アーガー・ゴルニーシュ
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アーガー、すなわちアーガー・レディ・ゴルニーシュは、森林衛星エンドアで暮らすデュロックたちの女王である。彼女はゴルニーシュ王の妻であり、ブーガット王子を含む3人の子供たちの母親だった。アーガーの姿は典型的なデュロックであり、緑色のだらしない体毛、長い房状の耳、そして細い腕を生やしていた。また、彼女は頬と顎と頭頂部の毛を縛っていた。さらに、アーガーはピンク色をしたぼろぼろのショールを纏い、黒い鼻にリングを通していた。
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経歴
アーガーは森林衛星エンドアで暮らすデュロックの部族の女王である。彼女は部族のリーダー、ゴルニーシュ王の妃であり、ブーガット王子を含む数人の子供たちの母親だった。デュロックの沼地にある自宅で、アーガーはその高貴な身分から、ゴルニーシュ王、呪い師アムウォックに並ぶ部族の主要な3人の指導者の1人となっていた。こうした立場のなか、彼女は近隣のブライト・ツリー・ビレッジで暮らすイーウォックたちとの長い抗争で、デュロックたちの指揮を手伝っていたのである。これらの争いの多くはヤヴィンの戦いの3年後に勃発した。あるとき、アーガーは部族の仲間たちと共にイーウォックから盗んだ石鹸で体を洗った。すると、この石鹸の不思議な能力によって姿が透明になったため、彼らはさっそくイーウォックへの嫌がらせを開始したのだった。また、ゴルニーシュとその部下たちが別の計画の一環としてイーウォック・バトル・ワゴンを盗んだとき、アーガーはイーウォックのソウル・ツリーを目指す戦車の天蓋に乗っていた。その後、女王はデュロックの軍艦にも乗り込み、イーウォックたちの漁獲祭を妨害しようと試みている。だが、これらの計画は部族のデュロックたちの愚かな失敗や、イーウォックの部族のメンバーたちによる反撃によってことごとく頓挫したのだった。
高い地位にありながら、アーガーは料理や子守りなどの日々の雑用に忙殺されていた。例えば、ゴルニーシュがタルガーの魔女モラーグから、沼地でフロッグの赤ん坊の面倒を見るよう命じられたとき(これはイーウォックを誘拐犯に仕立て上げ、赤ん坊の両親を激怒させるというモラーグの計画の一環だった)、アーガーはこの巨大な赤ん坊の食事を用意するという一見して終わりのない大仕事を与えられた。だが、アーガーは自分を「沼地の可愛いバニー」と呼んで慕うゴルニーシュの深い愛情をうまく利用し、夫に少なくとも嫌な仕事の一部を押し付けていた。例えば、子供たちがあまりにも言うことを聞かないときなど、アーガーはベビーシッターを見つけてこないと料理をやめると言って夫を脅迫したのである。そのため、イーウォックのラターラが子守役として誘拐されてきたが、彼女は友人たちとさすらいのジンダと呼ばれる旅芸人の一座によって救出されたのだった。また、アーガーとゴルニーシュの結婚記念日に、彼女は夫に素敵なプレゼントを要求した。そして、ゴルニーシュが部下たちにプレゼントの品を見つけてくるよう命じると、彼らは巨大な宝石と召使いとなる2人のイーウォック、ショードゥ・ウォリックとウィケット・W・ウォリックを連れてきた。しかし、その宝石が実は恐ろしいターパの卵であることが判明し、さらにこの混乱に乗じてイーウォックたちにも逃げられてしまったとき、女王は酷く機嫌を損ねたのだった。
人物と特徴
アーガー・ゴルニーシュは物的な財産と自分の容姿を非常に重要視していた。例えば、デュロックたちがブライト・ツリー・ビレッジのイーウォックから石鹸を盗んできたとき、彼女は大喜びで体を洗い、身なりを整えた。同様に、ヤヴィンの戦いの3年後、彼女は価値ある宝石を提示されるまで、夫からの平凡な誕生日プレゼントの受け取りを拒否した。また、彼女はさすらいのジンダに魅力を感じたが、実のところ、特に気に入ったメンバーは変装したイーウォックたちだったのである。普段、このデュロックの女王は肩から継ぎ接ぎだらけのピンク色のショールを掛けており、アクセサリーとして曲がった骨や角、金色の足首飾り、そして鼻輪を付けていた。さらに、彼女はピンク色のビーズ玉を使って髪を頭頂部で結っており、頬と顎の毛もゴムひもで結わいていた。女王はピンク色の目、緑色の体毛、灰色の皮膚、茶色の眉毛をしており、唇は赤色で、目の周りの毛皮は青色をしていた。また、彼女はツーピースの水着も持っており、ゴルニーシュの軍艦で遠征に出向いた際にそれを着ていた。
アーガーは他人の不幸を楽しむことが好きだった。例えば、預言者マーグーブが甥のアムウォックを侮辱したときや、夫が軍艦でスキーブたちの巣を破壊したとき、彼女は大いに笑っていた。また、ニーサ・ア・ジャリ・キンターカにデュロックの村で歌うことを要求したときなどに、彼女は他人を軽蔑することがあった。だが、アーガーには穏やかな一面もあった。彼女はライブ・エンターテイメントが好きであり、さすらいの芸人たちが現れると、特に彼らがラブ・ソングを歌った場合、それを歓迎した。一方で、彼女には生け花を鑑賞し、その香りを楽しむ趣味もあった。また、アーガーはデュロックの預言に好奇心を抱いており、世捨て人の預言者に会うため呪い師に同行したこともあった。
アーガーは部族の中でも自分が高位の地位にあることを自覚しており、格下だと考える者たちに自分を敬うことを要求していた。あるとき、彼女はショードゥ・ウォリックとウィケット・ウィストリ・ウォリックに、奴隷として跪くよう命じている。だが、他のデュロックの女性と同様に、アーガーも子育て、食事の支度、家事などに追われていることが多かった。彼女には夫のゴルニーシュのために料理を行い、さらに子供たちの面倒を見る役目があったのだ。そのため、彼女は子供たちの行儀の悪さや乱暴振りに悩まされていた。さらにあるとき、アーガーはフロッグの赤ん坊、ナーキーのために、巨大な釜で食事を作らされたこともあった。だがその一方で、彼女は夫を自分の言いなりに従わせる方法を知っており、ときおり夫に媚びへつらい、彼を騙し、おだてていたのである。彼女は夫を「ゴルニーシー」という愛称で呼び、夫も彼女を「可愛い沼のバニーちゃん」と呼んでいた。またあるとき、彼女は恐妻ぶりを発揮し、夫に最後通牒を突き付けた。子供たちがあまりにも言うことを聞かなかったため、彼女はゴルニーシュの夕食の支度を放棄したのである。一方で、ストレンジャーがデュロックの村に現れたときなどは、夫が自分を守ってくれると信じ、一目散に逃げ出したのだった。
女王は早口の金切り声で喋り、デュロックたちの中でも一際目立っていた。また彼女の笑い方はとても下品だった。