メカニック・ガイド / 反乱同盟軍

レベル・アサルト・フリゲート Rebel assault frigate

機種名:
レベル・アサルト・フリゲート
製造元:
レンディリィ・スタードライブ社
級種:
改良型ドレッドノート
分類:
大型艦船
大きさ:
全長700メートル
速度:
不明
操縦要員:
4,882名、砲手 118名、基幹乗組員 1,500±20名
乗員定員:
100名(兵員)
搭載機:
不明
積載重量:
7,500トン
航続期間:
1.5年
価格:
対象外
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、強化シールド、各種センサー
武装:
レーザー・キャノン 15基、クワッド・レーザー・キャノン 20基、ターボブラスター砲塔 15基
機体材質:
不明

Rebel assault frigate

同盟軍の技術者の多くは戦艦の修復やカスタマイズに長けており、彼らの能力と革新性を語るにあたってレベル・アサルト・フリゲートほど格好の例はない。詳しい説明は困難だが、レベル・アサルト・フリゲートは、実際に帝国軍のドレッドノート級ヘヴィ・クルーザーを大幅に改造したものなのである。

燃料消費とエンジン容量を節約するため、技術者たちは上層部の構造材を大量に取り外し、2枚の背びれ状の大型ソーラー・パネルを取り付けた。だが、これは現実に艦の操縦性を向上させることにも役立っている。

さらに、人間の乗員が行っていたことを自動化するためにも多くの部分が改造がなされている。もともとのドレッドノートは操艦に16,000人という同サイズの他の戦艦に比べてもはるかに多くの乗員を必要としていた。人員的には帝国軍より圧倒的に劣り、訓練された乗員となるとさらに乏しい同盟軍にとって、これはあまりにも非現実的なことだったのだ。一度は同盟軍の技術者もこの戦艦には嫌気が差したが、甚大な努力によって初期の3分の1弱にまで乗員の数を減らすことに成功したのである。だが思いもよらぬことに、多くの乗員とエネルギー炉を内部から減らして兵器を追加した一方で、攻撃能力そのものが犠牲となり、結果的にドレッドノートと比べてターボレーザーの射程距離と威力は低下してしまったのだった。

アサルト・フリゲートには、ドレッドノートと違ってドッキング・ベイや着陸プラットフォームはないが、表面に20ヶ所の連結型ドックが装備されている。そのいくつかには反乱軍の標準的な貨物艇を連結することができ、残りは戦闘機や軽貨物艇用となっている。しかし、他の船を連結したままハイパースペースに入ることはできない。

このような修復は徹底的に行われたため非常に高価なものとなってしまい、現在同盟軍で使用されているアサルト・フリゲートはごく僅かしか存在していない。しかし、実戦での使用は極めて効果的であり、時間と資金さえあればさらに増えていくことは間違いないだろう。

同盟軍アサルト・フリゲート・マークII Alliance Assault Frigate Mk II

機種名:
同盟軍アサルト・フリゲート・マークII
製造元:
レンディリィ・スタードライブ社
級種:
改良型ドレッドノート
分類:
大型艦船
大きさ:
全長700メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、強化シールド、各種センサー
武装:
レーザー・キャノン 15基、クワッド・レーザー・キャノン 20基、ターボブラスター砲塔 15基
機体材質:
不明

Alliance Assault Frigate Mk II

同盟軍の大型艦船への需要を満たす助力として、反乱軍の技術者たちは旧式の退役したドレッドノート・クルーザーの骨組みを出発点に選択した。かつて乗員を詰め込みすぎだという悪評に晒されていた戦艦は大幅に改造され、燃料消費の低減とエンジン容量の増加を実現するべく、巨大な上部構造を除去されたのである。

改造工程の中である程度の個体差が生じたが、アサルト・フリゲートとして最も一般的に認識されている仕様は、巨大な背びれと高度なオートメーション化であり、元のドレッドノートが必要とする乗員数の3分の1にも満たない、5,000人以下の乗員で操艦することが可能である。

その後、レンディリィ・スタードライブ社内の少数派グループに属する設計者たちが、アサルト・フリゲートにさらなる改善の余地があることを見出し、秘密裏に行われた作業によって、非公式に同盟軍アサルト・フリゲート・マークIIと呼ばれる戦艦を開発した。このバージョンはドレッドノートからさらに船殻を取り除かれており、モン・カラマリ・クルーザー用に設計された高性能な偏向シールド・サブシステムが組み込まれている。このサブシステムは、限られた時間の間、シールド発生装置を燃やすことなく、シールド全体の出力を増加させることができるのだ。

