テクノロジー・ガイド / 小型携帯用装備

ポータブル・ミサイル・ランチャー portable missile launcher

型式:
メル=ソン・ミューニションズ社製PLX-1
製造元:
メル=ソン・ミューニションズ社など
種別:
ミサイル・ランチャー
価格:
不明
射程距離:
不明

portable missile launcher

ポータブル・ミサイル・ランチャーで武装した1人の歩兵は、1基の可動式砲塔と同等の戦力となり得る。彼らは敵が小さくて素早い標的を撃退しようと照準を合わせている間に、敵の武装戦車や要塞を破壊することができるのだ。メル=ソン・ミューニションズ社は標準型ポータブル・ミサイル発射管を開発し、クローン大戦の間は共和国のクローン・トルーパーに、銀河内乱の間には帝国軍のストームトルーパーに提供していた。

ミサイルとロケット・ランチャーを組み合わせたメル=ソン社製PLXシリーズ(またはプレックスとも呼ばれている)は、反応速度と火力の点で高性能なことから、標準兵器としての地位を急速に築き上げていった。クローン大戦で初めて投入された最初のモデルPLX-1でさえ、通商連合のAATを破壊可能な弾頭を発射することができたのである。

このランチャーは1人で操作可能な肩掛け式装置である。通常は目視可能な環境下における直線的な攻撃の際に大型ロケットを発射するが、この兵器専用に設計されたGAM(重力追跡モード)誘導ミサイルを発射するようにプログラムすることも可能である。また、プレックスは1発のミサイルしか充填できないが、2発目のミサイルを準備しておくこともできるようになっている。

クローン・トルーパーはランチャーに付いている発射ボタンを押すことで、誘導ミサイルを追跡モードに設定する。追跡モードは2つ用意されており、1つは乗り物が排出する激しい赤外線の源に向かって進むEPR、もう1つは特定の乗り物が落とす重力のシルエットと結びついたリパルサーリフト・シグネチャーを追跡するGAMである。GAMミサイルは燃料が切れるまで、およそ40キロメートルにわたって敵を追跡することができる。そして銀河内乱の最中には、より軽量な素材で作られたPLX-2およびPLX-2Mが標準型となっていた。これらには「見えない三脚」として機能するマイクロリパルサーリフト安定装置が内蔵されており、ベルト型発射トリガーが採用されている。PLX-2Mには大型ミサイル・カートリッジが使用されており、これを装備した帝国軍兵士たちは6発のアラキッド3t3ミサイル、あるいは他の特殊弾頭を携帯することができるようになる。

Z-6ロータリー・ブラスター・キャノン Z-6 rotary blaster cannon

型式:
メル=ソン社製Z-6回転式ブラスター・キャノン
製造元:
メル=ソン・ミューニションズ社
種別:
回転式ブラスター・キャノン・チェーンガン
価格:
不明
射程距離:
不明

Z-6 rotary blaster cannon

重歩兵支援武器であるメル=ソンZ-6ロータリー・ブラスター・キャノンはクローン大戦中に世に出た武器だが、概念的には、他の文明に先例がないわけではない。Z-6はこの種の武器で最も発展したものだと考えられているが、クローン大戦中は限られた場面でしか使われなかったことも事実である。

Z-6では、ブラスター・バレルに沿って並んだガルヴェン回路で起こる回復遅延を避けるため、回転式バレルの集合体を使用している。このガルヴェン回路はブラスター内に励起したプラズマを平行に走らせることができ、伝導回路がこのプラズマを小さな光弾へと変換することによって、最終的にブラスターの光弾がバレルから発射されることになる。しかし、ガルヴェン回路には活性化したプラズマとの接触時間に事実上の限界があり、それが武器の発射効率となって表面化してしまう。接触時間が長すぎると回路そのものがダメージを受け、結果的にオーバーヒートによってバレル全体を交換しなければならなくなるのだ。

