組織ガイド / 帝国軍

シートルーパー Seatroopers

活動拠点:
帝国領内の海洋惑星
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Seatroopers

帝国軍は支配領域内にある様々な海洋惑星でその存在を維持する必要性に直面し、一般にシートルーパーという呼称で知られるアクアティック・アサルト・ストームトルーパーの特殊部隊を設置した。同様に帝国軍の持つ標準的なテクノロジーの多くが水中での用途に応用され、特殊水中駐留部隊、カスタム型TIEボート、強力なAT-ATスイマーなども開発されたのだった。

シートルーパーの装甲服は軽量型のスカウト・トルーパーのものを踏襲して設計されている。それらは2ピースの環境ボディ・グローブの上に着用され、極端な温度や水中の有害物質から兵士を保護することになる。また、標準的なストームトルーパーのものより柔軟にできているため、トルーパーの水中における行動範囲を維持、あるいはさらに増大させることにも役立っている。さらに、シートルーパーは背中の推進ユニットとスナップダウンしたヒレを持つ推進ブーツによって水泳能力も向上させている。ただし、ブラスターの射程距離はしばしば水中での使用の際に負の影響を受けるため、彼らはブラスター・ライフルとスピアガンのハイブリット武器を標準装備として携帯している。

シートルーパーが標準装備するユーティリティ・ベルトには、高圧ワイヤ、引っかけ碇、予備用ブラスター・パワー・パック、イオン・フレア、凝縮食糧パック、予備用コムリンク、医療パック、吸入器フィルター、圧縮空気型膨張性バブル・テントなどが含まれている。

ストーム・コマンドー Storm Commandos

活動拠点:
銀河系全域
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Storm Commandos

恐怖のストーム・コマンドーは、反乱同盟軍のゲリラ戦術による勝利の増大に対する帝国軍の対抗策だった。銀河内乱初期における反乱軍の成功によって、帝国軍は方法論の一部に再検討を強いられた。多くの局面において圧倒的かつ十分な数と力を見せつけている一方で、帝国軍はより細かな、より対象を絞った戦闘部隊の必要性を認識していたのだ。

帝国地上軍士官のクリックス・メイディーンは、この目的のためにストーム・コマンドー部隊を作り上げた。メイディーンは最終的に反乱軍へと亡命するが、彼の逃亡後もストーム・コマンドー部隊の訓練プログラムは継続されたのである。この集中訓練を受けることができるのは最も優秀なストームトルーパーのみであり、戦争の終結まで、彼らの姿を見ることは非常に珍しいことだった。事実、彼らの技能と能力については、反乱軍の特殊工作部隊さえもが敬意を払っていたほどである。

通常のストームトルーパーは実に幅広い行動範囲を与えられているが、ストーム・コマンドーは反乱軍の軍事行動に対する攻撃、包囲網の破壊、接収、爆破工作などに特化した訓練を受けている。通常、ストーム・コマンドーの1ユニットは4人から40人で構成され、4分の1ずつのチームに分かれて任務にあたることになる。1つめのチームは標準的なコマンドーであり、2つめのチームは車両戦や砲塔の訓練を受けた攻撃チームである。3つめのチームは爆破、破壊、および内偵の専門家であり、最後のチームは装備品の保守や応急的な修理などを専門に行う技術チームである。

ストーム・コマンドーの黒い装甲服はスカウト・トルーパーが使用する軽量型装甲服をベースに作られたものだが、リフレックと呼ばれる高性能型ポリマーで覆われている。このリフレックは光やトルーパーから放出されるセンサー・エネルギーを屈折させてしまうのだ。

ブラックホール・ストームトルーパー Blackhole stormtroopers

活動拠点:
銀河系全域
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Blackhole stormtroopers

ブラックホールというコードネームで知られるパルパティーン皇帝の謎の密使は、銀河内乱の間、長期にわたって数え切れないほどの情報の流れを注意深く選別し、役立つ情報だけを帝国情報部に流していた。ヤヴィンの戦い後、彼は反乱軍を全滅させる任務のためダース・ヴェイダーと行動を共にしたこともある。ブラックホールの正確な容姿はすべて謎に包まれており、ビュースクリーン上でも人型の星雲として姿を現していただけだった。

