テクノロジー・ガイド / 装置

水分凝結機 moisture vaporator

型式:
プリトーミン社製環境型GX-8水分凝結機
製造元:
プリトーミン社など
大きさ:
3〜5メートル
価格:
2,000〜10,000クレジット

moisture vaporator

水分凝結機は複数の冷却シリンダーを組み合わせて作られた大型装置であり、一般に3メートルから5メートルの高さがある。この装置は低出力のイオン化フィールドを形成することによって大気を冷却し、かなり乾燥した環境でも水分を凝結させることができる。凝結機内部の制御コンピュータは自動的にイオン化と冷却のレベルを調整し、風速や気温の変化を補正する。すべての装置は伸縮可能なソーラー・パネルによって充電されたパワー・セルによって動作する。タトゥイーンでよく見られる水分凝結機は1日におよそ1.5リットルの水を生成することができ、最低でも250メートルおきに配置されている。

水分凝結機の制御は原始的なバイナリ言語によるプログラムを通じて行われるため、操作にはドロイドが必要となるのが普通である。また、この装置は内部への砂の混入に極めて弱い。砂は潤滑油を一箇所に固めてしまうことが多く、冷却装置の障害に繋がる可能性があるのだ。その結果、水分農夫たちは砂の除去という単純作業に多くの時間を費やされている。

サイボーグ・ユニット cyborg unit

型式:
バイオテック社製ボーグ・コンストラクトAj^6
製造元:
バイオテック社など
大きさ:
移植者に依存
価格:
不明

cyborg unit

サイバネティック・テクノロジーは機械部品と有機組織との融合における代表的な成功例であり、この技術の発達によって、外科医たちは患者に直接機械の移植を行えるようになった。このテクノロジーは軍事的にも事実上際限なく利用されており、激しい外傷を負った兵士の再生を除けば、サイバネティック移植によって、照準スコープとして働く目、強靭さとスピードを増加させる強力なサーヴォ機構、その他の高性能な付属肢を患者に提供することができるようになっている。しかし、サイバネティック移植には恐ろしい一面も存在し、犠牲者をコンピュータ制御された奴隷や、無数の兵器を組み込んだ恐るべき機械の怪物へと変えてしまうこともできるのだ。

軍事組織や医療施設、個人的な顧客への販売目的でサイバネティック移植物を製造している企業は、ほんの一握りしか存在していない。このような装置は例外なく極めて高価であり、患者への移植にも難解かつ高コストな外科的処置が要求される。また、サイバネティック移植を行っている間は、患者にとっても非常に危険な状態であり、特に移植箇所が脳の場合は危険度も著しく高騰する。こうした手術では、いかなるミスであっても脳への恒久的なダメージを引き起こし、昏睡状態や、最悪の場合は死へと繋がるのだ。

バイオテック社製ボーグ・コンストラクトAj^6は、商業的に流通している最も洗練されたサイボーグ・ユニットである。Aj^6は使用者と大型コンピュータ・ネットワークとを調和させるように設計されており、使用者の頭蓋骨に直接移植される。一度適切に移植されれば、この装置は移植者の脳にナノスレッドを送信し、バイオコンピュータ・ユニットと新造サイボーグ(移植者)との間における接続を確立することができるのだ。クラウド・シティで長年にわたって行政官補佐を務めているロボットという名のサイボーグも、日々の業務の多くの場面で、Aj^6ユニットの恩恵にあずかっている。

Aj^6の注目すべき特徴は、移植者の知性を向上させることである。この装置のサイボーグ・コンピュータは、他の機能を有するホストへの接続だけでなく、使用者の論理的能力と推論能力を向上させる働きがあるのだ。移植を受けた後のサイボーグは中央コンピュータと直接通信を行い、精神的にコンピュータ・システムを制御できるようになる。また、サイボーグは通常のコンピュータ・オペレーターのおよそ20倍の速度でデータの解析を行うことが可能である。

Aj^6のコンピュータには莫大な量のデータが蓄積されており、サイボーグはこれらすべてに対して精神的なアクセスを行える。また、この装置には「ナレッジ・カートリッジ」を装着するための外部ポートも用意されており、サイボーグはあらゆる分野にわたる情報を、事実上無限に入手することが可能である。したがって、サイボーグはどのような状況でも、あるいはどのような処置を行う際にでも、必要となるデータをロードし、それを処理することができるのだ。

