地名ガイド / 宇宙ステーション

スター・フォージ Star Forge

種別:
宇宙ステーション
気候:
不明
大気:
不明
湿度:
不明
重力:
不明
地形:
人工建造物
自転周期:
不明
公転周期:
不明
居住種族:
なし
人口:
0人
主な輸出品:
なし
主な輸入品:
なし

Star Forge

はるか太古の時代から存在するこの銀河系には、説明のできない驚異や、長い歴史の中で失われていった秘密が溢れている。銀河系全域に散在していた無数の惑星を銀河共和国が1つにまとめるはるか以前には、ラカタン帝国が数多くの惑星を隷属させていた。ラカタは極めて発達した種族だったが、好戦的かつ攻撃的な精神が禍となり、ついには自らの手で自分たちを破滅へと導くことになる。彼らの築き上げた最大の功績こそが、究極の戦闘マシンとされるスター・フォージなのだ。

スター・フォージは恒星全体のエネルギーを利用した超巨大宇宙ステーションであり、工場施設でもある。その広大な内部区画には自動化された機械による複雑なネットワークが構築されており、武器、ドロイド、宇宙船などが大量生産されている。だが、スター・フォージは単なる金属製の建造物ではなかった。影に覆われた空洞部分にはフォースのダークサイドが注入されており、邪悪に侵され、生命が吹き込まれていたのである。

ラカタの故郷の惑星は、スター・フォージと連結した太陽の周回軌道を回っている。彼らはスター・フォージの周囲に防御フィールドを生成させるため、この惑星の地上にシールド発生装置を備えた寺院を建造した。この防御フィールドはスター・フォージに接近したあらゆる電子機器を破壊し、あらゆる艦船をラカタの惑星の重力場に引き寄せる。事実、アンノウン・ワールドと呼ばれるこの惑星には、何千年もの間にスター・フォージによって引き寄せられた不幸な宇宙船たちの残骸が無数に散在しているのだ。

太古の昔に繰り広げられたシスと共和国との戦争の中で、シス卿ダース・レヴァンとダース・マラックは、スター・フォージを探し出すべく古代の手がかりを追跡していた。そして、彼らはラカタンの生き残りを発見し、この宇宙ステーションを支配するために彼らを欺いたのである。やがてマラックはスター・フォージを完全に使いこなし、シス・ファイターや他の戦闘用兵器を無尽蔵に手に入れた。また、彼は自分の力を邪悪なエネルギーとしてスター・フォージの心臓部に与えるために、捕らえたジェダイを利用したのだった。

一方で、共和国もスター・フォージの所在を探るための手がかりをつなぎ合わせていた。共和国はレヴァンを捕らえると、彼を利用してついにアンノウン・ワールドの位置を突き止める。そして、共和国軍は一斉攻撃を開始し、おびただしい犠牲を出しながらも、最終的にマラックとスター・フォージを打ち破ることができたのだった。

センターポイント・ステーション Centerpoint Station

種別:
宇宙ステーション
気候:
温暖
大気:
タイプI(通常の大気)
湿度:
穏和
重力:
軸付近は無重力、外側に行くにつれ高重力
地形:
人工建造物
自転周期:
12標準時間
公転周期:
392日
居住種族:
人間、ドロール、セロニアン
人口:
540,000人
主な輸出品:
なし
主な輸入品:
なし

Centerpoint Station

コレリアン星系の双子惑星、タラスとトララスの中間地点に浮かぶセンターポイント・ステーションは、長年にわたってこの星系の人々の居住空間として使用されてきた太古の宇宙ステーションである。だが、このステーションが持つ数多くの秘密の一部が解明されたのは、ごく最近のことだった。センターポイント・ステーションの本体部は直径およそ100キロメートルの巨大な球体であり、その両極からは頑丈なシリンダーが伸びている。また、片方のシリンダーの先端からもう片方の先端までの長さはおよそ300キロメートルであり、各シリンダーの中心線は球体部の両極を結ぶ軸の延長上にある。このステーションは全体が中心線を軸としてゆっくりと回転しており、これによって内部に重力をシミュレートしているのだ。この2本のシリンダーはセンターポイント・ステーションおよびタラス、トララスの住人たちから、それぞれ北極、南極と呼ばれている。また、このステーションの外観は決して滑らかではなく、接近して見れば、様々な管やコイルが表面全体に不規則に継ぎ接ぎされていることが分かるだろう。

