クラカーナ
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解説
モン・カラマリの海洋に生息するクラカーナは、大きいものになると体長20メートルを超える巨大な海獣である。クラカーナはその食欲で有名であり、見つけたものなら何でも食べてしまう。また、長い弾丸のような形の身体と回転可能なひれを持っており、恐ろしい口の周りにはびっしりと牙が生えている。口の両側からは1対の触手が生えており、その先端にある鋭いのこぎり状の歯で獲物を捕らえて引き裂いてしまうのだ。
幸いなことに、クラカーナが日光の届く浅瀬にまで上がってくることはほとんどなく、大抵はカラマリの深海断層にある冷たくて暗い場所を好んで棲息している。クラカーナは視覚よりも音で獲物を捕らえることが多いが、視覚力が劣っているとはいえ、発達した聴力との均衡は十分に保たれている。