カリダイン
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カリダイン(ポリス・マサンとも呼ばれる)は、華奢な体に特徴のない顔を持った、喋ることのできないエイリアン種族である。彼らは小惑星に築かれた植民地ポリス・マサで広範囲におよぶ発掘調査を行っており、それが紛らわしい別名の由来となったのだった。
解説
ポリス・マサンは実際にはポリス・マサの出身ではないが、彼らはこのバラバラになった惑星の残骸に強い執着心を抱いている。彼らはこの小惑星の起源である惑星が、祖先たちの故郷である可能性を捨てきれずにいたのだ。遠い昔、エレインと呼ばれる種族の惑星が未知の天変地異によって瓦礫と化し、エレインたちも消滅してしまった。そして、クローン大戦からおよそ500年前、この特徴のない小型エイリアンたちによってエレインの痕跡を調査するための発掘作業が開始されたのである。やがて、彼らの存在はこの考古学的調査に強く依存するようになり、彼ら自身も一切の異議を唱えることなく、ポリス・マサンと呼ばれるようになったのである。
ポリス・マサンについての詳細はほとんど知られていないが、彼らの出身地が、第2の故郷と定められた小惑星と同じ宙域にあるサブテレル・セクターであることだけは分かっている。彼らは熟練した宇宙生物学者であり、他のエイリアン種族に強い好奇心を抱いているが、その情熱に反して消極的である。その代わりに、彼らは離れた場所から研究することを好んでおり、エイリアンそのものではなく、彼らの表面的な文化を調査しているのだ。実際に、彼らは他の文化との公の接触をほとんど行っていないが、それでも素晴らしい宇宙生物学データベースを蓄積している。いまや、エレインと自分たちとの真の関わりを明らかにすることが、ポリス・マサンにとっての最大の関心事だった。
また、ポリス・マサンは秘密主義のカミーノアンと接触しており、クローニング技術を得るために彼らのデータの一部を提供していた。ポリス・マサンは彼ら自身の目的のためにクローニング装置を改良したが、そのクローニング・プロセスは未熟であり、カミーノアンが行うほど洗練されていない。ポリス・マサンの願いは、彼らが考古学的発掘の中で発見するあらゆる生物学的な要素を、この技術によって復元することだった。