メカニック・ガイド / その他

<クレイト・オナー> Krayt's Honor

機種名:
ゴザンティ・クルーザー軽貨物艇
製造元:
ガロフリー・ヤード社
級種:
軽貨物艇
分類:
大型艦船
大きさ:
全長41.8メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
レーザー・タレット 8基、クワッド・タレット 2基、ターボレーザー・キャノン 3基、プロトン魚雷発射管 2門
機体材質:
不明

krayts_honor

<クレイト・オナー>は奇妙な敵と味方によって、現役のゴザンティ・クルーザーの中では特によく知られた船として認識されていた。この船の両サイドは8基の強力なレーザー・タレットによって守られており、さらにクワッド・キャノン・タレットが腹部と背部をカバーしている。また、クルーザーの船首には3基のターボレーザー・キャノンと1対のプロトン魚雷発射管が隠されていた。

<クレイト・オナー>は通商連合によって密かに支援された私略船や略奪団から、無所属の傭兵たちを保護することが多かった。このような行為は傭兵たちやその雇い主から大いに歓迎されていたが、逆に連合は船と乗員の両方を、抹殺すべき頭痛の種として見ていたのである。あるとき、彼らが1隻のプレジャー・ヨットを連合の攻撃から救助しなければ、<オナー>は確かにそのとおりの結末を迎えていただろう。彼らが救ったヨットはジャバ・ザ・ハットの所有物であり、この救出を大いに喜んだハットは、タトゥイーンに<オナー>の安住の地を申し出たのだった。こうして、この船と乗員たちは通商連合と関わりのない、数少ない宇宙港の1つを手に入れたのである。

<オナー>の一風変わった乗員たち(数人のイソーリアン、人間、そしてフィーオリンの夫婦など)は、陰謀の渦巻く雰囲気を楽しんでいた。この船の船長は公式には人間女性のレイン・ウィネストということになっていたが、実際の船長は物静かで威厳あるケル・ドーリンのシコ・ヴァスだった。この偽装の意図はまったく不明だが、コア・ワールド内に着実に広がりつつある人間主義が原因だったことは間違いない。しかし、通商連合による災難のなか、クローン大戦が始まってからも、ウィネストとヴァスはこの奇妙な乗員たちを2人で効率的にまとめていた。だが、帝国の時代となってからの<オナー>の行方は分かっていない。

オーウェン・ラーズのスウープ・バイク Owen Lars' swoop bike

機種名:
ゼフィアGスウープ・スピーダー・バイク
製造元:
モブクエット社
級種:
スウープ・バイク
分類:
スピーダー
大きさ:
全長3.68メートル
速度:
時速350キロメートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

Owen Lars' swoop bike

最大限の効率を得るため、タトゥイーンの水分農夫たちは広範囲に多数の水分凝結機を設置している。だがこれらは頻繁に故障するため、効果的に管理するには多くの修理ドロイドと同様に、凝結機間を素早く移動できるリパルサーリフト車両を使うことになる。

若き日のオーウェン・ラーズは日課のため使い古した実用本位のスウープ・バイクを使っていた。彼はアナキン・スカイウォーカーがタスケンに誘拐されたシミを探しに行く際にも、このスピーダーを貸している。

オーウェンはモス・ナイトラムでレヴウィーンの商人から、この砂漠用ゼフィアGスウープ・バイクを購入した。彼はこのスポーツ・バイクを徹底的に改修し、農耕車として仕事に使用したのだった。機体後方に搭載されたエネルギー発生装置には、100キロの道具や備品を積める荷物カゴが1対取り付けてある。最高速度は時速350キロメートルを誇り、3,000キロメートル四方まで行動することが可能である。

KE-8エンフォーサー KE-8 Enforcer

機種名:
KE-8エンフォーサー・シップ
製造元:
カミーノアン
級種:
エンフォーサー・シップ
分類:
宇宙戦闘機
大きさ:
全長4メートル、全高13メートル
速度:
時速400キロメートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
2トン
航続期間:
不明
価格:
80,000クレジット
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
電気ショック・プロッド 1基
機体材質:
不明

KE-8 Enforcer

共和国によって発注された大規模な軍隊の製造のような重要プロジェクトには、カミーノアンのクローン技師による綿密な監視が要求される。発育途上のクローンたちがティポカ・シティの内部にある広大な区画で学習と訓練を行っている間は、彼らの成長を絶えず記録し続けるセンサーを装備した浮遊型パトロール艇がその役目を果たすことになる。

カミーノアン独自の曲線的建築様式を踏襲した流線形の優雅なKE-8エンフォーサーは、1人のカミーノアンを載せて移動するリパルサーリフト艇である。エンフォーサーは強力なリパルサー・エンジンと効率的なパワー・プラントの組み合わせによって大気中はおろか惑星の軌道上にまで到達することができるが、その名に反して戦闘艇ではない。エンフォーサーの宇宙戦闘機としての強みはその操縦性にあるのだ。

エンフォーサーはレーザー兵器はもちろん、他の武器も一切装備していないが、非常事態になると熟練したカミーノアンのパイロットによって船そのものが強力な接近戦用武器となる。この船には強力な操作アームが付いており、速度を落とさずに機体の何倍もの重さの物体を運ぶことができるのだ。また、エンフォーサーは卓越したリパルサー・スロットル制御を行うことができ、必要な限り同じ場所に留まっていることが可能である。

