地名ガイド / エンドア

エンドアのシールド発生装置 Endor Shield Generator

所在:
エンドア
所属:
帝国軍

Endor Shield Generator

エンドアのシールド発生装置は攻撃を受けやすい状態にある第2デス・スターを効果的に防御するため、建造計画における初期段階に設立されていた。やがてデス・スター本体の防御シールドが作動するようになれば地上の施設は破棄されるはずだったが、帝国軍はまだその段階に至っておらず、反乱軍の奇襲攻撃から要塞を防衛するためにはこのシールド発生装置が必要不可欠だったのである。この施設には実際にシールドを防御するために必要となる設備のほかに、兵員宿舎や機械工場、AT-STおよびスピーダー・バイク用のガレージ、通信センター、そして支援部隊や備品の補給に使用される巨大な発着場も設置されていた。

反乱軍に対して罠を仕掛けようと考えた皇帝は、エンドアのシールド発生装置が魅力的な餌になることを確信していた。そして、彼は同盟軍のスパイをうまく利用し、この施設の場所と目的をリークさせたのである。パルパティーンの思惑通りに反乱軍がシールド施設の破壊工作を企てると、彼は最精鋭部隊の1個師団を投入し、反乱軍の逮捕を命じた。しかし、帝国軍は原始的だが勇敢なイーウォックたちの攻撃に何も備えていなかったのだ。イーウォックはハン・ソロ将軍率いる同盟軍の工作部隊に加勢し、自然の利を活かした戦術で帝国軍を翻弄する。そして彼らはついにシールド発生装置の破壊に成功したのだった。その直後、ランド・カルリジアンとウェッジ・アンティリーズらの突撃隊がデス・スター内部に侵入し、この巨大宇宙ステーションを完全に破壊したのである。

エンドアの戦い後、イーウォックの戦士の1人ウィケットは、シールド発生装置の残骸の中で暮らすようになった。彼はストームトルーパーの遺品となったヘルメットをボールやポットとして使用し、AT-STのコクピットを暖炉として利用している。

イーウォックの村 Ewok Village

所在:
エンドア
所属:
イーウォック

Ewok Village

エンドアの原生林の暗い天蓋に入り込むと、頭上からリズミカルな部族太鼓の音が聴こえてくる。ここはエンドアに原住する樹上種族イーウォックの領域なのだ。彼らは現在もなお先端テクノロジーを習得していないが、それでもエンドアの樹上高くに壮大な集落を作り上げている。

イーウォックは蔓を寄り合わせて作った縄梯子や木製の狭い通路を組み合わせて使い、樹上の我が家と地上の間を行き来している。木を掘って作られた簡素な小屋には草ぶきの屋根が付けられており、ドアの代わりに獣の皮のカーテンが掛かっている。なかでも最も大きな小屋は、酋長や医師、長老評議会のメンバーのようなイーウォックの実力者用に使われている。

ルーク・スカイウォーカーらが連れられていったブライト・ツリー・ビレッジは、ハッピー・グローヴと呼ばれる森林の近くに位置しており、さらにその近くにはイーウォックが厳重に保護している神聖なサンベリーの木の集落もある。この村での日常生活の大半は子育てや冬季のための食料の栽培、危険な生物や盗人のデュロックの撃退、そしてイーウォックの神聖な生活の探求に充てられている。愚鈍なデュロックはイーウォックが木の上に保管している食料や薬品を狙っており、たびたび盗みに現れるのだ。しかし、イーウォックはいつも彼らを撃退している。

エンドアの戦いが行われていたとき、この村を治めていたのはチャーパ酋長と長老評議会だった。チャーパは多くのイーウォックに戦士としての訓練を積ませているが、彼らは何世紀にもわたって戦争を経験していない。帝国軍が聖なる森を伐採し始めたときが戦いの機運だったが、圧倒的な近代兵器を前に戦いを挑むことはできなかった。しかし、ブライト・ツリーに黄金神とその従者たちがやってきたことによって状況が一変する。黄金色に輝く神はイーウォックに帝国軍の非道の数々を説法し、自らの戦いに力を貸すように命じたのである。長老評議会は村の存亡をかけて神と共に戦う決断を下したのだった。

イーウォックの原始的な戦術は帝国軍のテクノロジーを麻痺させ、ついには同盟軍の勝利をもたらした。遥か上空で建造中だった第2デス・スターもパルパティーン皇帝と共に崩壊し、その夜ブライト・ツリー・ビレッジで行われた祝典は銀河の歴史に残るイベントとなったのである。

その後、銀河の関心時から遠く離れたエンドアの森には再び平和な日々が取り戻された。現在、ブライト・ツリー・ビレッジではチャーパの娘ニーサと、その夫であるウィケットによる共同統治が行われている。

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