より一般的な「マークI」ほど数は多くないが、特に銀河内乱の初期には、マークIIもかなり多用されていた。しかし、社内に規律を乱す設計者たちの気配を感じ取ったレンディリィ・スタードライブ社は、反体制派の粛清を行い、結果的にマークII計画は終焉を迎えてしまう。わずかな反乱軍の造船所はマークII改造やその製造計画を続けていたが、反乱軍が内部で開発したマークIは、時の経過という試練に立たされていた。なかには初期の政府形成期にあった新共和国の艦隊で使用されていた艦も確認されている。

バルク・クルーザー bulk cruiser

機種名:
ニュートロン・スター・バルク・クルーザー
製造元:
レンディリィ・スタードライブ社
級種:
改良型バルク・クルーザー
分類:
大型艦船
大きさ:
全長600メートル
速度:
不明
操縦要員:
1,993名、砲手 57名、基幹乗組員 840±10名
乗員定員:
200名(兵員)
搭載機:
戦闘機 36機
積載重量:
5,000トン
航続期間:
1年
価格:
対象外
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド、各種センサー
武装:
クワッド・レーザー・キャノン 30基、トラクター・ビーム発射装置 2基
機体材質:
不明

bulk cruiser

バルク・クルーザーは銀河系全域にわたって最もよく見かける大型艦船であり、大型輸送船と戦艦との中間に位置している。これらの船は大企業のみならず、多くの星系や地方政府によっても使用されているが、このような星系や企業は決まって帝国から最小限の保護しか受けておらず、密輸業者や海賊、同盟軍の攻撃、その他の危害から身を守るため、独自軍を展開する許可を受けているのだ。そのため、これらの戦艦の何隻かは結果的に同盟軍の手にわたることになったのだった。

もちろん戦艦を獲得できたことは幸運であるが、同盟軍艦隊の技術部や戦略家たちは、ときとしてこれらの巡航艦が目立たないようにと願っていた。というのも、バルク・クルーザーは旧式の艦船であり、速度も遅い上に激しく振動し、燃費も悪く、とても戦闘に耐えられる代物ではないのである。

多くの場合、この戦艦の改造に金や努力を費やす価値は全くない。バルク・クルーザーは余りにも信頼性に乏しいため帝国軍との戦いには使用されず、その代わりとして、多くが輸送艇の護衛任務に当てられているのだ。

他の巡航艦は戦闘機用の輸送艇に回されているが、この船では広大な空間をドッキング・ベイや修理施設に改造する方がずっと安上がりで安易である。通常、このような輸送用巡航艦に配置された司令官は、可能な限り船体を射程外に保ちつつ、運んでいる戦闘機の中隊を主力兵器として使うように指示されている。1隻のバルク・クルーザーは戦闘機の3個中隊を輸送することができ、船腹の連結器には一度に2隻の標準型輸送艇を連結させることも可能である。

コレリアン・ガンシップ Corellian Gunship

機種名:
ガンシップ
製造元:
コレリアン・エンジニアリング社
級種:
中型対戦闘機用戦艦
分類:
大型艦船
大きさ:
全長120メートル
速度:
不明
操縦要員:
45名、砲手 46名、基幹乗組員 10±15名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
300トン
航続期間:
8ヶ月
価格:
4,800,000クレジット(新品)、2,400,000クレジット(中古)
動力機構:
不明
推進機構:
クラス2.0ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド、各種センサー
武装:
ツイン・ターボレーザー・キャノン 8基、クワッド・レーザー・キャノン 6基、震盪ミサイル発射管 4門
機体材質:
不明

Corellian Gunship

コレリアン・エンジニアリング社によって製造されたコレリアン・ガンシップは、クローン大戦の時代から宇宙での戦闘を専門に行うための船だった。銀河内乱の初期、このガンシップを使用した海賊たちが、戦闘機や爆撃機に護衛された帝国軍の戦艦のハイジャックに成功するという事件が起こった。この出来事は反乱軍の調達員たちにも目撃されており、その後、反乱同盟軍でこの船が使用されるようになったのもそのためである。