実際のところ、ブラックホールは「皇帝の手」として知られる特別な使者の1人であり、帝国情報部に配属される以前は、ダークサイドの預言者として知られる秘密諜報機関の一員だったのだ。彼は自らのイメージ・シグナルを送信するため、広範囲にわたる帝国ホロネット網のアクセス権を与えられており、これによって自由自在に姿を現し、また消すことが可能だった。これは、彼が調査を行った帝国高官たちに恐怖と不安を浸透させることにも役立っていたのである。

ブラックホールがかつてパルパティーン議員の指導下にあった議員見習であるという噂も存在する。また、彼がコルサントのジェダイ公文書館で働いていた職員であり、フォースのダークサイドによって誘惑されたのだという噂も流れている。だが、ブラックホールの真の姿は年老いて衰えた老人でしかなく、ボマーの修道僧によく似たニモイディア製のメクノ=チェアを利用しなければ移動することさえ出来ないのだ。

ブラックホールには利用可能な装備がふんだんに与えられており、その中にはスター・デストロイヤー1隻と、そこに搭載される兵員や戦闘機も含まれていた。また、この部隊に配属されたストームトルーパーは、その特別な任務にマッチするよう黒い装甲服を着用していた。この装甲服には実践的な改良が施されており、特に素材にスタイジアン=トリプリズマチック・ポリマーを採用したことによって、センサーからのステルス性が向上している。

ブラックホールは銀河内乱の間に完全に消滅し、再び闇から姿を現すことはなかった。彼の軍隊は他の帝国軍勢力に吸収されてしまい、エンドアの戦いによって帝国が分裂すると、ブラックホール・ストームトルーパーの一部はカノア・ジャックスの私設軍へと加わったのだった。

ラドトルーパー Radtroopers

活動拠点:
銀河系全域
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Radtroopers

あまり知られていないが、帝国軍のストームトルーパーの一種である放射能地帯専用アサルト・トルーパーは、最も危険なエリアで活動する特殊装備を施された極めて実践的な部隊である。彼らが着用するリード・ポリマー(鉛を含む重複合体樹脂)を用いた改良型プラストイド製装甲服は、致命的なグレード5相等の放射能地帯における何時間もの活動にも耐えられるようにできているのだ。

本来、ストームトルーパーの装甲服はすべてある程度の放射能耐性を持っているが、ラドトルーパーのものだけはそのような環境下における広範囲の活動にも耐えることができる。例外的には巨大なスペーストルーパーの装甲服も致命的なエネルギーに耐え得るが、彼らの装備はあまりにも大掛かりなため、惑星の重力下では行動が著しく制限されてしまうのだ。

帝国軍は、奪回もしくは防衛を行う必要のある利点を有する放射能汚染地帯にラドトルーパーを展開させている。こうした場所は自然災害に見舞われた敵対環境である場合もあるが、大抵は敵を鎮圧するために帝国軍が故意に放射能を散布した場所である。例えば、帝国軍は中性子爆弾を使用することで知られており、この兵器は住民の大多数を殺戮または無力化させるが、建造物はほとんど無傷のまま残すことができるのだ。ラドトルーパーは中性子爆弾による爆撃を受けたエリアに展開し、生き残った反乱分子を掃討しつつ、数日で放射能が晴れる前にこの一帯を確保するのである。激しい放射能は効果的な殺傷力を持つため、通常こうした場所では最小限の抵抗しか行われない。しかし、銀河系にはこうした極端な環境にも耐性を持つ生態系が存在しており、ときとしてこのような生物は経験を積んだ兵士たちをも要する手強い相手となる。

近代兵器の多くはグレード4以上の放射能環境になると信頼性が低下するため、通常ラドトルーパーは震動ブレード、フォース・パイク、手榴弾など、格闘用の武器を装備している。そのため、ラドトルーパーは全員が格闘および爆発物に関する訓練を受けているのだ。ただし、彼らも一応は通常のストームトルーパーよりも強力なブラスターを携帯している。

また、ラドトルーパーは標準的なストームトルーパーのユーティリティ・ベルトに加え、対放射能薬、解毒用ハイポ、放射能防御テント、浄水機、放射能測定器などのサバイバル装備を携帯している。さらに、彼らの装甲服は生物化学兵器による攻撃にも耐性を示している。