ティポカ・シティ内部のクローン製造センターでは複数のエンフォーサーが常に浮遊しながら徘徊しているが、これらの最も重要な役割は異常なクローンの排除である。カミーノアンは一定の確率で生じる突然変異の異常個体を発見すると、エンフォーサーの強力な操作アームと電気ショック式スタン装置を使ってそれらを隔離しているのだ。逆に、前途有望な戦士を早期に発見し、特別な訓練のために隔離することもある。

ウーキー・オーニソプター Wookie ornithopter

機種名:
ラドー・ナスプ・フラッタークラフト
製造元:
アッパザナ・エンジニアリング・ワークス社
級種:
パトロール・オーニソプター
分類:
スピーダー
大きさ:
全長7メートル
速度:
時速400キロメートル
操縦要員:
2名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
レーザー・キャノン・テール=ガン 1基
機体材質:
不明

Wookie ornithopter

キャッシークの上空で羽ばたく平らな回転式ブレード、オーニソプターは、大柄なウーキーたちを辛うじて乗せることのできる小さなヘリコプターである。ウーキー・オーニソプターは軽量な複座式偵察機であり、キャッシークの樹上都市を敵の攻撃から守るためのテール=ガンナー・ブラスターを装備している。この軽快な航空機はクローン大戦の間に使用された。

ウーキーの植民衛星アラリスに生息する危険な昆虫種族から名をとったラドー・ナスプ・フラッタークラフトは、アッパザナ・エンジニアリング・ワークス社で働く積極的なウーキーたちによって作られた。このほっそりとした飛行機は主として民間の保安パトロール艇として作られたものであり、探索および救助任務や、迫りくる危険に備えての周辺スキャンのため、危険な下ばえやキャッシークの密林の下層を疾走する。オーニソプターは装甲を持っておらず、コクピットも2人の乗員のための最低限の覆いが付いているだけで、ほとんど剥き出しに近い。その代わりに、敵からの攻撃を避けるだけの十分なスピードと機動性を有しているのだ。

ウーキー・フライング・カタマラン Wookie flying catamaran

機種名:
フライング・カタマラン
製造元:
アッパザナ・エンジニアリング・ワークス社
級種:
オーヴォア・ジェット・カタマラン
分類:
スピーダー
大きさ:
全長15.14メートル、全幅10.2メートル、全高4.3メートル
速度:
時速370キロメートル(水上)
操縦要員:
2名
乗員定員:
2名
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
2日
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

Wookie flying catamaran

キャッシークのウーキーたちによって作られた空飛ぶ水上船、フライング・カタマランは、恐ろしいほどのスピードで淡水礁湖の上を滑走し、岸辺をパトロールすると共に、侵略者から浜辺を守っている。中央に回転ヘッドを搭載した飛行モデルが空中支援を行い、二重の船殻が敵の反撃からウーキーの乗員を守っているのだ。

キャッシークの海岸に生息する肉食海洋性爬虫類の名にちなんだオーヴォア・ジェット・カタマランは、その名が意味するとおり、攻撃的かつ機敏である。コンパクトな双胴型リパルサーリフト・アレイが船全体の重さを低減させる一方で、ポッドレーサー型のエンジンは水上で時速370キロメートル以上にもおよぶ前進加速性能を実現している。なかには機体全体を空中へ浮遊させる回転ヘッドを持っている機種もある。空中と水上のいずれにおいても、操縦はそれぞれの船殻の端にある舵によって行われる。

装甲と攻撃用の武器がないことからも明らかなように、本来、ウーキー・カタマランは近代戦用に設計されたわけではない。それにも関わらず、彼らはこの船にレーザー・タレットを追加することで、スポーツや漁業を行うための船として転用している。一方で、ロシールの木材から手作業で作られた装甲は、当初から十分に強固である。

P-38スターファイター P-38 starfighter

機種名:
ポラックス38・スターファイター
製造元:
ブーパー・トースキル・アビー・デバイス社
級種:
ポラックス38・スターファイター
分類:
宇宙戦闘機
大きさ:
全長12.7メートル、全幅12.88メートル、全高2.71メートル
速度:
3,300G、時速61,000キロメートル、時速37,905キロメートル(大気中)
操縦要員:
1名
乗員定員:
なし
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
20日
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド発生装置、各種センサー
武装:
レーザー・キャノン 2基
機体材質:
不明

P-38 starfighter

辺境の惑星ウータパウの縦穴都市には多数の離着床プラットフォームが並んでおり、惑星を出入りする様々な船を支えているが、この惑星で作られた流線型のウータパウP-38・スターファイターもその1つである。クローン大戦のとき、これらの船は分離主義勢力の占領軍から惑星を解放するための戦いの中で、原住民たちによって使用されたのだった。

クローン大戦中に分離主義勢力によってウータパウが占領されると、宙港管理官のティオン・メイドンは市民軍に、宇宙戦闘機をすべて連合軍の目の届かない場所へ隠すよう指示を出した。これは、いつか圧制者たちへの反撃の機会が訪れるまで、自分たちの武器と勇敢なパイロットを秘密裏に温存しておくためだった。

