ノヴァ級バトル・クルーザー
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ノヴァ級バトル・クルーザーは、細長い形状をしたヘイパン艦隊の大型艦船である。ヘイピーズ連合王国は何種類かの異なる戦艦を保有しており、その主力はバトル・ドラゴンだが、ノヴァ級バトル・クルーザーもバトル・ドラゴンの支援艦として常時使用されていた。
ノヴァ級クルーザーは境界領域に配備され、ヘイピーズ星団内部の裕福な惑星に侵入しようとする海賊や密輸業者たちを遮る任務に就いていることが多かった。これらは巨大な支援船として設計されており、遠征任務よりも脅威への対応に主眼が置かれている。
歴史
ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザーは、バトル・ドラゴンを支援するために開発された高速な戦闘用巡航艦である。全長400メートルを誇るこのバトル・クルーザーは、船体すべてが様々な武器に覆われており、主にヘイピーズ星団の境界線を守っている機動部隊で司令船として使用されていた。また、ノヴァ級クルーザーには1年間におよぶ連続的な航行にも十分耐え得るだけの備品を搭載することができる。この恐るべき船は、ヘイピーズ星団への侵入を試みる海賊や密輸業者の意思を挫くのに十分な力を証明したのだった。
ダソミアの戦い当時、ノヴァ級バトル・クルーザーは完成からまだ10年も経過しておらず、ソロスーブ社やクワット・ドライブ・ヤード社などの帝国企業から奪った数多くの技術はもちろんのこと、ヘイピーズにおける最新の技術的躍進をも結集させた最高の船だった。その結果、ノヴァ級クルーザーは極めて高速な亜光速度および超光速度を実現したのである。
ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザーの主力兵器は、大型艦船と遭遇した際に使用される25基のターボレーザーである。また、小型戦闘機対策となるレーザー・キャノンも10基搭載されており、敵艦の無力化や捕獲のためのイオン・キャノンも同じく10基搭載されていた。さらに、このクルーザーはミーティル・スターファイターの2個中隊と6機のヘトリナー・アサルト・ボマーを格納することができ、地上戦用の兵員や戦闘用車両と同様に、降下船または上陸バージを運ぶことも可能である。しかし、通常はノヴァ・クルーザーに多数の兵士たちが搭乗するようなことはなく、惑星攻略用の大型兵員輸送船の護衛に当たっていることが多かった。
バトル・ドラゴンと同様に、ノヴァ級クルーザーに搭載されているターボレーザーもヘイパンの限られた技術によるものである。そのため、この巡航艦は自分たちの戦いを慎重に選ばなければならなかった。ヘイパンのターボレーザーは再利用の際に銀河帝国のターボレーザーのおよそ3倍の時間を要するため、敵にとって最悪のタイミングで追い討ちをかけることができないのだ。この弱点を補うべく、ヘイパンは3隻以上のノヴァ級クルーザーで1グループを構成させ、任務に割り当てることが多かった。また、ヘイパンの艦長たちは迅速かつ激しい攻撃を好む傾向が強く、常に最初の攻撃で敵を殲滅しようと考えていた。この方法によって、ヘイパンは境界線における鉄壁の守りに更なる評判を付け足していたのである。
後年になって建造された新型ノヴァ級バトル・クルーザーには、モン・カラマリのデザインからヒントを得た補助シールド発生装置が採用された。また、これらの新造艦はエネルギー発生装置もより大型のものに置き換えられたため、バトル・ドラゴンで大きな問題となっていたパワー不足からもかなり解放されている。しかし、こうした追加装備によって艦内のスペースがかなり圧迫されてしまったため、搭載可能な戦闘機数が1中隊分削減されている。