XSストック・ライト・フレーター
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XSストック・ライト・フレーターは、銀河大戦中およびその後のコールド戦争中に主に密輸業者が使用していた貨物船の一種である。
特徴
XSストック・ライト・フレーターは、ダイナミック級フレーターなどの旧型機種と比較して、大きさ、スピード、汎用性において飛躍的な向上がなされていた。当時、この船は銀河系で最も高速かつ俊敏な宇宙船と見なされていたのである。XSライト・フレーターには広大な貨物区画があり、さらに船全体に隠し倉庫が設けられているため、密輸品や単に隠しておきたい高価な物を運ぶ際にも便利だった。また、XSには強力なエンジンが搭載されていたため、大抵の敵や検問を容易に出し抜くことができたが、戦闘が必要となる場合に備えて、標準型魚雷発射管とレーザー砲塔も装備していた。さらに、この船には背面と腹面にレーザー・タレットが搭載されており、手動またはコクピットからの遠隔操作で砲撃を行うことができた。また、多くの密輸業者や貨物船の船長たちはこれらの船の中で仕事を行い、そこを生活の場としていた。そのため、この船には気晴らしのためのラウンジや極上の寝室など、通常必要とされる居住用設備が数多く整っていたのである。
数千年後、コレリアン・エンジニアリング社で働く設計者たちはXSストック・ライト・フレーターの設計図を利用し、YT-1000貨物船を開発する際の参考資料としたのだった。