グリーヴァス将軍を捜索するためウータパウを訪れたジェダイ・ナイト、オビ=ワン・ケノービは、離着床プラットフォームの1つでメイドンと面会する。そして、彼がメイドンに共和国軍が救援に向かっている途中だという情報を密かに伝えると、この話はウータパウの地下社会へと急速に広がっていった。やがて、パウ・シティでは激しい戦闘が開始され、クローン軍が分離主義勢力の前哨基地への奇襲を行ったとき、ウータパウの戦闘機部隊もこの戦いに加わったのである。

ブーパー・トースキル・アビー・デバイス社製のポラックス38・スターファイターは、鋭敏なセンサー、強力なシールド、限られたハイパードライブ、ツイン・レーザー・キャノンを装備している。だが、小さなコクピットは小柄な原住民のウータイ専用となっており、長身のパウアンたちは搭乗することができない。

脱出ポッド escape pod

機種名:
クラス6脱出ポッド
製造元:
コレリアン・エンジニアリング社
級種:
緊急用脱出カプセル
分類:
脱出ポッド
大きさ:
全長4メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
50,000クレジット
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

escape pod

脱出ポッドは、大惨事からの脱出手段として、より大型の船や惑星上にある発着場から射出されるように設計された緊急用小型艇である。したがって、これらのポッドは使いやすさを最大限に考慮した、単純な設計がなされている。通常、射出サイクルを開始するには制御スタッドを押すだけでよく、単純な薬品や爆発物によって留め金が連鎖爆発を起こし、ポッドを宇宙空間に放出することになる。そのため、脱出ポッドは母船が完全に動力を失った場合でも射出させることができるのだ。

銀河法によると、すべての艦船は全乗員と乗客を安全に脱出させられるだけのポッドを備えていなければならない。一般的なポッドは6から8人乗りであり、それ以上大型のものはライフボートとして分類される。そしていずれも、脱出ポッドは最長でも数時間までの使用を想定して作られているため、内部は簡素に作られており、標準的なポッドには簡易的な操縦ステーションと重力椅子しか用意されていない。

ポッドは母船から安全な距離(通常はおよそ5,000メートル)をとり、その後、5秒間隔で遭難信号を発信する。航行中に発見した脱出ポッドを調査しないスペーサーは重罪とされているのだ。もし惑星の付近であれば、化学式姿勢制御装置によってポッドはその惑星へと接近する。そして、ポッドに搭載された特別なセンサー・システムが素早く惑星の大気や放射線、重力などの調査を行い、生命を維持できる環境であることが確認された場合、着陸のため安全な環境のエリアを探すことになる。

ポッドは大気圏内での推進に惑星への突入弾道学を利用しており、化学ロケットは着陸のときに一回だけしか使われないため、エネルギー要求量が極めて少なくなっている。これらのロケットは主として降下速度の減速と、ポッドを最適な着陸地点へ導くために使用されるのだ。なかには、降下速度を緩和するためにパラシュートやリパルサーリフト・ユニット、または浮遊装置などを備えているポッドもある。また、複数のポッドを備えた船は「ポッドロック・ナビゲーション」を装備しており、メイン・ポッドの着陸座標に他のポッドが追従する仕組みになっている。

宇宙船に搭載されたポッドには限られた量の食料や備品が備えられており、それらは一般に6人の乗員が1週間で消費する量が目安となっている。その内訳は、74リットルの飲料水、狩猟用ブラスター、12ダースのグロウ・ロッド、緊急シグナル・ビーコン、医療品パック、6個の呼吸マスク、6着の全環境型サバイバル・スーツ、携帯用シェルターであり、緊急時にはポッドそのものも一時的なシェルターとして利用することができる。また、貨物船などで見られる標準的な8人用ポッドには、2週間分の水と酸素が用意されている。これらは、最も近い居住可能惑星までしか到達できないということを意味しているが、快適な惑星が存在しない領域で射出された場合でも、救助隊が現れるまである程度は宇宙空間をさまようことができるようになっているのだ。

標準型ポッドの価格はおよそ1,200クレジットほどであり、貨物船の積載重量を5トンほど消費するが、それには変えられない利点を与えてくれる。ただし、いかなるポッドも直接的な攻撃には完全に無力である。

一部の惑星では、地上の危機から大気圏上層部へと逃れるための脱出ポッド網が整備されている。そして十分な高度に達したとき、これらのポッドは遭難信号を発するのだ。なかには星間航行に使われるポッドもあるが、それらは極めて稀な存在である。

通常、ポッドの使用は有機生命体に限定されており、ドロイドが乗り込むことは禁止されている。そのため、これらのポッドはライフポッドと呼ばれることも多い。

ヨーダの脱出ポッド Yoda's escape pod

機種名:
脱出ポッド
製造元:
偉大なるガダル=ハーム公爵の安全区域調査団
級種:
E3標準型宇宙船ライフボートE
分類:
脱出ポッド
大きさ:
全長3.5メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

Yoda's escape pod

皇帝を止めることに失敗し、銀河系が生き残ったジェダイにとって闇に包まれた危険な世界であることを悟ったマスター・ヨーダは、クローン大戦の悲劇的な結末の末、逃亡生活を選ぶことになる。

