バンド・ゴラ
| ||||||||||||||||||||
|
バンド・ゴラはナブー侵略の当時に活動していた、フォースを崇拝する恐ろしい犯罪組織である。
歴史
邪悪なカルト集団、バンド・ゴラの前身は、ナブーの戦いの数年前に暗躍していたフォースを操る魔女たちによるサークルである。かつて彼らはアウトランド輸送ステーションを襲撃したことがあり、その結果、デクスター・ジェッスターはこの宇宙ステーションにあった在庫品をジャンゴ・フェットに売却する羽目になった。その後もバンド・ゴラはバルタイザーを攻撃し、ジェダイ・オーダーが討伐のために召還されるまで、住人たちを恐怖に脅かしたのだった。
しかし、ジェダイたちはバンド・ゴラの本質をほとんど理解しておらず、この戦いで多くの戦士が命を失うことになる。生存者も大半が捕らえられ、拷問された。最終的に生きて帰還できたのは数名だけである。バンド・ゴラの戦士の1人は、長年にわたる投獄の間にフォースのダークサイドの呪縛に陥ったはぐれジェダイ・ナイト、コマリ・ヴォサだったのだ。やがて彼女は増大するフォースの力でバンド・ゴラの首領を倒し、自らの手でカルトの支配を行うようになった。そして、ヴォサはボグデンを巡る墓所衛星コルマから、バンド・ゴラを動かしたのだった。
ナブーの戦いの直後、バンド・ゴラは使用者の精神を歪めるデス・スティックの違法取引を展開し、投薬された奴隷をカルトに集める供給網を構築した。このカルトには人々を2つに分けるカースト制度が存在する。下層階級はカルトの兵士たちとして仕えていたが、原型を留めている者はほとんどいなかった。彼らには改良されたデス・スティックが投与されており、さらにコマリ・ヴォサ自身のダークサイドのフォースによって歪められ、ただ彼女の命令に従うだけの人形と化していたのである。一方、上層階級の者たちはヴォサの個人的な衛兵であり、兵士階級を突破することができた狡猾な人材として振舞うべく、より独立的な行動を取ることが許されていたのだ。
だが、ジオノーシスの戦いのおよそ10年前、バンド・ゴラ・カルトは賞金稼ぎのジャンゴ・フェットによって滅ぼされた。このとき彼は、コマリ・ヴォサの居場所を探すため、ドゥークー伯爵(ダース・ティラナスと名乗っていた)によって雇われていたのだ。ジャンゴはコルマでヴォサを捕らえ、ティラナスが横槍を入れなければ彼女を殺していただろう。すべてが終わったとき、ティラナスはジャンゴに真実を説明する。かつてジェダイ・ナイトだったヴォサを訓練したティラナスは、秘密裏に製造が進められているクローン軍の遺伝子ホストとして適合する人物を探し出すため、バンド・ゴラを利用していたのである。そして発見されたジャンゴは法外な金で再び彼に雇われ、共和国グランド・アーミーとなるクローン・トルーパーたちに自分の優れた遺伝子を提供すべく、カミーノへと向かうのだった。