FG 8T8・ツイン・ブロック2・スペシャル
(ネヴァ・キーのポッドレーサーから転送)
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FG 8T8・ツイン・ブロック2・スペシャルは、ナブー侵略の前にファーワン&グロット社が製造したポッドレーサーである。ネヴァ・キーは、アナキン・スカイウォーカーが優勝したブーンタ・イヴ・クラシックのレースでこのレーサーを操縦していた。
歴史
バンサに引かれてスタートラインに入ったネヴァ・キーのポッドレーサーは、ブーンタ・イヴ・クラシックに出場した他のすべてのレーサーと明らかに異なる構造をしていた。この青と銀に彩られたマシンは、エンジンとコクピットがワイヤ状のコントロール・ケーブルではなく、硬い支柱によって連結されていたのだ。これによってキーは大きな視界と操作性を確保することができたが、逆にとても大きな危険をはらんでいたとも言える。一度クラッシュすれば、コクピットが真っ先に地面に叩き付けられることになり、同様にエンジンが爆発すれば、パイロットは炎の中心に包まれてしまうのだ。
試作機であるFG 8T8は可視性と操縦性の向上を謳っており、キーに名声をもたらしたが、実際の性能は月並みなものだった。大きな牽引力と加速力を持つ反面、最高時速は785キロメートルと比較的遅く、Y字型の機体は回転性能も乏しかったのだ。
ブーンタ・イヴ・クラシックのレース中、ネヴァ・キーのレーサーは第1ラップを好タイムで通過したが、第2ラップに入った後、コースから忽然と姿を消してしまった。彼はタトゥイーンの大砂丘海のどこかへ消えてしまったのだと考えられている。