コレリアン・エンジニアリング社は、戦闘、護衛、あるいは貨物輸送などの様々な任務に簡単に順応できる、幅広い用途の船を造ることで知られている。コレリアン・コルヴェットなどはまさにその典型だが、一方でガンシップの特徴は、こうした汎用性を敢えて避け、戦闘専用に設計されていることにあるのだ。高速な武器と大きな亜光速度によって、ガンシップは理想的な対戦闘機用戦艦となっているが、より大型かつ強力な大型艦船との戦いには弱い面があるのも事実である。

ガンシップは円筒形のコクピットから3層構造の亜光速エンジンまで、全長120メートルだが、高速性と火力を重視して設計されているため、その内部には乗員、兵士、貨物などを搭載するスペースがほとんどない。そのため、基本となる乗員は45名だけであり、それに武器を操作するための砲手46名が追加されることになる。

ガンシップが搭載している武器は、6基のクワッド・レーザー・キャノン、8基のダブル・ターボレーザー・キャノン、そして4門の震盪ミサイル発射管である。これらの武器はすべて手動で操作され、艦橋から遠隔で発射させることはできない。最高の効率を出すためには砲手たちの間で正確な連携が必要とされ、彼らが団結して働くことによって、ガンシップは迫り来る戦闘機にダメージを与えながら、船体をほとんど何も通さないレーザーのバリアで覆うことができるのだ。だが、このような砲撃の共同操作は極めて難しく、訓練されていない乗員には絶対に不可能である。

十分に燃料と弾頭を補給されたガンシップは、再補給まで8ヶ月間にわたって運用することが可能である。また、船の大きさのおよそ半分はエンジンであり、クラス2.0のハイパードライブも搭載している。残りの部分の大半は武器とシールド・システムによって占められているため、この大きさと速度でコレリアン・ガンシップより優れた性能を有する対戦闘機用戦艦は他に存在していない。

Z-95ヘッドハンター Z-95 Headhunter

機種名:
Z-95-AF4ヘッドハンター
製造元:
インコム産業社、サブプロ社
級種:
多目的宇宙戦闘機
分類:
宇宙戦闘機
大きさ:
全長11.8メートル
速度:
2,780G、70MGLT、時速1,150キロメートル(大気中)
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
85キロ
航続期間:
1日
価格:
45,000クレジット(中古) ※新品は既に存在しない
動力機構:
ノヴァルデックス社製O3-R低温パワー・セルおよびイオン反応炉
推進機構:
インコム社製2aイオン核分裂エンジン 4基
航行装備:
ヴァディン社製CF-30航法電子制御パッケージ、ファブリテク社製ANs-5cセンサー・パッケージ、長距離型位相変調タキオン検出装置PA-9r、短距離型脅威分析装置PG-7u、ファブリテク社製ANq 2.4追跡コンピュータ、SI 5g8 ”クイックスキャン” 方位映像化システム、ゾリーン社製前後面投射シールド(能率20SDB)
武装:
テイム&バック社製KX5レーザー・キャノン 2基(連動式)、クルプックス社製MG5震盪ミサイル発射管 2門(各4発搭載)
機体材質:
チタニウム合金(能率15RU)
機種名:
Z-95XTヘッドハンター
製造元:
インコム産業社、サブプロ社
級種:
星系内偵察機/訓練機
分類:
宇宙戦闘機
大きさ:
全長12.2メートル
速度:
2,780G、70MGLT、時速1,150キロメートル(大気中)
操縦要員:
1名
乗員定員:
1名
搭載機:
不明
積載重量:
200キロ
航続期間:
1週間
価格:
49,860クレジット(改良型の場合)
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
シールド、各種センサー
武装:
トリプル・ブラスター・キャノン 2基(連動式)
機体材質:
不明

Z-95 Headhunter

宇宙戦闘機の旧式シリーズ、Z-95は、その耐性と汎用性によって、初期生産品の出荷が終了してからも、多くの機体が継続的に使用されている。多目的宇宙戦闘機Z-95は、本来、宇宙航行が可能な大気圏内用戦闘機として開発されたものだが、その特徴的な機体形状と可動翼によって安定性を維持させ、高重力の加速や旋回によるストレスを抑えることができた。Z-95の構造は広く知れ渡っているため改造は非常に簡単であり、武器系統や速度面の強化は日常的に行われている。そのため、独立軍、政府、中隊、所有者らが部品やシステムを追加、適用することで、何百種類もの改造機種が存在するようになったのだ。

