じく奴隷である母親の手伝いをさせるドロイドが欲しいと考えていた。そこでアナキンは店の廃品置場に捨てられていた同型ドロイドのパーツを寄せ集め、ワトーに気付かれないように3POを組み立てたのだ。ようやく作動したときにはまだ外装がなく、内部パーツが剥き出し状態のままだったが、彼はジャワと取引きを行うときなどにこのドロイドを使っていたのだった。

C-3PO

3POは創造主であるアナキンが、ナブーのアミダラ女王(そのときは侍女のパドメと名乗っていた)と友人になったとき、彼女が連れてきたアストロメク・ドロイドのR2-D2と出会う。これが今後長い冒険を共にする相棒との最初の出会いだった。その後、3POは様々な主人の手を経て姿を変えていくが、やがて黄金色に輝く外装プレートを手にした後、R2と共にオルデラン王室に仕えるようになる。そして反乱同盟軍の指導者の1人、レイア・オーガナを乗せたオルデランの外交船<タンティヴィIV>が帝国軍に拿捕されたことをきっかけに、2体のドロイドは銀河内乱の嵐の中へと巻き込まれていくのである。

3POとR2はドロイドとしての性能にはそれほど大差が無いと考えられているが、決定的な違いはR2が道具としてのドロイドに特化した形状であるのに対して、プロトコル・ドロイドである3POが極めて人間に近い構造をしていることにある。3POは2本足で歩行し、人間などの知的生命体と同種の言語を発することができる。事実、電子音しか発することのできないR2は、多くの場合で3POの通訳がなければ主人と会話を交わすことができない。そのため3POはR2を目下の存在であると認識し、しばしば高圧的な態度で接することが多いのだ。しかし、実際には2体は深い友情の絆で結ばれており、常にお互いを心配しあっている。特にR2と別行動をとっているときの3POは思考回路が情緒不安定になる傾向が強く、あまりにも場をわきまえないお喋りが多くなるため、人間たちから邪魔者扱いされ、スイッチを切られてしまうことも珍しくない。だが、そんな中でもR2だけは常に3POを気づかってくれているのだ。

R2-D2 Artoo-Detoo

機種:
R2アストロメク・ドロイド
製造元:
インダストリアル・オートマトン社
種別:
アストロメク・ドロイド
身長:
0.96メートル
愛機:
Xウィング、ナブーN-1・スターファイター、ジェダイ・スターファイター

R2-D2

R2-D2は、一見すると何の変哲も無い典型的なR2ユニットである。しかし、R2には勇敢さという類まれなる個性がある。彼の初期の任務の1つはナブー・ロイヤル・スターシップの乗員だったが、そこでもこの典型的なR2ユニットは幾度となく前代未聞の度胸を示してきたのである。

R2はドロイドのメモリーを定期的に消去しないと何が起こるのかを示す絶好の例となった。彼は完全な独立思考を持ったドロイドであり、主人には忠実に仕えるが、与えられた指示が常に自分の考えと一致しているわけではなく、自分の策が最善だと感じればそれを優先する。だが、R2がこうしてトラブルに巻き込まれることはほとんどない。さらには、彼の機転は革新的で機知に富み、彼が選んだ行動は大概にして絶対的に正しいのだ。何年もR2の主人を務めていた人物のなかには彼の判断を信じて疑わない者もいるが、もちろんR2自身は決して謙虚な姿勢を崩さず、他人に自分の意見を押し付けようとはしないのだ(相棒のC-3POだけは例外のようだが)。

ナブー王室に仕え、ロイヤル・スターシップに搭載されていたR2は、通商連合によるナブー封鎖事件の際にその最初の英雄的活躍を披露することになる。コルサントへの脱出を図るアミダラ女王を乗せたロイヤル・スターシップは通商連合艦隊の集中砲火によってシールドを失うが、仲間のアストロメク・ドロイドたちが次々とレーザー・キャノンの標的となって大破する中、彼は辛くもパワー連結器の修理に成功したのである。その後、船はさらなる修理のためにタトゥイーンに不時着するが、ここでR2は生涯の親友となるプロトコル・ドロイドのC-3POと出会うことになる。2体のドロイドはその後一旦別れを告げるが、やがて再会を果たし、そこから2体の長い冒険の歴史が始まるのだった。

C-3POはこの小さな青いドロイドを極端に自己中心的な鉄屑だと考えている。だが、R2は3POの苦言の大部分を友人同士の取るに足らない冗談として聞き流している。事実、彼は相棒のプロトコル・ドロイドが自分の度胸に対抗してスクラップになる光景は見たくないと願っており、3POがときおり見せる大胆な試みをひどく心配しているのだ。

R2に備わった自己中心性がもたらす特異な特徴の1つは、アストロメク・ドロイドには普通見られない、嘘をつく能力である。通常、嘘をつくことを覚えたドロイドはメモリー消去の対象とされるが、R2に関しては例外だった。帝国の初期の頃、オルデラン王室に仕えていたR2の主人は外交船<タンティヴィIV>のアンティリーズ艦長だったが、彼はこの小さなドロイドが自分の意図を覆い隠す能力を持っていることに気づいていたのだ。そのおかげで、R2は船上で最強のデジャリック・ホロゲーム・プレーヤーになったのである。

<タンティヴィIV>での任務の最中、レイア姫から反乱軍の存亡に関わる重大な使命を与えられたR2は、C-3POと共に砂漠の惑星タトゥイーンに漂着し、若き水分農夫ルーク・スカイウォーカーと出会った。ルークはおそらく最も長い年月にわたってR2の主人となった人間である。多くの戦いで生死を共にした彼らは、主人とドロイドというよりもむしろ親友同士だったのだ。ルークのXウィングにあるドロイド・ソケットが事実上R2-D2の指定席となっていたのも当然のことである。やがてルークとマラ・ジェイドが結ばれたとき、その結婚式で新郎の付添い人を務めたのもR2だった。

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