スペーストルーパー Spacetroopers

活動拠点:
銀河系全域
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Spacetroopers

一般的にスペーストルーパーという呼称で知られるゼロGアサルト・トルーパーは、帝国軍で最も重装備かつ重武装のストームトルーパー部隊である。このエリート兵士たちは軽量タンクから供給される火力を備えた強化型装甲スーツを着用している。標準的なストームトルーパーの装甲服には真空に対する限られた防御機能しか備わっておらず、宇宙空間における広範囲な実戦訓練を受けた兵士はスペーストルーパーのみなのだ。

スペーストルーパーはロイヤル・ガードに次いで、帝国に対する最も高い忠誠心を持った恐るべきコマンドーである。彼らの主な任務は敵の艦船を無傷で捕獲し、反抗的な乗員を鎮圧することにある。通常、スペーストルーパーはアサルト・シャトルに40ユニットが配備されており、この小隊による決然とした攻撃は大型艦船を乗っ取るのに十分な威力を誇っている。

スペーストルーパーの装甲服は、実質的に1人乗り専用の宇宙船であり、攻撃艇としての機能も有している。彼らは標準的なストームトルーパーの外装を着用し、身長約2メートル、丸腰の人間のほぼ倍の大きさとなる大型パワー・アーマー・セットに接続される。この大きな外観から、彼らを「歩く戦車」と呼ぶ者も多い。

そして、装甲パワースーツには強力な武器が配置されている。肩にはマガジン式の手榴弾発射装置が1対搭載されており、震動弾、スタン弾、ガス爆弾などを装備することも可能である。また、右のガントレットには強力なブラスター・キャノンが付いており、左のガントレットには小型プロトン魚雷発射装置が仕込まれている。さらにガントレットにはレーザー・カッターや回転式スリーブも取り付けられており、敵艦船の装甲板を突破することも可能である。

スペーストルーパーの装甲服は非常に重いため、惑星の重力の中で動かすことはできない。こうした装甲服は何年も掛けて様々な種類のモデルが開発されており、最近の機種は初期型に比べてスリムで機動性も向上している。

コルサント・ガード Coruscant guards

活動拠点:
コルサント
構成:
不明
活動時期:
帝国〜

Coruscant guards

帝国の最盛期の間、高度な訓練を受けたストームトルーパーのエリート部隊が、広大なインペリアル・センターを守る平和の守護者として従事していた。コルサント、そしてコア・ワールドに属する特別な惑星では、真紅に彩られたコルサント・ガードによって法が施行されている。暫定的な戒厳令や、パルパティーン皇帝による非常時大権の発令下では、コルサント・ガードに施設や住居の捜索、市民の逮捕、テロリストや反乱軍工作員の特定と監禁など、様々な権限が与えられている。原則として彼らが戦闘を行うことは稀であり、代わりとして厳格な警察官としての役割を果たしているのだ。

赤と黒を基調としたコルサント・ガードの装甲服は軽量だが詰め物によって大きく膨らんでおり、物理的攻撃からの強い耐久性を誇っている。洗練された戦闘用ヘルメットには高度なセンサーが並んでいるため、完全な暗闇の中でも効果的に活動を行うことが可能である。また、このヘルメットにはスクランブル機能付きのコムリンクも内蔵されており、各員が他のコルサント・ガードと交信を行うことが可能になっている。さらに追跡ビーコン用ソフトウェアも搭載されているため、部隊長はいつでも部下たちの所在を知ることができる。特に部隊長のヘルメットには音声起動式のヘッドアップ・ディスプレイが取り付けられており、部隊の位置を視覚表示させることもできるのだ。

コルサント・ガードは携帯用ブラスターに加え、群集制御および暴動鎮圧のための標準装備であるメル=ソン・ミューニションズ社製テイザー・ステイヴを装備している。この武器は様々な出力モードを持っており、相手を殺傷するだけでなく、麻痺させることも可能である。また、なかにはメル=ソン社製R-88スプレッサー・リオット・ライフルを装備している兵士もいるが、この武器は標的に対するブラスター・ライフル並の正確さと、スタン弾並の有効範囲を併せ持った効果的な武器となっている。

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