2つの先進宇宙艇製造メーカー、インコム産業社(後のインコム社)と今は亡きサブプロ社の共同事業によって開発されたZ-95は、初期の開発の遅れや高いコストにも関わらず、常に最も成功した機種の1つだった。事実、ヘッドハンターは当時の主たる宇宙戦闘機として広く認知されており、その後に大成功を飾ることになるT-65 Xウィングの先駆者とされている。インコム社はXウィングを開発する際に、Z-95の利点を多く取り入れており、優秀な宇宙戦闘機とされるXウィングの高性能も、Z-95の名声による部分が多いのだ。

現在ではZ-95も過去の機種となり、既に製造は打ち切られているが、いまだに他の戦闘機より多く使用されている。それらの多くは警察当局、税関、密輸監視隊、惑星守備隊、予備艦隊などで使用されているものだが、新型機種を買う余裕がない、あるいは買うことを禁じられている多くの企業や自治星系、さらには海賊艦隊などもヘッドハンターを使用している。

Z-95は最終的にはT-65インコム・Xウィング・スターファイターへと発展するまでの間、何年にもわたって絶えず進化し続けた。最初のZ-95は、深宇宙用戦闘機というよりも、むしろ大気圏内専用艇に類似したものだったのだ。初期生産モデルは球状のコクピットと2本の船尾を持つくさび型の形状をしていた。

初期型Z-95の天蓋はパイロットに大きな視界を与えており、コクピットには完全な生命維持装置が装備されていたが、圧迫感があるのも事実だった。そのため、このシリーズは発展と同時に球状コクピットを小さくしていき、可視性の減少をヘッドアップ航行情報ディスプレイなどの装備機器によって補っていた。また、その後のモデルは開閉式の翼と2基のエンジンを搭載した2股の船尾を付けていた。これらの初期型モデル(マークI、またはZ-95 mk1と呼ばれる)は、大気圏内における機動性が非常に高い。基礎フレームは全長11.8メートルであり、翼と胴体部に固定された武器を搭載していた。また、後期型は大気噴射装置をより高性能なものに付け替えているが、他の能力はすべてそのままに維持されている。さらに、ほとんどのヘッドハンターが信頼性の高い消火器を搭載している。

インコム社は大量生産の間に、次々とZ-95の新型モデルを加えていった。最も一般的だったバージョンの1つであるZ-95C4dは、弾倉と固定式砲塔を追加装備した地上戦支援用爆撃機である。また、Z-95ERは長距離型モデルであり、燃料タンクの容量が増加されている。Z-95MLはミサイル発射プラットフォームであり、ミサイル・ラックと固定式長距離砲塔が追加されている。Z-95XTは訓練用に使われる2人乗りの機種である。反乱同盟軍はXTを訓練機としてだけでなく、星系内、または艦隊の船間における輸送手段としても使用していた。

これらの後期型機種は、その後すぐに銀河系を多い尽くすことになるT-65 Xウィングに、強い影響を与える基本設計を有していた。2基の大きなエンジン・クラスターの間に細く鋭い船殻が挟まっており、そこから外に向かってフォイルが伸びている。一般に各フォイルの先端には主要兵器(通常はブラスターなどのレーザー兵器)が搭載されており、一方で胴体部はミサイル兵器用のより安定したプラットフォームとなる。終盤に生産されたZ-95-AF4(アサルト・ファイター4)は2基のエンジン・クラスターを搭載しているが、これらは計4基に分裂しているため、後のXウィングと酷似している。また、これらの後期型ヘッドハンターは、戦闘形態にフォイルを展開させることで、翼に取り付けられた武器の射程範囲を広げることが可能である。

Z-95は世代を重ねるたびにスピードを増している。現在の戦闘機と比べると、Z-95がもはや低速機であることは否定できないが、航空力学的形状をしていたマークIは、後のモデルと比べても卓越した空対宙速度比率を誇っていた。

一般にZ-95はハイパードライブを装備していないため、同盟軍艦隊には1機も配備されておらず、重要度の低いセクターの守備隊で少数使用されているに過ぎない。小型戦闘機へハイパードライブを取り付けるには非常に大きなコストがかかり、現実性がなかったのだ。しかし、共和国の(そして後の同盟軍の)著名な戦術家であるエイダー・トーロンは、クラス3.0ハイパードライブを積み、機動性を増したバージョン、Z-95tを開発した。さらにその後のZ-95は、インコム社製Gbk-435ハイパードライブ駆動装置と、ナーモックス社製Zr-390航法コンピュータ・システムを搭載している。密輸業者同盟のリーダー、マラ・ジェイドも、より大型かつ実用的な船に乗り換える前には、ハイパードライブを装備した改良型Z-95を使用していた。