このようにAj^6はサイボーグに数々の特殊な能力を提供するが、その一方でいくつかの技術的な障害も報告されている。Aj^6や他の同種の装置には、移植者の個性や感情の表現力を徐々に奪っていくという副作用が存在し、これによって非難を受けているのだ。実際に機械と同じような思想や行動をとり始めたサイボーグは数多く存在しており、サイバネティック躁鬱病の発生も、脳代替型サイボーグ・ユニットがもたらした不幸な一面である。サイバネティック躁鬱病に罹った患者はサイボーグ・コンピュータの統制を失い、やがては完全な狂気に取り付かれてしまうのだ。

人工擬似生体装置 prosthetic replacement

型式:
カスタム製人工擬似生体装置
製造元:
ゾルティン社など
大きさ:
置換する生体に依存
価格:
置換する生体に依存

prosthetic replacement

医療技術の分野はクローン大戦の被害によって飛躍的に発達した。銀河内乱の時代には、体の一部を極めて精巧に造られた擬似生命装置に置き換えることも可能になっている。人工擬似生体装置は怪我人が義眼で物を見ることや、義手で物を感じ、掴み、そして義足で走ることを可能にしたのである。機械でできた心臓が血液を循環させ、その他の人工器官も重要な肉体機能を再現させることができる。また、多くの擬似生体装置は統合化された神経インターフェイスを使用しており、各パーツ間で完全な制御が行えるようになっている。こうした装置は自然な感じに見えるように、人工皮膚で覆われていることが多い。

クローニング cloning

型式:
不明
製造元:
カミーノ
大きさ:
不明
価格:
不明

cloning

平静を乱す数多くの出来事において、歴史は倫理が科学の発達の犠牲となる様を記録してきた。偉大な発見は野蛮な目的に使用され、極めて効率的な戦争を招くことになる。クローニングはそんな例の1つに過ぎない。クローニングが医学の分野にとって有益な手段であることは疑いようのない事実だが、一方でクローン大戦という誰にも忘れることができない禍を引き起こしているのだ。

この長い戦いに導入されたクローン・トルーパーは、遺伝子工学の知識について著名なカミーノの天才的科学者たちによって製造されたものである。カミーノの培養所ではジャンゴ・フェットと名乗る賞金稼ぎから素材となる遺伝子サンプルを摘出し、使用していた。このサンプルはガラスで覆われた培養管の中で育てられ、何十万人もの兵士へと成長したのである。

さらにカミーノアンはクローンの生産効率を2倍にするため、成長加速技術を使用している。こうした方法を用いなければ、成熟したクローンを製造するために人間の一生と同じ時間が必要となってしまうのだ。クローンは成長過程の全般にわたって、一定の肉体的かつ精神的なトレーニングを施されており、成人のクローンは最低でも10年以内で戦闘準備を整えることができる。企業組織が保有する意思の無いドロイド軍とは異なり、クローンたちには創造的な思考能力とより自立的な行動力が備わっている。

カミーノアンのクローン技術はその存在を知るごく僅かな人々から銀河系で最高峰の技術として認識されているが、それは決して唯一の遺伝子操作技術ではない。

ディープ・コアに位置する特に他の特色が無い惑星コムでは、繁殖の方法としてクローニングが採用されている。コマイトたちは自らの社会が絶頂期にあることに満足しているため、文化の発展を「凍結」し、前世代の人々からクローンを生産する方針へと転換したのである。また、ルーのルーリアンたちはカミーノアンと同様に必要に迫られて特別な遺伝子科学を発達させたが、この研究はクローン大戦の教訓に基づいて厳重に監視されている。さらに銀河系外からの侵略者ユージャン・ヴォングは有機テクノロジーを好んでおり、恐るべきヴォクシンのような生物兵器の開発に見られる独自のクローニング技術に精通している。

クローニングにおける既知の最速な手段はスパーティ・クローニング・シリンダーを用いる方法である。これらの4メートルのタンクは、成長を加速し、素材の遺伝子配列を保護するための保護ゼラチンで成長過程のクローンを支えている。各スパーティ・シリンダーにはコンピュータ処理システムが組み込まれており、これらは成長過程にあるクローンの大脳皮質へと直結し、発育中の精神に情報を「送り込んで」いる。しかし、スパーティ・シリンダーを使用した方法には1つの重大な制約事項がある。この方法で製造されたクローンはおそらく同一のフォースの共鳴パターンを形成するため、フォースの乱れを引き起こすのだ。この乱れはクローンの狂気と呼ばれる恐ろしい苦悩を誘引するが、処理速度を落とすことによって抑制することもできる。推奨される方法は最低でも1年を費やして、安定した状態でクローンを成長させることである。