Z-6には高速回転する6個のバレルが組み込まれているが、それぞれが交流ガルヴェン・チャネルを持ち、さらにライン状の冷却コアによって全体が包まれているため、上述の限界に近い働きを可能としている。交流ガルヴェン・チャネルによって銃身が長くなっているものの、1回の発砲によって活性化されるガルヴェン回路はその半分の長さでしかない。さらに、バレルが2回転するのに要する時間は、ガルヴェン回路を許容値まで冷却させるのに十分であり、これはZ-6が最大で秒間166回転という途方もない発射効率を実現していることを意味しているのだ。

一方で、Z-6には重大な欠点も存在する。その高い発射効率が、同時に弾薬の消費率を高騰させることになるのだ。ブラスター反応ガスの強化ディスクはキャノンのバレルの裏側に封入されている。レーザー化プロセスとキャノンを回転させる電気モーターは、連結された複数のエネルギー・セルから動力を得ており、Z-6が「チェーンガン」という一般的な呼称を得ている理由もそこにある。また、この銃は重く、反動も激しい。メル=ソン社はジャイロスコープ・マウントや、リパルサーリフトを用いたロード・バランサーの実験を行っているが、これらのアクセサリーはただでさえ機械的に複雑になった武器をさらに複雑なものにしてしまい、僻地などの容赦ない自然環境で故障した際に、大きな不安を生じさせることになる。

これまでのデータから、Z-6は着陸地点の掃討に極めて効果的な武器であることが分かっている。しかし、戦場にいる兵士には非常に扱いにくい武器であり、広範囲における使用が故障の原因になりやすいことも判明している。そのため、Z-6は特殊な戦術が要求される特別な任務のために温存されることが多いのだ。

レシプロケイティング・クワッド・ブラスター reciprocating quad blaster

型式:
メル=ソン社製レシプロケイティング・クワッド・ブラスター
製造元:
メル=ソン・ミューニションズ社
種別:
携帯型クワッド・レーザー
価格:
不明
射程距離:
不明

reciprocating quad blaster

クローン大戦において実地テストされた実験的兵器、メル=ソン社製レシプロケイティング・クワッド・ブラスター、またの名をシップ=クワッドは、1人の兵士を対人用かつ対装甲用ブラスター砲台へと変身させる威力を有している。このクワッド・ブラスターは関節を持つ強力なハーネスに固定されており、へヴィ・キャノンの大きな荷重を減少させるのに役立つマイクロリパルサーリフト浮遊セルを装備している。

4本のツイン・バレル型キャノンは重い軍事用バックパックに搭載されたパワー・セルからエネルギーを得ている。スリーブの付いたバレルはそれぞれに反動を伴いながら爆発的な熱を発射し、その反動を利用して内蔵タンクから冷却剤を引き出す。各ダブル・バレルは、砲手の選択したローテーション・パターンに従って、一度に1回または2回発砲させることが可能である。

ヘヴィ・シップ=クワッドの砲手に任命されたクローン・トルーパーは、HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)を接続した照準フィードや、関節式ハーネスを装備した専用の装甲服を着用していることが多く、このヘヴィ・キャノンを巧みに操作することが可能である。シップ=クワッドはAATや企業同盟のタンク・ドロイドなど、低速な標的に最適な武器となっているが、素早い標的に対しては、このマニュアル通りに動くキャノン・ハーネスは格好の餌食とされてしまう。

ミニマグPTLミサイル・ランチャー MiniMag PTL missile launcher

型式:
クルプックス社製ミニマグPTLミサイル・ランチャー
製造元:
クルプックス社
種別:
ポータブル・ミサイル・ランチャー
価格:
不明
射程距離:
不明

MiniMag PTL missile launcher

銀河帝国軍は、クローン大戦を戦った共和国と独立星系連合、双方の技術的成果を継承している。さらに旧式の武器の大半も帝国軍での使用に応用され、改良を受けたが、中には単純にシリアル・ナンバーを振り、それらを新しい政府組織の軍隊に馴染むよう印刷し直しただけのものもある。