ステーション内の中心部を囲むエリアにはデッキと「シェル」(天井の高い特別なデッキ)が並んでおり、これらが外界と球体中心部の開放型空間との境界を形成している。住人たちからハロウタウンと呼ばれている内部の開放型空間は、直径約60キロメートルの広さを持つ居住地帯であり、その正確な中心部分には、小型太陽の輝きを発する超高熱点、グロウポイントが存在する。かつてのハロウタウンは、植物と水、農業地帯、高級住宅街があふれた自給自足環境だった。また、軸に沿ったハロウタウンの両端には、中心に向かって伸びる同一の大型円錐状建造物が1つずつ存在しており、それぞれが6個の小さな円錐状の建物に囲まれていることから、住人たちはこれらを古くからサウス・コニカル山脈、ノース・コニカル山脈と呼んでいた。だがあるとき、グロウポイントが突然燃え上がり、ハロウタウンの中で暮らしていた人々全員が焼き殺されるという事件が発生する。そのため、ハロウタウンのすべて住人は、ダブル・ワールド(タラスとトララス)への緊急避難を命じられたのだった。

コレリアン事変以来、新共和国とドロールの科学者数名がこのステーション内に立ち入り、その構造と様々なシステムについての研究を行っている。その結果、かつては何十万もの人口を擁していたセンターポイント・ステーションが、当初、ハイパースペースを通じて惑星を牽引する能力を持つハイパースペース・トラクター=リパルサーとして造られた施設であることが明らかになった。グロウポイントの炎上も、リパルサー・ビームを発射する際に必要となるエネルギー充填の結果だったのだ。そして現在では、このステーションが太古の昔にコレリアン星系全体を作り上げるために使用されたのだと信じられている。だが、誰が、何のためにこの星系を作ったのかという疑問は、一切解明されていない。

センターポイント・ステーションは、タラスとトララスの厳密な中間地点(すなわち重心)に位置しており、これらの2つの惑星から得られる重力ポテンシャルを利用することで、ハイパースペースに巨大なゲートを開き、そこへ惑星を押し込め、ハイパースペースを通じて自身の元に引き寄せることができる。また、コレリアン星系の各惑星にもそれぞれプラネタリー・リパルサーが用意されており、運んできた惑星を軌道上に並べる際に役立ったとされている。最も信憑性のある説は、センターポイント・ステーションの初代設立者たちが、彼らの星系の太陽が超新星となった際にこのステーションを建造したというものである。彼らはコレルに到着すると、5つの惑星をその軌道上へと引き寄せ、自分たちの新しい生活の場としたのだった。しかし、ハイパースペースを経て惑星を移動させるためには莫大なエネルギーが要求され、このとき始動コアの内部にも圧縮波が誘発させられるため、超新星爆発を引き起こすことが可能となる。事実、これこそがコレリアン・セクターの支配を目論むサコーリアンたちに、センターポイント・ステーションが利用された理由でもあるのだ。サコーリアン・トライアドに仕える若いドロールの科学者はトラクター=リパルサーの機能を推測し、恒星を爆発させることへの可能性を見出した。そして、サコーリアンたちは、コレリアン・セクターから他勢力の干渉をすべて排除し、セクター全体を支配下に入れるための確実な作戦を実行に移したのである。

だが、コレリアン事変ではこのプラネタリー・リパルサーがサコーリアンたちの野望を打ち砕くことになる。当初、プラネタリー・リパルサーはそれを有する惑星たちを適切な軌道上にまで運ぶために使用されるものだったが、同様に、これらはセンターポイント・ステーションの持つトラクター=リパルサーの威力を増大させるためにも使用されていたのである。各惑星の力とセンターポイント・ステーションの力を組み合わせることによって、トラクター=リパルサーは銀河系の各方面から惑星を引き込むことが可能だった。だが、これらのリパルサーは互いの威力を妨害しあうことができるのだ。惑星上にある小さなプラネタリー・リパルサーでも、センターポイント・ステーションから放たれるビームを打ち消すのに十分な能力を持っている。事実、ドロールで発見されたプラネタリー・リパルサーを起動させられたことにより、ボヴォ・ヤゲンを破壊するというサコーリアンの計画は失敗に終わったのだった。

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