キート・クイーン
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キート・クイーンは、森林衛星エンドアのキート・ハイヴにおける支配者である。女王である彼女は最大の体を持つキートであり、通常の労働階級のキートたちの2倍以上の大きさをしていた。
経歴
キート・クイーンは、イーウォックたちが薬として使用する貴重な甘い汁、キート・ネクターの収穫を調整していた。だが、彼女が他種族に進んでネクターを譲り渡すことはなく、これらを運搬用に貯蔵したネクター・パールを兵士たちに厳重に守らせていたのである。
ストラングルソーン事件のとき、2人の若きイーウォック、ウィケット・ウィストリ・ウォリックとニーサ・ア・ジャリ・キンターカが、キート・ハイヴを訪れた。植物成長促進剤によってストラングルソーンが村を覆い尽くすほどにまで成長してしまったため、彼らはその効果を打ち消す薬の材料として、キート・ネクターを求めていたのである。だが、キート・クイーンは侵入者を歓迎せず、兵士たちに2人のイーウォックへの撃退を命じた。ウィケットとニーサは兵士たちの追跡を逃れ、ネクター・パールの保管室に入ることができた。しかし、キートの兵士たちは巨大な回転岩で入口を塞ぎ、イーウォックたちを保管室に閉じ込めたのである。
勝利したキートが女王に成功を報告した後、彼女はハイヴの他の兵士たちを引き連れて封鎖された入口へ向かい、岩を動かすよう命じた。だがキートたちが岩を動かしたとき、女王と側近たちは保管室から突如雪崩れ込んできた大量のネクター・パールに襲われてしまう。2人のイーウォックがパールの山を崩し、大量のネクター・パールと共に部屋の外へ脱出したのだった。この混乱のなか、女王は仰向けになって倒れ、その隙にウィケットとニーサはいくつかのネクター・パールを持ったままハイヴから脱出することに成功したのである。
キート・クイーンと兵士たちはハイヴの入口へと急いだが、彼らが到着したとき、既にイーウォックたちはハイヴの外の粘性の高い沼地に落ちていた。2人が沼から必死に脱出しようとする姿を見たキート・クイーンは笑い転げ、これ以上の追跡を辞めたのである。その結果、ウィケットとニーサはネクター・パールを1つ手に入れ、無事に次の目的地へ向かうことができたのだった。