KV9T9-Bワスプ
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解説
KV9T9-Bワスプは、ナブー侵略の前にケイザー=ヴォルヴェック社によって生産されていたポッドレーサーである。ヴォルヴェックKT9ワスプとも呼ばれるこのレーザーは、アナキン・スカイウォーカーが優勝したブーンタ・イヴ・クラシックでクレッグ・ホールドファストが使用していた。
クレッグ・ホールドファストのポッドレーサーは、ブーンタ・イヴ・クラシック参加者のなかで最も大型のマシンの1つだった。しかし、セブルバによる反則攻撃のため、彼はこのレースで最も大きな火の玉の1つになってしまう。レースの2周目でセブルバはポッドレーサーに仕込まれた火炎放射器を使い、ホールドファストのレーサーを火あぶりにしたのだ。彼のレーサーはそのまま清掃ドロイドによってコースから撤去されてしまった。
ホールドファストは二流のパイロットだが、彼が組み立てたレーサーは技術的にはとても優れたものだった。事実、今回のレースで最も性能のよいマシンの1つであり、素晴らしい牽引力と操縦性、加速性を誇っていた。ただ、時速800キロメートルという最高速度は月並みであり、制動性能が低いことも欠点の1つだった。また、このレーサーのコクピットは翼のような形状をしており、操縦席を保護するための天蓋も付いていた。