サンド・アクア・モンスター
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サンド・アクア・モンスターは、ナブーの海洋に生息する巨大な肉食性海洋哺乳類である。この超巨大生物に関することはほとんど分かっておらず、その起源や生態については多くの神話や伝説によって語られている。
解説
ナブーの動物学者によると、この惑星で最大の生物であるサンド・アクア・モンスターの生態を調べることは困難を極めるという。その最大の理由は、突然姿を現し、何の警告も無しに攻撃してくるというこの生物の習性にある。そのため、このモンスターの詳しい生態や生理学については不明な点が多い。だが、水中では不必要な筋肉や脂肪を多く持っていることから、サンド・アクア・モンスターはかつては陸地に住む哺乳動物だったと考えられており、ごく最近になって不完全ながら水中での生活に適応したのだとされている。この猛獣は明らかに鰓を有し、手には水かきが付いているが、胴体と頭部は水中で高速に移動するのに適しているとはいえない。それにも関わらず、巨大な尻尾を効率よく使ってその巨体を動かしているのだ。
サンド・アクア・モンスターは大きな手で獲物をしっかり掴むことができ、大抵の獲物は、たとえグンガンの潜水艇でさえも、その力強い顎の中に一瞬にして飲み込まれてしまう。この生物が巨体を維持するためにどれだけの餌を必要とするのかは知られていないが、サンド・アクア・モンスターは極めて卓越したハンターである。彼らは惑星のコアに身を潜め、攻撃するまでの間、ほぼ完全に姿を消すことができるのだ。そして、満腹になるまで定期的に魚の群れを丸ごと捕食し、ときにはオピー・シー・キラーやコロ・クロー・フィッシュさえも餌食にしてしまう。幸いなことに、このモンスターは生涯の大半をコアの深くで過ごすため、オート・グンガに近づくことは滅多にない。しかし、限定された報告によると湿地帯の地表にまで姿を現し、ファランパセットやファンバの群れを襲撃したこともあるという。
かつてサンド・アクア・モンスターはその想像を絶する大きさや外観から、起源や生態に関する多くの伝説、神話を生み出した。また、オスが約200メートル、メスでも150メートルくらいにまで成長し、寿命は数百標準年に達するという。