ミニマグPTLミサイル・ランチャーは強大な共和国軍で使用されていた当時からまったく変化していない兵器の1つである。プレックス・ポータブル・ミサイル・ランチャーほど洗練されてはいないが、それでもミニマグは強力な携帯型発射装置として知られているのだ。その火薬室はプロトン魚雷(この頭文字をとってPTLと呼ばれている)用に特別に設計されているが、アダプターのフィールド・キットを用いることで、様々な種類の砲弾を容易にセットすることができる。しかしプレックスとは異なり、ミニマグには多重発射装置を装備することができない。このミサイル・ランチャーにできることは、照準線上を攻撃する「無言のロケット」を発射することだけである。

E-60Rミサイル・ランチャー E-60R missile launcher

型式:
バクトイド・アーマー・ワークショップ社製E-60Rミサイル・ランチャー
製造元:
バクトイド・アーマー・ワークショップ社
種別:
ポータブル・ミサイル・ランチャー
価格:
不明
射程距離:
不明

E-60R missile launcher

ジオノーシスの戦いで共和国のクローン軍が使用した武装車両の有効性は、独立星系連合の戦略家たちを一時的な戦意喪失状態に追い込むほど大きなものだった。彼らの大型戦闘車両はリパブリック・ガンシップにとって格好の標的となり、ヘイルファイヤー・ドロイドに至っては、その多くが共和国のウォーカーに接近する間もなく破壊されてしまったのである。こうした事態に対する暫定的な回答は、打たれ強い兵士に装甲粉砕型兵器を装備させることだった。

コスト重視のテクノ・ユニオンは、安価だが大量生産が可能となる効果的な兵器を考案した。それがバクトイド・アーマー・ワークショップ社製のE-60Rミサイル・ランチャーである。この兵器は貧弱なバトル・ドロイド兵でも十分に運搬できるよう軽量に作られており、様々な弾頭をロケットとして装填することができるのだ。

E-60Rではコスト削減の努力のため、直接捕捉インタフェースと呼ばれた初期設計が破棄されており、その代わりとして過剰なほどの視覚ファイダー・スコープが取り付けられている。そのため、バトル・ドロイドは後方から実際にスコープを覗き込むことによって、標的を視覚的に確認する必要がある。これらの兵器はウォーカーや戦車の捕捉に適応するようになり、やがては上空を飛ぶ油断したガンシップをも撃墜できるようになった。その結果、クローン・パイロットたちもE-60Rを装備したバトル・ドロイドの存在を脅威として認識するようになったのだった。

HH-15投射ランチャー HH-15 projectile launcher

型式:
ゴラン・アームズ社製HH-15投射ランチャー
製造元:
ゴラン・アームズ社
種別:
ポータブル・ミサイル・ランチャー
価格:
不明
射程距離:
不明

HH-15 projectile launcher

近年におけるシールド・テクノロジーの発達によって、宇宙戦における投射型兵器の重要性は薄れたが、その反面、地上および大気中における戦闘ではミサイル兵器が全盛期を迎えている。地上に設置されていた巨大な砲塔も小型化され、いまや1人の兵士が可動式ミサイル・プラットフォームとして活躍し得るところまできているのだ。事実、これらの兵器の存在は、戦場での動きが鈍い武装師団にとって密かな脅威となりつつあるのだった。

ゴラン・アームズ社製HH-15投射型ランチャーは、反乱同盟軍の前衛部隊における要の存在である。帝国軍の近代的な兵器と比べると時代遅れであることは否めないが、HH-15には未だ信頼性もあり、敵の防衛施設を貫通して破壊するのに十分な威力を誇っている。この肩に背負って点火するタイプのミサイル・ランチャーは、震盪ミサイルから小型プロトン魚雷弾頭まで、様々な種類の弾頭を装填することができ、極端な気候条件下でも使用に耐えうる頑丈な作りをしている。この兵器は帝国軍モデルに見られるような洗練された捕捉システムこそ備えていないが、反乱軍の前衛隊は肉眼による手動捕捉に自信を持っているのだ。

