ナーグラッチ
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ナーグラッチは、ナブーのグンガンの沼地やオート・プルトニアの極寒のツンドラ地帯など、様々な環境で見られる獰猛な肉食獣である。
生態
ナーグラッチのメスはしなやかな体つきをしているが、オスはそれより肉付きのいい体をしている。だが、共に収納できない鉤爪と扇のような尻尾を生やしており、この尻尾を舵のように使って高速な追跡と急転回を行うことができるのだ。また、彼らの足には厚いクッションが敷かれているため、足音を立てずに歩くこともできる。
オスとメスが行動を共にするのは繁殖期だけである。メスはオス以上に恐ろしいハンターだが、オスたちはメスを追い払って獲物を横取りする。
妊娠したナーグラッチは常に2頭の同性の子供を生む。若いナーグラッチは生まれてすぐに狩りを行うことができるため、母親は子供たちをすぐに見捨ててしまう。子供たちは成熟するまでの間、子供たちだけで狩を行うため、ソウ=トゥース・グランクやヴィアモックなどのナブーの肉食獣、さらには成熟したオスのナーグラッチなどに狙われやすい。そして数年が経過すると、彼らは離れ離れになって行動するようになる。
孤独なハンターであるナーグラッチは、カドゥやジンヴなどの獲物を静かに追い、迅速にそれを仕留める。一般にナーグラッチは深い水場を避けるが、追い詰められたときは上手に泳ぐこともできる。また、彼らは天敵であるザラカからも逃げている。
氷の惑星オート・プルトニアでは、ナーグラッチが原始的なタルズたちによって乗用獣として利用されていた。彼らは足腰の強いナーグラッチにまたがって氷の上を移動し、戦っていたのだ。ただし、ナーグラッチは強靭で獰猛な生物だが、ブラスターの発砲で簡単に仕留めることが可能である。