ダゴバでの隠遁生活を開始するため、ヨーダはポリス・マサ船籍の超大型全自動貨物船に乗り込んだ。スルイス・ヴァンにある分離主義勢力の要塞には隠れ住んでいる人々がおり、この船は彼らに穀物を運ぶためのものだった。だが、偉大なジェダイ・マスターを逃すため、この船はダゴバ星系の外で密かにハイパースペースから離脱したのである。誰にも見られず、そして記録にも残されずに、ヨーダの星型の脱出ポッドが発射されると、彼は薄暗い新しい棲家となる惑星へと向かっていった。ハイパードライブを持たないこの脱出ポッドは、文字通りの片道旅行に使われたのだった。

ポッドが深い霧に覆われた沼沢惑星の地上に降り立つと、ゆっくりとハッチが開き、ヨーダはこの不気味な環境の調査を開始した。この惑星は、今後およそ20年にわたって彼の家となるのだ。

ダゴバの大自然に晒された敏感な電子システムは、1年以内に壊れてしまう。ヨーダはポッドから役に立ちそうな道具を可能な限り持ち出すと、これらを使って礁湖の近くに粗雑だが快適な小屋を作った。小屋の基礎部分はポッドの外殻プレートで作られており、また、推進リングはドアや窓枠に、重力補完装置から取り外された発光器は照明器具へと姿を変えられたのだった。

サンドクローラー sandcrawler

機種名:
改良型採掘クローラー
製造元:
コレリア採鉱会社
級種:
サンドクローラー
分類:
ウォーカー
大きさ:
全長36.8メートル、全高20メートル
速度:
時速30キロメートル
操縦要員:
50名
乗員定員:
300名
搭載機:
不明
積載重量:
40トン、ドロイド1,500体
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

sandcrawler

タトゥイーンは極めて環境の厳しい惑星であり、この灼熱の砂漠惑星では、たとえ最高の境遇を与えられていたとしても、生存していくことは難しい。かつて銀河系の多くの文化人類学者たちは、原住種族のジャワがこの惑星の荒地で生き延びているだけでなく、実際に広大な砂丘海を徘徊しながら繁栄しようとしていることを知って驚いた。事実、彼らの成功の一端は、彼らが砂漠を横断する際に使用する巨大なサンドクローラーの恩恵によるところが大きいのだ。

サンドクローラーの起源は、タトゥイーンが最初に鉱山植民地として入植者を迎えたときに持ち込まれたコレリア製の頑丈な鉱石用輸送車両である。しかし、この惑星には価値ある鉱物は何一つとして存在しておらず、採鉱を続けても利益が出ないことが分かると、これらの車両もそのまま遺棄されてしまったのだった。ジャワたちは即座にこの遺物に適応し、地元民たちがこれらの採鉱車両を「サンドクローラー」と呼ぶようになったのもこのときからである。サンドクローラーはジャワたちにとって極めて重要な資源となった。なぜなら、彼らはこの巨大車両を住居としてだけでなく、ジャワの経済基盤の基礎を形成するドロイド、難破宇宙船、屑鉄などの捜索のために砂漠を徘徊する移動手段として利用しているのだ。

サンドクローラーの全高はおよそ20メートルあり、速度は遅いが、事実上動きっぱなしである。これらは古代の製品であるため、時代遅れで扱いにくい蒸気機関の核融合エンジンが、巨大なタービンを通じて8つの大きな車輪に動力を供給している。巨大な車体はこれらの車輪を連結するキャタピラによって動かされ、急な坂道や山道はもちろん、無数の障害物を踏み越えて進むことができるのだ。そのため、サンドクローラーは極めて安定性が高く、小型の乗り物を簡単に転倒させてしまうようなタトゥイーンの強烈な砂嵐を受けても、横転することはまずありえない。

サンドクローラーの車体は全体が厚い装甲プレートによって覆われているため、ジャワたちはこれらをサンド・ピープルや恐ろしいクレイト・ドラゴンなどの天敵から身を守るためのシェルターとしても使用している。また、彼らはタトゥイーンの水分農夫たちと活発な取引きをしているが、少なくともジャワの一団はサンドクローラーで水分農場を完全に踏み潰すことができるため、農夫たちはいつも自分たちが危険に晒されることを恐れている。しかし、ジャワたちも入植者たちへの攻撃を行えば、それに対する報復があると認識しており、このような暴力行為は実際には一度も行われたことがない。サンドクローラーはサンド・ピープルたちによる攻撃程度なら簡単に持ち堪えられるが、露出したドライブ・モーターなど、いくつかの弱点もあり、ブラスター・ライフルなどによる正確かつ強力なエネルギー照射には耐えることができないのだ。ただし、辺境のタトゥイーンにはサンドクローラーを減速させる武器すらほとんど存在していないのも事実である。

ジャワは氏族単位で1台のサンドクローラーを所有しており、その人数は数百人にも及んでいる。クローラーの内部には、彼らの生活の場となる寝室や食堂の他に、各種機械類、予備の部品、廃品、様々な機能を持ってはいるが恐怖に怯えているドロイドなどが複雑に配置されており、その構造はあたかも迷宮のようである。一方で、車体の頂上部分にはサンドクローラーのブリッジが収容されており、氏族長もこの指令センターにいることが多い。そこからは砂漠の壮大な景色を一望することができ、偵察要員もここで各種表示機を監視しながら、スキャナや単純な金属探知機を使って、隠された宝物を示す金属の光を探しているのだ。