宇宙戦闘機の武器テクノロジーの進歩によって、ヘッドハンターのパイロットは装甲やシールドよりも自分たちの操縦を信頼するようになったが、Z-95は撃墜されたとき、粉々になる前にひどい苦痛を受けることで評判が悪くなっている。Z-95は信頼性の高い装甲プレートを採用しているが、その反面、シールドは貧弱であることが多い。そのため、生産終了間際には、チタニウム合金製の船殻やゾリーン社製シールド・システムを補ったZ-95も登場したのだった。

武装は機種によって様々だが、多くのZ-95は2枚の翼それぞれに、連動式のトリプル・ブラスターを装備している。そして、もう1つの一般的な武器システムは震盪ミサイル・バンクである。当然、専用ミサイル・プラットフォームのZ-95では、ミサイルの搭載可能数が増強されている。

フリーランナー freerunner

機種名:
KAACフリーランナー
製造元:
ケリアク・アームズ&アーマー社
級種:
改良型戦闘強襲車両
分類:
スピーダー
大きさ:
全長14.6メートル
速度:
時速300キロメートル
操縦要員:
2名、砲手 3名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
250キロ
航続期間:
不明
価格:
27,000クレジット(新品)、14,000クレジット(中古)
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
対戦車用レーザー・キャノン 2基(連動可能)、対歩兵用ブラスター砲塔 2基
機体材質:
不明

freerunner

一般にCAVと呼ばれる戦闘強襲車両は中火器、あるいは重火器を備えた武装リパルサーリフト車両の通称である。CAVはULAV(超軽量強襲車両)の次世代機でもあり、CAVはULAVよりやや大型であるため速度は劣っているが、攻撃力の点では明らかに勝っている。このため、帝国軍はこれらの陸戦用兵器をGAV(地上用強襲車両)として分類し、同盟軍以上にその存在価値を重要視しているのである。

しかし、銀河内乱当時には同盟軍もこれらの陸戦兵器の有用性に注目しており、その後もフリーランナーと呼ばれるCAVの1つを使用している。フリーランナーの名の由来は機体上部に取り付けられた回転式の砲座であり、この砲座は任務および所有者の要求に応じて対戦車用や対歩兵用など、様々な種類の兵器に対して調整することができる。また、開発当初のフリーランナーの宣伝文句は究極的な速度と柔軟な火力であり、実際にパイロットはあらゆる戦闘状況において、その最善の対抗手段を講じることができるようになっている。

フリーランナーが同盟軍にもたらされた経緯は非常に興味深い。当時フリーランナーの製造元であるケリアク・アームズ&アーマー社は帝国との商談を望んでいたが、全く興味を抱かれずに断られ、廃業に追い込まれてしまった。そして、その在庫品となったフリーランナーが小規模な武器商人や同盟軍の手に渡ることになったのだ。同盟軍で使用されているフリーランナーは激しい戦闘にも耐えられるように特に武装を強化されており、2基から4基の砲座を備えているものもある。これらの砲座の操縦は緊急時には連動させることもできるが、通常は複数の砲手が個別に行うことになる。

フリーランナーのもう1つの特徴は一般的なCAV、あるいは同盟軍の他の戦闘車両には珍しい露出されたコクピットである。これは大気中におけるCAVの用途を限定してしまい、パイロットを格好の標的にしてしまうことにもなり兼ねない。そのため、同盟軍の技師たちは可能な限りコクピットを覆い隠すように努めている。

重装甲プレートや偏向シールドなどによって改良されたフリーランナーには、モン・モスマなどが帝国領を通過する際に使用するための要人専用車両として利用されているものもある。一方で、フリーランナーは同盟軍だけでなく銀河系各地に散らばる私設軍組織の成長にも大きく役立っており、ガーム・ベル・イブリスの軍組織もその1つだった。これらはフリーランナーの持つまさに無限の可能性を示した例の1つに過ぎない。

