ウィスティ
(ファイヤフォークから転送)
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ウィスティ(イーウォックたちはファイヤーフォークと呼んでいた)は、森林衛星エンドアに原住する知的種族である。
解説
ウィスティは昆虫に起源を持つとされる、非常に小さな、光を放つ生物であり、動き回る炎のような姿をしている。彼らの発光には火は一切使われておらず、そのため他の種族がウィスティに触れても一切害はない。一方で、ウィスティは他の多くの種族と異なり、火に触れても無害である。彼らは極めて単純で、知性がないように思われていたが、羽音からなる言語を持っており、女王を国家元首とする統治機構を有している。銀河帝国が銀河系を支配していた時代における彼らの女王はイズリナだった。
タルガーの魔女、モラーグは、かつてその神秘的なフォースの力でウィスティに火を付け、彼らの意思を捻じ曲げて、ブライト・ツリー・ビレッジとライフ・ツリーを焼き尽くそうとした。ファイヤフォークたちは森林に火を放ち、村とさらに重要なソウル・ツリーをあわや滅ぼすところだったのだ。だがイーウォックたちが火災と奮闘したことによって、ファイヤフォークはモラーグの呪縛から解放されたのである。彼らはこれに感謝し、ウィケット・W・ウォリックの計画への助力を申し出た。彼の計画は、森林火災によって巻き起こされた危険な上昇気流の周辺をハングライダーで安全に滑空し、マスター・ログレイの魔法の泡を上空から落下させるというものだった。その結果、火災は素早く消火され、ウィスティがモラーグの頭上に魔法の泡の入った袋を落下させたことで、彼女の復讐を頓挫させたのである。
イーウォックの一団が、両親を探していたメイスとシンデル・トワニを連れてエンドアの平原で休んでいたとき、シンデルの持っていたログレイの蝋燭にウィスティの群れが引き寄せられ、炎の中に飛び込んだ。イーウォックたちはこの蝋燭に神秘的な力が宿っていると考えており、その力がウィスティをこのような行動に導いたのである。
ウィスティは笑うことを好み、人間やイーウォックに肉体的または精神的にある種の刺激的な影響を与える能力を持っている。この感覚はふざけてくすぐられた程度だが、とても楽しく、実際のくすぐったさが不快なものへと転じた後もしばらく続くことになる。