ジャワたちはタトゥイーンの荒地に破棄されたドロイドを捜索する際に、安全な我が家であるサンドクローラーから離れることもあるが、彼らは概して臆病者であるため、必ず大勢の集団を形成して行動している。そして、新たなに発見された獲物は、ジャワのイオン化ガンによって行動不能にさせられ、磁気吸引チューブ(本来は採掘した鉱石を運び込むために使用されていた)を使って内部に収容されることになる。だが、より大型の機械を発見した場合は、開閉式の鉱石用荷積みランプを開いて、直接車両の内部に収容することもある。逆に、水分農夫たちに販売品のドロイドを見せるときは、このランプからすべてのドロイドを地上に下ろし、一列に並ばせるのである。

サンドクローラーは年代物であるため、現在使用されているものは定期的なメンテナンスを必要としている。さらに、タトゥイーンに現存するサンドクローラーの数を正確に把握している者は、ジャワたち以外に誰もいない。だが、そのジャワたちも十分な予備部品を所有してはおらず、そのため彼らのサンドクローラーは常に応急処置の状態で動かされており、いつも過負荷の状態にあるのだ。しかし、ジャワたちを見ていると、彼らが永遠にこれらを動かし続けるように思えるのも事実である。通常、複数のサンドクローラーが連なって旅をしていることはほとんどないが、ときおり何台かのクローラーが品物や情報の交換のため一同に会する「古物交換会」の存在も知られており、彼らはこのときに自分たちの氏族のサンドクローラーの予備部品を交換しているのだろう。

スカイホッパー skyhopper

機種名:
T-16スカイホッパー
製造元:
インコム社
級種:
スカイホッパー
分類:
スピーダー
大きさ:
全長5.2メートル、全高10.4メートル、最高高度300キロメートル以上
速度:
時速1,200キロメートル以上
操縦要員:
1名
乗員定員:
1名
搭載機:
不明
積載重量:
10キロ
航続期間:
不明
価格:
7,100クレジット(中古)、300クレジット/日(レンタル)
動力機構:
不明
推進機構:
インコム社製E-16/xイオン・エンジン
航行装備:
不明
武装:
レーザー・キャノン 1基、スタンレーザー 4基(連動式)
機体材質:
不明

skyhopper

飛行技術を習得したいと思う者にとって、エアスピーダーは絶好の練習台であり、中でも最も人気の高いインコム社製T-16スカイホッパーは高速かつ操縦が容易な機種である。他のより大型なエアスピーダーが乗用機として信頼を得ている一方で、スカイホッパーはタトゥイーンでは主に競技用として使用されている。この2人乗りの小型機はリパルサーリフトとして標準的なDCJ-45 反重力装置を採用しており、推進装置にはインコム社製E-16/xイオン・エンジンを1系統搭載している。T-16は機内の圧力を失わずに高度275キロメートル以上にまで到達することができるため、限界高度は他の同じような機種よりも高くなっている。

高速性はスカイホッパーの売り文句にもなっている。時速1,200キロメートルの推進速度もこのモデルとしては標準的な数値であり、独自の3枚翼の改造を行うことによってさらなる安定性を得ることも可能である。しかし、コクピット前面の安定翼はパイロットの前方視界をわずかに遮っており、不慣れなパイロットを混乱させる原因にもなっている。この軽量機体の操縦は補助翼と方向舵が十分に制御できないため、高度なジャイロ装置を通して行われるが、このため、T-16は減速せずに信じられないほど鋭いターンをこなし、要求するなら垂直に上昇することも可能である。T-16は操縦方法や反応が宇宙戦闘機と良く似ていることから、T-65 Xウィングの練習機として使われることも多く、事実、両方ともインコム社の製品である。

一般に、民間のT-16はほとんど非武装だが、機体下部に磁気連結器が装備されているためオプションとして空圧キャノン・パッケージを取り付けることができる。このため、実戦練習機として利用すると、訓練中のパイロットは立体型レーザー照準装置を使って3キロメートル以上離れた場所から標的にツイン・キャノンを浴びせることも可能である。また、スカイホッパーは極度に高い機動性から相手の逃走を困難にさせるため、多くの惑星では警察部隊によって装甲と武装が強化されたものがパトロールや追跡に使用されている。これらは一般に高度な照準レーザー・システムを搭載し、さらに空圧キャノンがツイン・レーザーに置き換えられており、帝国法の施行に大きく貢献している。

T-16の動力源は標準的な燃料カートリッジである。搭載されている制御コンピュータは大抵のアストロメク・ドロイドと互換性があり、保守作業を容易かつ短いものにしている。

X-34ランドスピーダー X-34 landspeeder

機種名:
X-34ランドスピーダー
製造元:
ソロスーブ社
級種:
ランドスピーダー
分類:
スピーダー
大きさ:
全長3.4メートル
速度:
時速250キロメートル、最高高度1メートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
1名
搭載機:
不明
積載重量:
ドロイド2体、5キロ以下
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

X-34 landspeeder

ルーク・スカイウォーカーはいつの日か帝国軍の戦闘機を操縦することを夢見ていたが、彼の若き日の日常はタトゥイーンの砂漠にある叔父の水分農場で働く毎日だった。旧型の水分凝結機の修理や整備に明け暮れる日々のなか、ルークの最大の楽しみといえば、ベガーズ渓谷をT-16スカイホッパーで飛び周り、みんなが驚くようなスピードでランドスピーダーを操縦し、砂漠を疾走することだった。

