トーテム・マスター
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トーテム・マスターは、森林衛星エンドアで暮らしていた泥棒である。
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経歴
トーテム・マスターは容易に盗みを働ける獲物を探し、カバーをかけたワゴンで村から村へと渡り歩いていた。こうした盗みを実行するために、彼は自分の意志に従うよう奴隷化した生物たちの一団を利用していたのである。彼は魔法の指輪を通じてこの一団に支配力を及ぼし、さらに奴隷たちをトーテム・ポールに似た木製の彫刻に変身させることができたのだ。まず、トーテム・マスターは標的として選んだ村人たちに、贈り物としてこのトーテム・ポールを与えようとする。そして村にトーテム・ポールが運ばれ後、夜が更けると、彼はトーテム・スレーヴたちを活性化させ、村人たちから物を盗ませていたのである。
ヤヴィンの戦いのおよそ3年後、トーテム・マスターはブライト・ツリー・ビレッジに目を付けた。彼はこの村を下調べした後、若きイーウォック、ウィケット・W・ウォリックの自惚れを利用して、トーテム・ポールを渡すことに成功する。そしてトーテム・ポールが村へ持ち込まれると、トーテム・マスターは夜が更けるのを待ち、従者たちを解放して村での略奪を開始したのだった。そしてワゴンに戦利品を積み込んだ後、彼は村を離れたが、その直後に若き2人のイーウォック、ラターラとティーボに見つかってしまう。しかし、彼は指輪を使ってこのイーウォックたちを容易く奴隷化し、トーテム・ポールへと加えたのである。その後、トーテム・マスターは次の標的であるストラッターの村へと向かったが、このとき彼はウィケットとニーサ・ア・ジャリ・キンターカによって追跡されていることに気付いていなかった。2人は友人たちが捕虜となったところを目撃しており、彼らを救出しようとしていたのである。やがて、トーテム・マスターはストラッターたちにトーテム・ポールを渡すことに成功したが、夜間に村へ戻り、再び盗みを開始しようとしたとき、2人のイーウォックによって襲われることになる。彼はラターラとティーボを含む従者たちに2人の邪魔者を捕えるよう命じ、追撃戦が開始された。だが最終的に、トーテム・マスターは誤って指輪を自分自身に対して使用してしまい、自らがトーテム・ポールに変身してしまう。そして、木製の指から滑り落ちた魔法の指輪が地面で砕け散り、奴隷たちは解放されたのだった。
人物と特徴
トーテム・マスターは邪悪で強欲な人物だった。彼はひたすら物欲を追求し、自身の目的のために他の知的生物を奴隷として利用することにも一切の呵責を覚えていなかった。トーテム・マスターは魔法の指輪を通じて、他人を自分の命令に従わせる能力を使うことができたのである。また、彼はカリスマ性を持ちあわせており、村人たちに、自分のトーテム・ポールが相手の願望を満たすものだと確信させることができた。彼は実質的に何の見返りも求めずにトーテム・ポールを渡していたが、それでもまったく疑われることなくこれをやってのけていたのである。一方で、トーテム・マスターは非常に短気な性格でもあった。イーウォックと対峙したとき、彼は数回にわたってこの子供たちに殴りかかっている。ラターラ、そしてその後ウィケット、ニーサと対峙したとき、トーテム・マスターは瞬間的に激怒し、声を荒げて指輪から炎を放ったのだった。