マイノック
提供: スター・ウォーズの鉄人!
| ||||||||||||||
|
マイノックは、銀河系全域で見られるシリコン質の寄生生物であり、宇宙船からパワーを吸い取っていることが多い。さらに、この生物は船の装甲に使われている素材を食害し、取り付かれた船を破損させてしまう。そのため、発見した場合はすぐに除去しなければ致命的な結果を招くこともある。
解説
エイに似たシリコン質の生命体であるマイノックは分裂によって繁殖し、黒ずんだ皮膚によって恒星のエネルギー放射を効率よく吸収して成長している。マイノックは真空中で進化した数少ない生物の一種であり、致死的な環境をもつ惑星でも発見されている。特別な器官や知性はほとんどないが、習性や代謝の点では酸素によって形成された有機微生物に極めて近い存在なのだ。
マイノックは植物のように星間放射から養分を得ており、黒い皮のような皮膚は電磁放射を非常に効率よく吸収することができる。星から放出される粒子を採取するマイノックは進みたい方向に身体を回転させるためにエネルギーを反射しながら、羽を広げて太陽風の中を泳いでいる。
マイノックは飛行するのに十分なエネルギーを吸収すると、小惑星を見つけてそこに定着する。そこではさらに多くのエネルギーを探し、繁殖に必要となる重量を得るため小惑星からシリコンやその他の金属物質を吸収するのである。マイノックは十分な量の物質を吸収すると2匹に分裂し、新しい2匹は別々に宇宙空間へ飛び立っていく。
マイノックはエネルギー指向が強く、可能ならいつでも通り掛かった宇宙船に寄生してしまう。実質的に宇宙船はマイノックにとってエネルギーの塊なのだ。特に、動力ケーブルやイオン端子などのエネルギーが入手しやすい場所には密集する傾向があり、小惑星に見立てられた宇宙船が、繁殖に必要なエネルギーを確保しようとするマイノックたちに分解されてしまうという事故も頻繁に起こっている。その結果、宇宙を行き交う人々にとってマイノックは厄介な存在であり、追いつめられたときや縄張りを侵されたときなどは大集団で襲ってくることさえもある。
多くの人々はマイノックの起源をオード・マイノックだと推測しているが、実際のところどこの惑星なのかは知られていない。しかし、さすがにハイパースペース航行はできないので、本来なら生息域は特定の星系内に限られているはずである。しかし、現実には銀河系全域に渡って生息していることが確認されており、この事実がマイノックの宇宙船への寄生傾向に起因するためであることは明白である。