ルークは叔父のオーウェン・ラーズに自分専用のスピーダーの購入許可を求めていた。オーウェンが農場での仕事にもっと責任を持てと言うと、ルークはすべての水分凝結機をもっと早く見て回るにはランドスピーダーがどうしても必要だと主張したのである。彼は家にもう1台スピーダーがあったほうが実用的だと説明した。もちろん、オーウェンは彼の真意を見抜いていた。ルークは友人たちと遊ぶためにスピーダーを欲しがっていたのだ。オーウェンは「金の無駄だ」と答えるだけだった。

最終的にベルー叔母がオーウェンを説得し、ルークは自分のスピーダーを購入する許しを得る。オーウェンはルークに同伴し、渋りながらも目に留まった旧式の茶色いソロスーブX-34を薦めた。ルークはこのスピーダーを2,400クレジットで購入するのだった。

このスピーダーはボディが傷だらけで所々に窪みもあった。ルークとしては最低でも友人のディークやフィクサーのスピーダーと同じ速度が出ることを期待したが、結局、見た目どおり、彼らを負かすことはできなかった。タービン・エンジンやコンピュータ回路のカバーや、リパルサー発生器の部品などがラーズ家の車庫で転げ落ちたのも買ってすぐのことである。しかし、オーウェンは彼1人に任せ、ルークが修理を通じて機械の知識を学び、優れた水分農夫になってくれることを期待するのだった。

ルークのランドスピーダーは多くの点において昔ながらの仕様を残している。開放型のコクピットには出し入れ可能なデュラプレックス製ウィンドスクリーンが装備されており、座席は運転席と助手席の2つが用意されている。また、リパルサー・フィールド発生装置の上のバック・パネルにはドロイドを2体まで固定でき、助手席の足元にも荷物を収容するスペースがある。

操縦はハンドルとフット・ペダルによって行われ、簡単なセンサーを同乗者に操作させるか、あるいは自動スキャンにセットすることによって速度と現在位置、交通情報を調べることができる。

動力は標準的なリパルサーリフト・エンジンから得られ、地上から1メートルほど浮遊する。推進力はリパルサーリフト・エンジンからエネルギーを供給された3つのタービン・エンジンによって与えられ、最高速度は時速250キロメートルである。

旧式の乗り物に突然の故障は付き物だが、ルークのランドスピーダーも例外ではない。彼はR2-D2とC-3POに出会う2日前に反重力フローターを修理したばかりだったが、左のタービン・エンジンの変換コイルのワイヤがときどき火を噴き、動力調整器の故障を引き起こしていた。

修理に長い時間を費やしたが、やがてこのランドスピーダーはルークに金では買えないものをもたらすことになる。彼はこのスピーダーを2,000クレジットで売り払い、その金で大いなる冒険に旅立っていくのだ。

V-35カーリアー V-35 Courier

機種名:
V-35カーリアー
製造元:
ソロスーブ社
級種:
ランドスピーダー
分類:
スピーダー
大きさ:
不明
速度:
時速100キロメートル、最高高度1メートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
2名
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

V-35 Courier

ラーズ家のランドスピーダーは簡単な操縦で実用的な運搬能力を発揮できる、典型的な家庭用機種である。ルークの軽快なX-34とは異なり、V-35カーリアーは安価で信頼性も高く、まったくといっていいほど際立った特長が無い。旧型機種ではあるが、オーウェンとルークはこの酷使されたスピーダーを最高のコンディションで維持していた。こまめな再塗装と内装の整備によって、モス・アイズリーの中古ランドスピーダー屋から2,000クレジットの価値があると言われたほどである。実際、ラーズ夫妻はこのスピーダーを月に2回しか使わず、ルークの作業場と兼用のガレージに停めておくことが多かったのだ。

オーウェンとベルーは、このスピーダーを農場からそれほど遠くないアンカーヘッドへの用事の際に定期的に使用していた。このスピーダーの最高速度は時速100キロメートルほどでしかないが、ルーク以外の2人にとっては満足だった。オーウェンはアンカーヘッドで農場に必要な機材を集め(水分凝結器は故障も多く、また夜になるとジャワなどに部品を持っていかれることもあるのだ)、ベルーは家で必要な道具を入手し、水耕栽培で育てた野菜を販売して僅かな金を得ていた。

ラーズ家のランドスピーダーは3人掛けである。運転手はリパルサー・フィールド発生装置のほぼ目の前にある先頭の座席に座り、密閉型のウィンドスクリーンによってタトゥイーンの強い日差しを防ぐことができる。ここにはナビゲーション機能の付いた簡単なスキャン装置もあるが、オーウェンとベルーはアンカーヘッドまでの道のりを熟知していたため、この装置を使うことはほとんどなかった。乗客室はエンジン・カバーの真下にあり、折畳式のアクセス・パネルを開けて搭乗することができる。また、中に大きな荷物を積む際には乗客用の座席を畳むこともできる。