帝国軍の天才戦術家スローン大提督は、フォースを排除する能力を持った生物イサラミリを使用するという素晴らしい方法でこの制限を回避することに成功した。フォースの存在しない空間でクローンを成長させることにより、スローンはクローンの狂気を恐れる必要がなくなったのである。こうして彼は15〜20日で精神的に安定したクローンを製造することができたのだった。

カミーノアンの方法は高速とは言えなかったが、極めて信頼性の高いものだった。カミーノアンの科学者はクローンの精神を注意深く発育させるために時間を要したが、それと引き換えに確固とした忠誠心を持つ軍隊を作り上げることに成功した。カミーノアンのクローン技師は200体のクローンを生産するごとに平均して7つの欠陥を修復していたが、その結果極めて高い水準を維持することができたのだ。

ジオノーシアン拘束フィールド Geonosian containment field

型式:
不明
製造元:
ジオノーシス
大きさ:
2.5メートル
価格:
不明

Geonosian containment field

武器の製造請負という役割に反し、ジオノーシアンは極めて強い孤立主義の種族として知られている。惑星を侵略者から守るため、ジオノーシアンは数多くの武器、保安システム、エイリアン種族に対する使用に特化して設計された拘束用装置を素早く用意した。これらの中でも最も悪名高いものがジオノーシアン拘束フィールドであり、この装置はオビ=ワン・ケノービのような強力なジェダイをはじめとする、事実上ありとあらゆる囚人を束縛することができるのだ。

ジオノーシアン拘束フィールド・ジェネレータは、複雑な電子回路を結ぶ明るい2つのオーブからなっている。片方のオーブは岩でできたジオノーシアンの監禁室の床に埋め込まれており、もう片方は天井から吊り下げられている。これらのオーブは敵を収容できる「磁気ボトル」を作るため、対極に磁気エネルギーを生成しているのだ。そして、犠牲者は手首と足首に、どことも繋がっていない金属製のカフの着用を強いられる。磁気エネルギー流の中に捕らえられた囚人は、カフによって体を地面から数センチ浮遊させられ、拘束フィールドの中で効果的に停止させられる。どんなに力の強い囚人でも、ほとんどが磁気フィールドの力に逆らって四肢を動かすことは不可能だと判断するだろう。また、カフはもう1つの役割、すなわち生命サインの監視を行っており、スタン・カフによって生成されるのと同じスタン・チャージを発することができるようになっている。

ドゥークー伯爵は、ジオノーシアン拘束フィールドのジェダイを監禁する能力に強い関心を示していた。磁気フィールドと共に、ジェネレータは電気インパルスのランダム・パターンを生成するが、これらはフィールドの外側を蛇行することによって、目に見える電気エネルギー・シグネチャーとして実体化する。この電気的干渉が囚人の脳に直接衝撃を与え、集中力を妨害し、最低レベルにセットされた緩い苦痛をもたらすのだ。ジオノーシアン拘束フィールドを通常の囚人に使用した場合、電気の衝撃波があらゆる意思の力を奪い去る。この結果、拘束フィールドは極めて効果的な尋問用の道具となる。長時間にわたってこのフィールドに晒されると、回復不能な脳障害を引き起こすこともあり、囚人から短期的あるいは長期的な記憶、自制心、さらには言語能力をも永遠に奪ってしまうことがある。一方、ジェダイに対して使用する場合、あらゆるフォース・パワーを使用する際に必要となる強い集中力を妨害することで、衝撃波が囚人とフォースとの繋がりを分断させる。数週間を要するが、ジオノーシアン拘束フィールドはジェダイの防御能力のすべてを剥ぎ取ることができるのだ。

ジオノーシアン拘束フィールド・ジェネレータは使用コストが高く、専用の動力装置を必要とする。また、この装置は繊細な磁気フィールドが近くにある別の装置からの干渉を受け易いため、孤立した監房に構築する必要がある。そのため、多くの囚人を一度に拘束することには不向きであり、ジオノーシアンの看守は特に危険な囚人や、強力な捕虜に限って、拘束フィールドを使用することになる。