ULAV ultra-light assault vehicle

機種名:
改良型帝国軍超軽量強襲車両
製造元:
シーナー・フリート・システムズ社
級種:
軽強襲車両
分類:
スピーダー
大きさ:
全長7.0メートル
速度:
時速400キロメートル
操縦要員:
1名、砲手 1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
5キロ
航続期間:
不明
価格:
12,900クレジット(中古)
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
ダブル・ライト・レーザー・キャノン 1基(連動可能)、震盪グレネード発射管 1門、ミディアム・ブラスター・キャノン 1基
機体材質:
不明

ultra-light assault vehicle

ULAV(超軽量強襲車両)は反乱軍で使用されているCAV(小型強襲車両)の中で最も小型かつ高速な機種である。これらは初期の帝国軍で主に惑星の制圧に使用されていたものだが、主力機種が徐々により大型で強力なものへと移行されていくに連れて破棄されていったのだった。

帝国軍で使用されることがなくなると、ULAVはほとんど忘れ去られてしまい、さらに余りにも小型で改良もされていないことから惑星政府や私的企業も意図的に使用を避けるようになった。銀河系全域の軍事工場や格納庫に放置された過剰な在庫も分解処分を待つだけの状態となっていたが、同盟軍だけはそこに目を付けていたのである。

同盟軍の特殊部隊は警備の手薄だったヒフィスの帝国軍需倉庫から、他の旧式の重装備品とともに大量のULAVを奪取することに成功した。他の装備品は補修が必要だったが、ULAVだけはほぼ完璧な状態で保管されており、未使用に近い状態のものも多数含まれていた。もともと頑丈な機体であるため、同盟軍の技師たちも最大出力の増加とシールドの強化以外にほとんど改良する必要はなく、即戦力として利用できたのである。

ULAVの操縦にはパイロットと砲手の2名が必要となる。パイロットは前面のブラスターとグレネード発射管を操り、砲手は後方のレーザー・キャノンを操作する。しかし、後方に装備されたキャノンは射程角が180度であるため前方を攻撃することができない。したがって、戦闘時には敵機の重兵器の標的とされる前に前方攻撃を倍加させる必要があり、そのためにパイロットは素早く機体を回転させなければならないのだ。これはULAVの構造上の大きな欠点の1つである。

ULAVのもう1つの致命的欠点は旧型のリパルサー・エンジンによる効率の悪さである。ULAVは地上における浮遊力が低く、走行高度はおよそ0.6メートルほどでしかない。このことは深い茂みや荒い岩場を走行する際に大きな問題となり得るため、より強力なエンジンによって浮遊能力を強化されているものも多い。

一方で、ULAVはその高速性と機体が小型であることから敵の砲手に標的とされる確率が非常に低く、その逃走能力は数少ない利点の1つとなっている。同様に方向転換に必要とされる幅も非常に短いため、戦場でも機敏に操縦することができ、特に後方のレーザー・キャノンを旋回させるという難しい操作も比較的容易にこなすことが可能である。

T2-Bリパルサー・タンク T2-B Repulsor Tank

機種名:
T2-Bリパルサー・タンク
製造元:
ユートレイン=トラッカータ社
級種:
ライト・リパルサー・タンク
分類:
スピーダー
大きさ:
全長9メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
リパルサーリフト
航行装備:
不明
武装:
レーザー・キャノン 4基(連動式)
機体材質:
不明

T2-B Repulsor Tank

帝国が砂漠の惑星アリダスの採鉱事業を略取したとき、当地の複合企業は新しい監督者のもとで自分たちの保身に注意を払っていた。おそらく何かしらの自治を求めるための取引ではあったが、忠誠を示すためのわずかな試みとして、ユートレイン=トラッカータ社は採鉱用の車両やその他の重機器を、帝国による独占使用のために製造することに同意したのだった。しかし、ユートレイン=トラッカータ社の経営陣全員が新秩序への支援に乗り気だったわけではない。反乱軍の指導部はこのような水面下の亀裂を巧みに利用し、友好的なユートレイン=トラッカータ社のメンバーに賄賂を支払うことで、出荷用のリパルサー・タンクの一部や、周到に計画された攻撃に弱い関連製造システムから手を引かせたのだった。これらの活動を通じて、ユートレイン=トラッカータ社は秘密裏に反乱同盟軍とチュービットの反体制派戦士たちへの支援を行っており、その間に戦争の両側で利益を得るようになったのである。

