GPE-3130
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解説
GPE-3130は、ギャラクティック・パワー・エンジニアリング社製の奇妙なポッドレーサーである。このレーサーは2基の大型エンジンを搭載しているが、排出孔がエンジンに連結された2枚の小さなプレートに付いていたのだ。そのため、エンジンは大きいが排出孔は小さいと言われることが多かった。
緑色に塗装されたマーホニックのGPE-3130は、ブーンタ・イヴ・クラシックにおいてスタートラインの最前列に並んでいた。しかし、ゲートを最初にくぐるということは、彼が非情なセブルバの最初の標的となることを意味していたのである。マーホニックのレーサーはセブルバから繰り返し体当たりを食らい、岩壁にぶつけられて大破してしまうのだった。
マーホニックは人気のあるパイロットだったが、マシンを優勝できるように改造するための資金が不足していた。そこで、彼はレーサーの性能を上げるためにワトーの廃品置場からあらゆる部品を拝借していたのである。
このレーサーの円錐形のエンジンは1対の第2推進装置によって支えられ、大きな推進力と機動性をもたらしている。しかし、そのどちらもセブルバの妨害工作の前には役立たなかった。