バクタ・タンク bacta tank

型式:
ゾルティン社製バクタ・タンク
製造元:
ゾルティン社、ズークフラ社
大きさ:
高さ2メートル以上
価格:
3,000クレジット

bacta tank

近代医学の奇跡と言われるバクタ・タンクは、帝国軍と同盟軍双方の医療チームにとって生命線ともいえる重要な装置である。封入シリンダーの内部にはかなり激しい外傷でも跡を残さずに治療することができるバクタ回復液が詰まっている。バクタの正体は破損した細胞を探して組織の再生を促進し、傷跡をほとんど残さず急速に成長させるバクテリアである。タンク内の赤い半透明の液体はこのバクテリア媒質の成長を促進させる役割を担っているのだ。通常、この液体で治療を受ける患者は呼吸マスクを付けた状態でタンク内に収容され、その近くでは医療ドロイドが監視を行っている。

銀河内乱より何千年もの昔、タイフェラ原住のヴラティックスと呼ばれる昆虫型エイリアン種族は、カーヴァムというバクテリア粒子からなる合成液体薬品と、ゼラチン状の赤色半透明をした植物性アラジ軟膏を混合することによってバクタの開発に成功した。さらにバクタ・タンクの中では、この混合物にアンボリと呼ばれる粘性のある無色の液体も混ぜられている。アンボリは患者の体液を模倣して造られており、栄養剤および殺菌剤としての効果も持っている。

銀河内乱の最中、帝国軍はバクタの重要性を認識し、タイフェラと提携するバクタ製造センターをすべて閉鎖した。この結果、バクタの2大製造メーカーであるゾルティン社とズークフラ社によって市場の独占がなされ、バクタ・カルテルに含まれる企業の力がパルパティーン皇帝の思惑以上に強大なものとなってしまった。そのため、資金の乏しい反乱同盟軍は慢性的なバクタ不足に悩まされることになる。

瞑想室 meditation chamber

型式:
カスタム製帝国軍瞑想室
製造元:
医療機器メーカー各社
大きさ:
直径約3メートル
価格:
非売品

meditation chamber

瞑想室はそれぞれが使用者個人に専用に造られた特別な装置である。少なくともオビ=ワン・ケノービやヨーダといった強力なジェダイたちは瞑想室を必要としていなかったが、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは、快適なリクライニング椅子、コムリンク、ビジュアル・ディスプレイ、ヘルメットや呼吸装置の脱着を行う装置などを装備した特別製の瞑想室を設置していた。さらに、この球体の内部は気圧や温度も完全に調整されている。

およそ5,000年前、古代シス卿のネイガー・サードーも巨大な球状の瞑想室を使用していたという。旧共和国との大戦の最中、サードーはこの浮遊する宝珠の中で行動を計画し、そこから彼の軍隊を指揮していたが、これは同時に彼個人の宇宙船でもあったのだ。この球体によって彼は混沌とした旧共和国への侵略戦争の間に壮絶な力を制御し、集中させることができたのである。しかし、サードーの軍勢は旧共和国軍およびエンプレス・テタ星系の軍隊、そしてジェダイ・オーダーとの連合軍の前に敗北を喫することになる。

スキャン・グリッド scan grid

型式:
フィグとその友人たちによるスキャン・グリッド
製造元:
エクレシス・フィグ卿とその友人たち
大きさ:
約2メートル
価格:
10,000クレジット

scan grid

鉱物の種類を正確に判別するスキャン・グリッドは、採鉱植民地にとって重要な装置である。スキャン・グリッドから放出される電流を謎の金属に注ぐことによって、物質の正体を特定する情報を得ることができるのだ。ただし、誤って剥き出しの電極を人体に近づけると電撃によって激しい苦痛を被ることになり、大変危険である。

カーボン冷凍室 carbon-freezing chamber

型式:
フィグとその友人たちによるクラス3・カーボン冷凍室
製造元:
エクレシス・フィグ卿とその友人たち
大きさ:
直径20メートル
価格:
80,000クレジット

carbon-freezing chamber

クラウド・シティで見られるようなカーボン冷凍室は蒸し暑く、居心地も悪く、入り組んだ機械類や、ティバナ・ガス、冷却剤、溶解カーボナイトなどを冷却ピットに送り込む導管で埋め尽くされており、極めて危険な作業場である。クラウド・シティはティバナ・ガスの封入のためこのようなカーボン冷凍室を多数保有しているが、この都市を訪れる人々の大部分はきらめく回廊や新鮮な遊歩道を目的としており、都市経済に極めて重要な役割を果たしている工業地区に関心を持つ者はほとんどいない。