CR-1ブラスター・キャノン CR-1 blaster cannon

型式:
ゴラン・アームズ社製CR-1ブラスター・キャノン
製造元:
ゴラン・アームズ社
種別:
ヘヴィ・ブラスター・キャノン
価格:
不明
射程距離:
不明

CR-1 blaster cannon

銀河帝国によって多数の主要な科学技術産業体が国有化されていくなか、反乱同盟軍は兵器開発競争の終着点を模索し続けている状況にある。しかし、こうしたギャップはより旧式の装備を改良していく上での創意工夫を促していた。同盟軍の工作員は、アクフレン・スパーにあるゴラン・アームズ社の補給基地に潜入した際に、クローン大戦時代の兵器を大量に発見しているが、これらの兵器も即時使用可能な状態、またはアップグレード可能な状態だったのだ。

CR-1ブラスター・キャノンは、こうしてできた兵器の1つとなる極めて強力な移動型ブラスター砲塔である。この重火器は広大なエネルギー室を持っているため、ヘヴィ・ブラスター・ライフルをはるかに凌ぐ破壊的な爆発を生じさせることができ、その砲口からは1回の発砲当たりに複数のエネルギー放火として放出させることができるのだ。

CR-1は反乱軍から非常に高く評価されているが、これらの武器に適応した補修品が圧倒的に不足しているため、同盟軍内における拡散にも制限が敷かれている状況である。

フュージョンカッター fusioncutter

型式:
ソロスーブ社製F-187
製造元:
ソロスーブ社
種別:
切断用工具
価格:
不明
射程距離:
不明

fusioncutter

フュージョンカッターは銀河系全域の整備用施設でごく一般的に見られる工具の1つである。これらは高エネルギー・プラズマ・ビームを放射することによって、高密度金属やデュラプラスト、他の精錬金属を切り取る、携帯用切断トーチとして利用されている。

人気機種の1つはソロスーブ社製F-187である。この機種では、より厚手の素材を切断するために切断ビームの長さを最大20センチメートル、厚さは1ミリメートルから6センチメートルの間で自由に調整することができる。また、パワー・セルには1時間におよぶ継続作業にも耐え得るものが採用されている。

フュージョンカッターのビームは極めて殺傷力が強いため、不適切な使用は非常に危険である。しかし、限られた世界ではこの便利な道具が有効的な戦闘用武器として利用されているのも事実である。

HX2対人用地雷 HX2 antipersonnel mine

型式:
コナー・シップ・システムズ社製HX2対人用地雷
製造元:
コナー・シップ・システムズ社
種別:
対人用爆弾
価格:
不明
射程距離:
不明

HX2 antipersonnel mine

古代の戦場において必要不可欠な存在だった地雷は、敵の接近を制限し、あるいは思い留まらせるために地上に広く散りばめられた埋設型爆弾である。地雷埋設区域は簡単かつ安価に用意することができ、ほとんど保守作業を必要としない。さらに、敵軍にとっては一掃することが非常に難しい武器でもあるが、その一方で大きな欠点も存在する。これらの爆弾は完全無差別に機能するため、敵と同様に友軍や一般市民も簡単に殺傷もしくは破壊してしまうのだ。

基本的な爆弾と洗練されたセンサー技術の融合は、こうした地雷の欠点を減少させることに役立っている。しかし、これらをより効果的に作用させるためには大量に埋設する必要があり、数を増やせばそれに応じて感知ユニットの感度と価格が制限されてしまうことになる。そのため、大抵の地雷はそれほど洗練されておらず、接近する物体のおおよその大きさ、重さ、方向を検出することしかできなくなっている。

対人用地雷は内部に強力な爆弾を含んでおり、接近センサーが何かを検出したときに爆発が誘導される。コナー・シップ・システムズ社製HX2地雷は銀河系で幅広く使われている対人用地雷の1つであり、共和国のARCトルーパー部隊でも広く使用されている。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/