FC-20スピーダー・バイク
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FC-20スピーダー・バイクは、ナブーの戦い前にラザロン社によって作られた、1人乗り用小型スピーダー・バイクである。ダース・モールはカスタム型FC-20を所有しており、それはシス・スピーダーと呼ばれていたが、実際の名称は<ブラッドフィン>だった。
特徴
ラザロン社製FC-20スピーダー・バイクは、リパルサーリフトを搭載した半円形の車体とシンプルな操縦用ハンドルで構成されていた。FC-20の奇妙な湾曲した車体は重心が低いため、搭乗者に劇的に優れたコーナーリング性能を与えることになる。また、FC-20は小型設計で捕捉されにくいため、目立ちたくない者たちにとって最適な存在だった。そしてFC-20は非武装だが、恐ろしいダブル=ブレード・ライトセイバーを持つダース・モールのような暗殺者にとって、そのことは特に問題にはならなかった。
また、FC-20スピーダーはシールドとセンサーを持っていなかったが、自動制動機構の働きによって、操縦者がハンドルを離すと安全に停止することができた。一方で、人気機種の割には当時の他のスピーダーと比べて速度が遅く、最高速度も時速180キロメートル程度である。さらにこのスピーダー・バイクは走行可能距離も短く、頻繁な燃料補充が必要となっていた。リパルサーリフト・エンジンは小型化されており、大型制御装置を積んでいたため、FC-20は非常に静かな乗り物だった。こうした点と、車体の軽量さから、FC-20は偵察用途で人気を集めていたのである。