クラウド・シティの輸出に関する公式記録によると、ティバナ・ガスはすべてハイパードライブの冷却剤として売却されていることになっているが、実際には大部分が軍事目的に使用されている。クラウド・シティは巨大なトラクター・ビーム発射装置を利用してベスピンの下層部から高価なスピン・シールド状態のティバナ・ガスを引き揚げており、その後、ガス資源は精製工場に運ばれ、高圧化学チューブの中で安定化される。しかし、長期にわたる保存や遠方の植民地への輸送は、カーボナイトに封入する方法を用いなければならない。

長期輸送用のティバナ・ガスは都市の下層レベルを通ってカーボン冷凍室に送られ、高密度の磁場によって不活性状態にさせられた後、専用の制御区画に運ばれる。そして制御ケースがガスの充満する場所に運び込まれた後、沸騰した液状カーボナイトが注ぎ込まれ、液状冷却剤によって瞬間冷凍が行われる。こうして瞬時に密封状態のブロックが形成されるのだ。

各カーボナイト・ブロックは100キロ以上の重さになる。これらのブロックは水圧式リフトを用いて冷却ピットから取り出され、リパルサー・スレッドに載せて搬出される。このカーボナイトの殻は、輸送中のティバナ・ガスを放射線や極端な温度から保護しているのである。

また、カーボナイトは有機生命体を安定した状態で保存する能力も持っており、正しい設定の下では、カーボン冷凍された生命体は完全な冬眠状態に移行する。しかし、この方法は極めて危険であるため正確な処理が要求され、ふとした失敗が死に直結することになる。事実、生物をカーボナイトで凍結させることは長い間拷問とされていた手法だった。何千年もの昔、エンプレス・テタ星系を征服したクラースと呼ばれる邪悪な集団は勝利を収めた後、支配階級をカーボン冷凍に処理している。この過程は耐えがたい苦痛を伴い、本人は冬眠状態に置かれるが、それでも冷凍されている間の意識が存在すると言われている。

カイバー・クリスタル Kaiburr crystal

型式:
なし
製造元:
ポモジェマ神
大きさ:
不明
価格:
非売品

Kaiburr crystal

伝説のカイバー・クリスタルは惑星ミンバンで発見された考古学上の遺物である。ミンバンの言い伝えによると、このクリスタルはポモジェマ神が怪我人を癒すために使用していたものだとされており、したがってポモジェマの神殿の司祭たちもこのクリスタルから生じる神秘的な力を持つのだという。実際のところ、この真紅の宝石はフォースの力を増幅させる能力を有しているのだ。カイバー・クリスタルはジャングルと化したポモジェマの神殿の中に置かれてあり、トカゲに似た愚鈍だが恐ろしい生物によって守られていた。

ヤヴィンの戦いの直後、ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナはミンバンを訪れ、ハーラと名乗る地元女性がこのクリスタルを探すのを手伝った。反乱軍の英雄たちはクリスタルを発見するが、そのときダース・ヴェイダーと遭遇し、辛くもミンバンを脱出する。

カイバー・クリスタルの消失は、ミンバンに神秘的な影響を及ぼした。また、クリスタルの力も神殿から遠ざかるに連れて次第に弱まっていった。そのため、銀河内乱への取り組みに集中していたルークは、徐々にカイバー・クリスタルへの関心を失っていったのである。後に彼はジェダイ・アカデミーの生徒たちへの教材としてこのクリスタルを利用している。また、ライトセイバーの照準を合わせるための宝石として、実験的にこのクリスタルの破片が使われたこともある。

神秘のフープ・トリック Mystifying Hoop Trick

型式:
物質転送装置
製造元:
ウィム・マグウィット
大きさ:
不明
価格:
非売品

Mystifying Hoop Trick

未知のエイリアン種族によって生み出された不可解な技術をもとに、ウィム・マグウィットによって作られたこのフープ・トリックは、既知の理論的説明をすべて払いのける神秘的な装置である。その実体は、取り外し可能な物質転送装置をちりばめた1対のフープ型フレームであり、フープ・トリックは瞬間的に片方のフープからもう片方のフープへとあらゆる物質を移動させることができるのだ。こうして、マグウィットは片方のフープを手に持ち、その中に入ることによって、もう片方のフープへと瞬間移動することができる。物質転送に関する正確な理屈は一切分かっていないが、転送装置自体はオーバーヒートによって破損しやすく、定期的な交換が必要とされている。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/