BT410
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BT410は、ナブー侵略の頃に使用されていたバルタ=トラバッド社製のポッドレーサーである。このレーサーは4基のタービン・エンジンを搭載していることから、クワドラ=ポッドレーサーと呼ばれることも多い。
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特徴
BT410の4基の大型エンジンはエネルギー・バインダーを通じて連結されており、4本のコントロール・ケーブルによってコクピットに取り付けられていた。また、この機種は極めてデリケートなことで知られており、絶えずメンテナンスをする必要があった。燃料タンクは各エンジンの下半分に位置しており、このレーサーはすべてのエンジンを起動することで最高時速940キロメートルを出すことが可能だが、加速力は低く、スピード重視のため安定性も犠牲になっていた。
歴史
経験を積んだパイロットであれば、決してスタートラインを超えられないような失敗は犯さない。しかし、これがコミカルな表情を装ったベン・クワディナロスの運命だった。彼のエンジンはトラブルの挙句にようやく起動したが、その直後、悲惨なことにエネルギー・バインダーが分断され、4基のエンジンがすべて違う方向に飛散してしまったのだ。
ボールズ・ローアとの賭けのため突然レースに出場することになったクワディナロスは、慌てて急ごしらえのポッドレーサーをレンタルしたが、実は彼はエンジンの起動方法すら理解していなかった。アナキン・スカイウォーカーのポッドレーサーに妨害工作を企んだアーク・ルースが間違って手を入れてしまったこともあり、結局このレーサーが疾走する姿は誰も見ることができなかったのである。