ヴォイド7・サイズミック・チャージ
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ヴォイド7・サイズミック・チャージは、クルプックス・ミューニションズ社によって製造および販売されていたサイズミック・チャージの一種である。この爆弾は、クローン大戦前後の時代において最も高価なサイズミック兵器の1つだと考えられていた。
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特徴
ヴォイド7・サイズミック・チャージには大きな円形のコンテナが組み込まれており、その中にはバラディウムと呼ばれる放射性の液体と、コラプシウムと呼ばれる揮発性ガスを混合した爆弾が詰め込まれていた。コアは2つの電磁励起ディスクによって支えられており、本体が宇宙空間に放出されると、その電磁ディスクがコアにエネルギーの衝撃波を送り込むことによって、混合爆弾を高エネルギー状態へと遷移させる。そして、コアは過給状態のまま哀れな標的へと衝突し、小惑星、敵の宇宙船、さらには宇宙ステーションまでも簡単に切り裂く、莫大かつ急速な広域衝撃波が生成されるのだ。この衝撃波は偏向シールドでも防ぐことはできず、拡散する衝撃フィールドから逃れようとする宇宙船さえも、払いのけ、周囲の瓦礫に叩きつけてしまう。また、初期の爆発は一時的に宇宙の真空状態を作り出し、獲物を爆発の中心へと引き寄せる効果を発揮するのだ。
歴史
クローン大戦以前に活躍した賞金稼ぎジャンゴ・フェットは、あらゆる状況を想定し、彼の恐るべき戦闘機<スレーヴI>に無数の武器を搭載していた。サイズミック・チャージ・テクノロジーの頂点に位置するクルプックス・ミューニションズ社のヴォイド7もその1つであり、彼は常にこの武器を少量ながら搭載し、奇襲攻撃に使用していたのである。
<スレーヴI>のサイズミック・チャージは、ダメージから爆弾を保護するため、機体の中心部分に格納されていた。これらは標準的な磁気クランプによって厳重にロックされており、機体エンジンの中間に位置するエアロックから外部へと放出された。放出されたサイズミック・チャージは極めて不安定な軌跡を描いて宇宙を漂うため、この武器から逃れることは非常に困難である。