このような乗り物のリパルサーリフト発生装置は空気冷却の効果を考慮して開放型になっていることが多い。大抵の惑星ではそれだけで十分な効果が得られるが、タトゥイーンのような灼熱の砂漠惑星では内部の通気孔が砂や埃で詰まってしまい、イオン・ピストンが壊れるなど、この特徴が不利になることも多かった。しかし、オーウェンは水分農夫の間でよく用いられる方法でこの問題を解決した。リパルサー発生装置と吸気孔を自家製のフィルタ・スクリーンで覆ったのである。

スウープ swoop

機種名:
ネビュロンQ・スウープ・レーサー
製造元:
モブクエット社
級種:
スウープ
分類:
スピーダー
大きさ:
全長3メートル
速度:
時速600キロメートル、最高高度350メートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
2キロ
航続期間:
不明
価格:
5,500クレジット(新品)、1,050クレジット(中古)
動力機構:
不明
推進機構:
ターボ推進エンジン
航行装備:
不明
武装:
不明
機体材質:
不明

swoop

スウープは、座席の付いた極めて高パワーなエンジンのことである。これらは高速で、スピーダー・バイクよりもパワーがあり、操縦もはるかに難しい。スウープにはリパルサーリフト装置と高度なターボ推進エンジンが搭載されており、まさしく高速な機体を作り出している。これらは時速600キロメートル以上の速度を出すことが可能であり、スピーダー・バイクより高い高度を走行することができる。なかには惑星の大気圏より上空にまで到達するスウープも存在するが、この高度では操縦者も気候制御スーツが必要となる。

スウープの操縦では浮遊、推進、制動がそれぞれ独立したハンドルバー・アクセラレータを使用する。また、操縦者は膝でターンおよび旋回用の予備操縦桿を抱え込んでいる。強力な推進力は大きな加速力を生み出すため、操縦者と乗員はベルトで体を固定する必要がある。ベルトがなければ、速度のついたスウープから放り投げられてしまうのである。

スウープ・レースは銀河中心部や、より発達した外部の宙界で極めて人気の高い観戦スポーツである。スウープ・レースは非常に危険なスポーツだが、一攫千金も可能であり、有能なレーサーは帝国全域で名を馳せる英雄となれるのである。恐らく、最も有名なレーサーはイグナー・オミナズだったが、彼の経歴はカプリオリルで暗殺ドロイドが引き起こした惨劇によって断ち切られてしまった。このスポーツには「スウープ・トラック」と呼ばれる、何万もの客席と障害物やトンネル、その他の危険にあふれた円形の走行コースのある巨大なドーム型競技場が必要である。帝国もスウープ・トラックの建設に莫大なクレジットを投資しており、レースはほとんど絶え間無く続いている。

アウター・リムなどの地域にはびこる少数の無法者集団たちはスウープを彼らの個々のグループのシンボルとして、そして乗り物として使用している。ノヴァ・デーモンズや悪名高きダーク・スター・ヘリオンズなどのスウープ・ギャングたちは、海賊行為、空路強盗、殺人などの犯罪によって帝国当局に指名手配されている。

その危険性から、スウープの操縦には多大な訓練が要求される。そのため、帝国軍における偵察任務では、より安全で操縦が容易なスピーダー・バイクが使用されているのである。

<ダワジャー・クイーン> Dowager Queen

機種名:
モン・カラマリ・スター・クルーザー
製造元:
モン・カラマリ
級種:
スター・クルーザー
分類:
大型艦船
大きさ:
不明
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
戦闘機 120機
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
航法コンピュータ、シールド、各種センサー
武装:
不明
機体材質:
チタニウム合金

Dowager Queen

<ダワジャー・クイーン>(ハット語では<ジャー・ダワガ・クイー=クニー>)は、ベスティンIVを発った植民船である。しかし、ヤヴィンの戦いのおよそ100年前、この船はタトゥイーンの地表に墜落したのだった。

<ダワジャー・クイーン>がタトゥイーンの近郊に到着したとき、モス・エスパはまだあまりにも小規模な街だった。そのため、乗員たちはその存在に気づかず、彼らはタトゥイーンを無人の惑星であると判断して着陸を試みたのだった。だが、強烈な砂嵐により、<ダワジャー・クイーン>はエンジン、ディスプレイ、誘導システムに大打撃を受けてしまい、無残にも砂漠の中へと墜落したのである。

生存者の中で唯一名前が確認されている乗員は、リス・カスラン船長だった。彼と他の生存者たち(当初の入植者たち)は、瓦礫の外側に最初の都市、アイズリーを築き上げ、一方で他の残された者たちはベスティンの入植地を築くために去っていった。後に、タトゥイーンに現住していた人々はこの都市をモス・エスパと調和させるため、モス・アイズリーと改めたのだった。

モス・アイズリーの都市は<ダワジャー・クイーン>の残骸の周りへと成長していった。だが、ビルが次々と建てられても、船体は墜落現場に残され、砂の中にほぼ垂直に突き刺さったままとなっている。その後、珍しさと立地の良さから、船の内部は最高級ホテルへと改装された。やがて、このホテルはタトゥイーンで開かれる大規模な会議や商業ショーで人気を博すようになったのだった。一方で、改装されていない残骸部分には、多くのジャワ、ラナット、その他の齧歯類型種族、さらにはホームレス、物乞い、廃品回収業者たちが住み着いている。

