ゲラグラブ
(フェルーシアン・グラウンド・ビートルから転送)
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ゲラグラブ、別名フェルーシア・グラウンド・ビートルは、フェルーシアに生息する大型の昆虫型生物である。
経歴
フェルーシアを照らす黄金色の太陽光には、他の多くの居住惑星と比較してはるかに多い紫外線が含まれている。こうした厳しい環境を克服するため、フェルーシアに原住する生物たちは2通りの方法を編み出しており、それぞれがどちらか一方に適応するよう発達したのだった。だが、ゲラグラブの場合は多段階におよぶ一生を通じて、その両方に適応しているのだ。
巨大なゲラグラブの幼生は半透明の皮膚をしており、惑星に固有の植物を摂取することで、紫外線の染み込んだ化学物質を新陳代謝させ、皮下の導管からそれらを排出することができる。したがって、ゲラグラブは食べ続けながら、その過程で天然の日光フィルターを維持することになる。一方で、蛹化した後、硬い殻に覆われた甲虫として現れたゲラグラブは、フェルーシア・グラウンド・ビートルとも呼ばれている。この甲虫は輝く甲殻で光を反射させ、日光に含まれる有害な成分を押し戻すことができるのだ。
ゲラグラブは従順であり、幼生期に容易に飼い馴らすことができるため、ゴッサムの入植者たちから乗用動物として広く利用されていた。また、ジェダイ将軍アイラ・セキュラ率いる共和国グランド・アーミーの第327スター・コープスも、このカラフルでエキゾチックな荒野の戦線を移動する際に、機械化された輸送艇だけに頼らず、ゲラグラブを使用していた。