ファイヤー=ブレザー
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ファイヤー=ブレザーは、ジャンク惑星ロソ・マイナーで見られたドロイドの一種である。強力な顎と喉元に焼却炉を備えたこれらの巨大ドロイドは、廃品回収船から投棄されたゴミを絶え間なく焼却していた。クローン大戦の時代までに、これらのドロイドの起源を覚えている者は誰もいない状態となっていた。
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特徴
ファイヤー=ブレザーは巨大なドロイドであり、クローン大戦中の他のほとんどのドロイドが小さく見えたほどである。ファイヤー=ブレザーの本体からは4本の巨大な柱のような脚が生えていた。2本の前足は大柄なボディ部に比べてかなり細く、2つの関節が付けられていた。第一関節は上腕部と下腕部を繋いでおり、厚いシート状の金属でできていたため、下腕部の水平に動かすことができた。また、第二関節は肘に相当し、上脚部を異なる方向に捻じることができた。上脚部は3本の大きな金属製の指によって構成され、自在に曲げることができた。
歴史
ロソ・マイナーは太古の昔から近隣惑星の産業廃棄物の投棄場として利用されていた。貨物船が惑星に定期的に廃品を投棄し、それらがその後どうなるかについてはほとんど関心を払われていなかったのである。だが地上では、大昔にゴミの焼却をプログラムされた大量のドロイドが廃品の山で働き続けており、巨大な顎をスクラップで満たしては、それらを喉元で地獄の業火によって焼き尽くしていたのだった。ロソ・マイナーで暮らす不運な人々も、これらのクレーンの怪物の起源については何も知らなかった。そのため、この知性を持たない機械たちはただ単にファイヤー=ブレザーとだけ呼ばれていたのである。