Z-6ジェットパック
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Z-6ジェットパックは、マンダロリアンが使用していたミトリノモン・トランスポート社製のジェットパックの一種である。ジャンゴ・フェットをはじめとする多くの有名なマンダロリアンがこのタイプのジェットパックを使用し、ボバ・フェットも改造したものを使用していた。
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特徴
Z-6は照準コンピューター、飛行ジャイロ、ミサイルを装備したジェットパックである。このジェットパックの燃料タンクには1分間の連続操作(3秒間の点火を20回)を行うのに十分なエネルギーを蓄えておくことができた。各3秒間の点火で、装着者は水平に100メートル、または垂直に7メートル以上飛行することができる。標準的な身長と体重の使用者の場合、最高時速は145キロメートル、最大飛行範囲は2キロメートルである。また、指向性スラスターにはジャイロ安定化装置が取り付けてあるため、方向転換や着地の際には逆噴射させることもできた。
このジェットパックの先端には、高速発射が可能な20メートル(100メートルのものに交換可能)のラニヤードの付いた磁気グラップリング・フックが搭載されていた。また、ランチャー内のウインチは100キロ以上の物体を持ち上げることができた。このグラップリング・フック装置は対車両用追跡ミサイルに換装することも可能である。
歴史
奇妙なことに、ジャンゴ・フェットとボバ・フェットは共にジェットパックによって痛手を負っている。カミーノでのオビ=ワン・ケノービとの戦いで、ジャンゴのジェットパックは彼の体から切り離され、制御不能のまま飛び去り、支柱に激突して大破してしまった。ジャンゴのもう1つのジェットパックもジオノーシスの闘技場におけるジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥとの戦いの最中に故障し、フェットはジェダイのライトセイバーによって殺害される前に逃走することができなかった。またヤヴィンの戦いのおよそ1年後、森林衛星エンドアでデス・ウォッチ・バンカーが発見された。その内部では、B2スーパー・バトル・ドロイドやデス・ウォッチの兵士たちを屈服させた様々な種族のスペーサーたちが天然資源を手に入れており、ジェットパックやマンダロリアン・アーマーを作っていたのである。
数年後、カークーンの大穴上でルーク・スカイウォーカーと戦っていたボバ・フェットは、ハン・ソロによって不意にジェットパックを点火させられてしまった。フェットはジャバ・ザ・ハットのセール・バージの側面に激突し、サーラックの中に転落する。だが、彼はその直後にジェットパックのおかげで脱出することができたのだった。