マーシャー
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マーシャーは、森林衛星エンドアで暮らすミンフの戦士である。ヤヴィンの戦いの3年後、彼は狩猟チームを率いて、気を失っていたイーウォックのウィケット・ウィストリ・ウォリックを捕えた。彼は猛獣ハナダックと戦った後、川の中で岩に頭をぶつけ、気を失っていたのである。マーシャーたちはウィケットを自分たちの村へ連れて行き、見世物にするが、その後、村はハナダックに襲われた。この猛獣との壮絶な戦いの中で、ウィケットはマーシャーと他のミンフたちの命を救うことになる。マーシャーは感謝の気持ちとして、彼に戦友である若き戦士スラッシャーの折れた歯を贈ったのだった。
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経歴
森林衛星エンドアで暮らすミンフのマーシャーは、イーウォックたちのブライト・ツリー・ビレッジからそれほど遠くない、川の近くに村を築いていた。ヤヴィンの戦いの3年後、マーシャーは狩猟チームを率いて川へ向かい、そこでイーウォックのウィケット・ウィストリ・ウォリックを発見する。彼はハナダックと呼ばれる野獣との戦い後、川へ転落して意識を失っていたのだ。イーウォックが眠っている間に、マーシャーとその仲間のスマッシャー、スラッシャー、そしてもう1人のミンフは、彼をロープで縛り、車輪の付いた乗り物に乗せた。そしてウィケットが目を覚ますと、マーシャーたちは彼を村へと引いていき、村中から見物に集まった人々の前で、彼をカーテンの後ろに隠したのである。カーテンが引かれ、ウィケットが姿を現すと、マーシャーは彼に群衆の前で雄叫びをあげるよう指示した。だが、彼はイウォーキーズ語で「クヴァーク」と悪態を呟いただけだった。興奮したミンフたちは繰り返し大声をあげるが、やがてこの騒ぎは付近をうろついていたハナダックの注意を引き寄せてしまう。ハナダックは村を引き裂き、ミンフたちの家や他の建物を破壊したのだった。マーシャーはこの怪物を食い止めるため狩猟チームに攻撃を命じ、仲間たちと共にハナダックの足に飛び掛かる。だが、怪物はまったく歩を緩めず、小柄なミンフたちを軽々と投げ飛ばした。このときミンフの身を案じたウィケットが、拘束ロープを引きちぎり、ミンフたちが地面に激突する前に彼らを安全に受け止める。そして、彼はカーテンを使ってハナダックの目を塞ぎ、怪物を川へ転落させたのだった。しかし、ウィケットは名誉のベルトを飾るためのハナダックの牙を取り忘れてしまい、がっかりしていた。すると、戦友たちと相談したマーシャーが、スラッシャーが戦いで失った小さな牙をウィケットに差し出し、感謝の気持ちとしたのである。
人物と特徴
他のミンフたちと同様に、マーシャーは身長0.8メートルにも満たない小柄な体をしていた。その白い目には黒い瞳があり、体にはピンク色と紫色の体毛を、顎からは小さくまとまった髭を生やしていた。
小柄だが勇敢なマーシャーは危険に直面することを誇りとし、自身よりはるかに大きな獲物を捕らえることに恐れを抱いていなかった。彼は村を守るためには、怪物ハナダックとの戦いも躊躇わなかったのである。また、彼は村人たちを楽しませることに関心があり、捕えたウィケットに雄叫びを上げさせることで、観衆を盛り上げたいと考えた。だが、この若きイーウォックに命を救われると、マーシャーは彼にミンフの歯を提供し、愛想のよい一面を見せたのだった。