アクメナ
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解説
アクメナはタトゥイーンのモス・アイズリーの酒場で働く夜間バーテンダーである。彼女はほどいた灰色の髪を肩に掛かるまで伸ばした、美しい肌の年配の人間女性だった。彼女が酒場の常連客に対して告げる通常の別れの言葉は「待ってるからすぐに戻ってきなさい」である。
ときおりやや怒りっぽいところはあるが、アクメナは常連客たちに愛想を振りまいており、ときには金を貸したり、個人的な援助を与えたりするなど、無愛想なウーハーと比べて親しみやすい存在だった。そのため、スペーサーや常連客たちも彼女を尊敬していたのである。一方で、アクメナは自分の人気をペガットに執着する強欲なチャルマンへの対抗手段として利用し、より良い待遇を獲得しようとしていた。しかし、こうした目論見は外れ、2人の間では強情な我慢比べが何ヶ月も続けられたのだった。
タトゥイーンで破壊活動が行われる可能性があるとして、帝国がモス・アイズリーに夜間外出禁止令を出した夜、酒場では熱愛中のエイリアン、クレルマンが、アクメナに求婚していた。しかし、彼女はそんなことに費やす時間はないとして、彼の申し出を断っている。このとき、彼女と用心棒のトークは店の客を全員追い出すことに苦労していたが、バンドと共に「さようならではなく、おやすみなさい」を歌い始めることで、泥酔客たちを目覚めさせ、店から出すことができたのだった。
その後、彼女は演劇と歌の才能を併せ持つセバン・ヴィーカンと手を組んだ。2人は酒場でしばしばステージ・パフォーマンスを行うようになり、適度な成功を収めることになる。そして、エンドアの戦い後、ルーク・スカイウォーカーの帝国に対する功績が人気エンターテイメントの題材となると、アクメナとヴィーカンは「地元少年の善行」に関する親しみやすい物語を開始し、ヒットを当てた。彼らは酒場のバンド・ステージから飛び出し、より大きな、相応しい劇場でパフォーマンスを行えるようになったのである。