ジャスパー・マクナイヴズ
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解説
ジャスパー・マクナイヴズの危険性は、ラタータックの闘士たち全員が持つ共通の認識である。だが、それは彼の肉体的能力によるものではなく、精神的な不安定さによるものだった。後援者を持たない彼は、自分のために戦いを開始した唯一の闘士だが、彼はクレジットや自由を求めて戦っているのではない。ジャスパーは長年にわたってキンタンの人々を怯えさせている恐ろしい流血のカルト、ムドウェッシュ・カルトの熱狂的信者であり、彼を戦いに駆り立てているのは紛れもなく信仰への献身なのである。ジャスパーがどうやってラタータックに来たのかは定かでない。しかし、彼はこの惑星で野蛮なカルトによる虐殺の連鎖を引き起こし、戦争家や闘技試合の主催者たちの関心を得たのである。ラタータックには刑事上のシステムが存在しなかったため、ジャスパーは単純に殺人に対する処罰として闘技ピットに投げ込まれた。それこそ、まさに彼が求めていたものだったのだ。