水分凝結機
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水分凝結機は、大気中の過剰な水分を抽出するために使用する比較的単純な装置である。これらはタトゥイーンなどの惑星の地面に設置されていた。
特徴
水分凝結機は複数の冷却シリンダーを組み合わせて作られた大型装置であり、一般に3メートルから5メートルの高さがある。この装置は低出力のイオン化フィールドを形成することによって大気を冷却し、かなり乾燥した環境でも水分を凝結させることができる。凝結機内部の制御コンピューターは自動的にイオン化と冷却のレベルを調整し、風速や気温の変化を補正する。すべての装置は伸縮可能なソーラー・パネルによって充電されたパワー・セルによって動作する。タトゥイーンでよく見られる水分凝結機は1日におよそ1.5リットルの水を生成することができ、最低でも250メートルおきに配置されていた。
水分凝結機の制御は原始的なバイナリ言語によるプログラムを通じて行われるため、操作にはドロイドが必要となるのが普通である。また、この装置は内部への砂の混入に極めて弱い。砂は潤滑油を一箇所に固めてしまうことが多く、冷却装置の障害に繋がる可能性があるのだ。その結果、水分農夫たちは砂の除去という単純作業に多くの時間を費やされていた。