スカウト・トルーパー
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スカウト・トルーパーは、偵察、近距離における戦闘、ときには諜報活動のための特別な訓練を受けた帝国軍のストームトルーパーである。
解説
スカウト・トルーパーは標準的なストームトルーパーの装甲服とよく似た黒いボディ・グローブの上に白い装甲服を着用していたが、スカウト・トルーパーの装甲服はより柔軟な軽量型だった。また、彼らはスピーダー・バイクのような軽量の偵察機で任務に当たっていたため、バイカー・スカウトとも呼ばれることも多かった。
艦隊と共に移動する帝国軍の他のエリート部隊とは異なり、スカウト・トルーパーは地上にある駐屯基地や施設に配置された兵士たちである。彼らは4人のトルーパーと軍曹からなるランスと呼ばれる単位で行動し、各員にスピーダー・バイクまたは他のパトロール艇が割り当てられていた。
スカウト・トルーパーの装甲服にはマクロバイノキュラー・ヴュープレートとセンサー・アレイが組み込まれていた。このため彼らは常に180度の視界を確保することができ、このことはアラテック社製74-Zスピーダー・バイクのような高速機を操縦する際に極めて有効に働いた。また、ヘルメットには、組み込み式コムリンク、呼吸ユニット、偵察エリアの地図を作成するコンピューターが内蔵されていた。
スカウト・トルーパーは通常は軽武装であり、シンプルなブラスター・ライフルとブーツに仕込まれたホールドアウト・ブラスターを装備していた。また、標準型照明弾や震盪グレネードも携帯していたが、実際に激しい戦闘に遭遇することは滅多になかった。彼らの任務は敵を発見することが第一であり、交戦することではなかったのだ。通常、スカウト・トルーパーは敵を発見すると、より大規模な部隊を呼ぶためスピーダー・バイクで速やかに基地に帰還していた。