ファイヤスプレイ31級パトロール攻撃艇
(ファイヤスプレイ31級から転送)
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ファイヤスプレイ31級パトロール攻撃艇、またの名をファイヤスプレイ級スターシップ、ファイヤスプレイ級インターセプターは、クワット・システムズ・エンジニアリング社によって開発され、当初、共和国矯正局で使用されていたパトロールおよび輸送用宇宙船である。この宇宙船の最も有名な機体はジャンゴ・フェットとボバ・フェットが所有していた<スレーヴI>である。
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特徴
囚人護送船として設計されたファイヤスプレイ級は、多種にわたる生物に対応した多数の監房と拘束用装置を有していた。この船の最大の特徴は、エンジンを地表に向け、コクピットを正面に向けた水平姿勢で着陸することである。一方で、通常航行時に移行する際は船体を回転させ、コクピットは前方を、エンジンは後方を向く。
この船は大きさの割りに重武装かつ重防備であり、船倉と船室には数人の乗員または貨物を収容することができた。また、速度はコーンセイヤー社のYウィング・スターファイターに匹敵し、密輸業者や他の襲撃者たちを出し抜くのに十分な機動性を有していた。
歴史
クワット・システムズ・エンジニアリング社は、ナブーの戦いの直後にファイヤスプレイ級のいくつかのプロトタイプの製造を行った。しかしジャンゴ・フェットがウーヴォIVで脱獄をした際に、1機を除いてそのすべてが破壊されてしまう。ジャンゴはこのとき残された最後の1機を奪い、<スレーヴI>と名づけたのだった。やがてプロトタイプを失ったことで財政難に苦しんだクワット・システムズ・エンジニアリング社はこのプロジェクトを凍結し、既存の宇宙船のアップグレードに注力するようになったのである。
そして数十年後、クワット社はより強固な財政基盤を確立すると、再び宇宙船市場への参入を目指すようになった。その後、同社はファイヤスプレイ級を再開発し、現存するプロトタイプ<スレーヴI>とその伝説的パイロット、ボバ・フェットの名声に乗じて利益を得ようとしたのだった。
新型ファイヤスプレイは、当初のプロトタイプと同様にパトロール攻撃艇として設計されており、警察部隊や逃走阻止任務での使用に完璧に適合していた。クワット・システムズ・エンジニアリング社は宇宙船市場での勢力拡大に痛烈な意欲を示し、この船の様々な任務に向けたアップグレードがいかに容易かを強く訴えたのだった。
ユージャン・ヴォング大戦時にもマンダロリアン・プロテクターによって少なくとも10機のファイヤスプレイ級が使用されていたことが確認されている。