セイルト=マレイ
(ヤク・フェイスから転送)
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解説
その外見からよくヤク・フェイスと呼ばれていたセイルト=マレイには謎が多く、彼の生い立ちや過去、その種族を知る者は誰もいなかった(しかし、彼は自分たちのことを「ヤーコラ」と呼び、実際にそのような名前の外見のよく似た種族がアウター・リムに存在していた)。
セイルト=マレイは数年前に宗教的創造物の発掘販売専門の商人としてジャバ・ザ・ハットの取り巻きに加わった。見たところ、彼は宮殿の下層を徘徊するボマーの修道僧たちと親しかったようである。
彼はジャバの機嫌を取りつつ、静かに組織の陰謀へと没頭していった。やがて、セイルト=マレイはジャバの取り巻きたちが継続的に集めた様々な陰謀や計画に関する情報を大量に蓄積させていったのである。彼はしばしばそうした情報をジャバに提供し、報酬を貰っていた。つまり、彼は秘密を暴露する密告者だったのだが、そのことに気づいたジャバの手下は1人もいなかったのである。この事実からも、セイルト=マレイがいかに悪賢く巧妙な男だったかということが分かる。
ジャバの死後、彼の大型コンピューターの記録と預金データが何者かにアクセスされ、隠された大量の預金口座が被害を受けた。これらの盗みはセイルト=マレイの失踪と同時に起こっていた。そして、彼のその後の居場所は誰も知らない。