ギャロ
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ギャロは、ナブー侵略の約3,000年前に活躍したグンガンであり、ボス・ルーゴア・ナスの祖先でもある。彼はナブーのオート・サンクチャーがグンガン氏族戦争によって壊滅するまでこの都市のボスとして君臨し、グンガン同盟軍の指導者としてライバル、ボス・ロゴーに対抗したのだった。
経歴
ナブーの戦いよりおよそ3,000年前、グンガンは氏族間で絶えず戦争を繰り返していた。その中でただ一人、争いを拒絶していた指導者が、大柄なアンクラ・グンガンのボス・ギャロである。彼にとって争いは道徳の外にあり、グンガン同士の戦いは何の利益も生み出さないと考えていたのだ。だが、他のグンガンたちは、もしも彼が戦いに加わることがあるならば、誰の側につくのだろうかと心配していたのだった。
ある日、ギャロは大規模な宴を催すため、彼の支配する村、オート・サンクチャーに食料となる動物たちを集めなければならなかった。しかし、彼が出発した直後に、バーサと呼ばれる半野生の4足歩行獣がオート・サンクチャーを襲い、村は完全に破壊されてしまう。治めるべき村を失ったギャロは1人での放浪を余儀なくされ、やがて空威張り傾向のあるマースン隊長によって指揮されたキャンプへとたどり着いた。そこで、マースンはギャロとの取引をまとめ、ギャロが5頭のナーフを差し出せば、オート・サンクチャーの再建に必要なグンガンの労働力を提供すると申し出たのである。
その後、適切な再建場所を探していたギャロは、数人のグンガンがバーサと一緒にいるところを目撃し、グンガンの大将軍ボス・ロゴーの陰謀を知ることになる。バーサを送り込んだのはロゴーであり、その目的はギャロが戦いを決断する前に彼を殺害することだったのだ。激怒したギャロは、自分が逆襲するであろうことを各指導者たちに伝えるよう、兵士たちに告げる。そして、ギャロとその労働者たちは小さな居住地を作り上げると、即座に小規模な軍隊を組織し、バーサをオート・サンクチャーの跡地から追い払ったのだった。バーサが敗れると、マースンが姿を現し、彼もロゴーを憎んでいると告げる。そして、彼もギャロと共にロゴーの敗北する姿を見たいと宣言したのである。
ギャロはマースン隊長とその配下の兵士たちを引き連れて、グンガンの重要な都市を次々と回っていった。各都市はそれぞれが大きな問題を抱えていたが、ギャロがそれらを解決すると、指導者たちはこぞってロゴーを討伐するという彼の支援に同意してくれたのだった。
オート・ジャハイのボス・ナス(ナブーの戦いの英雄、ルーゴア・ナスの祖先)は杖を失くしており、近隣の小都市オート・ラングアの者が盗んだのだと推測していた。一方、オート・ラングアはそれを否定するが、彼らも独自の問題を抱えていた。彼らは度重なる戦いで資金を枯渇させており、財政を立て直すためにさらなる戦いと盗みを繰り返す必要があるというのだ。ギャロは荒野でオート・ジャハイの王位の杖を見つけると、ロゴーが他のグンガンから盗んだ金を蓄えていたキャンプを襲撃する。そして、オート・ジャハイとオート・ラングアの戦士たちによって強化されたギャロとマースンの軍は、バーサの一族からオート・アーズを救い、ロゴーの捕虜収容所からオート・ラバンのボスを救助したのだった。
多くの主要都市と連合を組んだギャロは、ついに警戒厳重なロゴーの巨大要塞、スピアヘッドへと侵入する。やがてギャロ軍はスピアヘッドの水中構造を破壊し、ついにロゴーを殺害したのである。邪悪なボス・ロゴーを倒したギャロは、全グンガンの統一を果たした。こうして、彼はすべてのグンガンのための都市、オート・グンガを築いたのである。