コーウェイ
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解説
地底で暮らす鮮やかな灰色の毛に覆われたヒューマノイド種族コーウェイは、サーカパス星系の第5惑星ミンバンの原住種族である。彼らは小さな目に大きな瞼を持ち、地底での生活に適応しているため赤外線を見ることができる。また、消化器系に極めて強力なアミノ酸を利用しており、未調理の肉や地衣類、さらには人間にとって有毒な菌類をも消化してしまう。
コーウェイは極めて攻撃的な種族であり、地表の住人に対して強い嫌悪感を抱いている。やがて帝国軍がミンバンを侵略すると、彼らはさらに地下深くへと移住することによって帝国との衝突を避けていた。しかし、不幸にも帝国軍の採鉱事業が彼らの生活圏を脅かすようになり、コーウェイたちは予想外の暴力を噴出させて反乱を起こしたのだった。
ミンバンには既に絶滅した種族スリラーたちが造った底なしに近い縦坑が数多く存在している。これらからはさらにいくつもの横穴が伸びており、コーウェイたちの地下社会に通じていることから俗にコーウェイ・シャフトと呼ばれている。発光性の菌類によって照らされた、ある特別なコーウェイ・シャフトには広大な地底湖があり、コーウェイたちはそこに浮かぶ巨大な葉の上を歩いて移動している。また、この湖には危険な不定形のアメーバ状生物も生息しており、はるか先端には廃墟と化したスリラーの古代都市が残されている。この縦坑で暮らす200人のコーウェイは巨大な天然の円形闘技場に原始的な部落を建造した。彼らの部族は3人の指導者によって統治されており、重要な問題に関する裁定はカヌー神の判断を仰ぐことになっている。