拘束フィールド
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解説
拘束フィールドは、ジオノーシスで囚人を拘束するために使用されていた装置である。これらの磁気フィールド生成装置はスタルガシン・ハイヴの囚人房に設置されていた。
武器の製造請負業者という役割に反し、ジオノーシアンは極めて強い孤立主義の種族として知られていた。惑星を侵略者から守るため、ジオノーシアンは数多くの武器、保安システム、エイリアン種族に対する使用に特化して設計された拘束用装置を素早く用意したのである。これらの中でも最も悪名高いものがジオノーシアン・ウェポンスミス社製の拘束フィールドであり、この装置はオビ=ワン・ケノービのような強力なジェダイをはじめとする、事実上ありとあらゆる囚人を束縛することができたのだ。
ジオノーシアン拘束フィールド・ジェネレータは、複雑な電子回路を結ぶ明るい2つのオーブからなっている。片方のオーブは岩でできたジオノーシアンの監禁室の床に埋め込まれており、もう片方は床から2.5メートルの高さの位置に天井から吊り下げられていた。これらのオーブは敵を収容できる「磁気ボトル」を作るため、対極に磁気エネルギーを生成していたのだ。そして、犠牲者は手首と足首に、どことも繋がっていない金属製のカフの着用を強いられる。磁気エネルギー流の中に捕らえられた囚人は、カフによって体を地面から数センチ浮遊させられ、拘束フィールドの中で効果的に停止させられる。どんなに力の強い囚人でも、ほとんどが磁気フィールドの力に逆らって四肢を動かすことは不可能だと判断するだろう。また、カフはもう1つの役割、すなわち生命サインの監視を行っており、スタン・カフによって生成されるのと同じスタン・チャージを発することができるようになっていた。
ドゥークー伯爵は、ジオノーシアン拘束フィールドのジェダイを監禁する能力に強い関心を示していた。磁気フィールドと共に、ジェネレータは電気インパルスのランダム・パターンを生成するが、これらはフィールドの外側を蛇行することによって、目に見える電気エネルギー・シグネチャーとして実体化する。この電気的干渉が囚人の脳に直接衝撃を与え、集中力を妨害し、最低レベルにセットされた緩い苦痛をもたらすのだ。ジオノーシアン拘束フィールドを通常の囚人に使用した場合、電気の衝撃波があらゆる意思の力を奪い去る。この結果、拘束フィールドは極めて効果的な尋問用の道具となる。長時間にわたってこのフィールドに晒されると、回復不能な脳障害を引き起こすこともあり、囚人から短期的あるいは長期的な記憶、自制心、さらには言語能力をも永遠に奪ってしまうことがある。一方、ジェダイに対して使用する場合、あらゆるフォース・パワーを使用する際に必要となる強い集中力を妨害することで、衝撃波が囚人とフォースとの繋がりを分断させる。数週間を要するが、ジオノーシアン拘束フィールドはジェダイの防御能力のすべてを剥ぎ取ることができるのだ。
ジオノーシアン拘束フィールド・ジェネレータは使用コストが高く、専用の動力装置を必要とする。また、この装置は繊細な磁気フィールドが近くにある別の装置からの干渉を受け易いため、孤立した監房に構築する必要がある。そのため、多くの囚人を一度に拘束することには不向きであり、ジオノーシアンの看守は特に危険な囚人や、強力な捕虜に限って、拘束フィールドを使用することになる。