同盟軍のリパルサープールで使用されていたユートレイン=トラッカータ社製の戦車は、主にT2シリーズの2番目の機種であるT2-Bだった。この装甲車両は4基の連動式ブラスター・キャノンと高性能なセンサー・アレイを搭載しており、帝国軍で使用されている同規模の陸戦兵器と比較すると火力こそ劣るが、センサー・システムは極めて鋭敏だった。しばしば、反乱軍はT2-Bを空襲や他の長距離攻撃のための車両として使用していた。T2-Bに搭載されたリパルサーリフト・システムは、多様な牽引フィールドを発生させることができ、このタンクに様々な地形上で優れた弾性を与えることができるのだ。これによって、T2-Bは硬い地面の上から水面の上まで、わずかな時間で適応することが可能である。

T4-Bヘヴィ・タンク T4-B Heavy Tank

機種名:
T4-Bヘヴィ・タンク
製造元:
ユートレイン=トラッカータ社
級種:
ヘヴィ・クローラー・タンク
分類:
スピーダー
大きさ:
全長10メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
ミディアム・レーザー・キャノン 2基(連動式)、震盪ミサイル発射管 3門(連動式)
機体材質:
不明

T4-B Heavy Tank

T4-Bは、反乱同盟軍がアリダスを襲撃した際に、彼らに共感的だった武器製造企業から獲得したいくつかのリパルサー・タンクの一種であり、反乱軍の兵器の中で最も重武装を施された車両だった。T4-Bはユートレイン=トラッカータ社製タンクの最新シリーズでもあり、姉妹機種のT2-Bリパルサー・タンクの遠戚にあたる姉妹機種である。この武装戦車は製造コストが高いため、財政難にある同盟軍は節約して使用しなければならなかった。しかし、熟練した指揮官のもとで戦場に展開されることで、これらは破壊的な威力を発揮することができるのだ。

T4-Bのタレットには2基の巨大なアーム状のレーザー・キャノンが搭載されており、それぞれ同時に発砲される。また、タレットの中央には3門の震盪ミサイル発射管が装備されており、広範囲にわたって甚大なダメージを与えることが可能である。これらの武器は特に歩兵に対して効果的だった。また、軌道型戦車の設計上の制限から、T4-Bは硬い地面の上でしか使用することができないが、その重さと火力によって、進路上にあるたいていの障害物を押し退けて進むことが可能である。

MPTL-2aランチャー MPTL-2a launcher

機種名:
MPTL-2aランチャー
製造元:
ロラタス・マニュファクチュアリング社
級種:
中型移動式プロトン魚雷発射クローラー
分類:
スピーダー
大きさ:
全長27メートル
速度:
不明
操縦要員:
不明
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
不明
航続期間:
不明
価格:
不明
動力機構:
不明
推進機構:
不明
航行装備:
不明
武装:
プロトン魚雷発射管 9門
機体材質:
不明

MPTL-2a launcher

ロラタス・マニュファクチュアリング社は、銀河内乱の初期に行われたいくつかの地上戦において、反乱軍に移動式プロトン魚雷発射用戦車(MPTL)を供給していた。だが、帝国軍の反撃の前に何度も後退を余儀なくされた結果、同盟軍の兵士たちはロラタス社に切なる要望を送りつけることになる。帝国軍は初期のMPTLが鈍重であることを調べ上げ、これらの接地型弾頭発射車両が効果的に帝国軍へと向けられる前に、大砲による奇襲によってうまく排除することができたのだ。

ロラタス社の回答として登場したMPTL-2aは、実戦テストに基づいた設計によって大幅にアップグレードした機種である。このキャタピラ式の戦車は軽量で機動性も向上しているため、前線に素早く展開することができ、容易に捕捉されることもない。しかし、直接の戦闘に適した車両というわけではなく、賢明な指揮官は武装した護衛をつけるか、または敵の射程圏外で使用することになる。配置につく準備が整うと、武装した外殻が割れるように開き、複数の発射管が姿を現す。初期のテストでは、車体の軽さが安定性と射程距離に影響を与えることが判明したが、実機では車体を安定させるためにグリップ・スタビライザーの追加が要求されたのだった。

戦場に展開されると、MPTL-2aは標的をセンサーに捉えることのできる偵察ドロイドや偵察機の助けを得て、20キロメートル以上先まで魚雷を発射することが可能である。しかし、ドロイドや偵察機がいない場合、MPTLの射程距離と精度は大幅に減少してしまう。

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