クラウド・カー cloud car

機種名:
ストームIV ツイン・ポッド・クラウド・カー
製造元:
ベスピン・モーターズ社
級種:
ツイン・ポッド・クラウド・カー
分類:
スピーダー
大きさ:
全長7メートル
速度:
時速1500キロメートル、最高高度10〜100キロメートル
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
10キロ
航続期間:
不明
価格:
75,000クレジット(新品)、28,000クレジット(中古)
動力機構:
不明
推進機構:
クアデックス社製カイロマスター・イオン・エンジン
航行装備:
不明
武装:
ダブル・ブラスター・キャノン 1基(連動式)
機体材質:
不明

cloud car

クラウド・カーはイオン・エンジンとリパルサーリフトの両方を備えたツイン・ポッドの大気圏内飛行艇である。この特異なダブル・ポッド設計によってパイロットと乗客は別々の区画に搭乗することになり、それぞれはイオン動力装置によって連結されている。最高飛行速度は時速1,500キロメートルを超え、最高高度は低層軌道にまで達する。

通常、クラウド・カーはイオン・エンジンを主推進力として利用し、リパルサーリフトは操縦にはほとんど使用されないため、大気圏内用スピーダーというよりは、むしろ宇宙船に近い。さらに、小型ジェット機構と推進翼、複雑な操縦のための方向舵も備えている。また、生命維持装置は備わっていないが、ポッド内の気圧は常に調整されている。

クラウド・カーの主な製造元はクラウド・シティの中心に位置するベスピン・モーターズ社である。同社は娯楽艇、個人用輸送艇、エア・タクシー、パトロール船の完璧な生産ラインを持っている。クラウド・シティのウィング・ガード・パイロットは、この浮遊都市のパトロールに主としてストームIVを使用しており、外部にいても素早く都市に到達することができる。

ストームIVは頑丈で改造も容易なことから、一部では軍事利用の面でも人気が高い。コンピュータ・システムには新しい武器を搭載できるように特別な設計を施されており、外装にも明らかに外付けの装甲プレートを取りつける箇所がいくつか用意されている。唯一の欠点といえば、ブラスター・キャノンを使う際に問題のあるインコム社製Tx-2パワー発生装置である。そのままの状態では数回撃っても一回しか発射されないが、幸いにもそれぞれのポッドの先端にあるセンサー・シートが大きいため、これらを小型サイズのファブリテク社製の製品に置き換えることによって武器に十分なエネルギーを供給できるパワー発生装置を搭載できるようになる。

クラウド・シティのウィング・ガードは関税の徴収と入港手続きも行っており、密輸業者や帝国軍のスパイ、その他の厄介者たちがトラブルを起こす前に追い払っている。適度な「取引成立」の報酬を得るためにパイロットがティバナ・ガスの闇取引をこっそりと手配することもあるが、それも執政官の賛成がある場合だけである。

クラウド・カーの操縦、制御、推進のそれぞれのシステムはBウィングに似ているが、宇宙空間を飛行する能力は持っていない。この高速度とツイン・ポッドの形状によって、クラウド・カーは素晴らしい交通制御艇および保安艇となっている。こうした用途で用いられる機体には、それぞれのポッドに前方に向けて固定されたブラスター・キャノンを装備している。

クラウド・カーに搭載されている小型のクアデックス社製カイロマスター・イオン・エンジンは、Bウィングに使用されているモデルの小型版である。Bウィングの大型エンジンではオーバーヒートの問題が広く知られていたため、ベスピンの技術者たちはクラウド・カーでは最大の冷却効果が得られるようにエンジンを外部に露出させたのである。

多くの惑星の交通制御局では、空中パトロール、大型船の着陸床への誘導、貨物艇やカーゴ船の密輸品検査、マイノックの寄生チェックなどにクラウド・カーを使用している。

イーウォックのハング・グライダー Ewok hang glider

機種名:
イーウォックのハング・グライダー
製造元:
イーウォック
級種:
不明
分類:
ハング・グライダー
大きさ:
全長翼長3メートル
速度:
時速45キロメートル、最高高度30メートル
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
イーウォック1名、岩などの小道具
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
岩、槍、その他の原始的な武器
機体材質:
大型動物の骨と皮

Ewok hang glider

大半の外界人はイーウォックを原始的な種族だと考えているが、彼らは天然の素材を使って様々な驚くべき道具を作る術を学んでいる。彼らの無数の発明にはカタパルトや多数の手持ち武器、広大な樹上集落、そして様々な罠がある。だが、彼らの最も素晴らしい創造は疑う余地なく、この多目的ハング・グライダーである。

イーウォックたちは数多くの大型動物を追跡し、殺傷することによってハング・グライダーの作成を開始する。これらの動物は皮を剥がされ、生皮は伸ばされた後、耐久性がつくまで乾燥させられる。そして皮は互いに縫い合わされ、骨で単純に組まれたフレームに取り付けられるのだ。

本来、このハング・グライダーは単にイーウォックたちが森林を移動するため使用していたものである。やがて、彼らは岩や槍を運ぶようになり、森林の小型生物を狩猟するために上空から落下させるようになった。だが、イーウォックはすぐにこれと同じ武器がゴラックスのような巨大怪物からの防衛にも使えることに気付いたのだ。こうして、彼らは反乱軍への支援に同意したときにもこのハング・グライダーで培った多大な経験を使用し、地上にいるストームトルーパーに対して上空からの攻撃で優位に立ったのである。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/